矢口真里、試合後石川にキレる!?(4月3日・行楽園ホール)

―モーニング娘。のムードメーカー的存在である矢口真里(18)が、行楽園大会のメインイベント終了後に、
最近険悪なムードが漂いつつあった石川梨華へ、「正々堂々とやっていない」発言に対して
ついに怒りを爆発させた。

明るい人柄で知られるあの矢口がまさかの暴走!?であったが、前々から石川による執拗な非難を
浴びせられて、矢口はそれに対し、「自分はちゃんとやっている」と主張。
しかし、石川は矢口のファイトを認めなかった。

最近の矢口は好調ぶりが目立ち、シングルのベルトを奪取、加護とともにタッグ王者を獲得。
そしてバトルロイヤルも優勝し、中澤の卒業試合の相手を務めることとなって、矢口が絶頂期を迎えていた
矢先にこの騒ぎを起こしてしまった。

中澤と保田が取り押さえようとしたものの、それを振りほどいて石川に突撃。
石川が抵抗できずに、パンチ、ストンピングを乱打。そしてマリッペスリーパーで落とされ、失神寸前に。
まだ怒りがおさまらない矢口は、スーパーフリークまでを決めてからようやく手を止めて、花道を去って行く。

矢口とチームを組んでいる加護と辻は、このとき矢口に味方せずに石川を気遣っていたため、
チームの崩壊が心配される。

そのうち中澤が観客へ向けて、「矢口選手が取り乱してしまって、今日はお客さんに荒らただしいものを
見せてしまってすいませんでした。」と謝罪の言葉を言い残して、今大会を終了させた。

2人に対する観客の反応は、「矢口突然の暴走に戸惑う観客」と、「石川の発言に苛立ちを覚える観客」とが
五分五分といった具合に感じられた。

こちらから見れば、矢口は石川が言っているほどの特別な反則行為や汚い攻撃等はやっているようには
思えないだろう。
だが石川から見れば、細かい攻めぎ合いやインサイドワークなどの素人では判断できない要素に対し、
なにかしらの不満があるのかもしれない。

この先にこの2人によるカードは卒業試合以降までは予定されていないが、
リング外からの激しい非難と因縁は、これからも続いていくと予想される。


〜各選手控え室インタビュー〜

矢口「なんだよ、まじムカつくー。…べつに汚い試合なんてやってないのに…。
自分がヤグチに負けたからってさぁ。ベルト獲られたからって…」

―興奮冷めよらぬ中でのインタビューだったということで、言葉少なめに怒りをぶつけて、
あまり具体的なコメントを聞くことはできなかった。

石川「ひどーいですう、矢口さん…。試合の後にこんなことやっちゃ、いけませんよねぇ。
私達の先輩がやるべき行為じゃないですよね。信じられないですぅ。」

―矢口の行為を絶対的に批判する石川。レスラーたるもの、相性が悪いことがあるのは
仕方が無いかもしれないが、この屈辱的な石川の批判に矢口が黙っていられないのは
無理ない気がする。


中澤「うん、矢口の気持ちもわかるよ。長年一緒に付き合ってきたってゆうのもあるし。
それにしても石川の批判は凄いよなあ。あそこまで言う必要あんのかなあ。
この先なにが起こるかわからんけど、あの娘たちならきっとそのうち鞘に収まりますから。
見守っててあげてください。」

―リーダーシップを取り続けてきた中澤からは、優しさが感じられる落ち着いたコメントが寄せられた。
中澤の言う通り、こちら側からはそれを見送るのが役目なのかもしれない。