〜Cブロック1回戦試合模様〜

第1試合「イチ・ヒロ子 VS 如月 紫」

VS


開始直後からのヤクザキック、そしてヘッドバット、ブレーンバスター、ダイビングバックエルボーと
如月の攻撃に捕まり気味のイチ・ヒロ子。

「自分は他流戦に弱い所がある」と口にしていたこともあって、このまま終わってしまうのではと
諦め半ばにしていたその時、ヒロ子の延髄斬りがクリーンヒット。そしてカチ上げエルボーから
キリモミ式セントーン。開始5分からようやくイチ・ヒロ子らしい動きが見えてきた。

すると串刺しジャンピングエルボーからコーナーに登り、フィニッシュ技の「ムーンサルトニープレス
(にしたかった)」(ラウンディングボディプレス)を早くも決めて、ハイペースに攻め込んでいく。


まだまだイチ・ヒロ子の動きは止まらず。普段なら最後の締めの一発として決める
ムーンサルトニープレス(にしたかった)を、この日は3発、4発と続けて決めていき、
早期決着を狙いに出る。


途中、逆片エビ固めで如月も反撃を仕掛けにいくが、ダブルアームDDT→高速バックドロップの
キツイお返しを浴びて戦意喪失。そこからヒロ子がロープに振り、フィニッシュ技の一つである
フライングボディシザースドロップを決めてカウント3。前半やられ気味だったイチ・ヒロ子が、
後半の急激な追い込みによって勝利をさらった。

○イチ・ヒロ子  対  如月 紫×
8分37秒、フライングボディシザースドロップ(勝利ポイント:4)



第2試合「石川 がらしゃ VS 柴田 あゆみ」

VS


オーソドックスなレスリングの攻防で静かな立ち上がりのこの試合。お互いが慎重に相手の出方を伺う。

開始4分になるところで、がらしゃがエルボーの連打、スイングネックブリーカーを続けて決め、
若干がらしゃの有利に。前方回転エビ固めでのフォールはカウント1。
これに対して柴田はキーロックなど、変わらぬ落ち着いた攻め方を貫く。

開始6分半、がらしゃのエルボーをかわした柴田がバックを取る。これをエルボーで防いだがらしゃ、
一本指を上げるパフォーマンスからドラゴンバックブリーカー。起き上がらせてフライングニールキック。
がらしゃがペースを上げてきた。しかしもう一度エルボーをかわし、後方回転エビ固めで柴田が丸め込む。
そしてジャンピングバックドロップも決めて、柴田が本格的に反撃に乗り出した。


が、その直後がらしゃがローリングエルボーから必殺の「ドラゴン・クラッチ(涅槃)」へ。
勝利への体勢に一歩近付けていく。そしてもう一度ローリングエルボーからのドラゴン・クラッチ。
柴田がジャンピングバックドロップを狙うがブルドッキングで返され、3度目のドラゴン・クラッチを
決められ苦しい展開。

この後に執念でジャンピングバックドロップを成功させたが、ファイナルローリングエルボー→
ドラゴン・クラッチでこれでもかとこのやり方にこだわるがらしゃ。着実にギブアップまで
後一歩の状況に追い込んでいる。


柴田が起死回生で放ったダイビングセントーンは惜しくも誤爆。がらしゃがここで勝利を確信したか、
サポーターを直す仕草からムーンサルトでのフォール。これは僅かに柴田の両肩が先に上がった。
続けざまにがらしゃがローリングエルボーからバックを取りに行くと、これを柴田が前方回転エビ固めで
逆にフォールへ。最後まで勝負を諦めない、その姿勢が見て取れる。

この後柴田がブレーンバスターを狙うががらしゃが投げ返し、バックを取ってフルネルソンバスター。
起き上がらせての前方回転エビ固めで3カウントが入り、がらしゃが期待通りの強さを見せた。

○石川 がらしゃ  対  柴田 あゆみ×
11分32秒、前方回転エビ固め(勝利ポイント:6)


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