予選・第2試合

ネクロマンス(NWQ) VS HARO−ONE(TRW)


先鋒戦 アヤカ・バレンチノ・ハマダ VS さゆみん

「U-95pt X−2」グランプリでも活躍を見せたさゆみんがこの試合好調な出だし。得意技の一つであるテキサススープレックスを2連発で決めるなど中盤を制し、開始4分にはその技からピースクラッシャー、高速ジャーマンと繋ぎフォール。

これを2で返されるとすぐさまスモールパッケージで再びフォールへ持ち込むなど、さゆみんが軽快な試合運びでリードを保ちます。

 

6分台にはハイジャンプフェイスバスター。途中アヤカにランニングネックブリーカーを決められますがこの後は反撃を許さず、2度目のハイジャンプフェイスバスターさらには場外での高速バックドロップ。

大きく差を開かれたアヤカ、その後はムーンサルトフォール、ラ・アヤキータ(ストラングルホールドα)が反撃の最後となり、さゆみんのブロックバスターからのフォールで3カウントとなりました。

 


×アヤカ・バレンチノ・ハマダ  対  さゆみん○
(10分02秒、ブロックバスター→体固め)



次鋒戦 神取 マイン VS レーナ

この試合、序盤を優勢に進めるのはマイン。地獄突きの連打でレーナの動きを止め、ショートレンジラリアット、ラリアットアタックも数発決まり5分台にはカウンターの「ビッグ・レッドネック・マシーン(チョークスラム)」からエルボードロップホールド。

その後もアイアンクロー、リバースブレーンバスターと追い込み勝利も時間の問題かに見えた7分、レーナが起死回生の喧嘩屋ラッシュ。しかしマインはこの後もジャンピングツームストン、スクラップバスター、リバースパワーボムを2発決めるなど大技ラッシュ。

 

後一歩に追い込まれたレーナですが、博多の根性を見せつけるように、高速ブレーンバスターからジャーマンスープレックホールド。さらに喧嘩屋ラッシュからフォール。カウント2.9まで攻め寄ります。

これに終わらず12分には元祖パワーボムからキャメルクラッチ。その後マインのカーフブランディングが襲いかかるもハリケーンドライバーですぐさま反撃。遂にここまでくれば逆転勝利も目に浮かびます。

 

そして喧嘩屋ラッシュを再び決め、バックを取ってジャーマンスープレックスホイップ。しかしこの直後わずかに油断をしてしまったか、すかさず立ち上がったマインがアームホイップからアイアンクローに捕らえ、レーナがこれに耐えきれずギブアップ。

後半の凄まじい追い込みを凌いだマインが勝利し、1勝1敗の五分。hWOチームとの同時初戦突破を狙い、中堅戦へ進みます。

 


○神取 マイン  対  レーナ×
(14分38秒、アイアンクロー)



中堅戦 パンプキン・斉藤 VS えりりん

序盤はお互いオーソドックスなレスリングを展開するかと思った矢先、パンプキンが不意の振り抜きストレート。その後もカウンターのナックルパート、爆殺ミドルキックなど打撃で押し、4分台にはワイルドボム。

追い込まれるえりりんもここから、フロントスープレックス、バックドロップ2連発と反撃開始。しかし優位に立つパンプキンはブレーンバスターからもう一発いくと見せかけておいて必殺「デヴ・ブランド(オレンジクラッシュ)」。えりりんが2.9で返すものの、2発目が決まればどんな選手でもピンは逃れられません。

 

が、この直後、えりりんが旋回式垂直落下ブレーンバスターでパンプキンを場外にまで落とす怒涛の反撃。そして自らも場外に降り、バック取りに行きますがこれはパンプキンが取り返してクロスアームスープレックス。さらにワイルドボムも決めえりりんを場内に投げ入れます。

しかしえりりんがここからまたしても旋回式直下ブレーンバスターでパンプキンを再びリングの外へ。そして戻れば投げっ放しの「合格祈願(念仏パワーボム)」を決め両手でピースのポーズ、すかさずアキレス健固めに持ち込みます。

 

これには面食らったパンプキンもエルボーの連打から強引にフォール。しかしえりりんの反撃は終わらず、再度合格祈願からアキレス健固め。さらにカウンターからウラカン・ラナも決めていきます。

そして3度目の旋回式直下ブレーンバスターも決まりますが直後にパンプキンがワイルドボム。このフォールをなんとか間に合わせたえりりん、フロントスープレッスからコブラツイスト。途中ぶっこ抜きバックドロップとダイビングニードロップを浴びるも腕ひしぎでギブアップに迫るなど勝負を諦めません。

しかしこの後雪崩式を狙おうというところをステップキックで返され、ダイビングフィストドロップ、延髄踵落としと決めたパンプキンが両腕を振り上げ観客に招くアピール。そこから得意のスイクル・デヴ(ジャンピングハイキック)をクリーンヒットさせ丸め込み、3カウント。ネクロマンスが王手となりました。

 


○パンプキン・斉藤  対  えりりん×
(12分28秒、スイクルデブ→ジャパニーズレッグロールクラッチ)



副将戦 ナチュラル・ボーン・マリッペ VS NONO

大将戦へ持ち込まれる前に勝利を掴みたいマリッペ、ナックルや膝蹴りなどの打撃で先制しますが、想いを断ち切るようにNONOも3分台にブロンコバスター。その後もワームを2発決めるなど精神的なダメージも負わせていきます。

そして8分にはNONOが投げっ放しジャーマンでマリッペを場外に落とし地団駄ポーズ。場内に移れば筋肉バスターも決まり差を開かせます。活路を見出したいマリッペも串刺し喧嘩キックから腕固めに捕らえますが、すぐさまNONOが筋肉バスター。

 

さらにダブルジャーマンスープレックスでフォール。これを2で返し、マリッペが2発目の串刺し喧嘩キック、低空ドロップと繋げるもNONOがカナディアンハンマーからリバースバイパーホールド。

その後も大技を立て続けに決めるNONO、肩車フェイスバスター、筋肉バスターで勝利まで後一歩。マリッペもNBM流の脚殺しやアルゼンチン、腕固めで随所に反撃を見せていますが有効打に結びつけられず、最後はNONOがロープへ走ってのボディアタックで3カウントを奪い、勝負を大将戦へ繋ぎました。

 


×ナチュラル・ボーン・マリッペ  対  NONO○
(13分54秒、フライングボディアタック)



大将戦 ストン娘。 石川 VS YOUKOネーさん

2回戦進出を賭けたこの試合の序盤は激しい打撃戦を展開。ストン娘。が脳天チョップでネーさんをダウンさせるも、ネーさんは顔面へのストレートの連打、これにストン娘。が流血し、不利な状況にもたらされます。

その後はお互いの一本足頭突き合戦が展開し、ネーさんのスピアー、ストン娘。のリバースDDTが繰り出されるとその後4分台にストン娘。が最初の大技・振り子式ダイヤモンドカッター。

さらにバックからのジャンピングヘッドバット、そこから必殺「エヴリバディ・スクリーム(SCスタナー)」に繋ぎフォールへ。ネーさんが2で間に合いますが5分台に2発目の振り子式ダイヤモンドカッターも決まりストン娘。が圧倒的リード。

 

しかしTRWのトップとして負けられないネーさんもフェイスバスター、リバースブレーンバスターと繋いでのシャイニングケンカキック。このまま攻め込んでいきたいところですがストン娘。も再び勢いに乗り、振り子式Dカッター、横須賀カッター、エヴリバディ・スクリームと立て続けにスタナーが決まる猛ラッシュ。

フォールに入らないのがなんとか救いか、タイミングを計りネーさんも再びシャイニングケンカキックへ。そしてここからトラップ式逆十字に捕らえる妙技も。その後3発目のスクリームを喰らうもバック取りを捻り式アームロックで切り返すなど油断を与えません。

しかしこの後待っていたのはストン娘。の雪崩式腰振りフランケンシュタイナー。そしてスクリーム、御堂筋、ピースクラッシャー、振り子式とスタナーの狂い咲きが再び始まります。しかし13分にネーさんが自らも得意とする御堂筋スタナーを敢行。が、振り子式、スクリームとすぐにストン娘。がスタナーにはスタナーで倍に返します。

 

開始14分を経過、ストン娘。が御堂筋からバック取り、これはネーさんが捻り式アームロックで切り返し。フォールに入ることなくこれまでスタナーの嵐を繰り広げたストン娘。がここから焦るように連続でフォールに行きますがリング下部のため3カウントが届かず。

これを勝機と見たか、ネーさんがロープへ振って喧嘩キック。そして温めていた必殺「“29歳”(ノーザンライトボム)」から逆転勝利へのフォールへ。この一発で完全に入ったかと思われるもストン娘。が2.99でクリアー。

これにネーさんががっくりとうなだれ戦意を喪失したか、この後ストン娘。の一本足頭突きをもろに浴びてしまい、立てないネーさんを横目にストン娘。が振り向きアピール。そのままフォールに入ると3カウントが決まり、ネクロマンスがhWOと共に初戦を突破。2回戦では両チームが決勝進出を賭けてぶつかり合います。

 


○ストン娘。 石川  対  YOUKOネーさん×
(18分15秒、背面式片エビ固め)





3−2でネクロマンスの勝利


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