〜微熱かよ!〜

女子枠第2試合
「藤本 美貴」 VS 「尾伴 草恵」


実況「つづいて第2試合も、シングルでの対決となります。武者逝最強と称される“尾伴草恵”に挑むのは、
TRWハロモー。プロレスの一員、藤本美貴であります。ファイモニとの繋がりが深いということで、
当然ファイモニの選手との試合になると予想していたんですが、今回あえて、最強熟女軍団の
武者逝との試合に挑むこととなりましたねー。」解説「これは意外でした。その武者逝の中でも
最強といわれてる尾伴草恵との対決ですから、かなりの気合いが入ってるのでしょうねー。」


「TRW藤本、先日WGLで行なわれたワンナイトトーナメントでは準優勝という堂々たる成績を残しました。
そして初戦で当たったナマリーノ高橋から勝利を挙げています。」「結果に出せている通り、
プロレスラーとしての実力をしっかりと身につけていますね。」
「はい。」

「しかし今回闘う尾伴草恵、どんな相手だろうと相手に何もさせないまんま分殺してしまうという
試合を、オフ興行で何回も見せています。交流戦とはいえ、そういった試合展開になる場合も
充分考えられますね。」「はい、それを覚悟したうえで闘うというわけですね。」

「TRW藤本が、軽快な入場テーマに乗って入場していまいりました。
分殺女王・尾伴草恵に対し、どんな秘策を狙っているのでありましょうか。」


「そして逆サイドから尾伴草恵の入場です。相変わらずふてぶてしいその表情。
今宵もその大根足が、相手を顔面ごと薙ぎ倒すのか。」

「試合がスタートしました。お互いがミドルキックで間合いを取る。
おっといきなりの前方回転エビ固めで藤本が丸めていきました。すぐに尾伴が振り解く。」

「ロープに振っての藤本の低空ドロップキックを、冷静に手で払い除けます、尾伴。
そしてエルボーを脳天に振り落として、掴む藤本を払っておいて顔面ストンピング!
相手がアイドルだろうとなんだろうと、全く自分の闘い方を曲げる気配はありません。」

「河津落としで、尾伴が順調にペースを進めています。しかしブレーンバスターを藤本投げ返した。
そして藤本がカニ挟みを2連続で決めていきます。」

「だが尾伴のマシンガン顔面ニーリフトが待っていた。そして顔面ストンピング2連発。
これはえげつない。」「尾伴選手、全くいつもと闘い方を変えてませんね。」


「さらにサイドを取って、“いくよ”の掛け声で捻り式のバックドロップ!
このまま分殺へのシナリオが続いてしまうのでしょうか。」

「あっと尾伴のキックをアキレス腱固めでさばいた。ジャンピングのニードロップを
仰向けからもうつ伏せからも決めていく。さらに一回転ドロップキックをカウンターでヒット!
藤本も反撃に出てまいります。」

「しかし今度は尾伴のサイバーニーリフトに捕まってしまいました。さらに裏拳!」

「危険なムードを漂わせつつあります。藤本コーナーに振った、助走をつけてゼロ戦キック!
尾伴の顔面を痛烈に捕らえていきました。」

5分経過
「これに怒ったか、先程以上に顔面へ固執した攻めを見せます尾伴草恵。
一体藤本の顔面にニーリフトはいくつ入ったのか。それでも遠慮なくカーフブランディングに持っていく!」

「バックを取って、おっと藤本が取り返した、リバースDDT!逆境になりながらも動きをよく見ています。」

「さらに2発目も決めていった。しかし先に起き上がったのは尾伴、バックを取りにいく
おっとこれも藤本がバックを取り返した、ソバットでダウンさせて、再びバックから、ああ尾伴の
オバハン蹴りーー!!」

「既に藤本の体力は底を突いているといってよいでしょう。しかし今度も尾伴のバック取りを取り返した、
コーナーへ振って、戻って来る尾伴にミキティー・ブレードーー!!起死回生の一打を放ちましたー。」
「これはひょっとしたら、ひょっとするかもしれませんね。」「武者逝最強・尾伴草恵を葬り去るか!?」

「膝十字固めに持っていった、尾伴の大根足に悲鳴を上げさせます。」


「藤本がバックを取った、ジャーマンスープレックスを決めていった!さらにそのまま起き上がらせて、
ダブルのジャーマンスープレックス!これはどうだ、カウントが決まるのか?カウント2ー!」

「尾伴も一瞬ひやりとさせられました。こういった場面も、これが初めてかもしれません。
前方回転エビ固めでもう一度カバーにいった、これもなんとか2で間に合う。しかし追い込まれています。」

「あっと捻り式バックドロップを藤本が切り返していきました。ダウンしたのを見計らって、
藤本がコーナーへ駆け登った、三角跳びボディプレスー、カウント2。これもギリギリです。」

「尾伴のキックを再びアキレス腱固めで防いだー!尾伴にギブアップを告げさせるのかー。」

「まだ尾伴も気力は死んでいません。顔面へのニーから、ギロチンチョークに持ち込んだー。
これは反則のカウントが入ります、しかし腕を離しません!3が入ったところでようやく離しました。」

10分経過
「捻りの利かせてのバックドロップから、尾伴がバックを取る。あっとまたしても藤本がバックを取り返しました。
尾伴のバック取りをこの試合、全て切り返しています。そして逆さに押さえ込んだー、これは危ないー!
カウント2ー!すぐさまグラウンド卍に移行しました、再び藤本が勝負に行くー。」

「藤本低空ドロップキックを決めて、コーナーに登るー、最上段からのフロッグスプラッシュ。
さらにネックブリーカードロップ。再びコーナーに狙いを定めて、駆け登っていった、
ボディプレスでカバーに行った、これは返せるか?どうだ?あーなんてことだ、カウント3ーー!!」


「会場も騒然、尾伴草恵がまさかの敗北を喫しました!どうですか、この結果をご覧になって。」
「藤本選手、必殺技を決めたあたりからペースを握りに行ってましたね。僕も尾伴選手が負けるのは
信じられないんですが、WGLのアイドルトーナメント準優勝の成績は伊達じゃなかったですね。」

「尾伴選手、バーリ・トゥード志向ということもあって、空中殺法をやや苦手とする部分があるんですね。
それを藤本選手に上手く突かれたというか。」

「やはり、完璧に強いレスラーというものは居ないんだということなんですねー。
分殺女王・尾伴草恵、オンライン戦は黒星からのスタートとなりました。」

○藤本 美貴  対  尾伴 草恵×
(11分38秒、ダイビングボディプレス)


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