〜Dブロック1回戦試合模様〜
第1試合「凄井 宇座子 VS MISOZI」
VS
当然この試合は勝っておきたい「武者逝」の宇座子、なぜかいつもの動きが見られず 前半をMISOZIのペースに引きずり込まれる。 ココナッツクラッシュ、叩きつけブレーンバスター、更にはコーナー踏みつけまで決められるという、 珍しい光景が。それほどMISOZIの体調が充実しているということなのか。 この後にも開始3分でのダイビングギロチンドロップ。本領を出せないまま力尽きてしまうのか。 MISOZIが喧嘩キックからのタイガースープレックスでフォール。カウント2.89で宇座子が 間に合ったとはいえ、この時点での試合時間は4分15秒。ここからの反撃は非常に厳しい。 剃刀ブレーンバスターでようやく技らしい技が決まったが、MISOZIのペースを変えられず。 この後もMISOZIが何度もフォールを迫り、アメリカンパンチラッシュを喰らっておきながらも ドクターボムを強引に決めてカウント3。 それぞれ絶好調、絶不調という両極端な足取りでのスタートとなった。 |
第2試合「渡嘉敷 マキ VS まい」
VS
開始直後からモンゴリアンチョップを2発決めて勢いを見せる渡嘉敷。しかしまいもロープに振っての ラリアットで仕返し。序盤から二人の熱い火花がバチバチと飛び散る。 前半は全くの互角な闘いを見せる両者。渡嘉敷は逆片エビ固め、まいはパイルドライバーを軸に 試合を運ぶ。 開始7分10秒、この試合初めての大技、ジョニースパイクを決めるまい。ここからのエビ固めで カウント2.9。更に裏デスバレーで渡嘉敷を場外に落とし、「ここだよ、ここ」と挑発。 これに渡嘉敷が反応し、戻ってすぐさま水車落としからバックを取りにいく。 これはまいがエースクラッシャーで切り返し、優勢に試合を進めていくまい。 そこから抱え式バックドロップも決めるが、起き上がった渡嘉敷がパワーボムの体勢へ、 そのまま「トカちゃんボム3号」(サンダーファイヤージャンピングボム)で豪快な反撃に出る。 これがカウント2.9。まいもフィニッシュが危うい状況に。 まいを場外に落とすと、さっきのお返しとばかりに渡嘉敷が尻叩きアピール。そしてコーナーに登ると、 場外へのウルトラミサイルキックを土壇場で決めて、観客の度肝を抜かす。 自ら先に場内に戻ると、またも尻叩きアピールを見せる渡嘉敷。「宇座子見てるか?」という サインにも見て取れるこのポーズ。 そしてロープに振りナックルパート、そこからバックを取っての冬木スペシャルで絞め上げていく。 これを解くと、ディスカッションパンチからミサイルキック一閃。渡嘉敷の技が冴え渡る。 しかしまいも負けてはいない。テキサスジャブからランニングボディスプラッシュ、バックを取っての サーフボードストレッチ。ここから再び権利を取り戻したいが、解いた直後に渡嘉敷の必殺技である 「皆殺しのトランペット」(SCスタナー)を決められ失神寸前。 ここで渡嘉敷フォールには行かず、起き上がらせてロシアンフック、そこからバックを取っての 高角度前方回転エビ固めで万全の態勢に整えてのフォール。カウント3が入り、渡嘉敷の勝利と なったが、接戦を繰り広げたまいのファイトも、好評価を得られるものであった。 |