準決勝・第1試合
ファイモニ特選隊(パロジェクトX) VS チーム『DUO+(デュオ・プラス)』(プロレスリングNATU) |
先鋒戦 ナマリーノ 高橋 VS 司駕 よしみ |
前回はELF軍のLALAにキャリアで圧倒されていたナマリーノだが、この試合は非常に快調な攻めを見せる。 試合序盤でカウンターからの上段後ろ回し蹴りを2発ヒットさせる。一回転ドロップキックやクアラッシュも綺麗に入り、前半を圧倒。 |
|
司駕も気合いでは負けていない。エルボーの連打で何度もナマリーノをマットに倒す。そしてチャンスを見てダイビングニードロップに行くが、2回とも誤爆。 ナマリーノがラ・マヒストラルでプレッシャーを与えていく。なにか大技に持っていきたい司駕、7分台でバイアグラドライバーを決める。まだナマリーノには余裕があるのか、カウント2.5で返す。 |
|
試合開始直後から元気のあるファイトを見せているナマリーノ、場外へ落とすとラ・ケブラーダ敢行。おおいに観客を盛り上げる。 司駕の飛びつきDDTを喰らいつつ、常に優位に立っていたナマリーノがダブルアームスープレックスホールドで3カウントを取った。 |
次鋒戦 ツジちゃん VS 出水 由羽 |
コミカル対決(!?)といえるこの勝負。ヒップアタック、二段蹴りなど共通の技もいくつか持っている2人。 前半やや有利に進めているのはツジちゃん。脳天唐竹割りやヘッドロックパンチといった彼女らしい技が何発か入り、精神的にもリラックスした状態で闘っていると言える。 |
|
しかし出水も自慢の石頭を随所で決めており、一発大技のチャンスを狙っている。そして5分台、なにかが目覚めたようにパワーボムで放り投げた出水。 頭突きも連打式、ノータッチ式、ジャンピング式と様々なバリエーションで決めてかかる。 |
|
ラリアット、ブルドッキングヘッドロックで追い込まれつつあったツジちゃんだが、ファイヤーバードスプラッシュ、四の字ジャックナイフ固めなどフィニッシュパターンの豊富さで上回る。 ローリングジャーマンでカウント2.9。これで勝利の手ごたえを感じたのか、続いて決めたラ・マヒストラルでカウント3。試合終了後も尻叩きアピールを嬉しそうに決めながら会場を降りていった。 |
中堅戦 カゴちゃん VS 江崎 日奈美 |
ナマリーノ、ツジちゃんと同様、あるいはそれ以上に絶好調のカゴちゃん。元インディー団体トップレスラーである江崎に攻め入る隙を与えないまま前半圧倒的にリード。 彼女のファイトの象徴であるモンゴリアンチョップも3発4発と決めており、最高のコンディションで臨んでいるのがわかる。 |
|
フライングクロスチョップ、フロントハイキックとロープを使った攻撃も決めていき、ドルフィンクラッチでカゴちゃんがカバー。 このまま試合はカゴちゃん優勢と思われたその時、江崎が蘇った不死鳥の如く、ファルコンアローで反撃。さらに駆け登ってのムーンサルトプレス、フィッシャーマンバスターなどで一気に攻め込んでいく。 |
|
そして会場を最も沸かす瞬間、江崎の必殺・火の鳥スプラッシュ炸裂。これでピンを取りたかったが、カゴちゃんも2で返す。その後のサムソンクラッチも2で間に合わせる。 カゴちゃん闘志に火をつけたか、鶴の舞ポーズからのドルフィンエルボー、あいぼんばすた〜→ソバット→鬼童クラッチというコンビネーションで3カウントを取らせて、3戦3勝の圧倒的勢いでファイモニ軍、決勝進出! |
副将戦 リカッチ VS 辰酉 千紗都 |
5戦全勝する勢いで千紗都にぶつかっていくリカッチ。しかしそうはさせまいと千紗都もアメリカ流のパンチラッシュ。 激しい技の応酬を予感させるこの試合。前半はリカッチの素早いロープワークを千紗都がさばいていく展開が中心となる。 |
|
全勝のプレッシャーを跳ね除けるように勢いで技を仕掛けていくリカッチ。そしてジャンピングバックドロップの体勢、これは千紗都がブルドッキングで返す。 荒削り気味ながらも積極果敢な攻めが功を奏したか、7分台でリカッチがリカスプロイダー、ゴッチ式パイルドライバーと連続で入り追い込み体勢へ。千紗都もパンチラッシュ、馬乗りナックルで応戦。 |
|
ここからそれぞれの持ち技がぶつかり合う。千紗都がアングルスラム→ベリートゥバック、再度アングルスラム、そして必殺アンクルロックへ。 これを耐え凌ぐとリカッチが高速ジャーマンでフォール。そして怒涛のフルコース、リカスプロイダー→フルネルソンバスター→背面式片エビ固めでカウント3が入った。武者逝の惨敗を尻目に4連勝! |
大将戦 ゴッツァン VS 辰酉 空 |
全勝に向かって突っ走るゴッツァン。早く勝ちにいきたいんだとストンピング、サイキックで空の脚を踏みつけ、延髄踵落とし、エルボードロップで空の首を打ちつける。 全勝を食い止めたい空、ハンマースルーを振り返しての背面エルボーなどアメプロ流でゴッツァンのロープワークを封じにいく。 |
|
前半、中盤は互角な闘いを見せた両者だったが、ゴッツァンが高速ブレーンバスターでダメージを着実に蓄積させると、開始6分になろうというとこで得意のデスバレーボムが炸裂。 OH!アピールでフィニッシュ宣言か。ジャパニーズレッグロールクラッチで丸め込んでカウント2.9。この後も押せ押せムード。 |
|
2発目のデスバレーボム→高角度前方回転エビ固め、スクラップバスター。ガッツポーズ後のバック取りに失敗しリバースDDTを浴びるが、ペースを崩さず3発目のデスバレーボム。 そこからすかさずバックを取ってジャーマンスープレックスに持ち込み、カウント3を鳴らして全戦全勝達成。自信に満ち溢れた笑顔で先程の4人もリングに入り、喜びを分かち合った。 |