予選・第2試合
チーム『DUO+(デュオ・プラス)』(プロレスリングNATU) VS 夢見がちな娘達。(MUGEN女子部) |
先鋒戦 司駕 よしみ VS マスク・ド・リベンジャー |
ナックル、正拳突きといった手技、喧嘩技を中心とした攻め方のリベンジャーに対し、司駕はニースタンプ、ジャンピングアームブリーカーで腕を封じにいく。 腕への攻撃に固執しつつ司駕も、エルボーバットで正面からリベンジャーとぶつかり合う。 |
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中盤になるとリベンジャーが一歩リード。正拳突き連打や馬乗りナックル、拷問コブラツイストなどのラフ技で頭部へのエグイ攻撃を持続させる。 司駕のダメージを確認すると、チョークスリーパー、正拳突きラッシュなどの大技を試みるリベンジャー。試合は終盤を迎える。 |
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拷問コブラ地獄を必死に耐え凌ぐ司駕。脇固めをカウンターからも決めていき、時間を稼いで15分引き分けに持ち込む作戦に出る。 そして残り時間30秒。この間リベンジャーはフォールに入れるか。司駕もフィッシャーマン、首極めアームロックで逆襲。 リベンジャーがチョークスリーパーで落とすとフォールの体勢。残り10秒、5秒と経過していくなかギリギリでピンフォールを決めた! |
次鋒戦 出水 由羽 VS 永瀬 みのり |
ヘッドドロップを数発ヒットさせて出水が有効にペースを握る。そして開始5分を過ぎると、チョークスラムを炸裂させる。2回目のチョークスラムからのフォールがカウント2.9。大きくリードを取った。 ダメージを負いつつ永瀬も、スイングネックブリーカーを効果的に決め、反撃の機会を伺っている。 |
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そして中盤に入って永瀬の逆襲。クレイジーサイクロン、ダイビングボディアタックでカバーに行く。そして2発目のダイビングボディアタックは惜しくもカウント2.9で出水が返す。 ここから出水がハイスパート。パワーボムで投げ捨ててから必殺のメテオドロップ。そしてラリアットでフォール。しかし走った時に激突していたレフェリー、カウントに行けない。 |
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この隙を見逃さなかった永瀬、レフェリーの復帰を見計らい、スクールボーイで逆にフォール。これはカウント2。アメプロを思わせるような試合展開だ。 どちらが試合を制すのか、はたまた15分引き分けで終わるのか。両軍の声援が激しく交錯する中、リバースバイパーホールドを自力で脱出した出水が体勢を替えての渾身のフォールで3カウント。 |
中堅戦 江崎 日奈美 VS 藤本 ゆきの |
バックに回ってのフェイスクラッシャー、フラッシングエルボーなどトリッキーな動きを見せるゆっき〜。 江崎も2回目のバック取りをサムソンクラッチで阻止。テクニックの応酬を展開している両者。 |
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江崎が4分台で雪崩式フランケンシュタイナーを炸裂させ、そこからジャーマンでフォール。さらにRエッジも決めて江崎が猛ラッシュをかける。 ゆっき〜も風車式バックブリーカー、高速ドラスク、三角跳びボディプレスで反撃。お互いがスピーディーにフォールを狙いに行き、女子プロらしい華やかな攻防を見せ合う。 |
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終盤に入っても、お互いの激しい攻防は止まることをしらない。ゆっき〜がアイコノクラズムを決めれば江崎がフィッシャーマンバスター、ゆっき〜がローリングソバットラッシュを決めたかと思えば江崎がここ一番の超難度技・フェニックススプラッシュ。 レベルの高い試合となったこの勝負。最後に決めたのは、バック取りを巧みに防いだ江崎のジャーマンスープレックスホールドであった。 |
副将戦 辰酉 千紗都 VS 篠崎 透子 |
シリーズ巡業中のWGLで猛威を奮っている篠崎。サディスティック♀という異名通り、試合開始直後にいきなり千紗都をコーナーへぶつけて顔面ウォッシュを敢行する。 これには千紗都、ヘッドロックやショルダーネックブリーカーで冷静に対処。 |
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前の試合と同様、接戦を展開する両者。顔面肘グリ、拷問式逆片エビと自分のポリシーを貫き通す篠崎に、遂に嫌気がさしたか、千紗都がパンチラッシュ、馬乗りナックルといったラフ技を連打。 そして得意のアングルスラムも炸裂させ、場外に落とす。その後にはもう一つの得意技・アンクルロックも決めて、篠崎をおとなしくさせる。 |
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だがこのままおとなしく終わらない篠崎。リバースタイガードライバーから必殺のX・カバージョへ。自分の腕で自らを絞めてしまうという屈辱的なこの技。 しかしアンクルロックで脚にダメージが効いているのか、この後フィニッシュに持ち込めず。アングルスラム→アンクルホールドという必殺フルコースで千紗都がタップを取らせ、見事3連勝で準決勝進出が決まった。 |
大将戦 辰酉 空 VS 鳴崎 結依 |
これまでの試合全て接戦、素晴らしい闘いを繰り広げてきた両チーム最後の試合。オンラインデビュー戦ではゴッツァンから完勝した鳴崎が、AD!のメインイベンター空に挑戦。 空のスーパーキックを意識してか、ゴッツァンの試合で腕殺しに固執していた鳴崎は今回、脚へ的を絞った攻めを見せる。 |
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やはりこの試合も接戦。サッカーボールキックでの追い打ちを軸に攻めていく空が、スーパーキックを命中させる。そしてカナディアンロッキーバスターも連発で決めフィニッシュ体勢。 鳴崎もここから腕への攻めを展開。デスバレーボムからの肩固め、ストラングルホールドαで悲鳴を上げさせる。 |
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一発ピンフォール勝利まで確実に迫っていた空。最後、粘る鳴崎を沈めた技は、ダブルジャーマンスープレックスであった。 結果は4勝1敗でNATUチームの勝利だが、試合内容はどれも互角な好勝負。この結果に恥じることなく、これからもMUGEN女子部の発展を望みたい。 |