〜A・Bブロック決勝トーナメント進出戦試合模様〜

Aブロック「竹中 美紀子 VS ブラック・ウィドゥ」

VS


これまで圧倒的な強さを見せていた竹中だが、中盤に入ってウィドゥにペースを奪われる。
前回出せなかった分を全て出し尽くすように、袈裟斬りの連打や背後からの袈裟斬り、
今まで見せていなかった踏み込み式の地獄突きや、カウンターからのマンハッタンドロップも飛び出す。

竹中もヘッドロックパンチや唐竹割りで応戦しているが、この試合大技が出ない。
ウィドゥがそれもお構い無しにプリズン、ブルズポセイドン、地獄バックドロップのラッシュをかける。


これで竹中の動きがピタリと止まり、毒霧も決めたウィドゥが最後はブルズポセイドン→プリズンで
ギブアップを告げさせ完勝。前回の試合が嘘だったかの様に完膚なきまでに叩きのめしたウィドゥが、
リベンジを果たして決勝トーナメント進出を決めた。

×竹中 美紀子  対  ブラック・ウィドゥ○
9分24秒、プリズン



Bブロック(2位決定戦)「八雲 白穂 VS シャッフル」

VS


ボディブロー連打、サイドバスター、馬乗りナックルパートが的確に入り、前半を有利に進める八雲。
そして開始3分で早くもドラゴニックウェーブを炸裂させる。秒殺ならぬ分殺に狙いを定める八雲。
ここからのフォールがカウント2.89。今大会で最も速いフィニッシュ体制となる。

起き上がって再びドラゴニックウェーブが決まる。ここでの試合時間が3分30秒。まさかここで
決まってしまうのかと思われたが、シャッフルの肩が上がった。八雲が場外に投げ捨て、呼吸を整えると
シャッフルが戻った途端、今度はハイアングルチョークスラムを決めにかかる。
そして3度目のフォール。これも2で間に合い、シャッフルも粘りを見せつける。


しかしあまりにも負ったダメージが大きいのか、起き上がってはフックで倒され、倒されてはストンピングで
追い討ちをかけられ、非情なまでの八雲の攻めに捕まってしまう。

一旦は持ち前のインサイドワークで体勢を立て直しかけたが、8分15秒、八雲のコブラクローが
喉もとを捕らえて、ギブアップを告げた。

○八雲 白穂  対  シャッフル×
8分15秒、コブラクロー



Bブロック「リカッチ VS 八雲 白穂」

VS


前回試合開始直後に見せた抱え式バックドロップに続き、今回はクローズラインで出鼻をくじいた八雲。
この試合もシャッフル戦同様、分殺を狙う攻めに出る。

コーナー馬乗りナックルアローを喰らい、ブレーンバスターを切り返すもバック取りに失敗、
再び出されたブレーンバスターで場外に落ちるなど、苦しい展開が続くリカッチだが、
その後コーナー串刺しの駆け引きで一歩リードを取り、串刺しゼロ戦キック、フルネルソンバスターで
中盤にペースを取り返すことに成功する。


バック取りをカンガルーキックで返してのアピールも見せ、卍固めもガッチリと決めて
このまま有利を保てるかに見えたが、八雲のチョークスラムで再びピンチに。
ここでのカウント2.9。全く予断を許さない状況。

この日、リカッチの勝利の鍵を握っていたのは、コーナー串刺しでの駆け引き戦だった。
前半での巻き返しのきっかけとなったのがコーナー串刺しのゼロ戦キックであり、
後半のフィニッシュへの布石となったのも、ゼロ戦キックからの高速ジャーマンスープレックスだった。

これをカウント2で返した八雲、クローズラインからバックを取って延髄ラリアット、再びバックを取ったが
カンガルーキックでリカッチが防ぐ。すると張本戦の再現か、背面式方エビ固めでそのままフォール。
これは八雲がなんとか間に合わせた。


ここからリカッチ、再びコーナーに串刺し。あえてこのやり方にこだわるのは何故なのか。
そしてポストに登らせ、雪崩式の体勢。ここから決められれば勝利へ一気に近付く事が出来るが、
逆に返されれば負けへと一歩近付く事になる。


リカッチはこの勝負に勝った。雪崩式フィッシャーマンバスターを炸裂させる。
そしてバックを取ってドラゴンスープレックスホールド。万全にピンフォールの体勢を整えた。
これが3カウントを決め、場内のファイモニファンが一斉に立ち上がり、祝福をあげた。

○リカッチ  対  八雲 白穂×
10分25秒、ドラゴンスープレックス


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