「ファイモニ・アワー」第2回
〜今回のカード〜
・新メンバー4人バトルロイヤル ゲスト:二村カズマサ(ういんたぁ〜ず)
・イチ・ヒロ子VS吉澤ひとみ ゲスト:爆勝難題(青田・真中)

〜試合ダイジェスト〜

・8人タッグ「ハロプロ連合VS琉球歌姫軍団」、
・タッグマッチ「カゴツジVSメロン記念日」



12.18 二本武闘館大会・第3試合
新メンバー4人バトルロイヤル(小川VS新垣VS高橋VS紺野)
実況:川平慶太郎(大和テレビ)、解説:諸田道雄、ゲスト:ニ村カズマサ(ういんたぁ〜ず)


川平「プロレスの聖地、ここ二本武闘館で4人の若武者達が、新人レスラーの頂点となるべく
雌雄を決するときが近付いて来たようです。放送席実況はわたくし川平慶太郎、解説はお馴染み
諸田道雄さん、そしてゲストにはこの方をお招きいたしました。」

「日本一ツッコミのうるさいツッコミ芸人、」
二村「イキナリ言われちゃったよ!」
「お笑いコンビ、ういんたぁ〜ずの二村カズマサさんです。どうぞよろしく。さて、」「アイサツ抜きかよ!」
「新人4人でのバトルロイヤルということで、」「そのままハナシ進んじゃってるよ!」
「二村さんはどのような試合を期待されていますか?」「そうですねー、こうなんてゆうんでしょう、」
「なるほどー、さあ、ゴングが鳴りました。」「終わりかよ!」

「おっといきなり新垣がバックを取って、高橋にフェイスクラッシャー!」「オイオイいきなりかよ!」

「新垣と高橋が2人がかりで組んだ、これはしかし小川が蹴り解いた。」「1人で2人相手しちゃってるよ。」

「おっと高橋が他の3人に袋叩きにされている状況。やはり人気という部分での嫉妬なのでありましょうか。
普段はおとなしい紺野もこれに加勢しています。」諸田「バトルロイヤルでは当然こういった苦しい状況も
考えられますから、高橋選手には耐え忍んでもらいたいところですね。」
「そうですねー。」
「あの僕もいちおう芸人なんで、なにかしゃべらしてもらっていいっすか?」「ここで打ち合い。」「シカトかよ!」

「先程まで高橋への攻撃に加勢していた紺野なんですが、今は一人立ち往生している状態ですねー。」
「この間に体力を温存しておくという紺野選手の作戦でしょうね。」「一緒に闘わないのかよ!」

「おっと今度はフォールにいく紺野を他の2人が攻撃している。そして新垣が紺野をコーナーに張り付けた。
そして高橋とのツープラトンか!?これは紺野返しました。」「こういうツープラトンの技を若手レスラーが
まともに喰らうと危険ですからねー。」
「はい。」

「開始から5分が経過。4人それぞれが依然、一歩も引くことなく入り乱れた攻防を繰り広げています。
ういんたぁ〜ずニ村さん、この闘いを見ていかがですか?」「あんなちっちゃい子がこんな痛そうなプロレス技
掛け合ってるなんて信じられないですねー。って信じろよ!俺。」


「新垣が狭いリング内でランニングしてのフライングヘッドシザースを見せました!」
「新垣選手がこの位置の限られてるリングの中で、非常にダイナミックな動きを見せていますね。」
「そして高橋を前方回転エビ固め!これはどうだ、カウント2!」

「小川が紺野にバックドロップ。ここではっきり二手に分かれた闘いになっていますねー。」
「それぞれの選手が大技を狙いにいってるかもわかりませんねー。」「そろそろ試合も終盤にさしかかって
まいりました。」

「小川が高橋をフォール。おっともう一方では紺野がレットーバスターを決めていった!」

「新垣も反撃に出る!ジャンピングDDTを2連発!まず最初の敗者となるのは誰なのか!?
予測はつきません、リング上。」

「新垣が得意のロメロチンロックへと持っていった!紺野これは耐えられるか!?
4人ともリングの下隅で接戦を展開しています。」「やはり新垣選手が一番いい動きをしていますね。」
「なんかこの新垣って選手、ぴょんぴょん飛び跳ねてるからウサギみたいだよ!」

「フォール・ギブアップをお互いの選手が狙いにいくんですが、その周りの選手が執拗に
“俺の手で勝たなきゃ気が済まないんだ!”と言わんばかり、厳しいカットに入りますねー。」
「こう試合経験が少ないうちはですねー、一つでも多くフォールを取りたいんだっていう気持ちが
出てくると思いますからねー。」
「なるほどー。」

「高橋バックを取り返した、ジャーマンスープレックスー!しかし紺野がギリギリで返しました、これは惜しい。」

「おっと先程場外に落とされた高橋なんですが、コーナーへ登ってフロッグスプラッシュ!これはどうだ、
決まったかー!?カウント入らない!これは新垣よく返しましたねー。」「今のは決まってもおかしくなかった
ですね。」


「小川バックドロップホールド!そして片方では新垣ムーンサルトプレス!新人ながら、魅せる戦いを
していますねー。」「本当によく頑張っています。」「マジすごいっすよ。」

「今度は新垣、高橋を丸め込んだ!これで決まるかー!?おっと紺野が3カウント入る寸前でカットしました!
小川が新垣、高橋が紺野と普段タッグを組んでいるということで、これもある意味タッグマッチに近いですねー。」
「近いものはあると思いますよ。」

「勝負は全く分からない。小川が新垣にスピアー!そして紺野がフォール。しかし高橋がカットする。
パートナーといえども、やはり自分がピンフォールを奪わなきゃ気が済まないのでしょう。」

「おっと高橋が新垣をコーナーに持ち上げた、雪崩式バックドロップの体勢、そしてその間に小川スパインボム!
カウント入る、これはカウント3−!そして高橋がコーナーから投げ落としたー!雪崩式バックドロップ炸裂!
「これを喰らうと危ないですねー。」「人がコーナーのあんな高いとこから落っこっちゃったよ!」
「まず最初に脱落となったのは紺野でした。」

「高橋裏四の字固めに入った、ギブアップは目前!しかしこれでも新垣は勝負を諦めません!よく粘りますねー。」
「雪崩式のバックドロップでもう体力は無くなったかに見えたんですがねー、よく耐えてますねー。」

「高橋、小川を蹴散らしておいてスクールボーイ!これは入るか!?まだカウント3は決まりません!」
「まだなのかよ!」

「おっと新垣が小川のツームストンを切り返して逆にツームストンを決めた!更に高橋へスピンキックの
コンビネーション!小川をコーナーに置いて、スイング式のDDTだ!新垣が追い込まれながらも続けざまに
反撃技を見せていく。しかしスイングネックブリーカーから高橋にフォールされた!これはどうなんだ!?
カウント3つ決まってしまったー!大健闘をこの試合見せた新垣、惜しくもここで脱落となりました!」
「脱落はしましたけど新垣選手、本当によく頑張りましたよ。」「あー負けちゃったよ・・・。」

「小川がバックドロップ、そしてバックを取ってもう一度行くか!?これは高橋エルボーで切り返した、
今度は逆にバックを取って、ジャーマンスープレックス!小川も2カウントで返していきます。」

「更に高橋がフィッシャーマンズスープレックス!これで勝利を掴めるか!?これもわずかながら間に合いました。
小川も粘りに粘る。」

「高橋がペースを握っている、このまま新人頂点の座を手に入れることができるか!?」

「回転エビ固め、ウラカン・ラナ、キドクラッチ、更にはフィッシャーマンも再び見せたのですが、一向に小川が
カウント3を許しません!小川の決めたダブルリストアームソルトホールドもカウント2。同期入門のライバル同士、
熱い火花を散らしております!」

「ここで小川がフロントネックロックに持っていったが、これは高橋がパンチで振り解いた。そして3度目
フィッシャーマン!これが三度目の正直か!?カウント入ったー!!新人4人バトルロイヤルの勝者は、
人気・実力共に他メンバーを上回る高橋愛が、その座を手にしました!」「結局オレなんにも喋れないまんま
終わっちゃったよ!これでいいのかよ!えっ、もうオレの出番ないの?収録終了?終了かよ!」


○小川 紺野×(13分49秒、スパインボム)
○高橋 新垣×(16分55秒、スイングネックブリーカードロップ→体固め)
○高橋 小川×(19分50秒、フィッシャーマンズスープレックス)
※バトルロイヤル勝者・高橋愛

飯田「みんなよく頑張ったじゃん!でも紺野は一番最初に負けちゃったね。」
紺野「・・・すいません・・・。」
飯田「紺野もよく頑張ったから大丈夫だよ。泣きそうな顔しないで。」
紺野「普段から泣きそうな顔になってるってよく言われるんです・・・。」



メインイベント・シングルマッチ
「イチ・ヒロ子」VS「吉澤ひとみ」
実況:川平慶太郎(大和テレビ)、解説:諸田道雄、ゲスト:爆勝難題(青田・真中)


川平「イチ・ヒロ子の名で女子レスラーとしてもこのファイモニのリングに上がっている、オーナー・イチヒロ。
リング内で誰が本当に強いのか、それを自らの手で証明するべく、実力No.1の呼び声も高い吉澤ひとみを
対戦相手に抜てきしました。武闘館大会メインイベント、シングルマッチ60分1本勝負の幕が、
今切って落とされました!」

「ゲストには人気お笑いコンビ、爆勝難題の青田さんと真中さんに来て頂きました。どうぞよろしく!」
真中「はい、どうもよろしくお願いしますー。」青田「コンバンワ、そばめしチャーハンです。」「だれなんだよ!」
「爆勝難題で〜す、チュッ!」「きもちわりーんだよ!」「こんにちは・・・Gacktです」「似てねーよ!」
「・・・あのぉボソボソ・・・」「えっ!?なに?」「・・・ボソボソ・・・」「聞こえねーよ」「・・・ボソ・・・」
「耳近付けるごとにちっちゃくなってるじゃねーかよ!」「笑顔が素敵だよね・・・」「いい加減にしろよ!」

「さて、プロレスの試合を生で見るのはこれが初めてだとお聞きしたんですが、選手達の姿を間近に見て、
どんな感じですか?」「よく見てみると思ったよりもあんまり胸の大きい選手いませんねー」「失礼だろ!」

「序盤、ちょっとイチ・ヒロ子の動きの乱れが目立ちますねー。」「若干イチ・ヒロ子選手に焦りが見えますね。」
「だったらアンタが闘えばいいんじゃないの?」「やめろよおい!」

「吉澤のペースと見ていいでしょう。腕折りを何度も決めにかかります。」

「開始6分を過ぎようというところで、イチ・ヒロ子がマッドスプラッシュ、そして胴絞めフロントネックロック!
ようやくイチ・ヒロ子らしい動きが見えてまいりました。」「イチ・ヒロ子選手ってスネ毛ぼうぼうですね。」
「当たり前だろ!男なんだから。」

「さあ、イチ・ヒロ子がソバットのコンビネーションで一気に攻める!そして距離を取った、アックスボンバー炸裂!
吉澤優勢に見えていたんですが、ここでイチ・ヒロ子が一瞬のうちに勝利目前という所まで持っていきましたねー。」
「やはり男子選手ということで一発の重みが効いているんでしょうねー。」「そんなこと私みたいな素人だって
わかりますよ。“ついてる”“ついてない”の問題でしょ?」
「そういうこと聞いてんじゃねーんだよ!おい。」

「しかし吉澤もフロントスープレックス!そしてランニングでのフロントハイキックだ!ガッツポーズを見せる、
さあバックを取った、バックドロップか!?ジャーマンか!?いや、イチ・ヒロ子がバックを取り返しての裏DDT!
このあたりはさすがという感じですねー。」「やられている状態でも相手の動き一つ一つをよく見ていますね。」
「さすが解説者。伊達に髭生やしてないですねー。」「いい加減にしろよ!」

「あーっとここで吉澤の高角度パワーボム!だがイチ・ヒロ子がすぐさま起き上がった、高速ドラゴンスクリュー!
ガッツポーズを見せた、そしてバックを取って、高速バックドロップ!まだ行くのか、再びバックを取った、
2連続の高速バックドロップー!!」「おじさんドロップなめるー?途中でゴクンと飲み込んじゃだめだよ。」
「おまえはさっきからちっともロクな事言ってねーじゃねーかよ!」

「さあ、今度はロープに振って、この試合2発目のアックスボンバー!容赦なく大技を女子に見舞っていきます!」

「まだカバーには行かないのか、キックの連打からバックを取って、高速バックドロップ!しかし、吉澤が
イチ・ヒロ子をコーナーに押し付けた、そしてバックを取ってコーナーポストに持ち上げた。これは危ないぞ、
ここからジャーマンで投げつけるのか!?

「イチ・ヒロ子が踏みとどまれない、あーヨッスィー・ドッスーン・マウンテンが決まってしまったー!!
さらにイチ・ヒロ子を起き上がらせて、投げっぱなしジャーマン!もはやこの2人に“遠慮”の二文字は
いらないのか!?高角度パワーボムでフォールに入った!万全の態勢、これは決まったかー!?」

「おっとわずかながらイチ・ヒロ子がカウント2で間に合いました!ご覧のリング上、凄まじい攻防が
繰り広げられています。」「うわスゲー!スゲー!オエー!オエーオエオエオエ・・・」「きもちわりーよ。」
「イチ・ヒロ子がダブルアームDDT!勝負は全く分からない!カバーに入った!これはどうだ!?カウント2ー!」

「コーナー串刺しジャンピングエルボー!そしてガッツポーズからナガタロックUに入った。
吉澤からギブアップを奪うことができるか!?」

「しかし吉澤もこの試合、意地を見せますねー。」「その意地がこちら側にも伝わってきますねー。」「えー。」
「全然伝わってこないよ、アンタ病院行って診てもらった方が良いんじゃないの?」「例えだよ!これは。」
「コーナーに打ち付けられながら吉澤、STOだー!」「STOなんかよりもWHOのこと考えた方が良いと
思いますけどねー。」
「技の名前を言ってるんだよ!」

「イチ・ヒロ子の延髄斬りが後頭部に入った!そしてロープに振って、渾身の叩きつけラリアットー!!
これが男子レスラーの重みだ!フォールに入った、カウント入る、これも吉澤返したー!今のも決まって
おかしくなかったんですがねー。」「今日の試合の吉澤選手の粘りは素晴らしいものがありますねー。」
「さっさと諦めて“負けました”って言っちゃえばいいのにね。」「そんなレスラーがいるわけねーだろ!」

「逆に吉澤もオレンジクラッシュ、これはイチ・ヒロ子がカウント2で間に合ったが、河津掛け落としから吉澤が
起き上がらせた、逆回し蹴りが鋭く首のあたりを捕らえた!」「あたりじゃはっきりしませんねー。もう少し
わかり易く言って頂けます?」
「だいたい見りゃわかるだろ!」

「更に起き上がらせてもう一度いく、2連続ヒット。更にまだいくのか、3発目の逆回し蹴りが決まったー!
イチ・ヒロ子の目がうつろな状態。」

「コーナーに打ち付けて、吉澤がカバーに入った、これは決まらない。イチ・ヒロ子が反撃に移ることができるか、
あーっと吉澤が高角度のパワーボム!イチ・ヒロ子が必死にもがいて逃げ切ろうとするが、
あーこれはカウント3が入ったー!」

「ファイモニオーナーのイチ・ヒロ子、リング内トップの女子レスラー、吉澤ひとみからの勝利はなりませんでした!
しかし吉澤、凄まじい強さを発揮。イチ・ヒロ子の提言通り、団体内実力No.1の選手として間違いないでしょう。」
「本当に吉澤選手ってマッチョでキッチュなレスラーですねー。」「適当な言葉並べてんだけじゃねーかよ!」

×イチ・ヒロ子  対  吉澤ひとみ○
(15分02秒、高角度パワーボム)

イチ・ヒロ子「ちくしょう、男が女に負けるなんてダサいよ。勝てると思ったんだけどなー。
吉澤ひとみメチャクチャ強いよ。あれは間違いなくファイモニ最強のレスラーだよ。」


〜その他の試合結果〜

第4試合・タッグマッチ
○加護  辻  対 ×大谷  斉藤
(28分05秒、ブロックバスターホールド)
試合後半に大谷が怒涛の攻めで逆転勝利まで後一歩の所まで迫ったが、
終始実権を握っていたのは辻。最後は加護が落ち着いてピンフォールを決めた。

セミファイナル・8人タッグマッチ
平家  松浦 ○りんね  柴田  対  今井  島袋  ARISA ×MOE
(27分18秒、ジャパニーズレッグロールクラッチ)
松浦が強豪4人組を相手に大奮闘!終盤、今井が反撃を見出すものの、
りんねが丸め込み技をテクニカルに決めて、若手MOEから難なくフォールを奪った。