〜予選リーグ最終日・Dブロック(無差別編)〜




−第1試合−

(2076pt) ヤハリ・ビールト・ジャガスキー VS 日高 エリカ (4257pt)


ここで負ければ武者逝の全選手が他団体の選手に全敗という、あってはならない結末を迎えてしまうジャガスキー。なんとしても負けは許されないジャガスキーですが、最後の相手は悪魔的と称される程の無敵な強さでここまで勝ち進めた難敵・日高エリカ。エルボースマッシュ、地獄突き、ハイアングルボディスラムといった技を仕掛けていくも、やはりトーキックからのズッコケるを何度も浴びてしまい、ヘッドバットも随所で決められていくうちに6分台、最初の大技コンプリートショットを決められてしまいます。

これまでどんな技からもズッコケるの連繋を決めていたエリカもこの後、黒猫パンチで倒すと必殺エバンジル一発目を敢行。キャメルクラッチに持ち込みます。ジャガスキーが一旦長滞空ブレーンバスターで立て直したものの反撃には及ばず、8分台にエリカがダイビングボディアタック。カウンターから目が回る〜も決めていくとおはようダンスを披露し、止めてー!へと繋いでそのまま2発目のエバンジルへ。やはりこの試合もリードを渡さないエリカ、ヘッドバットから3度目のエバンジルも決めていき、止めてー!、低空ドロップキック、コンプリートショットと繋いで4度目のエバンジル。

ここまで来れば勝利も時間の問題、観客も誰もがエリカの勝利を確信しています。しかしそれにはジャガスキー納得いかないか、必死に応戦しようとエリカの組みつきをエルボーで阻止し、ダブルニープレス。その後のハンマースルーは失敗し自らがダウンしますが、これは作戦か、エリカのダイビングヘッドバットを回避して弓矢固めへ。思ってもみない反撃を成功させますが、この後は再びエリカのペース。今大会初披露の共倒れ(STO)、黒猫のワルツ(ロシアンフックラッシュ)それぞれを決めていくともう一度ダイビングヘッドバット。が、これもジャガスキーが寸前でかわし、もう一度弓矢固めへ。

最後の悪あがきと言うのはなんですがそれなりに健闘しているかに見えるジャガスキー。しかしこの後、場外へ投げ落としたエリカが両手を叩きアピールすると、ここからトペ・スイシーダを敢行。もはや残りの時間はファンサービスに費やすだけか、これまで見せていなかった技を次々と惜し気もなく披露します。ジャンピングヘッドバットでジャガスキーを場外マットに倒すと、おはようダンスを観客席の目の前で披露するエリカ、場内戦に戻ったところでジャガスキーのシュミット式バックブリーカーをスモールパッケージホールドに切り返してフォールすると、余裕の3カウントを奪取。最後も相手に指一本触れさせないほどの強さで難なく勝利したエリカ、ほとんど予選突破は確実なものとしています。

×ヤハリ・ビールト・ジャガスキー  対 日高 エリカ○
(13分37秒、スモールパッケージホールド)


獲得ポイント 累計ポイント
ヤハリ・ビールト・ジャガスキー 1337pt 3413pt
日高 エリカ 2337pt 6594pt




−第2試合−

(3550pt) 秋沢 美緒 VS タイガー北川 (2783pt)


勝敗でのポイント差が大きいDブロックの中でエリカが唯一の全勝を飾っているため、2位に着いている秋沢でも予選突破条件は20分44秒以上と非常に厳しい条件下。例え予選突破ならずとも、悔いのない闘いで本戦を締め括りたいところです。この試合、序盤からのびのびとした動きを見せているのは北川。ボディスラムで何度も叩きつければ顔面へのダブルニープレスで追い打ちを重ね、3分台にベリートゥベリーから腕極め首固め。その後バックを取ると、今大会初披露の北川の必殺「タイガーススープレックス03’(タイガースープレックス’85)」が4分台という早さで炸裂。

更にオリンピックスラムから腕極め首固めに持ち込み、立ち上がればすぐさまタイガーネックチャンスリーから再度腕極め首固めへ。ジャガスキー戦と同様、あるいはそれ以上の急激な大技ラッシュを見せる北川。組みつきをエルボースタンプで阻止すれば腹固めに移行、6分台にリバースタイガードライバーも決めていけば再度腹固めに持ち込み、付け入る暇を与えずひたすら攻めを持続させます。この後も北川の攻めは全く衰えず、同じく6分台にオリンピックスラム、タイガーネックチャンスリーと決めていき背面式片エビ固め。

秋沢が2で返すものの、立ち上がれば即北川がオリンピックスラムから腕極め首固めへ。大技と大技の繋ぎの速さはエリカ以上の脅威か、この後秋沢がサッカーボールキック、フライングメイヤーからのSTFと繋いだのが最後の反撃となり、8分台に北川の決めたタイガードライバー’91でカウント3のゴングが鳴りました。

×秋沢 美緒  対  タイガー北川○
(8分31秒、タイガードライバー’91)


獲得ポイント 累計ポイント
秋沢 美緒 831pt 4381pt
タイガー北川 1831pt 4614pt




Dブロック(無差別編)決勝トーナメント進出者・日高 エリカ(6594pt)


こちら側の不手際でキャプチャ画像の大部分を消失してしまったことにより、
Dブロックの試合画像に適切なものを入れられなかったことを深くお詫び申し上げます。



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