〜Cブロック2回戦試合模様〜
第1試合「イチ・ヒロ子 VS 石川 がらしゃ」
VS
序盤は激しいエルボーの打ち合い。どちらも全く怯む気配が無く、己の肘を見せつけ合う。 テクニックという点ではがらしゃが一歩リードか、ヒロ子の攻撃をかいくぐりながらエルボーの 連打を浴びせ、若干中盤を有利に進めた。 ヒロ子もそう動きは悪くないが、開始5分でローリングエルボー→ファイヤーバードスプラッシュ という痛い大技の連繋を喰らい、そこからファイナルローリングエルボー→ドラゴン・ラナと またしても大技のフルコース。全く容赦する事の無いがらしゃの大技ラッシュ。 ファイナルローリングエルボーからのドラゴン・クラッチも決められ、もはや万事休すの状態を 迎えているイチ・ヒロ子だが、意外にも冷静に反撃の機会を狙っている。 ロープワークからのローリングソバットを何発も決め、コーナー串刺しの状態から体勢を 入れ替えてのハイキック。 ドラゴンスリーパーもこの日2発決めておいて、エルボーをかわしバックを取ってのタイガー スープレックスホールドも入る。しかしこれをカウント0で返したがらしゃが、起き上がりざまの ファイナルローリングエルボー→ドラゴン・ラナでカウント3を鳴らして快勝。 相変わらずの強さであった。 |
第2試合「如月 紫 VS 柴田 あゆみ」
VS
開始1分20秒、如月をコーナーに押しつけた柴田、体制を入れ替えると早くもスイングDDTを決める。 すかさずジャンピングバックドロップからストレートアームバー。起き上がって再度ジャンピング バックドロップ。立ち上がった如月に一回転ドロップキックがクリーンヒット。 これ以上無い速さで短期決着に挑む柴田。 そして飛びつき逆十字、ジャンピングバックドロップから再度ストレートアームバー。 腕への攻めも兼ね揃える。開始3分30秒で必殺の「アユミ・ソニック」(フランケンシュタイナー)を 決めにかかるが、如月がパワーボムで切り返す。 しかし柴田の攻めはこれでも止まることなくヘッドロック→旋回式ボディプレス、バックを取っての 裏投げと立て続けに決めておいて、アユミ・ソニック炸裂。これをカウント2.9で間に合わせると 如月がコーナーへ串刺す。そして顔面ウォッシュで怒りの逆襲。このまま黙っていられるかという、 如月の想いがひしひしと伝わってくる。 しかし数分しないうちに柴田がエメラルドフロウジョン。そこからストレートアームバーで ギブアップ寸前に追い込んでいく。これを必死に耐え抜いた如月が、先程とは逆方向のコーナーへ 柴田を串刺しに。そして2回目の顔面ウォッシュで、観客に強烈なアピールを見せつける。 そしてロープに振ってヤクザキック。さらに「ワイルドサーペント」(ギロチンエースクラッシャー)も 決まり反撃開始。「攻め込まれると反撃できない」というこれまでの試合概念を見事に打ち砕いた。 ここでのフォールはカウント2.5。まだ柴田には余力があるか。 ここからまたしても柴田の猛攻が続く。ジャンピングバックドロップ→旋回式ボディプレスの連繋を 2連発。もう後が無い如月だが、これを耐え凌いで立ち上がった瞬間、突き放しハイキック一閃。 起きあがらせてのナイマンキック。その後にもショルダーネックブリーカー→高速バックドロップを 決めて、再び逆転へのチャンスが訪れた。 が、柴田が高速ブレーンバスターを決めたところで、G・Cアピールを見せる。これはフィニッシュの 前触れなのか。するとそのままコーナーへ登り、駄目押しの旋回式ボディプレスでフォール。 惜しくもカウントが入り、如月後一歩の所で勝利を逃した。ピンフォールが決まったのは 開始10分を経過した直後。柴田がラッキーな勝利を収めた。 |