男子枠第3試合・セミファイナル 「愚地 火色&九龍 李」 VS 「へなちょこ駄目男&虎寅 島二郎」 |
実況「男子枠セミファイナルを飾るのはこの二組です。怪変隊最強コンビ・“駄目男&島二郎組”
バーサスPWA・双頭龍(ツインヘッドドラゴン)“火色&九龍組”の、一戦です。」 「PWA社長・日色氏のもう一つの姿が、この“愚地 火色”であるといいます。 試合前のコメントも、謎めいた言葉を残していました。」 火色「俺様トノ試合ヲスルッテ奴はドコノドイツダ?俺様ト渡リ合エルノカ? パロジェクトX・・・・俺様ノミョウギヲアジワイナ!!サイコウ!!」 「そしてその火色とタッグを組むのが、オーナー・日色氏が直接見出した期待の新人、 “九龍 李”であります。試合前のコメントは。」 李「・・・・・・・・」 「ノーコメントで、その場から去っていきました。これは何を意味しているのでしょうか。 期待と不安がよぎりますねー。」「かなり異色な二人であると言えますねー。」 「そして何よりも九龍選手が不思議なのは、必殺技・得意技を一切持たないということなんです。」 「それだけひとつひとつの技に自信を持っているということなのかもしれませんねー。 駄目男・島二郎組も、充分注意して闘っていかないとだめですね。」 「まずは火色と駄目男のがっちりした組み合いで、試合がスタートしました。 火色が蹴りでのフェイントを絡めつつ、駄目男との腕四つを、何度も見せています。」 「変則ハイキック、これは駄目男が回り込んで空を切った、しかし2度目のキックが駄目男の 顔面を捕らえた!そしてコーナーに振って、助走をつける。串刺し式シャイニングウィザードだー! 強烈な膝蹴りを顔面目掛けて見舞っていきました。これには駄目男、一溜まりもありません。」 「島二郎に交代しました。ダメージの具合が少し心配であります。さあ、起き上がって、 2人が火色をコーナーに誘い入れた。ツープラトンの構えを見せているぞ。 バックドロップ&ダイビングネックブリーカーが決まったー!火色が李にタッチします。」 「おっと今度は火色と李が二人で組み合ったぞ、パワーボムの構えだー、 ネックブリーカーでの合体パワーボム!これにも驚きました。」 5分経過 「李が島二郎相手に互角な闘いを見せています。コーナーへのハンマースローを振り返して、 ジャンピングエルボー。裏STFに捕らえました。さらにキャトルミーティレーション。 そして、グラウンドコブラツイストはカウント1。テンポよく攻め立てていきます。」 「島二郎が押されています。ソバット、ロープに振ってのジャンピングエルボー、STF。 李が鮮やかな連携攻撃を次々と繰り出してゆきます。ここでたまらず駄目男がカットに入るー。」 「さあー島二郎が地獄バックドロップに持っていった!このまま防戦一方でやられるわけにはいきません! しかし、バックをカンガルーキックで切り返して、李が裏DDTを決めていった。 さらに島二郎をコーナーポストに乗せた、雪崩式を決めていくのかー?」 「これはゴリコノクラズムだー!腕を取ってからみちのくドライバーのような体勢で 叩きつけていきました。さらにバックから裏DDT。まだいくのか? ダブルアームに捕らえて、ぺディグリー炸裂ー!新人らしからぬ凄まじい攻めの連続ですね。」 「やはり、何かしらやってくれるだろうと思ってましたが、ここまで凄い選手だっとは、驚きましたねー。」 「ヘビー級を相手にしても互角に闘える島二郎が、まさかの大ピンチです。」 「フィッシュストレッチスリーパーに持ち込んだ、ここは駄目男が助けに入る。 駄目男がロープに走ってジャンピングエルボー。ここからツープラトンの体勢に入った。 合体パワーボムー!ここで、ようやく島二郎がタッチを成立。」 10分経過 「李も火色に交代しています。怨霊クラッチは、火色がカウント1で返す。 駄目男がキーロックを決めた所で、先程の李がカットに入りました。」 「その李にマンモスバスターで持ち上げた、しかし起き上がった火色がミドルキックで防いでー、 変則ハイキックー!駄目男が倒れこみましたー。」「今のは入りましたねー。」 「蹴りを主体としている火色、サッカーボールキックで“だぁー!”と声を上げました。 そして間接蹴りから、上段後ろ回し蹴り、さらにミドルキックで、駄目男が再びダウンしました。 これを見計らって、火色がコーナーに飛び乗った、ダイビングフットスタンプ。」 「変則ハイキックを、駄目男が距離を取ってかわしたー、そしてフロントハイキックで逆にダウンさせて、 会場見回しパフォーマンスー!してやったりの表情だー。」「わはははっ・・・。」 「そしてコーナーに登ってー、フロッグスプラッシュ炸裂!フォールにいく、これは李のカットが間に合いました。」 「マンモスバスターで再び駄目男がフォールにいった!自軍コーナー付近、これはカットが間に合わない、 火色がカウント2.9で返す!」 「ここからは駄目男ペースです。コーナーツープラトンを防いで、ヘナチョコリンキック。 ラ・マヒストラルはカウント1で返す。裏投げ、フラッシングエルボーも決まり、火色が李に権利を譲ります。」 15分経過 「李にも裏投げー!あっとしかし李のぺディグリーだー!裏DDTからー、スタンディングホールドに固めた。」 「グラウンドコブラツイストはカウント2.3で駄目男が返しています。おっと救助に行った島二郎を、 李がスパイシードロップで場外に落としたー!さらに駄目男へぺディグリー! そして、サイクリングヤッホーで極めにいくー。これはどうだ?まだ決まらない。」 「李が大活躍。駄目男のダブルアームスープレックスホールドを2.89で間に合わせると、 リング上、火色も入る。しかし駄目男が火色をロープに振りっ放しにしておいてー、島二郎との合体ダーンス!」 「駄目男がバックを取って高速のジャーマン、これは一足早く火色がカット。救助を得た李が、 フェイスバスターから裏STFでギブアップに迫る。その間リングに入った島二郎を、火色が必殺の “最高にして最後の止めハイキック”で撃墜!“サイコー!!”の掛け声が会場全体に響き渡る。」 「チャンスと見た李が、ハイジャンプフェイスバスターからフィッシュストレッチスリーパーで 再び逆襲。ただやはり新人ということもあってか、絞め落とすまではいかず駄目男が自力で振り解きました。」 「あと1年も2年もしないうちに彼は、恐ろしく強い選手になっているかもしれませんねー。」 「捻り式のバックドロップから、駄目男が至近距離からヘナチョコリンキック! 四の字ジャックナイフ固めでカバー、これはすぐに火色がカットします。島二郎も再びリングの中。」 20分経過 「駄目男がハイスパート。リバースタイガードライバーからスワンダイブボディアタック。 おっと李が丸め込んでいるぞー、島二郎のカットが遅れた、これは返せるかー?カウント2.9ー。」 「駄目男をコーナーに押し込んで、李が大技に持ち込むか!?いや、駄目男がダブルアームに捕らえている、 後方に投げつけて、ダブルアームスープレックスホールド!ここでカウントが入る、これはー!? カウント3が入りましたー!」 「勝ったとはいえ、火色・李組に大苦戦する結果となった、駄目男・島二郎組。 連敗が続いているパロXチームを、なんとかストップさせることには成功しています。」 (21分39秒、ダブルアームスープレックスホールド) |