決勝戦
hWO(NWQ) | VS | P.O.G選抜(P.O.G) |
先鋒戦 チャパリータ・麻美 VS あさ美ちゃん |
サイドバスターなど中技を繋ぎ前半をリードするあさ美ちゃん、3分にはあさ美ジャンピングキックをカウンター気味にヒットさせ、その後ストラングルホールドγも決めていきます。 そのまま勢いに乗るあさ美ちゃん、ハンマースローからのトラースキックでガッツポーズも飛び出し、ここから連続してのフォール。じわじわ追い詰めます。6分にはダイビングボディプレス、そしてブレーンバスターで場外に落とすと場外でもあさ美ジャンピングキック。 |
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これといった反撃も受けることなく大技を決め続けるあさ美ちゃん、7分にはパワーボムホイップからランニングの二段蹴り、その後再度パワーボムホイップを決めてフォールに行き、早くも3カウントのゴング。 これまで圧勝でトーナメントを勝ち進めてきたP.O.G、この先鋒戦もまさに圧勝です。 |
次鋒戦 エンブレム・大谷 VS 麻琴ちゃん |
先鋒戦での屈辱を晴らすべくエンブレムが奮闘。脚を取ってのビンタやエルボーバット、ストンピングをガンガン入れていき猛烈に前半をリード。 ステップ延髄ニールキックからコの字に曲がるような逆片エビ固め、そして彼女の象徴的な技である顔面ウォッシュも飛び出します。麻琴ちゃんもギロチンドロップや高速ブレーンバスターで反撃を掴もうとしますが勢いは止められません。 |
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3分台にエンブレムがジャパニーズレッグロールクラッチで最初のフォール。その後ステップキックから高速ジャーマンスープレックス、そして近距離からのニールキックで再びフォールを狙います。5分にはエンブレムがワイルドボムホイップで指差し眺めのアピールをし、スクールボーイ。 2度目のレッグロールクラッチ、さらに2発目のワイルドボムホイップからもフォール。途中フェイスクラッシャーに掴まるも3度目のレッグロールクラッチ、そしてロープへ振ってのジャンピングフロントハイキックでフォールし、ここで3カウント。先鋒戦での借りを完全に返しての勝利です。 |
中堅戦 中島 ミユキ VS 二代目魔寿代 |
オーソドックスな投げ技、丸め込み技を得意とする純プロ派の中島と、反則の有無に関係なく打撃や絞め技で容赦なく攻めまくる喧嘩ファイターの魔寿代という、対照的な二人の対決は意外にも、息を飲む駆け引き戦が繰り広げられます。 開始のゴングで組み合った瞬間、中島がスモールパッケージホールド。毎試合中島は開始直後から我々を驚かせます。そして1分経過というところでバックに回り込んでのジャンピングバックドロップ。これに魔寿代も対抗してバックへ回り込みますが中島が取り返し、レッグトリップ。 すぐさま魔寿代が何か技をかけようとするも、中島が逆さ押さえ込みで切り返すなど技巧派ぶりを見せつけます。そして再びバック取り、しかしこれを逆に取り返した魔寿代がキラー武蔵ばりのチョークスリーパー、そのまま絞め落とすと馬乗りナックルの連打に行きこちらもらしさを見せます。 |
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しかし中島のバック取りの妙技はこれに留まらず、ハンマースローからの叩きつけラリアットをかわしてのバック取りからスクールボーイ。魔寿代もストマッククラッシャーから三角絞めに捕らえますが中島が再度バックに回るとバックドロップ、そのままステップオーバーフェイスロックで絞めていきます。 苛立ちを隠さずにはいられないであろう魔寿代ですが、この後の叩きつけラリアットは落ち着いてヒットさせ、起き上がったところを顔面へのフック。バックドロップを決められますが立ち上がるとすぐさま胴絞めフロントネックロックへ持っていきます。 そして今度こそはと魔寿代がバック取り、しかしこれは中島が河津掛け落としで切り返しチンロック。そしてブリザードスープレックスでフォール。さらにそこから回り込んでの元祖ジャーマンスープレックスも決めていきます。 まだ3カウントは取れませんが間髪入れずスモールパッケージホールドで再三のフォール。魔寿代も危うく2.9で逃れます。フォール技のラッシュでリードを取ったかに見える中島ですが、この後魔寿代がロープへ振っての喧嘩キック。 |
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コーナーへ打ちつけたところを逆に元祖ジャーマンスープレックスを決められ再びピンチを迎える魔寿代ですが、2で返すと先に立ち上がり、三角絞めへ。そしてダブルリストアームソルトを持ち堪えてDDTで切り返し、フック、ボディパンチ連打と反撃のチャンスを掴みに行きます。 しかし逆さ押さえ込みに捕らえた中島が、この後ブリザードスープレックスも決め再びペースをものにします。ノータッチヘッドバットでダウンさせ、トライアングルサインでフィニッシュのアピール。 ここからのフォールは魔寿代が2で持ち堪えますが、大外狩りで再び中島がトライアングルサイン、バック取りはバックプレスで防がれるも、立ち上がり際に前方回転エビ固めを一瞬にして決め、これには魔寿代も対応できず3カウントを献上。 これまで2戦とも好勝負を繰り広げた中島がこの試合、パロX交流戦の中でも屈指の名駆け引き戦を演じて勝利し、NWQチームが先に優勝の王手を掴みました。 |
副将戦 ミッキー・メイビア VS 航海士 ナミ |
この試合に勝利すれば優勝が決まるNWQチーム。ミッキーが早々、パンチの連打に行きますがそうはさせまいとロシアンフックやジャンピングニー、馬乗りナックルで攻めかかります。そして4分にはバック回り込みからスクールボーイ。 ハンマースローからのフランケンシュタイナーはかわされますが、ロシアンフックラッシュから馬乗りナックルアロー。そして6分に必殺うみくにドライバー2を炸裂させ圧倒的なリードを取ります。ミッキーがうみドラを0カウントで返して襲いかかろうとしますが、ファイナルローリングエルボーに掴まってしまいます。 |
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そして7分、ナミがバック回り込みからのうみくにドライバーβ。これにミッキーが反撃しようとするも逆さ押さえ込みに切り返し、エルボー連打でナミが胸張りアピール。ロシアンフックをクリーンヒットさせます。このままナミがこれまでの試合同様、圧勝で決めるのか。ソバットから羽折り固め、そしてロシアンフックラッシュからのダイビングエルボーバット。 ミッキーもアッパーブローを打ち込み、うみドラβを2で返し意地を見せますが、この後ナミが再びロシアンフックラッシュを決めて四の字ジャックナイフに押さえ込み、3カウント。この勝利により、ナミが優勝を大将戦へ持ち込ませることに成功しています。 |
大将戦 ポップ・サップ VS カリスマ海賊 ユフィ |
これまで勝利こそならなかったユフィも優勝となれば気合いもみなぎり、野獣に恐れることなく正面からナックル、脳天唐竹割りなどを入れていきます。2度目の唐竹割りからランニングのヘッドドロップ、そしてコーナーへ寄せて顔面踏みつけ。 これにポップもリバース水車落としからラリアットアタック、放り投げリストアップスラムからビーストタックルも決めていきます。そして3分にポップがモンゴリアンチョップからエルボードロップホールドでフォール。 |
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さらにジャイアントスイングでぶん回しますがユフィもステップキックからスタンディングのチョークスリーパー。そこから場外戦に持ち込みます。サッカーボールキックを決められたポップが場外パワーボムの体勢、しかしユフィがショルダースルーで切り返し、ステップオーバーフェイスロックに捕らえます。 ここでポップがキレたか、カウントが進む中ユフィを鉄柵に投げつけ、脳天エルボーに対し一本足頭突きでダウンさせます。カウントが15,16,17と進みユフィが戻ろうとするも行かせないポップ、もはや手をつけられず場外戦は続いていき、遂に20カウントを数え両者リングアウトのゴング。 両チームのセコンドが押さえに行くも、ポップの怒りは納まらず。この結果により、場外カウント無しの完全決着戦で両者が優勝を争い再び激突となります。 |
優勝決定戦 ポップ・サップ VS カリスマ海賊 ユフィ |
先程の試合でのヒートが納まらない両者、唇を噛み締め鬼の形相で睨みつけ、ゴングを聞いた瞬間から掴みにかかります。そんな中ユフィがバックからのマシンガンニーリフト、カウンターでのジャイアントキック、ナックルパートなど有効に打撃技をヒットさせ、2分に唐竹割りから両腕をクロスするアピール。 3分に2度目のジャイアントキック、振り抜きストレートと打撃技で攻め込んでいき片腕入魂のアピール。そのままフォールに行き、カウント3間近でポップが返します。先程の場外乱闘でスタミナを浪費してしまったのか、この試合元気のないポップ、この後も劣勢は続いていきます。 |
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攻めまくるユフィが5分台にスパイラルボム。さらに必殺・銃乱打も決めていき、腕にもう一度魂を込めての延髄ラリアット。早くも勝利を間近としているユフィ、ほとんど反撃の手を喰らわないままにバック取りからチョークスリーパーで絞め落としてフォール。 これが3カウントとなり、試合時間はなんと先程リングアウトした試合よりも早い6分3秒、まさにユフィの分殺勝利。最後まで勝った試合は全て圧勝という、その姿勢を貫いたP.O.Gチーム、遂に念願のパロX交流戦初優勝を果たしました。 |