新抗争劇 第3弾 そして、あの後藤と安倍の謎の会話が明らかに・・・!
5.18墓田スッタレーン大会「後藤&吉澤&石川組」対「加護&辻&ミカ組」
前回の大会では、試合中の後藤と試合を見守っていた安倍が、謎の会話を行うという出来事があり、
関係者の間でもその話題が絶えなかった。そして、今大会でその全貌が明らかとなった。

まず試合開始前の後藤のマイクパフォーマンス。前回と同様に、加護・辻へ反感を浴びせると誰もが
当然思っていたはずだが、その予想を打ち破る、こんな発言が待っていた。
後藤「あのぉー、会場に来ているみなさんに言いたいことがあるんですけどぉー。
気に入らないことがあるからってグチャグチャ騒ぐのはぁー、もうしないんでー、
今日は楽しく私達の試合を見てくださーい。今まで加護ちゃんと辻ちゃんに悪口を言っちゃって
すいませんでしたー・・・。」


前回の試合からほんの3日間。その間に、一体後藤にどんな心の入れ替わりがあったのだろうか。
やはり、安倍との会話になにかが関係しているのではないだろうか。

会場も動揺しているような状況で、試合は始まった。
前回のような殺気じみた空気はそこに存在していなかった。お互いの顔面への張り手の打ち合いや、
後藤・吉澤と加護・辻のツープラトン合戦。そういった試合を頭の中で描いていた我々にとって、
この試合の序盤は茫然と見ているような状態だった。

だが、吉澤と石川は加護・辻に猛烈な勢いで突っかかっていく。
吉澤が辻を場外へ蹴落とすと、エプロンに居る石川がすぐさま場外の辻を捕らえ、
電光石火のエクスプロイダー。クラッチが不完全な状態で強引に後ろへ体を反らして投げつけ、
辻の首が危険な角度で直接マットに叩きつけられた。

辻は意識が薄れて体が固まった状態に陥る。セコンドの矢口が体の具合を確かめに行く。
もしこのままの状態が長く続いていたら、レフェリーストップになる可能性もありえる。
数分後、ようやく辻が体を起こし、なんとか意識を回復して試合を続行する。

だが、これ以上に不安な事が一つある。それは、闘志を剥き出しにしている吉澤と石川に対して、
後藤のフォローが全くといっていいほど無いのである。
石川が場外で相手と鉄柵を前にぶつかり合いをしている時も、後藤は脇目も向かず、
ロープを握ったまま立ち尽くしていたり、吉澤が相手を肩車して合体技の準備に入っても、
いつもの様にコーナーへ登ることをせず、代わりに石川がダイビングでのラリアットを放っていった。

それぞれの思いが一致団結したチームであったはずなのに、これでは後藤と吉澤・石川が
別々で相手と闘っている情景に見えてしまうのである。

試合の結果は、後藤チームが噛み合っていないせいが表れて、加護と辻が相手チームを分断し、
ミカが雪崩式の裏DDTとココナッツバスターを決めて、石川からピンフォール勝ち。


そしてその後に後藤が、吉澤・石川に向けてこんな発言をマイクで言い放ったのである。
後藤「わたしはなっちと話し合って、一緒にファイモニのトップ同士として組むことに決めたのぉ。
よっすぃーとりかちゃんはぁー、二人で頑張っていってねぇー。


あまりにも極端なチームの決別である。そして吉澤と石川は、
吉澤「なんでそーいうこと言うのぉ!?一緒にこれからやっていこうって決めたばっかりじゃん。
私はごっちゃんに付いていく決意をしたのっ。急にそんなの言われても変えられないよ!」

石川「そんなのひどぉーい…。3人で一生懸命やっていくんじゃなかったのぉ?
わたしごっちんの言ってること、信じてたんだよー。」


後藤「いきなりこんなこと言って悪いけどー。わたしはやっぱり人気が一番だからさぁー、
なっちと一緒でぇー。ずっと前からトップでズーっといたいと思っててー。
別に最初からこのチームでやっていこーって思ってなかったの。わたしの話に2人が
ついてきただけだからさぁー。ごめんねぇー、かんちがいさせちゃって。」

吉澤「もう一度言ってみろよぉー!俺の怒りは頂点に立ったぞー。もうアイドルだからとか女らしくとか
どうとか関係ない。売られた喧嘩は絶対買うぞー、覚悟しとけー!このやろぉー。」


石川「わたしももう、ネガティブになんかやっていかないからっ。キレたら怖いってこと、見せてあげるからっ。」

そう2人は言い残して、花道を去っていった。今までこんな吉澤と石川は見たことがない。
吉澤のボーイッシュさが遂に完全体となって表へ解き放たれた。
今回に見せた石川の魔性のエクスプロイダー。キレると怖い石川が覚醒したのである。
もはや単なるメンバー内のもめごとのようなモー娘。プロレスの姿は、そこには無かった・・・。

この雰囲気では、これから安倍と後藤がヒール的なコンビとしてリングを制圧することになりそうである。
今までに市井・保田・アヤカ・稲葉らで構成された悪役グループというのは存在していたが、
凶器や乱入といった表面上だけの悪役ではなく、精神的に他チームを苦しめていくような
悪役の時代がやって来るのかもしれない・・・

〜後藤と安倍の謎の会話。それは、きっと安倍がこんなことを言っていたのではないかと推測してみた。
安倍「ごっちんさぁー、加護と辻はまだ幼いんだからさー、ちょっとぐらいの許してやっていーじゃーん。
頭に血が昇っちゃうとくたびれちゃうべさー・・・。」

とまではマイクで言っていった。そしてそこから、
「幼い加護と辻にあーだこーだ言うんなら、私と組んで最強のチームになれば、
誰も文句言える人はいないでしょー?」
というような事を安倍が言っていたのでないだろうか。

確かに後藤と安倍は、それぞれモー娘。の顔、看板とも言えるほどトップの人気を誇っている。
その2人がコンビを組めば、それ以上の人気を他のチームが得ることは難しい。
とはいえ、こんな強引なやり方では、批判もそれなりに来るであろう。
この2人を、「史上最凶のトップアイドルコンビ」とでも名付けようか…。