女子枠第4試合・セミファイナル 「渡嘉敷 マキ&播磨 龍子」 VS 「凄井 宇座子&加成 肝子」 |
実況「さあ、女子枠の試合も残すこと2試合となりました。セミファイナルはリベンジ対決、
“渡嘉敷・播磨組”バーサス“宇座子・肝子組”の一戦です。」 「この因縁の対決は、FSE旗揚げ興行の一戦が、全ての始まりであります。 当時はまだ無名であった武者逝ウザ・キモコンビが、渡嘉敷・播磨組から激闘の末ギブアップで勝利。 その後パロジェクトXで行なわれた“華王〜愛の激情〜”で、宇座子と渡嘉敷がシングルで激突し、 接戦の末、宇座子がフォールを奪っています。」 「両者の抗争はこれからも永く続くと判断したパロXオーナー・イチヒロが、今回ウザ・キモとの タッグマッチを組ませ、再び渡嘉敷と播磨がタッグを組んで、再戦を誓いました。」 解説「当然今度こそはリベンジを果たしてやると、意気揚々でしょうね。」「そうですね。」 「さて、試合前に宇座子・肝子組にインタビューを試みましたので、その内容を、ご覧下さい。 宇座子「同じ結果になるのは分かってるわ。でも、そう思って他団体マットで負けた経験が 一度だけあるのよ。だから絶対油断はしないつもり。」 肝子「私達が最強であることはさ〜、変わりないものね〜。ウーちゃんのいうとおり、 マットで恥さらすつもりは全くないよー。それと、今までよりもっと磨きのかかった私達を 見せるのが公式戦これが初めてだから、楽しみにしててよ〜。」 宇座子「そうそう。キーちゃんも言ったけど、今まで見せたことのない技を色々考えてみたから、 相手の“オトコオンナ”二人もびっくりすると思うわよ。それと、リベンジマッチは何回でも 受けて立つけど、そろそろ武藤めぐみ(AD!)とか星川流美(ELF)とかとやらせてくれないかしら?」 「時間の都合のため、ここから後のコメントは省略させて頂きました。 さて今回新技を引っ提げての登場ということで、いったいどんな技が飛び出すのか、 楽しみではありますよねー。」「そうですね。きっと我々の目を楽しませてくれることと思います。」 「さあ、今回リベンジを誓う、FSE・LAST CYCLOPS渡嘉敷・播磨組が入場してまいりました。 二人がそれぞれ自慢のパワーを誇示するように、花道からゆっくりとリングインします。」 「そして、返り討ちを狙うのは、我らが武者逝の宇座子・肝子組。なにやら実況席を 見つめているようですが・・・・・・・あっ!我々実況席の目の前にやって来ました。 そして、何かを取り出しています・・・・・・・。」 宇座子「この漬物、うちの工場の新製品なの。よかったら食べて。」 肝子「こっちはね、うちの牧場のボンレスハム。醤油つけて食べても美味しいから。」 「何事かと冷や汗をかきましたが、これは宇座子・肝子からの差し入れ物でした! いや〜、市村さん、思わず緊張してしまいましたね。」「僕の解説が悪い事言っちゃったのかと 思いましたよ。」「あとでこの漬物とボンレスハム、美味しく頂きたいと思います。」 「まずは腕を捻っていく宇座子、そしていきなりブレーンバスターの構えだ、 これはさすがに渡嘉敷の体は持ち上がりません。投げ返していく。」 「おっと、渡嘉敷のストンピングを浴びてからもう一度ブレーンバスターにいきます。 ちょっと気持ちが焦っているのでしょうか。これも渡嘉敷が余裕で返します。」 「これはもしかしたら、逆に相手チームを焦らすという宇座子の作戦かもわかりませんね。」 「ほほー。これが試合にどう影響していくのでしょうか。」 「腕四つからのエルボーを受けて、宇座子が肝子に交代しました。 そして今度は二人がかりの、ブレーンバスター!今度は持ち上がりました。 早速得意の合体攻撃を見せてまいりましたウザ・キモコンビ。」 「肝子が、ヘッドロックからのパンチ連打などラフ殺法で試合を組み立てます。 大きな技を喰らう前に、渡嘉敷が播磨へ交代しました。」 「今度は渡嘉敷達が二人がかりだー。しかし肝子がキックで阻止します。」 「同じくラフファイターである播磨が、肝子に対してナックルやストンピングで押し進めていきます。 コノヤローの声も出ました。フロントキックが顔面にヒット。」 「肝子が腿キックから宇座子に交代します。早いタッチワーク。再び二人で掴みに行く、これは返される。」 「宇座子へフロントキックを当てていく、あっとまたウザ・キモが二人がかりに行く、肝子がパワーボムの体勢、 宇座子のサポートを加えての、合体パワーボムー!二つ目のツープラトンも決めていきましたウザ・キモ。」 5分経過 「宇座子が主導権を握りつつあります。おっとここでブレーンバスター垂直落下式!」 「宇座子のバック取りを、ココナッツクラッシュで播磨が阻止しますが、宇座子モンゴリアンチョップから、 再びブレーンバスターに持ち上げた、またも垂直落下式!播磨がちょっと危ない状況となってきました。」 「グロッキー状態の播磨のバックについた、あーっここで宇座子の漬物石落としー!! 10分も経たないうちに片付けてしまおうというのか。ここはなんとか、渡嘉敷への交代が間に合いました。」 「リベンジを誓う渡嘉敷、ここから反撃を見せていきたい。宇座子がフロントネックロックの状態で、 後転しながら絞め上げていきます。これは今まで宇座子が見せたことのない技ですねー。」 「そうですね。宇座子選手ももともと寝技に定評がある選手なんで、こういった技も器用にこなせてますね。」 「更に驚くような技を我々の前に見せるのでありましょうか。」 「ここで渡嘉敷が先に立ち上がります。フィストドロップから、コーナーに串刺してショルダーで打ち付ける。 ここから逆片エビ固め。おっと肝子にカットに入りました。宇座子も多少なりともダメージを受けているのかも しれません。」 「渡嘉敷が、ウザ・キモの合体攻撃を蹴散らした。そして肝子にモンゴリアンチョップ! おっと宇座子が同じ掛け声で渡嘉敷にモンゴリアンチョップ!対抗意識が感じられますねー。」 「良きライバルとして認め合ってる部分もありますからね、こういった駆け引きも生まれてくるのではないかと。」 「肝子に交代です。ここでウザ・キモ、2発目のダブルのブレーンバスター!この試合、ウザ・キモの ツープラトン攻撃はこれが3度目となります。」「相変わらず、2人の息はピッタリですね。」 「肝子のキャメルクラッチで、播磨がカットに入ります。しかし肝子が二人の攻撃を全てさばいています。 ここで渡嘉敷がロープに振った、ナックルパートが決まりました。」 10分経過 「肝子が、渡嘉敷を場外に落としました。リングに入る播磨を、おっと播磨も場外に落とした。 リング内は肝子一人。さあ肝子も場外に出る。ここはいち早くリング内に戻った渡嘉敷が、尻叩きアピールだ! 逆に挑発させた形となりました。これに宇座子がリング内に入ります。」 「場外では、播磨が肝子を長滞空ブレーンバスター。しかし宇座子が渡嘉敷を、掌底フックでダウンさせました。 お返しの宇座子のXポーズ!アピールでも渡嘉敷に対抗しています。」 「この2人ならではですね。大変見応えがあると思います。」 「播磨がオクラホマスタンピート!渡嘉敷は逆片エビ固めを決めています。 場内に戻ってきた肝子が、ここでなぜか、腹太鼓のポーズ!そして技を解いた渡嘉敷に近寄って、 キャメルクラッチに持っていきました。現在試合権利があるのは肝子と渡嘉敷であります。」 「播磨がリングイン。渡嘉敷の水車落とし、播磨のサポートを受けて、ロシアンフックだー! さらにバックを取っての、急降下バックドロップー!いよいよ渡嘉敷チームが反撃に出ましたー。」 「宇座子に交代しました。再びライバル渡嘉敷と向かい合います。渡嘉敷がコーナーに振ったー、 雪崩式の体勢、ブレーンバスターか?おっと、宇座子が体勢を持ち直して、雪崩式オクラホマスタンピート! 意外な技を見せました。これは播磨に対するアピールかー?」 「そして片腕をブンブン振り回したー、溜めに溜めての、フック掌打ー!渡嘉敷がゆっくり崩れ落ちます。 肘でグリグリと渡嘉敷の顔面をえぐります。ここで播磨がカット。」 「播磨がバックを取ってます、フルネルソンの体勢からー、あーっとドラゴンスープレックスホイップー! これには驚きました。宇座子も予想だにしていなかった大技を喰らいました。」 「しかし今度は、宇座子がキャプチュード!グロッキーの渡嘉敷の背後から、フック掌底! そろそろフィニッシュに持ち込むかー?いや、渡嘉敷がパワーボムの体勢に持ち上げている、 トカちゃんボム3号(サンダーファイヤージャンピングボム)で反撃ー!カウントはギリギリで間に合う。」 「そして渡嘉敷が再び持ち上げてー、必殺のとかちゃんバスター!宇座子が場外に落ちていきました。 ここで再び場内戦と場外戦、二手に分かれました。播磨が宇座子を鉄柱に打ち付ける。 場内では渡嘉敷が肝子を、ロープに振ってナックルパート。さらに起き上がらせてロシアンフック!」 「おっと今度は宇座子が漬物石落とし、そして肝子も低空でのバックドロップー!一歩も譲りません。」 「因縁があってこそこれだけの試合ができるんでしょうねー。」 15分経過 「ここで宇座子が場内に戻って、渡嘉敷をフォールに持っていきたい。しかし渡嘉敷が持ち上げたー、 2発目トカちゃんボム3号ー!これはどうだ、カットに入れない、カウント2ー! 渡嘉敷も手を叩いて悔しがります。」 「さあ宇座子が逆さ押さえ込み、これもカウント2ー。死力を尽くして闘っています、両チーム。 宇座子のフック掌打。肝子が自軍コーナーへ戻る間、播磨がリングに入った、そして観客へアピールを見せる。 渡嘉敷のロシアンフックから、播磨がトライアングルスコーピオン!まだまだこの闘いは終わらない!」 「肝子に交代しました。宇座子が力を使い果たしたのか、自軍コーナーでがっくりとうな垂れます。」 「水車落としから、渡嘉敷バックを取った、これは肝子が暴れて防ぐ。うつ伏せ状態の渡嘉敷に、 おっとこれは新しい技だー!これが“キモキモロック”(リバースバイパーホールド)と呼ばれる技なのでしょうか。 思わず播磨がカットに入るー。宇座子はリングに入れる余裕がありません。」 「渡嘉敷が河津掛け落としから、ロシアンフックを決めた!これで最後かー!? 起き上がらせて、最後の仕上げに取り掛かる。しかし肝子がー、体勢を入れ換えてパワーボムに持ち込んだ、 餅つき式の3連続パワーボムーー!!渾身の力でフォールに入った、宇座子がリングに入ってカットを防ぐ、 これは入るか、入るかー?入ったカウント3ー!」 「凄まじい激闘の末、ウザ・キモが渡嘉敷・播磨組を返り討ち!リベンジはなりませんでしたが、 武者逝最強コンビのウザ・キモをこれだけ熱くさせられるのは、この渡嘉敷・播磨組において 他ならないでしょう。」「いや〜、本当に凄い試合でした。見所が沢山あり過ぎて、 一言で説明出来ないですね。素晴らしい試合でした。」 (17分58秒、餅つきパワーボム) |