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・第3試合 “モニ。軍”VS“沖縄アクタ軍”タッグマッチ若手編
「小川麻琴&紺野あさ美」VS「ARISA&MOE」
 ゲスト:ノープロブレム(甲山&大林)

・セミファイナル キャラ立ちシングルマッチ
「新垣里沙」VS「保田圭」
 ゲスト:高橋愛

・メインイベント “モニ。軍”VS“沖縄アクタ軍”8人タッグマッチ
「後藤&安倍&飯田&中澤」VS「島袋&今井&上原&新垣」
 ゲスト:Jackt



第3試合「小川麻琴&紺野あさ美」VS「ARISA&MOE」
実況:川平慶太郎(大和テレビ)、ゲスト:ノープロブレム(甲山&大林)


川平「プロレスの新聖地、ここ、ティファ有揚コロシアム。今まもなく第3試合のゴングが鳴ります。」

「今回はちょっと趣を変えて、こんな素敵なゲストの方々をお迎えいたしました。
プロレスリング・ノヴァのタッグチームといえば、この方達に他ならないでしょう。
ノープロブレムの甲山選手と大林選手にお越し頂きました。どうぞよろしく。」

甲山「オイオイどうぞよろしくもクソもねぇーよ。俺達はなぁー、プロレス界の最強タッグチームとして
わざわざここに来てやってんだよ。どうぞお願いいたしますだろ。」
大林「そうだよオイ。」

「さてこの第3試合なんですが、」「ってオイ!」「“モニ。軍”VS“沖縄アクタ軍”による軍団対抗戦が
ますます激化する中でのこの若手チーム同士による一戦というわけなんですが、
ノープロブレムのお二人はどのような闘いになると見ていますか?」


「俺達には全く興味の無いことだよ。俺達はなぁー、子供の運動会なんかに付き合ってる暇なんか
ねぇーんだよ。」
「大林選手は?」「まぁせいぜい怪我しないように気を付けるんだな。」「はい。」

「リング上、モニ。軍は小川、沖縄アクタ軍はARISAであります。お互いがパンチの連打。
おっと小川がバックドロップの体勢、見事に決まった!そしてボディスラムから、延髄斬りー!
開始2分で早くも殿下の宝刀を炸裂させました小川。今の決まり具合、どうでしょう?

「開始たったの2分でよぉー、こんなボコボコ決めちゃってどうすんだよ。華がねぇーよ。」
「沖縄アクタ、もう少し頑張れよ。」


「ARISA、MOEに権利を譲りました。そして小川をコーナーに打ちつけた。二人がかりで組んで、
MOEがコーナーポストへ。ARISAがパイルドライバーの体勢。あーハイジャックパイルドライバー!
ノープロブレムのお二人の声援に応えた形となりました。」「そうだ頑張れ。」


「今度は小川が紺野にスイッチ。すると逆にモニ。軍が合体攻撃を狙いに行く、あっとしかしこれは
MOEに切り返された。」「オイ!なにやってんだよ。」「しかしバックを取って、もう一度二人がかりだ。
ツープラトンのバックドロップ!先ほどのお返しを成功させました。」


「MOEのDDT。そこからARISAのヒップドロップ。カウント2で返す。紺野も自慢の空手殺法で
反撃しますが、じわじわとARISAから体力を削られていきます。ここはタッチして小川に繋ぎたいところ。」
「ここでタッチしなきゃ駄目だろ。」「あー!ベリートゥバックを決められてしまった。」

「だから言っただろ。これはタッグなんだから。チームプレイが出来なきゃどうしようもねぇーだろ?」
「これじゃあ一人で二人を相手にしてんのと同じだろ。」「ノープロブレムさんからの厳しい指摘も
飛び出します。さあこれに応えられるか。」

「しかしまだ交代しない。自力で応戦する紺野。正拳突きのラッシュから、ストレッチプラムで絞め上げた。
ここで両軍のパートナーがリングインしました。そんな中、おっと紺野がレットー・バスターでARISAをフォール。
これはカウント2で間に合った。しかしもう一度レットー・バスターの体勢、2連発で決めていきました、
これは決まるか!?これもARISAが2で返しました。」「このモニ。軍、チームワークはさっき言ったとおり
駄目だけどよぉー、度胸は認めてやるよ。」



「あっとARISAも投げっぱなしのワイルドボム、この間MOEが小川を分断させて、ARISAがコーナーに
登った。ここからフィニッシュか!?ダイビングボディアタック!フォールに入った、これはしかし小川の
カットが間に合いました。」

「再び両軍が入り乱れます。MOEが紺野をリストアップスラム。そしてすでにエプロンに戻っている小川を、
試合権利のあるARISAが掴みにかかりました。ARISAもエプロンへ。ここから決めてしまうのかー!?
あー場外放り投げのパワーボムー!沖縄アクタ絶好のチャンス。MOEにスイッチした。」

「今のはいいチームプレイだよ。こうゆうのをやんないと駄目なんだよ、モニ。軍は。
沖縄アクタ軍、面白く在り続けろよ。」「そうだ。」



「正拳突き連打、ダイビングボディプレスで紺野がカバー。そして小川もリングイン。逆にモニ。軍が
チャンスを迎えた。ARISAはカットに入る余力を残していない。」「ほらいけいけ!」
「レットー・バスターでMOEをフォール。これは決まったかー!?カウント2.9。粘る沖縄アクタ軍。」

「しかし容赦無くモニ。軍が連繋攻撃。小川がMOEを睨みつける。そして紺野が背後から、
死角を突いての上段蹴り!これはうまい。」「今のはいい連携だな。使わせてもらうぞ。」


「MOEも必死にコブラツイストで反撃しますが、これはポジション的に不利な状態。ARISAの援護には
ちょっと期待できません。再びダイビングのボディプレスで紺野がフォール。これはカウント3が入りました!」

「この試合、小川・紺野が見事な連繋プレーで勝利を奪いました。この試合の感想、いかがですか?」

「まあ思ったよりはよく頑張ったな。だがな、またここへ来た時にもししょっぱい試合見せたらなぁー、
正義の味方・桃太郎侍のノープロブレムが容赦無く叩き斬ってやるからな、覚悟しとけよ。」

「今日はもう1試合観ただけで充分だからな、俺達もう帰るぞ。」「よしいくぞ、」
甲山&大林「ノープロブレーム!!ウィーアーノヴァ!」


小川 ○紺野  対  ARISA ×MOE
(15分32秒、ダイビングボディプレス)



セミファイナル「新垣里沙」VS「保田圭」
実況:川平慶太郎(大和テレビ)、ゲスト:高橋愛


川平「前回のハンディキャップマッチでは不本意な判定に終わった保田なんですが、
今回は完全にフェアーな、1対1でのシングルマッチとして、若手育成キャラ立ちマッチを
改めて行うこととなりました。ゲストは前回、新垣と共に保田と壮絶な試合を繰り広げました、
ファイモニ期待の新人、高橋愛選手にお越し頂きました。よろしくお願いします。」

高橋「ハイドウモ、ヨロシクオネガイシマスー。」「高橋選手、ちょっと今日は風邪気味のようですねー。」
「エッ?フダンカラワタシワコウデスケド?」「あっ、失礼いたしました。高橋選手は福井県出身ということで、
まだなまりも残っているようですねー。」「ヤー、ジブンデワモウトックニナマリガヌケタハズナンデスケドネー」

「すいません、最初っからもう一度言って頂けますか?」「エッ?マタサイショッカラユウンデスカ?」
「ちょっと聞き取れなかったもんで。あっ、こんなこと言ってる間にもうすでに試合がスタートして
しまいました。」「ワァー、ビックリシタ。」「新垣が先輩保田に対して果敢な攻めを見せていきます。」

「保田の重たい蹴りが、新垣の後頭部のあたりを捕らえました、サッカーボールキック。
先輩からのキツイ洗礼を浴びせられました新垣。」


「中盤に入ると、ちょっと新垣が先輩保田に押され気味ですねー。」「ガンバッテリサチャン。」
「ここは若さで乗り切りたいところ。」

「容赦無く新垣の後頭部を強打する、グラウンドでの低空ドロップキック。新垣も反撃してはいるのですが、
決定打には至りません。保田のタイガードライバー。」


「更にヤスダー・スクリュー・ドライバーで脳天直撃!これがキャリアの重みだ。
おっと新垣も後頭部への低空ドロップキック。しかしまた保田がスクリュードライバーの体制。
再び決めたー!サッカーボールキックで追い打ち。非情極まりない保田。」「アーアブナイ。」

「駄目押しのサムライボム!これで決まったかー!?新垣の肩が上がっています。
レフェリー、ピンフォールを認めません。今のはよく持ち堪えましたねー。」「ハイ、マタビックリシマシタ。」


「新垣がチンクラッシャー。コーナーに登って、ボディプレス!観客もカウントを数える。しかしまだまだ
カウント3には手が届きません。」「イマヘンナコトイイマセンデシタ?」「はて、なんのことでしょう?」
「チョットクチデワイエナイコトヲ。チガイマシタ?」「新垣がチンクラッシャー。」「ソウ!ソレソレ。」
「すいません、ちょっと相手してる暇がないので試合の方にいきたいと思います。」


「おっとキチンシンクを新垣がスライディングでかわした。しかしキックでダウン。
保田がロープに振った、風車式のバックブリーカー。指を振り下ろす仕草から、またしてもグラウンドでの
低空ドロップキック。さあバックを取った、これでフィニッシュか!?」


「アノチョットイイデスカ?オハナシキカセテモラエマセンカ?」「はい、どうぞ。」
「アノー△√×Φ刀∞・・・・・・・」「はい?」「ダカラアノΩ♀∀∬♯∋・・・」「ちょっと聞き取れません。」
「ワタシナマッテマスカ?」「あーすでに試合が終了しています!10分50秒で、先ほどバックを取っていた
保田が、高速ジャーマンスープレックスで3カウントを奪ったとのことです。」「エヘッ・・・。」



×新垣里沙  対  保田圭○
(10分50秒、高速ジャーマンスープレックス)



メインイベント「後藤&安倍&飯田&中澤」VS「島袋&今井&上原&新垣」
実況:川平慶太郎(大和テレビ)、ゲスト:Jackt


川平「変わってゲスト解説は、アーティストとしてもバラエティーでも大活躍の、Jacktさんです。
よろしく。」Jackt「よろしく・・・・・・。」「さてJacktさんは空手の経験もあって、
毎日体を鍛えることを日課にしている程の格闘技好きということなんですが、
プロレスは興味ありますか?」「嫌いじゃないけど・・・生の血を見るのが苦手なんだよね・・・・・。」

「なるほどー。」「僕、よく曲のプロモとかで血が出てくる演出って使うじゃない・・・・。
だけどそれは偽者だから大丈夫なんだけど・・・・、生身の人間が垂らす血はどうもね・・・・・。」


「Jacktさんの趣味であるサバイバルゲームでは、こういうこともよくあるんじゃないですか?」
「まあね・・・・・・。」「もし自分が相手にやられて血が出てしまった場合は、どうするんですか?」
「その相手を一生恨むね・・・・。復讐の日々ですね・・・・・。」「そうですか・・・。」「・・・フゥー・・・・・。」

「試合に移ります。安倍が今井にタッチを譲らせない。執拗に技を当てていきます。
こういった序盤での奮闘は後々に確実に影響を与えます。」「・・・彼女は・・・笑顔が素敵だよね・・・・・。」
「あっとしかしタッチを譲ったところで、今井と上原のサンドイッチラリアットを浴びせられた。」


「モニ。軍は代わって飯田がリングの中に入りました。こういった大多数での試合を得意としている飯田、
今回もその実力を見せつけられるか。」「・・・すごい迫力だよね・・・・。」


「中澤が頑張りを見せています。新垣、島袋、上原と繋いでいく沖縄アクタ軍に対し、
一人で立ち向かっていきます。」「彼女とは一度、仕事ご一緒させてもらったことがあったんだけど、
いい歳の取り方してるんだよね・・・・憧れるね・・・・・。」



「上原が後藤を、剃刀ブレーンバスター。ここで初めてフォールに入りました。
モニ。軍全員がカットに入りました、これには上原たまらない。」


「リング上混戦の中、後藤が飯田に交代。新垣にデスバレーボム!そして助走をつけてジャンピングニー!
キャメルクラッチに入った。これを見かねて今度は沖縄アクタ軍が全員カットに入った。」


「交代した今井、飯田に延髄斬り、これは寸前で飯田がかがんでよけた。しかし今度は脚を掛けておいての
延髄斬り決まった!さあ起き上がらせた、ここで正真正銘延髄斬りクリーンヒット!
元祖猪木イズムの意地を見せます。」「彼女の執念が感じられるね・・・・・。」「えー。」


「飯田パイルドライバー。中澤にタッチをしておいて、バックを取った、喉輪とバックドロップのツープラトン!
やはり連繋ではモニ。軍が一歩上か。」

「試合は20分を過ぎようというところ。依然、全く勝負の行方はわかりません。
現在主導権を握っているのはアクタ軍の上原多香子。三角絞め、ロープに振って回り込んでのDDTで
じわじわとモニ。勢を追い込んでいきます。」

「カバーに入った。安倍がすかさずカット。飯田も入る。中澤も入る。島袋と新垣も加わった。
安倍がコーナーに登る。飯田、中澤に続いて後藤もアピール。安倍が上原にスーパーダイビングヘッドバット。
しかし向こう側では新垣と島袋が飯田を捕らえて、バックドロップとネックブリーカーのツープラトンだ。」

「なにがなんだかわからない。あっと後藤がその間上原を丸め込んだ。ジャパニーズレッグロールクラッチで
フォール。新垣が懸命のカット、しかし安倍と中澤がこれを阻止。カウント3−!」


「大混戦のリング上、後藤が一瞬のスキを突いて丸め込んで3カウントを取りました。」
「・・・凄いよね・・・。なんかひさしぶりに・・・・興奮した・・・・・。プロレスって、いいよね・・・・・。」
「おっとこれに気付いていないのか、島袋が飯田を腕極め首固めで絞め続けています。
混沌とした空気が尚も会場一帯を包み込んでいます。」
「あれ、首絞まってるよね・・・・・呼吸できなくなるんだよね・・・・。」



○後藤  安倍  飯田  中澤  対  島袋  今井 ×上原  新垣
(19分44秒、ジャパニーズレッグロールクラッチ)

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