“5×5イリミネーション・トーナメント”


準決勝・第2試合

超新星アイドル軍(フリー) VS ハロプロ5(仮)(TRW)


先鋒戦 SANGO VS アヤカ

キックで間合いを取る両者。純プロレス中心のパロジェクトX興行でも一味雰囲気の違った闘いを見せている。

中盤まではSANGOが一歩リードか。セントーンや足掛け延髄斬りで着実にダメージを奪い、スピニングトーホールドも決める。

 

中盤以降はアヤカも反撃に移る。水車落としや叩きつけブレーンバスター、馬乗り掌底でダメージを五分に。

7分台、SANGOがコーナーでのマシンガン逆水平からダイビングセントーン。両指斜め上げアピールも見せ、会場のムードを自分のものに。
 

しかしアヤカもハイキックラッシュ、フック掌底、旋回式ボディプレスで猛反撃。これに対しSANGOもリバースタイガードライバー、背後からのハイキックでKO寸前の状態へ。

そして制限時間が迫る中、雪崩式に持ち込みSANGOが最後に賭ける。しかしこれをアヤカが雪崩式パワーボムで逆転。フォールが先か、時間が先か。

微妙な判定であったが、15分引き分けのゴングが鳴り、幻のピンフォールとなった。

 


△SANGO  対  アヤカ△
(15分00秒、時間切れ引き分け)



次鋒戦 MIU VS 新垣 里沙

互角な闘いに見えた序盤であったが、機動力を利かせる新垣が先に勝負を仕掛けた。

ブロックバスターを3発決め、開始4分でスクリューハイキック。MIUも腕ひしぎを決めていくが有効打が出ず、極楽固め、ダイビングセントーンも浴びせられる。

 

新垣がペースを持続。7分台で振り子式ダイヤモンドカッター。その後の前方回転エビ固めが3カウント寸前。

MIUもベリートゥベリー、ビクトル式膝十字を決めていくが、旋回式ボディプレスも決められて危うい状況。

 

結局この試合、危ういシーンを一個も作らせなかった新垣。2度目の旋回式ボディプレスでピンフォールを奪った。

まだ早いかもしれないが、武者逝を破ったTRW軍がこの勢いで決勝進出すれば、ファイモニとの禁断の一騎打ちとなる。この後の3戦、どんな結果が待ち受けるのか・・・。

 


×MIU  対  新垣 里沙○
(10分38秒、旋回式ボディプレス)



中堅戦 AYANO VS 藤本 美貴

対宇座子戦、そして前興行「微熱かよ!」でも見られた、藤本のジャンピングニードロップを多用した攻め。これをあまり重ねられると大技へ繋げられる危険もある。

それを察知しているのか、AYANOがコーナー、ロープ、組みからも低空ドロップキックをトリッキーに決めて応戦する。

 

それもあって、中盤から優位に立ったのはAYANO。スーパーダイビングヘッドバットを誤爆するも、その後トペ・アトミコを命中させる。

そしてそこから必殺・カミカゼの一発目が炸裂。これに終わらず2度、3度と決めていき藤本の動きを止める。

 

さらにカミカゼ4発目。そのままバックを取ってのミステリオ・ラナ、万全の体勢でフォール。決まったかに見えたが藤本2で返し、AYANOも信じられないといった表情。

これだけ喰らうと藤本が反撃する余裕はなかったか、この後のフィッシャーマンズスープレックスでAYANOが3カウントを取らせ、五分に持ち込んだ。

 


○AYANO  対  藤本 美貴×
(11分28秒、フィッシャーマンズスープレックス)



副将戦 速水・ナイスバディ・真子 VS あさみ

この試合、真子が前半から猛スピードで攻める。あさみの不意を打つようなカウンター踏み込み掌底も2発とも受け流し、開始1分で長滞空ブレーンバスターを決めパワーを誇示。

そして開始3分でトップロープに登ってのダイビングエルボー。

 

そして同じく3分台、ストマックニー連打からのダイビングラリアットを決め、観客も圧倒させる。

あさみもこのままじゃいられないと、ダブルアームスープレックスで放り投げ、倒されても瞬時に立ち上がって反撃に行くが、それ以上に真子のファイトが凄い。

 

開始5分で真子が高速ジャーマンスープレックス。既にピンが近い状態、真子のペースは崩れない。

そして6分、必殺のナイスバディクラッシュ。これでもあさみが2で返すが、休み暇を与えずパワーボムホイップからフォール。ここで3が入り、真子の圧勝。

 


○速水・ナイスバディ・真子  対  あさみ×
(7分02秒、パワーボムホイップ→片エビ固め)



大将戦 SAORI VS 松浦 亜弥

この試合、引き分け以上に持ち込めば超新星軍の決勝進出が決まる。しかし松浦が勝利すれば大会初の、大将同士での再戦となる。

それぞれ序盤から激しい攻め。SAORIのサンセットフリップに対し松浦もサンセットフリップ、飛び技を見せ合っていく。

 

開始4分、松浦が串刺し正面飛びドロップキックを放つとここで三角跳びボディプレスが。これにはまると一気に体力を削られる危機となる。

SAORIもスピンキックを随所でヒットさせ、一回転ドロップキックも入る。しかし再び松浦が三角跳びボディプレス。そして雪崩式フランケンシュタイナーも決めてSAORIピンチ。

 

ピンチを振り切り、SAORIが9分台に必殺・エメラルド・フロウジョン。場外に落とすと両手振りポーズで観客をわがものに。

しかし松浦がキャプチュードの連発、アンクルホールドで窮地に追い込む。そして垂直落下式ファルコンアローでピンフォール。再戦に持ち込んだ。

 


×SAORI  対  松浦 亜弥○
(11分42秒、垂直落下式ファルコンアロー)



進出決定・大将戦 SAORI VS 松浦 亜弥

松浦が開始直後ロープに振っていきなりのフランケンシュタイナー。勝ちに焦ってしまっているのか、この後はSAORIが有利に前半を持っていく。

3分台、足掛け延髄斬りを決めておいてのブリザードスープレックス。5分台ではコーナー逆さ吊りでのミドルキック連打。勝負への気迫が伝わる。

 

この試合も松浦、やはり三角跳びボディプレスを数発決めてペースを掴もうとするが、今度はそうはいかないと、SAORIが垂直落下式バックドロップやウラカン・ラナで松浦を追い込ませる。

ラ・マヒストラル、ウラカン・ラナと立て続けにフォールしていき、SAORIが勝利まで後一歩。

 

この後はこれといったピンチもなくSAORIがフィニッシュに持ち込んだのは、バックドロップホールドだった。

一度は敗れたものの、執念のリベンジ勝利。優勝候補の呼び声も高かった超新星アイドル軍、決勝でファイモニ特選隊と激突。

 


○SAORI  対  松浦 亜弥×
(12分03秒、バックドロップホールド)



3−2(1)で超新星アイドル軍の勝利
※一旦引き分けになるとグラフがうまく表示されませんでした。(^^;

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