第2章・激化狂乱編

〜開会式〜

プログラム

T.「オーナーの挨拶」

U.「国家斉唱」

V.「関係者の祝辞」


司会「こんにちはー!遂に今日、華王の第2章・激化狂乱編が開催されることとなりました。
開会式の模様をお伝えするのはわたくし、伊智 宏武であります。最後までおつきあい、お願いいたします。」

リングアナ「この度は暑い中、パロジェクトX主催「華王〜愛の激情〜第2章・激化狂乱編」を見に、
お越し下さってありがとうございます。それではこれから、開会式を執り行ないたいと思います。
まず初めに、パロジェクトXオーナー・イチヒロから、挨拶です。」


「オーナー・イチヒロが入場してまいりました。やはり私服姿。今回は炎天下ということで、
下はハーフパンツであります。」


オーナー「皆さんこんにちはー。パロジェクトXオーナーのイチヒロです。
皆様のご支援によって、華王の第2回目を開催することができました。終わります。」


司会「オーナーからの、大変手短な挨拶を頂きました。」

リングアナ「次は、国家斉唱。客席の皆様、お起立ください。代表して歌ってくださるのは、
WGLの、八頭島 瑠華選手です。」


司会「前回に引き続いての華王連続出場となる、WGL所属・八頭島瑠華の入場です。
今リングの中に入りました。リングアナから、マイクを手渡されます。」

  

八頭島「・・・・・・君が代は 千代に八千代に 細石の 巌と成りて 苔の生すまで・・・・・・」

司会「彼女の歌声が、会場に響き渡っています。そして、客席から絶え間ない拍手。」

リングアナ「ありがとうございました。ご着席ください。いや、もう一度ご起立ください。いや、・・・いいです。
次は、パロジェクトXオーナー・イチヒロの、国家斉唱です。」


司会「ちょっと観客席が困惑しています。オーナーからも、国家斉唱するようです。」

オーナー「きぃ〜みぃ〜ぐわぁ〜あぁ〜 よぉ〜お〜うわぁ〜〜・・・・エキゾチック ジャピャァーン!!」

リングアナ「それでは関係者からの祝辞に入りたいと思います。が、その前に、
今大会出場者・春日鏡子選手と、オーナー・イチヒロが一晩過ごした様子の再現VTRを、ご覧ください。」


司会「おっとー、祝辞の前に、以前から話題になっていた春日鏡子とオーナーの再現映像が
流れるようです。では、スクリーンの方を見てみましょう。視聴者の皆様は音声でお楽しみください。」

鏡子「イチヒロオーナー、あら、意外にイイ男ねぇ…(キラーン☆)ねぇ、オーナーさぁん。
今晩一杯どう? ぐふふふふ・・・」
オーナー「いや、僕まだ未成年なんで。あっ、じゃ、ちょっとだけなら・・・。」

オーナー「ヒクッ、なかなかうまいっすねー。えっ、ベストバウト賞ですか?これはA・Bブロックそれぞれで
最も僕の気に入った試合をしたものに、ポイントを差し上げるってゆうシステムなんです。
じゃあ、明日早いんでこのへんで帰りますね。いや、仕事があるんで。ドタドタタァァァァァ(逃げ帰る音)」


司会「というわけで、再現映像をご覧頂きました。おっとー!?スクリーン上には
春日鏡子の顔が映っています。ビデオレターで、オーナーに伝えたいことがあるのでしょうか。」

鏡子「ぐすぐす…ちーん…ぐしゅぐしゅ。(ハンカチで鼻をかんで)ひどいわ!あの晩の事は遊びだったのね!?
あたしは本気だったのにっ!!こうなったら訴えてやるわぁ〜!でもね、イチヒロさぁん。
ひとつだけ鏡子のお願いを聞いてくれたら、許してア・ゲ・ル!(キラーン☆)」

ナレーター「AquaDeep!の春日鏡子は、溢れる色気でイチヒロオーナーを飲みに誘い、
目薬入りの特製カクテルで既成事実をでっち上げる事に成功した。その弱みにつけこんだ鏡子は、
イチヒロオーナーとの関係を秘密にする代わりに自分をベストバウト賞に選べとオーナーに迫る。
果たしてオーナーの選択は!?

次回 華王〜愛の劇場〜 第2幕・激化狂乱編
 『決断の日』
  意地と本音と体裁と
  オーナーの隠された決意が今…

お楽しみに!」ネタ提供:あさと(ASサクッチ)氏

リングアナ「オーナー、こういうことなんですが、どうなんでしょう?」
オーナー「うん、これは事実なんですが、熱愛報道とかいうのは一切でっち上げです。
一レスラーとして彼女に興味を持っただけということであって。
もちろん、公平性を持ってこの大会を指揮します。コネでベストバウト賞を選ぶことはありません。」


司会「オーナーは、正直な心で、自分の真摯さを貫きました。そして・・・?
あっとこれを聞いて春日鏡子が、我々の前に姿を現しました!そしてオーナーの居るリングへ!」

 

司会「どんな感情を持って、二人はこのリングの中に居るのでしょうか。見つめ合う。」


司会「オーナーが・・・あーっと延髄斬りーー!!関係もろとも断ち切ろうというのか。
そして、ロープに走って攻撃を重ねるー。」

 

司会「フライングボディーシザ・・・あー鏡子に捕らえられた!そしてキスを迫っている!キスを迫っている!
18歳のオーナー・イチヒロ、ここで無残に春日鏡子から、ファーストキスを奪われてしまうのでしょうか。
というわけで時間が迫ってまいりました。開会式の中継は、このへんで終了といたします。さよなら。」

  


オーナー「(大会を盛り上げるためには、自分が犠牲になることも必要なのか・・・)」



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