〜Aブロック2回戦試合模様〜

第1試合「竹中 美紀子 VS 蔵馬 真琴」

VS


ウィドゥ戦同様、この試合も短期決着を狙う竹中。打撃戦では蔵馬が一歩上回っているかに見えたが、
それに怯まずストマッククラッシャー、ニードロップといった腹部への攻撃を中心に試合を組みたてる。

開始3分を過ぎると、それまでラフにはラフで対抗していた蔵馬の手が止まる。
ストマッククラッシャーの連発が効いていたのか、顔面フック、掌打アッパーの連打、ボディシザースと
次々竹中の技が決まり、カウントも危うい状況となる。


しかしバック取りをエリボーで返したところで、蔵馬が毒霧噴射。竹中の意表を突く。
しかしこれでも竹中のペースは崩れず。「おわり、おわり」を連呼し、稀に見せる「ミキちゃんスペシャル
(ストレッチプラム)」もこの日決めた。そしてボディシザースでフォール。
この時の試合時間は6分15秒。前日より更に早い段階でフィニッシュを狙う。

これをなんとか2.89で返した蔵馬。反撃に移りたいが、まだ竹中の猛攻は止まる事を知らない。
お陀仏パワーボム、ジョニースパイク、そして逆方エビ固め、ミキちゃんスペシャルでギブアップも狙いに出る。


ミキちゃんスペシャルが解かれると、立ち上がった蔵馬が潜り込んでデスバレーボムを炸裂。
ここでチャンスが回ってきたかに見えたが、唐竹割りで逆にダウン。そして顔面へのストンピングから
強引にカバーされ、カウント3を許す。この試合も10分以内で竹中が勝負を決めた。
これも彼女なりの今大会への意気込みの表れなのか・・・!?

○竹中 美紀子  対  蔵馬 真琴×
8分32秒、体固め(勝利ポイント:4)



第2試合「ブラック・ウィドゥ VS 八頭島 瑠華」

VS


強豪ウィドゥを相手に、気負いせず積極的に技をかけていく八頭島。竹中戦では不覚を取ったウィドゥも、
この試合気持ちを入れ替えて伸び伸びとしたファイトを見せている。

中盤に入っても勝負は互角。プリズンへの対抗意識か、八頭島が鎌固めを何度も決め、
ウィドゥに精神的なプレッシャーを与えにいく。これに対してウィドゥは冷静に対処。スリーパー、トーキックで
堅実にスタミナを奪いにいく。そしてパイルドライバー、ブレーンバスターは全て持ち堪え、切り返す。

開始10分が過ぎようというところ、喧嘩キック、袈裟斬りの連打を決めたところで上空に毒霧を吐いた
ウィドゥ。この辺りから攻防は激化していく。八頭島が鎌固めを解いた直後、ウィドゥが怒りに火をつけたか、
袈裟斬りの連打→背後からも袈裟斬りチョップ→もう一度バックを取って地獄バックドロップ。
八頭島の打撃をいなしておいて、ここで大会1発目のプリズンを決めた。


しかし八頭島も再び鎌固め。意地の張り合いが続く。鎌固め後に先に起き上がったウィドゥが
足掛け膝砕き3連打。そして立ち上がらせて毒霧。これを寸前でかわした八頭島、踏み込み掌底を
絶妙のタイミングでカウンターヒットさせる。


ここでペースを掴んだ八頭島、この後ジャンピングツームストン→ダイビングニーパット→アンクルホールドの
連繋。これもプリズンへの対抗策か。そしてすぐさまこれに反応し、ウィドゥが2回目のプリズン。
これを解いて八頭島がレッグスピン→鎌固め。まだまだこの闘いは終わらない。

これに手応えを感じたか、八頭島スーパーフリークでフィニッシュ。観客の合唱でカウントが入る。
3カウント寸前、僅かにウィドゥの肩が先に上がった。


どちらが決めてもおかしくない、白熱した攻防が続くこの試合。スーパーフリーク後にウィドゥがヘッドバット
→プリズン。これもまだ決まらない。今度はウィドゥがブルズポセイドン→ダイビングフロントハイキック→
プリズンの連繋。先程の八頭島の連繋のお返しともとれる。3度目の正直ならぬ4度目の正直となった
このプリズンで、八頭島がギブアップを告げてウィドゥが熱い闘いを制した。

○ブラック・ウィドゥ  対  八頭島 瑠華×
15分27秒、プリズン(勝利ポイント:8)


戻る