「今回のメニュー」

・第3試合 次代を担う若手組が、“神”ことフラット3に挑む!
「高橋愛&新垣里沙」VS「安倍なつみ&飯田圭織」
 ゲスト:鎌戸龍神

・セミファイナル “女小僧”MIZUHO、無謀の遺恨決戦!?
「矢口真里&松浦亜弥&藤本美貴」VS「MIZUHO」 ゲスト:竹花進一


・メインイベント モー娘。卒業記念特別試合
「後藤真希」VS「保田圭」
 ゲスト:矢野満&神咲しおり

・そしてまたしても事件勃発!!後藤VS保田戦終了後に・・・



・第3試合「高橋愛&新垣里沙」VS「安倍なつみ&飯田圭織」 ゲスト:鎌戸 龍神

伊智「蒸し暑い日々が続く中、皆様いかがお過ごしでしょうか。ファイモニアワー、司会の伊智宏武です。
まずお伝えいたしますのは第3試合、五期メンバーの高橋・新垣組が、フラット3の安倍&飯田組に挑みます。

「高橋・新垣組の入場も終わり、これから安倍・飯田組が入場しようというところなんですが、
花道から新コミッショナーのバシタカ氏がやってまいりました。」


「そして、コーナーに登って両腕を挙げて、観客を煽るパフォーマンス。
上半身裸に黒のロングタイツ姿、これはバイオレンス河野の真似か?いや、関東裸会なのでしょうか。」

 

「リングアナがバシタカ氏にマイクを手渡しました。やはり親交の深い安倍・飯田組に、
好意を持って自らがアナウンスしようということなんでありましょうか。」

バシタカ「我々の上に神がいる。そう、それこそがフラット3のなっちとジョンソンだー!」

「やはりそうでした。バシタカ氏のアナウンスによって、安倍・飯田組が入場してまいりました。
まばゆい光が二人を包みます。これはちょっと眩しすぎるのか、安倍が手を振りながら暑がっています。」


「・・・選手コールも終わり、今ゴングの鐘が打ち鳴らされました!若手組の先発は高橋、
そしてベテラン組の先発は安倍であります。今回のファイモニアワーは人気番組「ガキンチョ!」に
出演している人気型破り教師の4人に来てもらっています。まずこの試合を見てもらっているのは、
鎌戸龍神さんです。どうぞよろしくー。」鎌戸「ハイッ!よろしくー。やっぱ気持ちのいい挨拶は一番ッスねー。」

「鎌戸さんにとって、このプロレスというのはどんなものだと、お考えになられですか?」
「そーッスねー。“男は度胸、女は愛嬌”って言葉はあるんスけどー、プロレスっつーのは
女でも度胸が一番必要なんじゃないッスかねー。」
「そうですねー。」
「相手の技を受け切るわけッスから、それなりに腹を切る覚悟で、それぞれが臨んでいるんじゃないかと。」

「安倍がキャリアの差を見せつけます。二人の合体攻撃を、2回ともキックで返していく。
しかしここから新垣が、ファイヤーマンズキャリー、スピニングレッグロックで反撃に出ています。」

  

「ここで飯田にスイッチ。ブレーンバスタースラムでパワーを誇示する。背後を取って、
あーこれは拷問式のコブラツイストです。トミー・ボンバーのファイトスタイルにこだわりを持っている飯田。」

「高橋に交代します。フロントスープレックスで投げる。しかし、飯田のパワー殺法に捕まってしまいます。
リストアップスラム、ハイアングルのアトミックドロップも決めていきました。」

  

「高橋がカウンターの上段後ろ回し蹴りで一旦ペースを掴みかけましたが、
これは飯田の強烈なダイビングギロチンドロップ!長い足に全体重をかけて落としていきました。」

「さあ高橋が場外に落ちる。新垣が救出に向かいますが、場内では安倍が手を叩いて挑発するー。
やはり前半を有利に進めているのはベテラン組。」

「このままベテラン組が快勝かと思われたんですが、後半、若手組の勢いが爆発します。
どさんこドライバー(垂直落下式ファルコンアロー)、三角絞め、ナッチクラッチと
安倍の十八番技を必死に耐えぬいた新垣。交代を受けた高橋が、ここから破竹の快進撃。」
「今の若い子たちってゆうのはねっ、すぐに諦めちゃう、物事を中途半端で終わらせちゃう
いわゆる盆暗な連中が多いわけじゃないですか。でもこの子たちはね、ほんっと粘り強い、
がむしゃらに向かっていく、男じゃないけど本来のサムライの心ってゆーのを、感じるッスね。」
「はい。」

「安倍にIエッジを2発決めて、コーナーに登ると両手を叩いて先ほどのお返しアピール。
そして高難度の技であるダイビングウラカン・ラナを決めていきました。」

  

「これにはベテラン組も驚かされたことでしょう。そして安倍は飯田に交代します。
ここから高橋と飯田の大技ラッシュ。高橋がホッピーdeツイスターを決めれば、
飯田もへそで投げるバックドロップを2発決めます。しかしこのまま食い下がらない高橋、
2発目のホッピーdeツイスターを敢行。これもカウント2.9で飯田が間に合います。」

「そして試合は大詰め。安倍と新垣は体力を消耗しておりカットに行けず、
依然として高橋と飯田の攻防が続いていきます。逆エビ反り固めでタップをしない高橋、
ダブルアームスープレックスホールドで逆にフォールに行きます。頭掴みラリアットから
ダイビングショルダーアタックを決めた飯田ですが、それでも立ち上がる高橋、
この試合3発目となるホッピーdeツイスターで3カウントが入り、リーダー飯田から大金星を奪いました!」

  

「さて、最後に鎌戸さんが中澤選手へお伝えしたいことがあると、お聞きしたんですがー。」
「いやぁーっ、個人的なことでわるいッスけど、中澤さんはこれから30に向かって生きていくわけじゃ
ないですかー。そこから先は薄っぺらい人生にならないようにー、第2・第3のクソババアにならないように
気をつけてほしいっすね。まあ彼女だったらー、絶対に大丈夫とは思うんスけどね。」

「というわけで、この試合のゲストは鎌戸龍神先生にお越し頂きましたー。」


○高橋  新垣  対  安倍 ×飯田
(21分46秒、ホッピーdeツイスター)



・セミファイナル「矢口真里&松浦亜弥&藤本美貴」VS「MIZUHO」 ゲスト:竹花進一

「ライブヤイヤー大会では矢口・松浦・藤本からトリプルパワーボムで葬られ、
その屈辱を味わいましたMIZUHO。そのMIZUHOが、単身で3人を相手しようという、
無謀の闘いに挑もうというのか、いや、公表されていない新たな仲間を連れて来るのでありましょうか。」

「そしてMIZUHOの入場です。おっと!?後ろに誰かがいます。この2人は誰でしょう。
ZONEのメンバー、いや違います、これは?あっとー?なんとココナッツ娘。の
ミカとアヤカであります。これは一体どういう意味なのか?会場もあっけに取られた様子。」

 

「唖然とした表情の矢口と向き合いながら、アヤカがマイクを取りました。」

アヤカ「ヤグチさーん、アロハー。」

「お馴染みの挨拶であります。しかし今回、モー娘。に敵対するMIZUHOのパートナーとして
リングに上がっているアヤカ。一体、何を考えているのでありましょうか。」

矢口「アロハじゃないよー。これどういうつもりー?」

アヤカ「ヤグチサーン、チョット聞いテー。ワタシ達ココナッツ娘。はネー、
メンバーが2人っきりになっちゃっテ、クラッシュ状態なのヨー。
“ココナッツクラッシュ”なんて、ダジャレにもなんないでショー。
もうこれ以上“赤っ恥青っ恥”かきたくないノー。」


「普段流暢な日本語を話すアヤカが、なぜか片言の日本語で喋っています。
そしてわけのわからないダジャレも飛び出している。そして、ミカもマイクを取りました。」

ミカ「ヤグチさんミニモニ。卒業するんでショー。ワタシがこれからミニモニ。の
リーダー引っ張ってかなきゃけないノー。ダカラ、ここでヤグチさんを倒して、
本当の意味でミニモニ。を乗っ取るつもりヨー。」


アヤカ「今度はモーニング娘。がクラッシュする番ヨー。are you ready?」

「今にもかかってきそうな膨れっ面の矢口を、松浦と藤本がおさえます。
そして、MIUZHOもなにかあるようです。」

MIZUHO「ちょっといいー?あたしアヤヤに言いたいことあるんだけどー。
あの仕事で一緒になったときさー、なんであたしと顔合ったとき逃げんのー?
こうなったら嫌でもあたしの顔を向き合わせてやるからねー。」


「危険な香りを漂わせる中、ついに試合がスタートしました!先手は矢口とMIZUHO。
MIZUHOが早速、ストンピングで「ばかやろー!」と罵声を浴びせていきます。
さらにヘッドロックパンチ。ファイモニトップレスラーとも互角以上に渡り合っています。」

 

「さてこの試合のゲストは、ボクシング元ミドル級世界王者、現在はジムで後輩を指導している、
竹花進一さんです。よろしくお願いしまーす。」竹花「はいよろしく・・・。」

「先ほど番組の収録を終えたばかりということで、だいぶ疲れも溜まってる中、
わざわざお越し頂いて、ありがとうございます。」「馬鹿生徒とのくだらん乱闘やってたもんでね、
ちょいコメントが喧嘩ごしになっちょるかもしれんですけど、まあ大目に。」


「前半有利に進めているのはMIZUHOチーム。ミカとアヤカの連繋もぴったり合っております。
藤本へパワーボム+ネックブリーカーの合体技を決めていきました。」

「そしてアヤカがダイナマイトニーリフト→フットスタンプという腹部へのキツイ連続攻撃。
ここで藤本が松浦に交代すると、合体ブレーンバスター。ここで初めて矢口組が合体技を
出していきました。松浦が飛びつき腕ひしぎ逆十字。これにMIZUHOとミカもカットに入る。
3人がかりで松浦を攻撃していきます。」「あいつら、群れとるだけじゃ・・・。」

  

「アヤカがミカとの抜群の連繋攻撃を見せると、ミカがカナディアンロッキーバスター、
ドラゴンスリーパーで松浦を追い込んでまいります。首振りアピールで余裕の素振り。」

「松浦が矢口へ交代。ここから矢口組が逆襲に出ます。MIZUHOにジャーマンホイップ、
カウンターのラリアットを決めると、矢口が地団駄アピール。そこからマリッペスリーパーへと
持っていきます。この後ミカへもダイビングボディアタック。」

   

「再び交代したMIZUHOにもダイビングセントーンを決め、そこからのフォールがカウント2.9。
このままフィニッシュへ持ち込めそうではありましたが、MIZUHOもこのままでは終わらない。
自軍コーナー付近でシークレットフェイス敢行。」「ボクシングと違って1対1じゃーないけんね。
わしにはよーわからん。」


「さらに両軍が入り乱れた時再びシークレットフェイスが炸裂します。矢口もスーパーフリークで
フォールに行きましたが惜しくもカウントは2。チームワークでは上回っているMIZUHO組が、
屈辱的な矢口へのこの挑発から、危険な角度で落とされる元祖パワーボムで、
矢口からピンフォールを奪い、その強さを公の前で完全に披露することに成功しました。」

   

「矢口の怒りが収まりません!まだまだ終わってないぞと、声を荒げながら突っ掛かろうとします。
セコンド陣がなんとかそれを押さえて、食い止めます。」「負け犬はキャンキャン吠えんねん。」


×矢口  松浦  藤本  対  ○MIZUHO  ミカ  アヤカ
(18分56秒、元祖パワーボム→両手押さえフォール)



・メインイベント「後藤真希」VS「保田圭」 ゲスト:矢野満&神咲しおり

「先日モー娘。卒業という電撃発表を行いました後藤と保田。これからソロとなっても
活躍していけることを願って組まれました、特別試合・シングルマッチです。」

「そしてコミッショナー・バシタカ氏からの花束贈呈です。まず後藤に歩み寄って、
あーっとちょっと強引に抱擁を求めます。これは後藤も苦笑い。」

 

「それを見て羨ましいのか、保田がバシタカ氏のもとへ駆け寄ります。
保田が握手を求める。今日は晴れ舞台、クリーンに巣立ちを祝いた・・・あーっとバシタカ氏がキック!
やっぱり保田にはこの扱い、そして顔面を張ったー!!」

  

バシタカ「保田女優目指してるとか言ってるそうだけどよー、そのときには絶対、
俺がマタ売りの役やってやるからなー。待ってるぞ。」


「これも彼なりの祝福の仕方なのかもしれません。そんな中、メインイベントのゴングが鳴らされました。」

「変わってゲストは人気ラーメン店の経営者である矢野満さんと、女子プロレス界最強の男、
神咲しおり選手にお越し頂いております。どうぞよろしく。」矢野「はい。」神咲「男は余計だってー(笑)。」


「後藤がロープに振って、フライングネックブリーカーで先制!やはり気合いが違います。
保田もミドルキックの連打!最高の試合を見せるんだと、お互いが思っていることでありましょう。」

「腕四つから、後藤がカニ挟みで脚を捕らえた、そして鎌固めへ持っていきました!
そしてセカンドロープに登った、リバーススプラッシュ!保田も変形四の字、ねちっこい攻めで
素早い動きの後藤に応戦していきます。」

   

「矢野さん、ラーメンとは全く違うジャンルであるプロレスですが、この試合を見て、
なにか通じる情熱というのものはございますでしょうか。」「彼女らはね、ほんとにプロレス以外の
欲を捨ててこうしてやってるわけだから。俺にとってラーメンは最高の女だけど、彼女達にとって
プロレスは最高の男なんじゃないのか?」
「矢野さん、それは絶対に違うって!」「なるほど・・・。」

「後藤がスモールパッケージホールドを2連発。まだまだ余裕で返していきます保田。
後藤をコーナーへ振った、背面エルボー。そしてコーナーポストから、ダイビングダブルニープレスー!」

「おっとしかし今度は、コーナーに登っているのは後藤です。最上段から、ムーンサルトプレスー
しかし保田がかわした。フィッシュストレッチスリーパーで絞め上げていきます!」
「悪いけど俺そろそろラーメンの仕込みがあるから、このへんで帰らせてもらうよ。」
「最後まで見ましょーよー。」「俺にも都合っつーもんがあんだよー(怒)。」「どうもありがとうございました。」

   

「一進一退の攻防の両者。後藤のジャーマンは、カウント2。グラウンドコブラツイストも
保田が2で返していきます。後藤スクラップバスターから、OH!のアピールだ。
そしてコーナーに登って、ムーンサルトプレスこれは決まったー!どうだ!?カウント2ー!」

「保田にも意地があります。ダイナマイトニーリフトで反撃ー!そしてサッカーボールキック。
さらに2発目を打ち込んだ。さらに3発・・・いや今度は後頭部への低空ドロップキックだー!」
神咲「あいつら鬼だよ。あいつらほんとにプロレスの鬼だよ。」

   

「場外戦に移ります。グロッキー状態の保田、後藤が背後からフライングニールキックー!
そして場内に戻りました。後藤が担ぎ上げたぞ、デスバレーボムが決まったーー!!
カバーに入る、観客席が合唱、カウント3が入りましたー!」

○後藤真希  対  保田圭×
(12分18秒、デスバレーボム→背面式片エビ固め)



・そしてまたしても事件勃発!?後藤VS保田終了後に・・・

「試合は終了。健闘をたたえ合って、後藤と保田が目に涙を浮かばせながら、抱き合います。
そしてそれぞれのセコンドがリングから去っていく中、あっと花道から、誰かの姿が見えます。」

「彼女も祝辞の参加メンバーなのか、おっとこれはソニンであります。新曲のプロモーションで
見られた、セクシーなエプロン姿での入場です。しかしなにか怪しい空気を漂わせています。」


「後藤が険しい表情で彼女を見つめています。以前に抗争もありました両者。
ソニンは不敵な笑みを浮かべています。そして、マイクを持ち出しました。」


ソニン「マキちゃん、これからソロでやるんだって?ワタシと一緒じゃん。」

後藤「それがなにか?」

「ソロでやる覚悟が本当にあるんだったらねー、このぐらいの覚悟、した方がいいわよ。」


「自らの裸エプロン姿に目を向けさせます。後藤の表情は、より険しくなっています。」

「あそー。勝手にやればー?」

「この一言にソニンが突っ掛かった!やはりこの二人、祝福では終わることができないのか。
トーキックで後藤がうずくまる。そしてソニンが距離を取って、シザースキック!
そして得意のブレイクダンスでアピール!してやったりか。」


 

「さらに!?観客席から覆面の男がやって来た!これは誰なんだ!?
ソニンとは共闘してるようです。そして、ソニンと一緒にダンスを踊っています。
ソニンを肩車して、両手を上げて大喜び。この男はソニンと、後藤とは一体どんな関係なのでしょうか。
再び起こった大事件。謎が謎を呼びます。」

  

「ここで、MIZUHOがリングの中にやって来ました。自分も後藤を潰した喜びを分かち合おうというのか。」

MIZUHO「ねーねー、あたしも肩車してくれる?いーじゃん、いーじゃん。」


「覆面の男とソニンが、二人がかりでMIZUHOを肩車しました。MIZUHOがこの表情。」


「しかしー?男とソニンが、コーナーへ向かって方向転換。それを見計らって、
後藤がコーナーに登った!ここからいくのかー?トリプルインパクトー!!
最後のおちに回されるのが、MIZUHOの宿命なのでありましょうか。」

  

MIZUHO「またあたしにオチ回されるのぉー!?もぉーやだぁー!!お決まりじゃーん。」



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