伊智「第1試合はAブロック1位・尾伴選手とBブロック2位・アンツェル選手の一戦。プロレス復帰まもなくして出場した今大会で圧倒的な強さを見せ、一躍台風の目となった尾伴選手、このまま優勝もかっさらってしまうのか。一方のアンツェル選手も、現団体のエースとして優勝はマスト。武者逝にここで時代を戻させるわけにいきません。
第2試合はBブロック1位・コンペーニャ選手とAブロック2位・Mio選手の一戦。強豪ひしめくリーグ戦を全勝で駆け抜けてみせたコンペーニャ選手、このまま敗北を知らずに優勝、果てにはベルトも掴むのか。一方のMio選手、豊富な大会経験を生かし、無敗にストップをかけライバル・コラーク閣下と再びタイトル戦であいまみえるのか。
第3試合は特別試合としまして、リーグ戦で進出はならずとも好成績を収めた4選手によるスペシャルタッグマッチが行われます。ケーラ選手とキャロル選手によるカナダ人タッグと、小野選手とダニエラ選手による初結成混成タッグによる対決。決勝戦前の会場を大いに盛り上げてくれることでしょう。
第4試合は決勝トーナメント第1試合と第2試合の勝者による優勝決定戦です。遊楽園大会トリを飾るのは誰と誰なのか。さてCEO、遂に遊楽園の大舞台を迎えましたけどもこのお客さんの入り、いかがですか?この熱狂が皆さんへも伝わりますでしょうか!」
CEO「いやー、結構入ったねー。PXFもここまで戻ってきたんだっていう実感が沸いてくるねー。・・・後ろの方はちょっと黒幕でごまかしてるけどさ。」
伊智「それはいいんですよ。特別リングサイド席もS席もA席もお客さんでほぼビッシリです。PXFの人気は今でなお健在であることをここに証明しました!」
CEO「選手達にタダ券配ったらさ、割りと親戚とかお友達が来てくれたみたいで。」
伊智「いいえ皆さんちゃんとお金を出して来てくれたファンですよー!・・・そういうことにしときましょうよ。では決勝トーナメント第1試合からです!」 |