〜Cブロック3回戦試合模様〜

第1試合「イチ・ヒロ子 VS 柴田 あゆみ」

VS


この試合、以前にも増してエルボーが冴えるイチ・ヒロ子。前回開始1分半での猛ラッシュを
見せた柴田と、互角以上の攻めを見せている。

両者これといった大技をかけないまま、試合時間はあっという間に5分を経過。
今大会では非常に珍しい、静かな攻防となった前半戦。

ここから中盤にさしかかると、両者が徐々に積極的に中技を狙いにきた。
イチ・ヒロ子はショートエルボー、ドラゴンスリーパー、柴田はジャンピングバックドロップ、
飛びつき逆十字を軸に攻めたてる。


開始8分、両腕をクロスさせるガッツポーズを見せたイチ・ヒロ子。ここから大技狙いに
持ち込むか。するとロープに振ってアックスボンバー。しかしこれは冷静に見ていた柴田が
寸前でかわし、ヘッドロック、飛びつき逆十字などで落ち着いてペースを戻す。

が、その後ヒロ子が高速ドラゴンスクリューを決めると、ロープに走る。そして今度は
アックスボンバーがクリーンヒット。これで一歩ヒロ子が有利となる。

柴田も変わらぬ攻めを見せるが、ここからヒロ子がソバットコンビネーション→ドラゴン
スリーパー。だが柴田もジャンピングバックドロップ→ダイビングセントーンで反撃。
更にチキンウイングフェイスロックも決めて、ジャックナイフ固めのカバーがカウント2.9。
ヒロ子も追い込まれている。


そしてエメラルドフロウジョン→振り向き式正面飛びミサイルキック→ジャックナイフ固めで
再びフォールへ。これもなんとかヒロ子が2で返すと、ソバットコンビネーションから逆に
柴田をフォール。これも2カウント。

ヒロ子が更にハイスパート。ソバットコンビネーション→ドラゴンスリーパー、ハイキック→
STF。これを耐えて柴田も飛びつき逆十字を決めたが、ヒロ子がロープに振っての
フライングボディーシザースでカウント3を決め、見事勝ち越してこのリーグ戦を乗りきった。

○イチ・ヒロ子  対  柴田 あゆみ×
14分20秒、フライングボディシザースドロップ(勝利ポイント:6)



第2試合「如月 紫 VS 石川 がらしゃ」

VS


意地でも1勝目を上げておきたい如月。しかし相手は優勝最有力候補のがらしゃ。
この試合、最後の底力を見せられるか。

その気持ちの表れか、開始直後でロープへ振ってのヤクザキックを見せた如月。
そしてそこから約30秒後に2回目のヤクザキック。これもがらしゃにかわされるが、
威嚇という意味で有効な攻め方と言えるだろう。

しかしがらしゃも負けずにムーンサルトフォール2連発。決して気迫に押される事の無いがらしゃ。
やはりこの試合の前半、如月が良い動きを見せている。串刺しからの低空ドロップキックや、
バックを返してのブルドッキングヘッドロックなど。この試合はいけると誰もがそう思った矢先、
がらしゃの猛ラッシュが火をつけた。


ローリングエルボー→ドラゴン・ラナ。如月もこのラッシュを止めようとカウンターのトラースキックで
ダウンを奪うが、立ち上がった直後がらしゃの丸め込み。これを2.9で間に合わせるも、
がらしゃ再びローリングエルボー→ドラゴン・ラナの連繋。

そして続けてファイナルローリングエルボー→ドラゴン・ラナの連繋も決めて、
3カウントでフィニッシュ。がらしゃの勢いは誰にも止められなかった。

×如月 紫  対  石川 がらしゃ○
7分38秒、ドラゴン・ラナ(勝利ポイント:4)

※Cブロックのベストバウト賞は、残念ながら該当する試合がありませんでした。ご了承下さい。


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