準決勝・第1試合
hWO(NWQ) | VS | ネクロマンス(NWQ) |
先鋒戦 チャパリータ・麻美 VS アヤカ・バレンチノ・ハマダ |
チャパリータはロープワーク、アヤカはヘッドバットを中心に闘いを進める中、開始5分にチャパリータが得意のロンダートカンガルーキックを炸裂。そしてダブルリストアームソルトホールドでフォールします。 これにアヤカもムーンサルトフォールで返しますが、チャパリータがこの後ガッツポーズを決めて高速ジャーマンスープレックス。さらにコーナー逆さ吊りからアメリカンフックを連打し、ペースを譲りません。 |
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しかしアヤカもこの後のコーナー技を阻止して毒霧噴射。ジャンピングネックブリーカーやカウンターのスピンキックで反撃していきますが、この後チャパリータも振り子式ダイヤモンドカッターからの卍固め、2発目の振り子式ダイヤモンドカッターからフェイスクラッシャーの連繋。 この後もお互いが大技を出し合う展開。アヤカの元祖スイングDDTを決められるもチャパリータが高角度前方回転エビ固め。これにアヤカがジャックナイフ固め、フランケンシュタイナー、さらに2度目の毒霧を見舞いますがすぐさまチャパリータが体勢を持ち直しアームソルトホールド、そしてハヤテ式サンダーファイヤーパワーボム。 |
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どちらが決めてもおかしくないこの試合、若干手数で上回るのはチャパリータか、その後ネックブリーカー、一回転ドロップキックと繋いで対角線コーナーへハンマースロー。これはアヤカがバック転でダメージを回避しますが、チャパリータが落ち着いてサイクロンホイップで仕切り直し。 そしてロープへ走りブレインジングチョップ。これにアヤカも一本足頭突きでダウンさせ雄叫びガッツポーズを決めますが、フィニッシュへ行ったのはチャパリータ、2発目のハヤテ式サンダーファイヤーを決めて3カウントとなり、まずはhWOが1勝目を挙げました。 |
次鋒戦 エンブレム・大谷 VS 神取 マイン |
序盤を優勢に進めるのはマイン、クローズラインからのアイアンクローやショートレンジラリアットからのダイビングフィストドロップが決まります。これにエンブレムもステップ延髄ニールキックで返しますが、ここからマインが必殺ビッグ・レッドネック・マシーンを炸裂。そのままアイアンクローに捕らえます。 しかしエンブレムもその後バックを取り返してフェイスクラッシャー、片足取り顔張り手からダイビングフットスタンプ、さらに7分にはトペ・スイシーダも決めるなど猛反撃。鉄柵へ2度振られるも、場内戦に戻れば気合いのエルボー連打からフォール。 |
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これを2で返されるも即座に必殺「破壊フリージア(スパイラルボム)」を決め駄目押しのフォール。惜しくもカウント3は決まりませんでしたが、勢いを止めることなくエンブレムが指差し眺めアピールからコブラホールドへ。 これをマインが必死に振り解くも、エンブレムが拳を突き上げるポーズを決め勝利を確信。その後のカイザーボムで見事3カウントが入り、比較的短時間の試合ながら熱い闘いを演じたエンブレムがhWOチームを王手としました。 |
中堅戦 中島 ミユキ VS パンプキン・斉藤 |
前回と同様開始直後から中島がラッシュ。ハンマースローからバックに回ってのジャンピングバックドロップ。さらにスモールパッケージ、逆さ押さえ込みといった丸め込みを連発、短気決着で決勝進出を狙いに行きます。 このペースを食い止めるべく、パンプキンが意外にもロープ渡りを敢行。しかし中島はチンロック、ステップオーバーフェイスロックで今度はじわじわと攻めていき、バックを取るとジャーマンスープレックスホールド。 そして再びバック取りへ。これはパンプキンが回り込んでバックを取り返そうとするもまたしても中島がバックに回り込み。投げる体勢を作りますがパンプキンがエルボーで阻止、裏膝十字に持ち込みます。 投げにこだわる中島がこの後はバックドロップを決めコーナー串刺しの正面飛びドロップキック。しかしパンプキンが振り抜きストレートをクリーンヒット。再び裏膝十字に行き、反対方向のコーナーにポジションが変われば大車輪キックを炸裂。その後も打撃技を次々ヒットさせパンプキンがペースを奪います。 |
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開始8分を経過したところで中島がバック取り、これはパンプキンがオーバーヘッドキック。しかし立ち上がると中島がダブルリストアームソルトホールド。そして再びバックに回ると一タイミング置かずにそのまま元祖ジャーマンスープレックス。 これにパンプキンも2発目の振り抜きストレートからジャパニーズレッグロールクラッチ。意外な柔軟性を見せます。これに中島がパンプキンを場外へ投げ捨て呼吸回復に専念しますが、戻ったパンプキンが延髄踵落としからぶっこ抜きバックドロップ。そしてブレーンバスターを決めてのスイクル・デヴ炸裂。 ここからジャパニーズレッグロールクラッチに捕らえますがカウントは2.9。すると猛攻を受けていた中島がアームソルトホールドで逆にフォール。さらに2連続でこの技を決めてのブリザードスープレックス。フォール技3連発という厳しい状況はなんとかパンプキンが2で返して凌ぎます。 そしてパンプキン、ステップキックから延髄へのジャンピングヘッドバットで両手広げ叫びアピール。これがフィニッシュ宣言となるか、スイクル・デヴ、振り抜きストレートから再び雄叫びを上げてスクールボーイ。今度こそは決まるかに見えましたがポジション的な問題があいまってか3カウントならず。 |
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手を叩き観客の声援も味方につけ、バック回り込み合戦を制してのぶっこ抜きバックドロップ。ヘッドドロップで追い打ちしますが起き上がった中島が一瞬の隙を突いてスモールパッケージホールド。これはパンプキンが危うく2で間に合わせます。 ここから中島がパンプキンを場外へ投げ捨て再び呼吸回復。闘いがヒートアップする中で冷静さを忘れません。しかしパンプキンが場内に戻ると、今度は逆に中島を場外へ投げ落とし自らリング内に待機。 さらに心理作戦へ持ち込むパンプキン、コーナー逆さ吊りにしてのハイキック。この一発で中島が倒れ込み、ダイビングニードロップで追撃します。そして中島のハンマースローをパンプキンが振り返してコーナーへ串刺し。ここからパンプキンが雪崩式かなにかを狙おうとしますが中島がバックに回り捻り式のバックドロップ。 既に瀕死寸前と思われながらもまだ余力を残していた中島が最後の追い込みへ、ロープへ振って戻ったところをバック取り、そのままジャーマンスープレックスホールド。これをパンプキンが返せず逆転の3カウント勝利。これまでの今大会の試合の中でも最も濃い内容となったこの試合は、最後までスープレックスにこだわり続けた中島が制し、hWOが決勝進出を果たしました。 |
副将戦 ミッキー・メイビア VS ナチュラル・ボーン・マリッペ |
NWQの楼、乙スパそれぞれでエースを張っている者同士という、豪華な組み合わせとなったこの試合。序盤からアメプロ流の激しいパンチ合戦を繰り広げられ、ミッキーのアメリカンフックとマリッペのストレートが何度も交錯します。 そんな中先に大技を繰り出したのはマリッペ、5分にアルゼンチンバックブリーカードロップ2連発からラスト・キック(スーパー・キック)を炸裂させ、さらに低空ドロップキック、ラストライド。休ませることなくそのままウォール・オブ・145cm(逆エビ反り固め)に持ち込みます。 |
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低空ドロップキックから再びウォール・オブ・145cm、これにはミッキーも動きが止まり、一旦アッパーブローを打ち込むもロープに振られパワースラム。その後自らがロープに振るも体当たりでダウンしたのはミッキー。これにコマネチにも似たXポーズでマリッペが挑発し、ストレッチプラムに捕らえます。 これをミッキーが脱出するも、間髪入れずにマリッペが必殺「セクシーボ〜ム!(ミラクルエクスタシー)」を炸裂、この一発でマリッペが3カウントを難なく奪取し、乙スパのエース・ミッキーから圧勝。連勝を3で食い止めました。 |
大将戦 ポップ・サップ VS ストン娘。 石川 |
ストン娘。がゴリラスラムで巨漢を片腕で持ち上げるなど奮闘を見せますが、やはり前半を優勢に進めるのはポップ。超肉弾プレスや串刺しジャンピングヒップアタック、腕ひしぎなどを決め開始4分で念仏パワーボム。 その後ストン娘。がロープへ振るも反動は防がれ、逆に2発目の念仏パワーボムを喰らってしまいます。もはや独壇場となっているポップがゴーストダンスで観客を魅了、ビーストタックルからエルボードロップホールドでフォールし、3カウントも間近の状態。 |
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リバース水車落としから今度はアルゼンチンアピールでリングを揺らすポップ、バックを取って大阪御堂筋スタナー。ここからのパワーボムをストン娘。が小包固めで丸め込み、ゴリラスラムから馬乗りヘッドバットを打っていきますがその後反撃は続かず、コーナーへ自ら激突してしまいその間ポップはマグナムダンス。 そして前回の試合でも見られた自らの対角線コーナー激突まで披露(?)するポップ、この後は叩きつけラリアットアタックがストン娘。最後の攻撃となり、大回転ジャーマンからの腕ひしぎ逆十字でポップがギブアップ勝利。NWQ対決は4勝1敗という結果でhWOに軍配が上がりました。 |