第2章・激化狂乱編

〜決勝進出者発表&ベストバウト授賞式〜


司会「様々な勝負を繰り広げてきた予選リーグも終わり、いよいよ決勝トーナメントへの
進出者が発表されます。そして気になるベストバウトを受賞した試合は、いったいどの試合なのでしょうか。
司会は再び、伊智 宏武であります。それではパロXオーナーからの発表を、お聞きいたしましょう。」


オーナー「それではまず、予選リーグAブロックのベストバウト賞を発表したいと思います。
Aブロックベストバウト受賞試合は、“中根美宇vs春日鏡子”です。拍手をお願いします。」


司会「やはり一番凄かったのはこの試合でしょう。鏡子、念願のベストバウト賞獲得です。」

オーナー「続いては、Bブロックのベストバウト賞を発表いたします。
Bブロックベストバウト受賞試合は、“SAORIvsアサルト・タンク”です。
それぞれの受賞者、そして激闘を繰り広げた全ての選手に、感謝いたします。」


司会「この試合も凄まじいものがありました。軍曹オーナーのダブル受賞、おめでとうございます。」

オーナー「それでは、AブロックとBブロックの決勝トーナメント進出選手を発表いたします。
まずはAブロック第1位、“中根美宇”選手、6284pt。第2位、“エム・サキッチョ”プッ(笑)選手、5050pt。
Aブロックはこの2名が決勝トーナメント進出です。

続いてBブロック第1位、“SAORI”選手、6745pt。第2位、“ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン”選手、
4538pt。Bブロックはこの2名が決勝トーナメント進出となります。再び拍手を。」


司会「それぞれ好成績、好勝負を収めた超新星アイドル軍の2選手。
そして優勝狙いではなかったという、パロジェクトX所属の2選手が、
決勝トーナメント進出を果たしました。準決勝戦は、それぞれが同門対決となります。」


司会「この発表を聞いて・・・?あーっとやはりこの人がやって来た!春日鏡子であります。
試合前のマイクアピールでは、授賞したらオーナーの唇を奪うと宣言した鏡子。
これは現実となってしまうのでしょうか・・・!?」

司会「オーナーが、後ずさりする中、鏡子がキスをせがみます。あとちょっとで唇が触れてしまう。
これは危険な状況。」

 

司会「オーナーのピンチに見かねて、武者逝の宇座子と怪変隊の島二郎が救助にむかいました!
この間、オーナーはリングから抜け出して、花道へ去っていきます。
さあ、島二郎が鏡子を羽交い締めに捕らえた、宇座子が振りかぶって、フック掌打ー!!」

  

司会「宇座子が鏡子を睨みつける。そして、マイクを取りました。これは武者逝には珍しい。」


宇座子「うちのオーナーには指一本触れさせないわ!うちのオーナーは、
うちのオーナーは・・・・・、わたしが・・・守るから!今度はあなたの団体に、
わたしが島二郎とオーナーを連れて、遊びに来てやるから。
今度同じことをしたら、私達“武者逝”がタダじゃおかないわよ!」


司会「怒りの宇座子、“オーナーは自分で守る”と言い切って、奇妙な三角関係が生まれました!
そして鏡子の所属団体へオーナーともども殴り込みに行くと宣言。
というわけで、今回の放送はここまでとなります。さようなら。」



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