準決勝・第２試合

互角に闘っているかに見えた序盤でしたが、転機は突然訪れます。３分台あさ美ちゃんがダイビングボディプレスを決めた後バックに回り、ドラゴンスープレックスホールド。そしてダブルアームＤＤＴ、垂直落下式ブレーンバスター、上段蹴りとそのまま大技ラッシュへ。 ほとんどお富の反撃らしい反撃もないままハイキックラッシュ、ダブルアームＤＤＴ、あさ美ジャンピングキックと大技を繋ぐあさ美ちゃん、この後パワーボムホイップからのダイビングボディプレスで３カウントのゴング。前回の勝利は何だったのかと問うほどお富が全くいいところなく、惨敗に終わりました。

次鋒戦　麻琴ちゃん　ＶＳ　飯野　佳容

先程のお富とは打って変わって序盤は良い動きを見せる飯野、水車落としやクルックヘッドシザースを決めていきますが、先に大技を仕掛けたのは麻琴ちゃん。３分台に高角度抱え式バックドロップで投げつけます。 その後にもストマッククラッシャー２連発からジャンピングパイルドライバーそして卍固め。途中、飯野がボディパンチ連打からダイビングニーを決めますがすぐさま麻琴ちゃんがハワイアンクラッシャー、バックを取り抱え式バックドロップホールド。これは飯野が２で間に合いますが、あさ美ちゃん同様、麻琴ちゃんにも圧勝ムードが漂います。
そして今大会でまだ出していなかったビッグバディボム。これも２で返すと飯野が内股ハイキックラッシュで大技の反撃、さらにクルックヘッドシザースに捕らえます。麻琴ちゃんがフラフラで立ち上がると飯野がアルゼンチンアピール、ミドルキックを腹部に決め再びダウンさせます。 しかし麻琴ちゃんの勢いも止まらず、２発目の高角度抱え式バックドロップ。飯野も抱え式バックドロップを決めますが麻琴ちゃんがここから必殺「オガワショット（長滞空垂直落下式ブレーンバスター）」へ。これには苦痛に歪む飯野ですが、この後にカニ歩きのポーズを見せ高角度前方回転エビ固めに捕らえるなど一歩も引きません。
これに更に火を付ける麻琴ちゃん、両手振り上げ招きのアピールから３度目の高角度抱え式バックドロップ、そして起き上がり際に延髄斬り。その後にはアメリカンフック、フロントハイキックもヒットさせ再び招きアピールからバック取り。 しかしこれを取り返した飯野が必殺「ローブリッジジャーマン（高速ジャーマンスープレックス）」で逆転に賭けるフォール。これを麻琴ちゃんが２で間に合わせると、２度目のオガワショットで再び自分のペースへ。 フィニッシュへの準備が整った麻琴ちゃん、この後２発目のビッグバディボムが完璧な形で決まり、３カウント奪取。ライバルチーム武者逝から２連勝を挙げたＰ．Ｏ．Ｇチーム、無敗の王手です。

○麻琴ちゃん　　対　　飯野　佳容×
（１２分０５秒、ビッグバディボム）

---

中堅戦　二代目魔寿代　ＶＳ　ヤハリ・ビールト・ジャガスキー

武者逝の意地に賭け、３連敗はなるものかとジャガスキーがリストアップスラムやアメリカンフックで序盤からハイペース。しかしこの試合、先に大技を出したのは魔寿代でした。バック回り込みやロープワークを多用した攻めで翻弄し、５分に早くも必殺恨み顔面砕き。 そのまま片羽締めに持っていき、ヘッドロックはバックドロップに返し三角絞め。完全にフィニッシュ体勢の魔寿代ですがジャガスキーもこのままやられてなるかと７分に旋回式直下ブレーンバスター。このまま反撃に向かおうとしますが２度目は不発。逆に魔寿代がパワースラムや鶴の舞ポーズからのコブラホールド、ＳＣスタナーでリードを広げていきます。
そしてバック取り、これはジャガスキーがエルボーで防ぐと、先程のお返しとばかりに中指を立てて挑発。アメリカンフックを打ち込みますが倒れない魔寿代がその場で２度目のＳＣスタナー。さらに裏拳から胴絞めフロントネックロックに捕らえます。 これに怒りを露にしたジャガスキー、場外へ魔寿代を投げ捨てると場外マットでのゴッチ式パイルドライバー。そして必殺シャウエッセン・イキデキヘンで絞め上げます。しかし、場内に戻れば魔寿代が胴絞めネックロック。解くと恨み顔面砕きを狙いますが、これはジャガスキーが持ち堪えるとサンダーファイヤーパワーボムへ。勝負は混迷を極めます。
五分に持ち込まれた魔寿代ですが、すぐにクアラッシュで流れを取り戻し、片羽締めへ。そしてボディパンチ連打で中指を立て観客を挑発し、再び片羽締めに捕らえます。これも必死に耐え凌いだジャガスキー、起き上がるとバックを取って垂直落下式バックドロップ。 そして最後のチャンスに賭ける、執念のサンダーファイヤーパワーボム。しかし３カウントはまだ入らず。地獄突きで仕切り直しを取りますがこの後待っていたのは魔寿代の恨み顔面砕き。 ここから魔寿代が人差し指を振り下ろす仕草でフィニッシュのポーズ、そのままスクールボーイで丸め込むと３カウント。２回戦でも３連勝を挙げる強さを見せたＰ．Ｏ．Ｇチームが決勝戦進出を果たしました。

○二代目魔寿代　　対　　ヤハリ・ビールト・ジャガスキー×
（１３分４５秒、スクールボーイ）

---

副将戦　航海士　ナミ　ＶＳ　ジョルジョリ・ノヴァ・リカーン

３連勝を挙げてなおも徹底して勝利にこだわるナミ、何度もコーナーへ打ちつけての各種打撃連打や、ラ・マヒストラル、スクールボーイといった固め技を２分台、３分台で決めていきます。その後４分台には上段後回し蹴りでダウンさせて馬乗りナックルアロー。 ジョルジョリも剃刀ブレーンバスター、サイドスープレックス、うみくにドライバーβを切り返してのノーザンライトスープレックスホイップと応戦しますが、６分にナミの必殺「うみくにドライバー２（ゆきぐにドライバー２）」が炸裂。
そしてファイナルローリングエルボーからコーナーへ登り、両手クロスガッツポーズ。ダイビングエルボーバットを打ち込んで羽折り固めへ。これを凌いだジョルジョリがロープへ振っての飛びつき前方回転エビ固め、コーナー逆さ吊りから張り手を連打と反撃しますがそれもここまでか。 エルボー連打からナミが四の字ジャックナイフ固め。その後再びエルボー連打から腕極めネックロック。まだタップしないジョルジョリはコーナー串刺しのニーをかわし再び反撃のチャンスを掴もうとしますが場外に投げ落とされます。 ここで仕切り直しを計ったナミが場内に戻ったジョルジョリに２度目のうみくにドライバー２。これで３カウントとなり、Ｐ．Ｏ．Ｇチームが初戦に続く４連勝となりました。

○航海士　ナミ　　対　　ジョルジョリ・ノヴァ・リカーン×
（１０分１８秒、うみくにドライバー２）

---

大将戦　カリスマ海賊　ユフィ　ＶＳ　ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン

５連勝を決めた後の５連敗では笑えない武者逝、そして華王第２章で優勝の経験を持つフケテンネン、この試合だけは何が何でも負けられません。 最後の望みに応えるべくフケテンネンが試合序盤を優勢に。何度かジャンピングヘッドバットを浴びつつもスパインバスターやフィストドロップを攻撃の要として攻めていきます。
その後ダイビングフィストドロップ、フライングクロスチョップと繋ぎ７分にはアングルスラムからのタイガースープレックスホイップ。直後にスパイラルボムを突如として決められますがこれに動じることなくＸファクターからファイナルアンサー？を２連発。 これにユフィが脳天唐竹割りから両腕クロスのポーズを決めてフォールに行き、カウントは２．８。対角線コーナーへ振りますがこれはフケテンネンが必殺マジィーデ・イタイッテーノでカバーしペースを譲りません。そしてコーナー逆さ吊りでのキック５連発。ここからシザースキックをヒットさせての高角度タイガースープレックスで、３カウントのゴング。武者逝チームが５連敗をまぬがれました。

×カリスマ海賊　ユフィ　　対　　ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン○
（１０分３５秒、高角度タイガースープレックス）

---

４−１でＰ．Ｏ．Ｇ選抜の勝利

戻る