伊智「さあ今週も始まりました、24時間ネットプロレス。」
モウバーサン「PXFオフィシャルサイトから全国全世界、暇でネットを見るだけの哀れな貴様らの元へお届けしてやるぞ!フハハハハッ!」
伊智「これ今後もずっと聞いてなきゃいけないんですよね・・・。さて先週放送1周年を迎えて行われました、NP24王座戦では我らが閣下、コラーク閣下が見事勝利しベルトを奪還。今週からこの通り、リングの色も元のピンクに戻りまして放送2年目を晴れ晴れと迎えることができるのであります!CEO、今のお気持ちいかがですか。」
CEO「清々しいね。この1年間、ほぼ休まず毎週お届けできたのも、皆さんの支えあってのことだし、選手もこれだけ増えてきて、大きな興行を打てるようになったのもね、選手達の努力もそうだし、モウバーサンの資金面の協力・・・も、認めざるを得ないな。」
モウバーサン「フハハハハッ!!我輩の多大なる貢献に比べればな、この数人の視聴者も雑魚供の頑張りも、無に等しいのだよ。貴様らは我輩にもっと感謝しろ。敬意を表せ。褒め称えろ!」
伊智「ははぁーっ、モウバーサン様ぁー。なんて言うわけないでしょー!あなたの貢献はお金だけ、言ってみれば団体にとってのATMでしかないんですよ!ねえ、CEO。」
CEO「いや、そこまでではないけど・・・。一応、ババァニングの選手達には盛り上げてもらってるんで。」
伊智「はい、それは言い過ぎました失礼しました・・・。しかしこのところのコラーク閣下並びにX-℃の大活躍によりまして、かつてのババァニングの勢いはどこへやら、連敗続きでベルトも失い存続の危機に立たされております。そうなれば、モウバーサン氏の解説席の座も危ういということになりますが?」
モウバーサン「そんなことは絶対無い。ただ貴様個人が他の者に代わって欲しいと願っているだけだろ。」
伊智「はい、その通りです。」
モウバーサン「この席は一生他の者に渡さんぞ!なぜならばそういう契約だからな。」
伊智「永久契約なんて、そんなもの交わしてませんよね、CEO。」
CEO「交わしてるっちゃー交わしてるし、交わしてないっちゃー交わしてない。」
伊智「ええっ!?どういうことなんですか!」
モウバーサン「フハハハハ!そういうことだよ。我輩の援助が無い限り、この団体は即刻潰れる!こんな数人の視聴者のために弱小団体の力ひとつで放送続けられると思ってるのか!?」
CEO「もうウチのお金だけじゃ、放送続けられないんだよ、ごめん・・・。」
伊智「そうなんですか・・・。悲しいですけど私がこうして司会できるだけでもありがたいと思わなきゃ駄目なんですね。」
モウバーサン「当たり前だ!我輩にもっと感謝しろ、敬意を表せ、褒め称えろ!」
伊智「ははぁーっ、モウバーサン様ぁー。・・・コラーク閣下、なんとかしてぇー。さて先週の放送の最後にはシングルリーグ戦の開催も発表されまして、他団体の選手からも続々と出場表明されています。NWWからはMio選手、そして高田選手はオファーがあれば出るという姿勢。FAWPからはダニエラ選手とキャロル選手が出場表明です。」
CEO「とりあえずMio選手とダニエラ選手とキャロル選手は出場が確定で。高田選手に関しては、今後の進展次第でということで今は。」
モウバーサン「既に確定だろ。ババァニングの3人とタメを張れるのはこの女ぐらいしかいない。」
伊智「でもそのババァニングと高田選手にコラーク閣下が勝っているわけで。」
モウバーサン「ただのまぐれだ!今大会と次の王座戦をもって、それが証明される。」
CEO「じゃあまずは今週の試合で結果出してもらわないとな。もしもあっけなく負けるようなことがあれば、ババァニングの3人と高田選手もろとも出場不可にするから。」
モウバーサン「ふざけたことを言うな。あっけない負け方をするのは貴様らが応援する雑魚ユニットの方だ。せいぜい10分はもたせるんだな。」
CEO「今のは極端な例だけど、今週と来週はPXFの選手に関してはリーグ戦出場の査定も入っていまして、勝った選手や頑張った選手には優先的に出場許可を与えます。その他の選手は最終的に、選抜を決めるなんらかの試合をしてもらって勝ち残った選手を出すようになるかなと。」
伊智「リーグ戦の大舞台は選手誰しもが出場を願っているでしょう。個人での負けられない戦いが今週、来週と続いていきます。では今週のラインナップです。」 |