予選・第3試合

美少女戦隊 Aliceレンジャー(Alice) VS P.O.G選抜(P.O.G)


先鋒戦 乃見 香陽 VS あさ美ちゃん

開始直後は打撃、中盤はロープワークからの攻撃を互いに繰り出し接戦の両者。乃見がカウンターでの正面飛びドロップキックを決めればあさ美ちゃんはフライングボディシザース、乃見がジャンピングネックブリーカーを決めればあさ美ちゃんはパワースラムで返していきます。

 

開始10分、不意打ちを狙った「あさ美ジャンピングキック(ジャンピングハイキック)」をかわした乃見がチンクラッシャーを決め片手上げ雄叫びアピール。ダブルリストアームソルトを狙いますがこれはあさ美ちゃんがDDTで切り返し、ストラングルホールドγに持っていきます。

この後にあさ美ちゃんの二段蹴り。ダブルアームは返されるもジャーマンスープレックスホイップを成功させリードを取ります。しかし乃見も二段蹴りをヒット、その後にダブルリストアームソルトホールドでやられた分はしっかり返します。

 

これにあさ美もストラングルホールドγで絞め上げますが乃見もすぐに2度目のアームソルトホールド。14分には片手上げ雄叫びからダイビングヘッドバット。

しかしこの後のアームソルトはあさ美ちゃんが切り返しストラングルホールドγ。そしてバックを取ってジャーマンスープレックスホイップからフォールすると、ここで3カウントのゴング。これまでの闘いと比べ渋い技の攻防に終始したこの試合は、P.O.Gに軍配が上がりました。

 


×乃見 香陽  対  あさ美ちゃん○
(16分08秒、ジャーマンスープレックスホイップ→背面式片エビ固め)



次鋒戦 ブルー・ノイズ VS 麻琴ちゃん

先鋒戦同様、この試合も序盤はロープワークの攻防を展開。ブルーが胸張り手をかませば麻琴ちゃんは腹部へのキチンシンク。

互角な展開がこのまま続くかに見えましたが、5分を過ぎたあたりから麻琴ちゃんが徐々にペースを握ります。ダイビングフットスタンプ、ラリアットを決めると首を掻っ切るアピールから腕ひしぎ、さらに延髄斬りも命中させます。

 

ブルーも顔面肘グリやカンガルーキック、一回転ドロップキックなど趣向を凝らしてペースを崩しにかかりますが、10分には麻琴ちゃんが大技ジャンピングパイルドライバー、ハワイアンクラッシャーから垂直落下式リバースDDT。いよいよ仕上げに取り掛かろうとします。

この後の延髄ぎりはかわしたブルー、タイガーネックチャンスリー、カウンターでの逆回し蹴りと体勢の立て直しに計りますが2度目のハワイアンクラッシャーを喰らい、高角度抱え式バックドロップも決められます。

 

しかしスクリューハイキックをヒットさせ再び反撃のチャンスへ。そのまま弓固めに移行し、その後の抱え式バックドロップは宙返りで防いでのランニングジャンピングエルボー、拷問式ロメロスペシャルに捕らえます。

が、体力的にまだ余裕のある麻琴ちゃん、ラリアットで反撃を食い止め首斬りアピール。アメリカンフックから腕ひしぎ逆十字へ。これはブルーが耐え凌ぎ、中指を立てて弓矢固めを決めていきますがすぐさま解き立ち上がる麻琴ちゃんがバックを取って抱え式バックドロップホールド。これが3を決めて、早くもP.O.Gチームが初戦突破に王手をかけました。

 


×ブルー・ノイズ  対  麻琴ちゃん○
(15分10秒、抱え式バックドロップホールド)



中堅戦 秋沢 美緒 VS 二代目魔寿代

喧嘩対決となったこの試合は、序盤からバックを取ってのフェイスクラッシャーを2発決めるなど魔寿代が早い攻め。そして1分半には早くも大技のSCスタナー。この試合に勝てば初戦突破が決まるだけに、もはや目の前の敵は障害物に過ぎないのか。

その後も裏拳、ボディパンチ連打、チョークスリーパーからの三角絞めと容赦なき攻め。途中DDTやアームロックで冷静に切り返しを見せる秋沢ですが、4分台に2度目のSCスタナーを喰らってしまい、そこから魔寿代は馬乗りナックル連打。

 

Aliceのメンツにかけてもなんとか勝ちに繋げたい秋沢、水車落とし、裏DDT、サッカーボールキック、フックと確実に反撃を見せクアラッシュを喰らいつつもダイビングフィストドロップ、喧嘩キック、フック、振り抜きストレートと、ラフにはラフで終盤立て直しを計ります。

これに怒りを増す魔寿代もアッパー、喧嘩キック、両手中指立てからの三角絞めで再び主導権を握ろうとしますがこの後のキックは秋沢がドラゴンスクリューに捕らえ、バック取りもアームロック。そしてジャーマンスープレックスでフォールに行きます。

 

この後魔寿代が片羽締めに持ち込むも解いた秋沢が裏投げ。そしてコーナーへ激突させ、そろそろ最後の大技に繋げたいところですがその前に魔寿代が必殺「恨み顔面砕き(ぺディグリー)」を決め再び片羽締めへ。

落とす寸前まで絞め上げると立ち上がり際にSCスタナー、そこからエビ固めに押さえ込み、秋沢痛恨の3カウント。3戦全て快勝のP.O.Gチームがここで2回戦進出を決めました。

 


×秋沢 美緒  対  二代目魔寿代○
(11分53秒、SCスタナー→エビ固め)



副将戦 砂田 綾子 VS 航海士 ナミ

P.O.Gチームの初戦突破は決まりましたが闘いはここで終わらせるわけにいかないAliceチーム。序盤ロシアンフックを2発ヒットさせるなどナミが攻勢に出るも、一本足頭突きやカウンターのエルボーパット、逆片エビ固めで着実に砂田が足場を整えます。

さらに5分にはロープ渡りを見せるなど、パフォーマーとしての意地も見せる砂田。7分ダイビングエルボーを誤爆しここから「うみくにドライバーβ(ゆきぐにドライバーβ)」を狙われますがこれはノーザンライトスープレックスホイップで冷静に返します。

 

そして8分、砂田が駆け登りムーンサルトプレスからSCスタナーへ。そして逆片エビ固めに入りますが直後に飛び膝蹴りラッシュを決めたナミが胸張りアピール。四の字ジャックナイフ固めでカウント2.9に追い込みます。

さらに先程は返されたうみくにドライバーβも今度は成功、しかしこれを返した砂田がマンモスバスターで逆にフォール。その後もジャンピングネックブリーカー、カニ挟みから駆け登りムーンサルトと反撃の手を緩めません。

 

再びナミに四の字ジャックナイフでカウントを迫られるも2で脱出、コマンドエルボーで指回しアピール、三角絞めに入ります。が、これを凌いだナミがロープへ振ってのフランケンシュタイナー。

ここから再びフィニッシュに向かうナミ、エルボーの連打から両手クロスガッツポーズ、三度四の字ジャックナイフに捕らえます。バック取りもエルボーで防ぎ、取り返してのコマンドエルボーで胸張りアピール。今度こそはと決めた四の字ジャックナイフで3カウントが鳴り、P.O.Gチームが破竹の4連勝です。

 


×砂田 綾子  対  航海士 ナミ○
(13分32秒、四の字ジャックナイフ固め)



大将戦 宇働 光 VS カリスマ海賊 ユフィ

迎えた第5戦。Aliceが最後を勝利で飾るのか、それともP.O.Gが無敗の5勝を挙げるのか。Alice最後の砦・宇働、これまでの借りを全て返すべく序盤から足掛け延髄斬りやエルボーの連打、さらに3分終了間際にピースクラッシャーを決め優位に。

その後も裏四の字やダイビングエルボーなど惜しみない攻め。途中ナックルアローやジャンピングフロントキック、叩きつけラリアットアタックに掴まるも7分に2度目のピースクラッシャーから裏四の字。勝利への気迫を見せつけます。

 

しかしそう簡単に敗れるはずもないP.O.Gの大将・ユフィ。カウンターのナックルパート、ランニングヘッドドロップからスパイラルボム。その後には必殺の「銃乱打(ダイナマイトパンチラッシュ)」を炸裂させ五分五分の状態に持ち込ませます。

が、やはり勝利への執念が強い宇働、この後のバック取りをオーバーヘッドキックで返し得意の裏膝十字固めへ。さらに足掛け延髄から必殺「ライトニングタイガー(高角度タイガースープレックス)」。これで完璧に決まったかに見えましたがユフィは2で肩を上げます。

 

すると立ち上がるユフィがコーナーへ寄せての馬乗りナックルアロー。何度とパンチを浴びせられすでに流血となっていた宇働に容赦なく拳が襲いかかり、場内にも悲鳴が上がります。

しかし、宇働もこの後のバック取りをオーバーヘッドキックで返しスパイラルボムをウラカン・ラナで切り返し。2で返されますがピースクラッシャーからドラゴンスリーパー、再度ピースクラッシャーを決めての裏膝十字。

これでもユフィはタップを許しませんが、確実に勝利を味方につけている宇働、足掛け延髄からの延髄斬り、途中カウンターのジャイアントキックから逆エビに捕らえられピンチとなるも脱出し、ピースクラッシャーからのドラゴンスリーパーで、遂にユフィがギブアップ。宇働が見事、最後の試合で勝利し有終の美を飾りました。

 


○宇働 光  対  カリスマ海賊 ユフィ×
(13分16秒、ドラゴンスリーパー)





1−4でP.O.G選抜の勝利


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