予選・第4試合

メット倶楽部(Alice) VS 武者逝お披露目会(パロジェクトX)


先鋒戦 メット5号 VS 麗式 お富

序盤を意外にも有利に攻めるお富。各種グラウンド、ロープワークで地味ながら体力を削っていきます。しかし5号もマンハッタンドロップ、腕固め、キチンシンクなど着実に技を返すと9分台、突如として大技のチキンウイングスープレックス。

 

さらにバックに回り込んで再度チキンウイングスープレックス。一気にムードは高まります。これにいよいよお富も大技ラッシュ。逆一本背負いそしてコンプリートショットからハイパーニー空牙。

その後のハンマースローは5号が振り返しキチンシンク。すると5号が中指を立てて観客を挑発し、お富に毒霧。しかし、この試合は気迫が違うお富、すぐさまバナナスプレッドに持っていき、立ち上がっての必殺「すうはぁ〜きくぅ〜(スーパー・キック)」から2発目のハイパーニー空牙。

 

そこから再びバナナスプレッドに捕らえます。ギブアップは取れないと判断すると、振り解いてコンプリートショット。ストンピングを一撃加えてフォールへ。これは5号が必死に両肩を上げます。

すると今度は5号がローリングバックドロップ。これを最後の賭けと見たか、バックを取ってチキンウイングスープレックス。しかしこの後お富がコンプリートショットを炸裂させ、再びストンピングを1撃入れてのカバー。これで3カウントが決まり、お富がオンライン戦初勝利を飾りました。

 


×メット5号  対  麗式 お富○
(13分27秒、片エビ固め)



次鋒戦 メット4号 VS 飯野 佳容

序盤を若干リードしていた飯野が、6分台に最初の大技「内股ハイキックラッシュ(ブラジリアンキックラッシュ)」を炸裂。ダブルニードロップで追撃し、再度内股ハイキックラッシュを決めるとコーナーへ登りミサイルキック。

しかし7分には4号がオリンピックスラムで反撃。その後もテキサススープレックス、サイドスープレックスそれぞれから四の字に持っていき、キックを封じる作戦。これに苛立つ飯野がキックを見舞おうとするもアキレス健固めに捕らえます。

 

が、この後の内股ハイキックラッシュは意地で決め、コーナーへ登りカニ歩きのポーズ。ここから出したミサイルキックは簡単にかわされてしまうというオフライン興行ではお決まりのパフォーマンスに、会場も熱気と笑いが巻き起こります。

これが隙を作ってしまったか、その後4号が必殺フィッシャーマンDDT。しかし飯野もハヤテ式サンダーファイヤーパワーボムで返し、クレイジーサイクロンからダブルニードロップ。これに4号もフィッシャーマンズスープレックスでフォールし、きっちりとやられた分は返していきます。

 

それならばとこの後も積極的に技を重ねる飯野、クレイジーサイクロンからミサイルキック。途中テキサススープレックスからフォールに行かれるも、再度クレイジーサイクロン。随所でダブルニードロップで追い打ちし、じわじわと詰め寄ります。

そして13分にクルックヘッドシザース。これは4号が必死に耐え抜くと、今度は自分の番だと反撃を開始。テキサススープレックス、フィッシャーマンズスープレックスそれぞれでフォール。優勢だった飯野も危うく2。9で返し、ヒヤリとさせられます。

そしてフィッシャーマンDDT。立ち上がる飯野のバックを取ってジャーマンスープレックホイップ。逆転勝利まで後一歩と迫りますが飯野がエルボー、ボディブローの連打でダウンさせるとバックから高角度前方回転エビ固め。これで3カウントを取り、飯野がギリギリまで攻め込まれての辛勝。運良く2連勝を決めた武者逝チームが王手となりました。

 


×メット4号  対  飯野 佳容○
(15分06秒、高角度前方回転エビ固め)



中堅戦 メット3号 VS ヤハリ・ビールト・ジャガスキー

ヨーロピアトリオの中でも武闘派と言われるジャガスキー、開始まもなく場外戦へ持ち込み、ここは不覚にもバックドロップを決められますが、その後リストアップスラムで再び場外へ誘い、シュミット式バックブリーカーからストンピング乱打。

これに3号も拷問式逆片エビ固めを決めていきますがリングイン後はジャガスキーがアメリカンパンチラッシュ。その後3号が得意の各種グラウンド技、バック取りをピースクラッシャーで返すなど反撃しますが6分にジャガスキーがサンダーファイヤーパワーボム。

 

そしてシュミット式バックブリーカーから必殺「シャウエッセン・イキデキヘン(バッファロースリーパー)」。すでにフィニッシュを狙う体勢です。その後もジャガスキーの猛攻は続き、ダイビングダブルニードロップ、ゴッチ式パイルドライバーから再度ダイビングダブルニー、旋回式直下ブレーンバスター。

3号もDDT、技をエルボーで切り返しての変形カベル・ナリア、バック取りを返してピースクラッシャーを決めるなど応戦しますが、ジャガスキーの勢いは止められず。その後弓矢固め、ツイスターからのイキデキヘン、サンダーファイヤーパワーボムと繋いでジャガスキーが3カウント奪取。

ここで初戦突破を決め2回戦では宿敵P.O.Gチームと対戦。こうなることはオーナーも予測していませんでしたが、これまでにも言っていたとおり両者が闘うことは運命となっているのでしょうか。

 


×メット3号  対  ヤハリ・ビールト・ジャガスキー○
(10分26秒、サンダーファイヤーパワーボム)



副将戦 メット2号 VS ジョルジョリ・ノヴァ・リカーン

この試合、ジョルジョリがエルボーを何度も打ち込み正面からぶつかっていきます。そのまま勢いに乗り、各種スープレックスと脚殺しを軸にペースを掴んで開始5分、雪崩式のサイドスープレックス。

2号もジャンピングブレーンバスターを2発とも場外に投げ落とすなどペースを崩しにかかりますが、場内に戻るとジョルジョリがジャンピングツームストン。指を鳴らしてバックを取り、クロスアームスープレックスでフォール。

 

3号がダブルアームの体勢に行くもショルダースルーでジョルジョリが返し、ここ一番の秘技とされているフェニックススプラッシュをこの試合2発決めます。そしてコーナーへ登った3回目はムーンサルトフットスタンプ。

バック取りはエルボーで防がれるもランニングジャンピングエルボーは一足早くかわし、ハンマースローを振り返しての飛びつき前方回転エビ固め。このフォールで3カウントが入り、武者逝チーム4連勝。オーナーにも期待されていなかった武者逝チームが今大会初の5連勝を達成してしまうのでしょうか。

 


×メット2号  対  ジョルジョリ・ノヴァ・リカーン○
(9分57秒、飛びつき前方回転エビ固め)



大将戦 メット1号 VS ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン

1回戦でエースの意地を見せた宇働同様、1号も5連勝は渡すまいと序盤を各種中技でうまく繋いでいきリードを取ります。そして9分、バックソバットからムーンサルトプレス。

しかしこれに黙っていないフケテンネンもすぐさまシザースキックで反撃。さらにオリンピックスラムで場外に投げ落とします。場内に戻ればすかさず2度目のシザースキック、飛行機アピールからランニングのフライングクロスチョップも決めていきます。

 

猛攻を続けるフケテンネン、ここから必殺「マジィーデ・イタイッテーノ(スーパーボム)」でフォール。余力が残っていた1号は2で耐え凌ぎ、この後四の字固め。そして高速ブレーンバスターから後頭部へ低空ドロップキック。

さらに必殺ノーザンライトボムからドラゴンスリーパーという必勝パターンへ。この後ピープルズエルボーを喰らいバック取りもアームホイップに返されますが相手のバック取りを同じくアームホイップに切り返し、後頭部低空ドロップキック。

 

そして素早くバックに回り込んでドラゴンスープレックスホールド。が、これを2で返したフケテンネンが先に立ち上がるとコーナーへ登り、フロッグ・スプラッシュでフォール。

これを1号が返せず3カウント。この試合も武者逝チームが勝利をもぎ取り5連勝を達成。喜んでいいのか悪いのか、鈍色5でファイモニチームが5連勝を挙げた時とは受け止め方が違います。

 


×メット1号  対  ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン○
(13分51秒、フロッグ・スプラッシュ)





0−5で武者逝お披露目会の勝利


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