「ファイモニ公式タッグトーナメント」〜決勝&3位決定戦試合解説〜
〜大会終了後の選手達からのコメント〜決勝戦 デンチャー 松浦&石川 リキ VS 竹中 美紀子&大木 千佳代 前の試合では序盤、慎重な動きを見せていたリキだが、この試合、予想だにしなかった突然の猛攻が 竹中を襲う。開始3分、リキが竹中をコーナーに串刺すと、体を持ち上げ何を繰り出すのかと思いきや、 いきなりのターンバックルボム。場内は異様な興奮に包まれはじめる。 そして再びコーナーに打ちつける。今度は雪崩式の体勢に入り、トップロープでのブレーンバスターを 決めたかと思えば垂直落下式で容赦なく首から突き落としていく。試合序盤でのまさかの危険技2連発。 竹中が早くも大ダメージを負い、ピンチに追い込まれた爆進党組。 ラリアットアタックを喰らう大木だが、ここからはジャイアントDDTの連発で体勢を立て直し、リキを松浦へ 交代させる。 ここからは松浦が一歩リードを取っている状態。ジャンピングバックドロップを2発決めると、ジャンピングネック ブリーカー、三角跳びボディアタックで一気にフィニッシュへ持ち込む。カウントをギリギリで返した大木。 ここでなんとか竹中の分も持ちこたえて反撃に移りたい。しかしあまり抵抗できないまま、竹中へ権利を譲る。 先程のダメージが心配される竹中だが、松浦をコーナーへ串刺してお返しとばかりに突っ張り電車道を決める。 このままペースを持ち込みたいが、ジャンピングネックブリーカーで再び攻めに出る松浦。竹中の反撃技が 決まらないまま、後方回転エビ固め2連発、超滞空ブレーンバスター、前後からのラリアットで松浦ラストスパート。 パンチ技も切り返し、回転地獄蹴りから2度目の三角飛びボディアタックでカバーに入る。これで早くもカウント3が 決まり、松浦・リキ組が決勝戦も圧勝で、タッグトーナメント優勝の栄冠を手に入れた。負けた竹中・大木組だが、 準優勝は期待以上に健闘した結果だと言って良いだろう。 (16分54秒、飛びつき前方回転エビ固め) 3位決定戦 新垣 里沙&小川 麻琴 VS ブラック・ウィドゥ&狗神 こずえ 互いのチームの活躍ぶりによって実現となったこの対決。内容も実力迫中の好勝負となった。 4人がそれぞれの持ち味を出す中で、序盤は狗神がリードを取る。そして交代したウィドゥもコーナー馬乗り ナックルアロー、「どうした、どうした」とかけ声を上げながらの脚殺しで強烈にアピール。これを喰らう新垣も ソバット、串刺し正面飛びドロップキック→三角跳びボディプレスで鮮やかに反撃技を決める。 そして交代した小川、自慢のパワーを活かしてリバースデスバレーボムを豪快に炸裂させる。ここからの フォールがカウント2.9。続く狗神との対決になると、それぞれの得意技で激しい凌ぎの削り合いに。 ウィドゥと同様、脚に的を絞った攻めを展開しつつ、二段蹴りや各種寝技で流れを掴む狗神。それに対し小川も オーソドックスな小技の繋ぎからリバースデスバレーボム、リバースフェイスバスターといった力技で一気に フィニッシュへ向かって攻め込んでいく。 試合後半、狗神がロープへ振り、バックを取ってから必殺のドラゴンスープレックスホールドを決める。しかしこれを カウント2で返した小川が元祖STOを決めてバックを取る。これは狗神がオーバーヘッドキックで切り返す。 そして狗神が逆にバックを取ってから胴絞めチョークスリーパーでギブアップを狙う。 まだまだ体力は底を突かないのか、小川が自力で振りほどき、マンハッタンドロップを決めると観客に向かって 一礼。「これで決める」という意味なのか、ここからフォールへ入る。これはカウント3ギリギリでなんとか返せた 狗神。しかしこの後フロントヘッドロックからエルボーでダウンさせた小川が再びフォールに入り、これが カウント3のゴングを鳴らした。 事実上、これを勝利し大会3位を獲得した新垣・小川組だが、ファイモニ規定ルールではフロントヘッドロック からのピンフォールは禁止としているため、オーナーのイチヒロは「大会3位・4位決定戦の結果は保留」という コメントを残した。 (16分56秒、片エビ固め) 石川「わたしたちこの大会でも負けちゃったね。わたしなんだか悲しくなってきちゃって・・・(泣き顔)」 吉澤「まだまだ若いんだからこれからも一緒に頑張ろうよ。『晴れの日があるから、そのうち雨も降る』って 思えば、いつかこの事も納得できるからさ。」 石川「うんっ。ヨッスィーこれからまたがんばるぅ!」 飯田「やっぱりウチらがいなきゃさあ、こういう大会ははじまらないんだよ!」 石黒「うん。勝てなくても楽しく試合できればさ、それで充分だよ。」 飯田「ウチらのいない大会なんて、『ク○ープを入れないコーヒー』みたいなもんだよぉ。」 石黒「(か、かおり、そのネタ古すぎる・・・)」 竹中「ちょっとなによぉー、大木さーん。あそこまでいったのになんでわたしらが勝てなかったわけぇ? 大の年寄りがさぁー、ここまで火の車になってやってきてんのに、それでも優勝を認めないわけぇ?」 大木「美紀子さん、今はゆっくり落ち着きなさって。帰りに紅茶でもごちそうなさって。 これほどまでに輝きを放てれば、わたくしは感無量、その一言でございますわよ。オホホッ・・・。」 竹中「まーったくいつもこの調子なんだから、大木さんは。帰ってもすぐにマスコミがゴチャゴチャ騒ぎ出すわよぉ。」 加護「おばぁ〜ちゃんっ!全然勝てないで終わっちゃったねえ、エヘヘ。」 保田「アンタなんて最初っから試合に出てなかったからよかったんじゃないの! こっちだって今イライラしてるんだから、ほっといてよ。」 加護「おばあちゃんなのにカゴのおばあちゃんよりもコワ〜イ。」 保田「だからおばあちゃんじゃないって言ってるでしょー!?」 |