〜微熱かよ!〜

女子枠第1試合
「岸原紗矢&ソイン」 VS 「カゴちゃん&ツジちゃん」


実況「さあ!遂に開催となりました、パロジェクトX主催、他団体交流戦企画第2弾、
“平熱と高熱のあいだ”」解説「微熱かよ!」「ありがとうございます。まずは女子枠の第一試合、
“岸原・ソイン組”バーサス“カゴちゃん・ツジちゃん”組の模様からお伝えしていきたいと思います。」

「今回実況を担当しておりますのはわたくし、パロジェクトX専属アナの伊智 宏武、そして解説には
パロジェクトX専属解説者の市村 博信さんとお届けしてまいります。どうぞよろしく。」
「はいよろしくお願いしまーす。」

「さて、今回開幕を務めることとなる岸原・ソイン組なんですが、WGLリングでは岸ソコンビとして、
外敵を迎え撃つタッグチームとして活躍していますよねー。」
「そうですねー。今回は逆に他団体の選手としてカゴ・ツジ組が迎え撃つ形なので、
また違ったプレッシャーもあるかと思いますね。」
「はい。」

「そのカゴ・ツジ組、他団体戦ではまだタッグチームとしての結果は残していません。
この試合によって、評価を高めていきたいところですね。」「はい、僕も期待しています。」

「まずは青コーナー、WGLの岸原・ソイン組が入場してまいりました。
ファイモニファンからも、暖かい拍手で二人を迎え入れています。」


「対する赤コーナー、チームプレイにおいてはファイモニNo.1の、カゴ・ツジ組であります。
歩き方にも余裕が感じられる。二人にとってプレッシャーというものは無いのかもしれません。
そしてリング内に入って、仲良く尻叩きパフォーマンスー!これに岸ソコンビも苦笑い。」

「さあ!第一試合のゴングが打ち鳴らされました。岸原とカゴが早速掴み合いに入る。
ここは岸原が、カゴのクラッチを振り解いて一旦ダウンさせていきます。」

「再び掴みに行く。腕四つの体勢、これは五分五分であります。一旦離して、カゴの地獄突き!
さらにボディスラムで叩きつけます。」

「岸原がロープに振った、ランニングのエルボー。そしてセントーン!緊張をほぐすように仕掛けていきました。
カゴがコーナーに振ったのをバク転で返す。さらにバック取りを返して、オーバーヘッドキック!
ここでパートナーに交代したのは岸原だ。」


「カゴが岸原を蹴りにいく。しかしソインが後ろに回って、ジャンピングバックドロップ!
ソインがWGLチームのペースを持続させます。」

「袈裟斬りの連打から、ジャックナイフ固めでソインがカバー。カウントは1です。
ここでカゴがツジに権利を譲りました。」

「おっとソインがブレーンバスターでカゴを場外に落とした。さらにリング内に入ったツジを、
ジャンピングバックドロップ!テンポの良い攻めを見せています、岸ソコンビ。」

「ここからロープの攻防が続きます。お互いがタックルでぶつかり合う、そして今度はソインが振った。
助走をつけて、一回転のドロップキック!ここまでの試合、岸原・ソイン組が押している感じですね。」
「そうですね。技一発一発を的確に決めていますね。この流れをカゴ・ツジ組がどうやって引き戻せるかですね。」

5分経過
「袈裟斬りの連打から、ツジを起き上がらせてバックを取った、再びバックドロップを決めていきました!
さらに、滞空時間の長い、ブレーンバスター!ソインの勢いが止まりません。」

「ちょっとツジの体力が消耗してきたか。チキンウイングのフェイスロックで、カゴがカットに入りました。
脳天唐竹割りで、ようやくツジがカゴに交代しました。ここでペースを変えにいかなくてはなりません。」

「おっとストラングルホールドαが、だいぶ決まってるようですねー。カゴも体力を消耗しているようです。」
そしてここでもファイモニファンに見せ付けるように、長滞空ブレーンバスターを決めていきましたソインです。」


「さあ、カゴをフェイスロックに捕らえた。さっきの状況と同じ様に、ツジがカットに割り入りました。
ちょっとカゴ・ツジ組の消耗具合が心配ですねー。」
「いつもだったらカゴ・ツジ組は序盤にペースを握っている場合が多いんでね、ちょっと珍しい展開ですね。」
「試合時間はまもなく9分を迎えます。序盤、岸原・ソイン組が支配した展開となっています。」

「カゴのチンクラッシャー、スピニングレッグロック、テキサスクローバーホールド。
得意の連携攻撃でペースを奪いにいきます。しかしロープに振ったソインがウラカン・ラナでカバー。
再びツジが救助に迎います。」

10分経過
「モンゴリアンチョップから、再度テキサスクローバーにもっていく。おっとここで岸原がカットに入りました。
カゴを自軍のコーナーにもっていって、さあツープラトンの構えだ、ここで決まるか?
バックドロップとダイビングネックブリーカー!!鮮やかな連携を決めていきました!岸ソコンビ。」

「今度は、カゴが外道クラッチで固めにいった。カウント2でソインが返す。
ここで両軍のパートナーが割り入りました。岸原がツジをロープへ振って、フランケンシュタイナー!
腕を回すアピールを見せた。もう一方ではカゴのブレーンバスターをソインが切り返す!」


「そしてジャックナイフ固めでソインがカバー。ここは間一髪ツジのカットが間に合った。
攻防が一段と激しくなってまいりました第一試合。」

「カゴの危機を何度も助けにいくツジ。そしてここで、ようやくWのドロップキックでカゴ・ツジが
合体攻撃を見せました!」

15分経過
「岸原をコーナーに叩きつけた。顔面へ鋭い浴びせ蹴り!そろそろカゴ・ツジ組のエンジンが
回ってきましたねー。」「カゴの外道クラッチが2カウントを入れてるんでね、カゴ・ツジ組にも
勝機は充分にあると思いますよー。」


「と言ったところで岸原が痛烈なみちのくー!ツジが即座にカットで合わせますが、今のはカットがなければ
3カウントを入れさせてたかもしれませんねー。ソインも援護に加わりました。」

「岸原のソバットでカゴがダウン。さらにエプロンサイドのツジをエルボーで場外へ。
ここで締めに持っていくのでありましょうか。」

「丸め込んだ!カットに入ったツジを、ソインがカチ上げエルボーでダウンさせた。この間岸原が
みちのくドライバーでフォール!うまく分断に持ち込んだ、これは決まったかー!?」


「カウント2.9ーー!!今のは決まったかに見えましたが、カゴが意地で返す。」
「今のは岸ソ組がうまく相手を分断させたんでね、決めておきたかったでしょう。」

「おっとー!?先に起き上がったカゴが逆にデルフィンクラッチでカバーだ。再びソインとツジがリングに入る。
カゴが岸原を場外に落とした。一方ではソインがツジをムーンサルトキック!そしてカゴがソインを、
ヤイヤイヤーストレッチだー。試合の権利があるのは岸原でありますが、次の展開が予測つきません。」


「そして岸原が場内に戻り、再び1対1となりました。そして岸原が速い掌打とソバットの
コンビネーションを決めていった。バックを取って、マヤ式のジャーマンでとどめにいったー!
これもツジがひと足はやくカットに間に合わせます。」

「そして両者ダウンしている間に、ツジがコーナー最上段から、サマーソルトドロップ!
これを受けて、カゴが外道クラッチでカバー!これはどうだ?カウント2.9ー!」

「さあ、再びリングの中は4人。ツジがソインをコーナーへ。そしてカゴがブロックバスターホールドで
再びフォール!カゴ・ツジ組が分断のお返しだ!これもカウント2ー。」


「そんなことをお構いなしに、ツジが「よっしゃいくぞー」とアピールを見せた、この動きはー?
ブリッコバスター(ブロンコバスター)だー!ソインに容赦なくヒップ攻撃の雨あられ!」

「これを遮るように岸原がジャーマンでカバー!ツジがこれに気付いているのかー!?カットに間に合いました。」

「今度はフライングクロスチョップから、カゴが外道クラッチに固めた!カウントが入る、 
ソインがカットに行くまでの距離がちょっと遠いー、あっとカウント3だー!!」


「大苦戦の中、ツジのいくつもの救出劇によって、カゴが逆転のフォール勝ちを掴み取りましたー。
いや〜、最後まで全く目が離せない、どちらが決めてもおかしくない試合でしたねー。」
「開幕にふさわしい試合内容を、WGLのコンビが提供してくれましたねー。ツジがうまくカゴを
アシストしたことによって、出だしペースを取られたカゴ・ツジ組を、勝利に導きましたね。」


「パロジェクトXチームが第一試合を勝利で飾りました。この後の試合にも期待しましょう。
あっとこれだけのダメージを受けているカゴが、尻叩きポーズを見せています。最後の最後まで
サービス精神を忘れていません!」

×岸原  ソイン  対  ○カゴちゃん  ツジちゃん
(19分05秒、外道クラッチ)



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