〜Cブロック2回戦試合模様〜

第1試合「イチ・ヒロ子 VS 石川 がらしゃ」

VS


序盤は激しいエルボーの打ち合い。どちらも全く怯む気配が無く、己の肘を見せつけ合う。
テクニックという点ではがらしゃが一歩リードか、ヒロ子の攻撃をかいくぐりながらエルボーの
連打を浴びせ、若干中盤を有利に進めた。

ヒロ子もそう動きは悪くないが、開始5分でローリングエルボー→ファイヤーバードスプラッシュ
という痛い大技の連繋を喰らい、そこからファイナルローリングエルボー→ドラゴン・ラナと
またしても大技のフルコース。全く容赦する事の無いがらしゃの大技ラッシュ。


ファイナルローリングエルボーからのドラゴン・クラッチも決められ、もはや万事休すの状態を
迎えているイチ・ヒロ子だが、意外にも冷静に反撃の機会を狙っている。
ロープワークからのローリングソバットを何発も決め、コーナー串刺しの状態から体勢を
入れ替えてのハイキック。

ドラゴンスリーパーもこの日2発決めておいて、エルボーをかわしバックを取ってのタイガー
スープレックスホールドも入る。しかしこれをカウント0で返したがらしゃが、起き上がりざまの
ファイナルローリングエルボー→ドラゴン・ラナでカウント3を鳴らして快勝。
相変わらずの強さであった。

×イチ・ヒロ子  対  石川 がらしゃ○
8分48秒、ドラゴン・ラナ(勝利ポイント:4)



第2試合「如月 紫 VS 柴田 あゆみ」

VS


開始1分20秒、如月をコーナーに押しつけた柴田、体制を入れ替えると早くもスイングDDTを決める。
すかさずジャンピングバックドロップからストレートアームバー。起き上がって再度ジャンピング
バックドロップ。立ち上がった如月に一回転ドロップキックがクリーンヒット。
これ以上無い速さで短期決着に挑む柴田。

そして飛びつき逆十字、ジャンピングバックドロップから再度ストレートアームバー。
腕への攻めも兼ね揃える。開始3分30秒で必殺の「アユミ・ソニック」(フランケンシュタイナー)を
決めにかかるが、如月がパワーボムで切り返す。

しかし柴田の攻めはこれでも止まることなくヘッドロック→旋回式ボディプレス、バックを取っての
裏投げと立て続けに決めておいて、アユミ・ソニック炸裂。これをカウント2.9で間に合わせると
如月がコーナーへ串刺す。そして顔面ウォッシュで怒りの逆襲。このまま黙っていられるかという、
如月の想いがひしひしと伝わってくる。


しかし数分しないうちに柴田がエメラルドフロウジョン。そこからストレートアームバーで
ギブアップ寸前に追い込んでいく。これを必死に耐え抜いた如月が、先程とは逆方向のコーナーへ
柴田を串刺しに。そして2回目の顔面ウォッシュで、観客に強烈なアピールを見せつける。

そしてロープに振ってヤクザキック。さらに「ワイルドサーペント」(ギロチンエースクラッシャー)も
決まり反撃開始。「攻め込まれると反撃できない」というこれまでの試合概念を見事に打ち砕いた。
ここでのフォールはカウント2.5。まだ柴田には余力があるか。


ここからまたしても柴田の猛攻が続く。ジャンピングバックドロップ→旋回式ボディプレスの連繋を
2連発。もう後が無い如月だが、これを耐え凌いで立ち上がった瞬間、突き放しハイキック一閃。
起きあがらせてのナイマンキック。その後にもショルダーネックブリーカー→高速バックドロップを
決めて、再び逆転へのチャンスが訪れた。

が、柴田が高速ブレーンバスターを決めたところで、G・Cアピールを見せる。これはフィニッシュの
前触れなのか。するとそのままコーナーへ登り、駄目押しの旋回式ボディプレスでフォール。
惜しくもカウントが入り、如月後一歩の所で勝利を逃した。ピンフォールが決まったのは
開始10分を経過した直後。柴田がラッキーな勝利を収めた。

×如月 紫  対  柴田 あゆみ○
10分04秒、旋回式ボディプレス(勝利ポイント:6)


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