<9日目>
−第1試合− | |||||||||||
(4500pt) DEV−I | VS | ゲレーラ・ニンジャ (7250pt) | |||||||||
覆面、ルチャスタイルという共通点を持つ両者。序盤はお互い脚攻めでじっくりと進める展開だったが7分DEV−Iが必殺のあぁんっ、プリティーだぁ〜を決めていき、ニンジャもヌド・インベルティダで返すがその後再びDEV−Iがあぁんっ、プリティーだぁ〜を決め亡霊クラッチ。これは2で間に合わせたニンジャ、この後の高角度前方回転エビ固めも2で返しヌド・インベルティダを再度決めると、DEV−Iがフィニッシュを狙ったムーンサルトも2.9で逃げ切りに成功。ニンジャが追い込まれながらも要所で切り返し技を見せるなど粘り、試合は15分を経過。 そして16分にはニンジャが足掛け延髄から必殺のドラゴンカベルナリアに持ち込み、カウンターのカニ挟みから再度この技へ。選手のスタミナが底を突き始める試合終盤で本格的な逆襲を開始し、これに面食らったDEV−Iもノーザンライトボム、スクリューハイキックから必殺を狙いに行ったがニンジャが膝を蹴って阻止。力一杯首斬りから3度目のドラゴンカベルナリアに移行し、苦しい表情を浮かべるDEV−I。これは耐え凌いだが低空ドロップキックから再びニンジャが同技を決め、ギブアップ奪取に追い込み体勢。 これも逃れられると今度はラ・エスカレーラに固めていったが気力で耐え切ったDEV−I。その後ジャンピングツームストンでニンジャをマットに突き刺すと、息を荒げながらマグナムダンスを踊り出し、まだ立ち上がってこないニンジャを見計らい駆け登りムーンサルトプレスを投下してフォール。これが3カウントとなり、20分を超えるロングマッチの末苦しんだDEV−Iが辛勝。この日優勝者が決まれば大会全勝を達成となる。
|
−第2試合− | |||||||||||
(4750pt) 中嶋 蛍 | VS | ブラック・ジャガー (5500pt) | |||||||||
この日も序盤からハイペースな攻めを展開するジャガー、4分でTFジャガーボムを決めその後変形ツームストンからタイガーSPホイップ。アームブリーカーなど腕への攻めを中心に相手の大技を封じようとする中嶋だが、ジャガーがダイビングダブルニードロップ、旋回式直下ブレーンバスターから2度目のタイガーSPホイップも決めるなど手は止まらず。中嶋の一回転ドロップキックを受けた直後雪崩式に持ち込み、ここから大会初披露の雪崩式TFジャガーボムでフォール。これで3カウントが決まり、ジャガーが2試合連続で8分台のピンフォール勝利を決めた。
|
−第3試合− | |||||||||||
(3500pt) 尾伴 草恵 | VS | 奥井 まりあ (7000pt) | |||||||||
前半リードした尾伴が喧嘩キック、シャイニングケンカキックなどを決め6分、奥井の青龍刀と同型であるブレードキックを当て監獄固めへ。これを凌いだ奥井もこの後カウンターのキチンシンク、飛びつきジャンピングDDTなどで反撃、尾伴からシャイニングケンカキック、延髄斬りを喰らうもスクールボーイで逆にフォールを狙い、その後青龍刀を炸裂。更にムエタイハイキック、ブレイジングチョップと得意技で畳み掛け、一本指上げアピールからロープへ走り込み。しかしここでレフェリーと激突、そこから低空ドロップキック、ムエタイハイキックと繋げラ・マヒストラルに押さえるもレフェリーが回復せずノーカウント。 不運に見舞われる中、今度は尾伴が大根ひと刺しを炸裂させて逆に奥井をフォール。勝利の絶好のチャンスから一瞬で敗北の危機に陥った奥井だが、これを意地の2.9カウントで逃げ切り。するとここから再びスパートを開始し、ブレイジングチョップからフォール、これを返した尾伴がシャイニングケンカキックを撃ち込むも奥井も再びブレイジングチョップを当て、腕取り逆回し蹴り。バック取りは防がれるも逆にバックを取られたところで前方回転エビ固めに切り返し、カウントは2.9。 ここを凌いだ尾伴が走り込んで喧嘩キックを繰り出しに行くがかわした奥井、剃刀ブレーンバスターに投げ立ち上がらせてのムエタイハイキックを命中し、満を持してフォール。後半攻め疲れによる息切れが目立った尾伴がここで3カウントを許し、決着のゴング。持ち前のスピード、テクニックで終盤盛り返した奥井が接戦を制した。
|
−第4試合− | |||||||||||
(4250pt) デ・ブラック・肉ジャガー | VS | 大空 ひかり (7000pt) | |||||||||
序盤戦でエルボーを的確に当てるなどリードする大空、捻り式バックドロップで豪快に投げつける場面も何度も見られ5分リバースパイルドライバー。その後肉ジャガーが持ち直しに行ったが大空が高速ダブルアームSPで再び主導権を握り、捻り式バックドロップ、高速ダブルアームSPと繋げローリングエルボー。ハンマースローを振り返した場面では串刺し式シャイニングウィザードからリバースパイルドライバー、ダイビング延髄ニードロップと繋いでカバーの体勢。3カウントはならなかったが続いて場外に落とし、走り込んでの宇宙人プランチャー敢行。この日の絶好調ぶりを見せ付け、11分に必殺・みちドラUの一撃で3カウントを奪った。
|
−第5試合− | |||||||||||
(9000pt) メイ・ヒギンズ | VS | 馬賀 優菜 (5500pt) | |||||||||
優勝に王手をかけているメイ、この試合で1000pt以上獲得すれば優勝又は優勝決定戦進出が決まる。相手はこの大会6勝2敗の成績を上げ他団体選手との勝率も高い馬賀。リングに緊張が漂う中4分台から一気に攻め込みに入ったのは馬賀、スイングネックブリーカーからダイビングバカッチングエルボー、その後元祖スイングDDTも決めバッカブリーカー、ジャンピングネックブリーカーからスクールボーイ。所々でメイも技を返しているが馬賀リードのまま試合は続き、スクールボーイ、バカクラッチと連続でフォールした後フランケンホイップからミサイルキック。 その後もバッカヤロー!と叫ぶ自虐的なアピールを混ぜながら馬賀が押し進め、勝利まで後一歩のところまで迫るがメイも頭突き連打で必至の反撃、前回の驚異的な逆襲劇の再現なるかと馬賀のバックを取り、必殺・メイズスパイクの体勢へ。しかしこれは惜しくも馬賀のノーザンライトSPホイップに切り返され、ここから馬賀が2度目の元祖スイングDDT。そしてメイのヘッドロックをバックドロップで投げつけるとすかさずダイビングバカッチングエルボーを落とし、バカの壁へ連繋。ここで負けてなるかともがいて逃れようとするメイだが、クラッチが外れず無情の3カウント。長期戦に持ち込まれる前に速攻で決めた馬賀が勝利し、この結果メイが優勝決定戦進出のチャンスを奪われる形となった。
|
−第6試合− | |||||||||||
(9000pt) 阿峰 海奈 | VS | サタナ (6750pt) | |||||||||
第5試合の結果により、決定戦を行わずしてこの試合で優勝するチャンスを得た阿峰。しかしここで優勝を逃せば次回持ち越しとなり他の選手にも優勝決定戦進出の機会を与えることとなる。前半はサタナのジャンピングヘッドバットやアメリカンパンチラッシュを喰らうなど若干劣勢状態の阿峰だったが、状況を変えたのは9分、前回も決めた雪崩式リバースフランケンをここでも解禁し、更にブロンコバスター。この後サタナが狙ったパワーボムもラナに切り返したが、再びサタナが体勢に入り餅つきパワーボムホイップを成功。バックを取るが取り返したが阿峰がミステリオ・ラナに固め、カウント2。 試合は13分を過ぎ後は勝利すれば優勝が待っている阿峰、ロープワークから回り込んでのリバースフランケンを2度に渡り決めるなどリードするが、フィニッシュを狙うバック取りはサタナがココナッツクラッシュで阻止。続いて阿峰がブシャイクへの膝蹴り、膝蹴りラッシュからもう一度ブシャイクへの膝蹴りを浴びせていくが、サタナも餅つきパワーボムホイップで逆襲、雄叫びを上げロープへ走り込むと、ブラックボルトで強烈に薙ぎ倒しカバーの体勢。逆転負けの危機に2で間に合わせた阿峰だが、勝利による祝杯は徐々に離れていき、更にパワーで圧倒するサタナがパワーボムホイップからアトミックホイップ。 そして一旦阿峰を場外に投げ捨て呼吸を整えたが、戻った阿峰が胸張り手で倒していくとコーナーに登ってアホの逆さ敢行。ロープに走り込んでのブシャイクへの膝蹴りは読んでいたサタナにかわされるが、バック取りを返してローリングセントーン。リバースフランケンも決め場外戦に誘い込んだがここはサタナがアメリカンパンチラッシュで迎撃。場内戦に戻った後、阿峰がすかさずブシャイクへの膝蹴りラッシュから前転アピールを挟みバックに取ったがここもフィニッシュに行かせないサタナ、WOW!WOW!アピールから延髄ジャンピングヘッドバットを落とし、自らカバーの体勢。 試合は既に19分経過、ここで沈めるかと思われたが勝利を捨てたくない阿峰が2.9で返すのに成功。この後も攻め続けるサタナがジャンピングヘッドバット、アトミックホイップと重ね再びバック取り、しかしこれを阿峰がエルボーで返すと、コーナーに登ってこの日2度目のアホの逆さ。うつ伏せ状態のためそのままカバーには行けなかったがすかさずバックを取り、ロープに振ってからバックに回り込むと最後の勝機に賭けミステリオ・ラナ。このフォールががっちり決まり、ここで大会制覇を告げる決着の3カウントゴング。これまで交流戦及び団体内での主役に立つことは無かった阿峰が、団体を引っ張る活躍で頂点に立ち、交流戦初優勝を決めた。
|
−第7試合− | |||||||||||
(7750pt) 美龍(メイロン) | VS | ザ・グリフォン (5750pt) | |||||||||
前半絶好調な動きを見せる美龍、バックドロップ2連発やスモールパッケージなどグラウンド以外にも多彩な技で攻めジャンピングパイルドライバーからレッグトリップを挟み、リバースドラゴンスリーパー。この後グリフォンもボディパンチ連打やスーパー・キックなど打撃で反撃の糸口を掴み、脇固めや拷問式逆片エビなど寝技も織り交ぜ10分グリフォンズクラッシュ。その後頭突き連打からチョークスリーパー、バックドロップと繋げるなど五分に追い付いた感のあるグリフォンだが、美龍もすかさずドラゴンスリーパーを返し、グリフォンズファングを受けるも両手叩きによるアピールから四の字に入り、自分のリズムを作りに出る。 だがグリフォンもやられれば必ずやり返し、バックを取ってチョークスリーパー、ここからのハイキックはかわした美龍がコーナーへ押し込ませるとグリフォンの脚を取ってドラゴンスクリュー。再び美龍に攻撃が移り、コーナーポストに登ってダイビングエルボードロップ投下。しかしこれは自爆となり、チャンスと見たグリフォンが一本指を上げた後すかさず片エビでカバー。これは意表を突かれたか、美龍が両肩を上げられずここで3カウントのゴング。他団体選手で最も戦績を上げたグリフォンが最後を勝利で飾り、6勝3敗の成績で大会を締め括った。
|
−第8試合− | |||||||||||
(7500pt) 凄井 宇座子 | VS | メチャ・ハデーメン (4750pt) | |||||||||
天敵・阿峰の優勝が決まってしまったが、それに気を落とすことなく前半から攻め込んでいく宇座子。4分にシャイニングウザードを久々に決めフック掌底もヒット、その後7分に漬物石落とし、雪崩式垂直落下ブレーンバスターを繋げハデーメンもテクニックを駆使した技で対抗するも、一回転ドロップキックはかわされ宇座子が卍固め。これが解かれるとトーキックから漬物石落としに投げ万全のカバー。これを2.9で返したハデーメンだが、直後の組み付きは突き倒され腰クネダンスで余裕っぷりを見せる宇座子、そのまま走り込んでのヒップドロップで再度フォールし、3カウントで快勝。優勝には一歩及ばなかった宇座子だが、団体の変わらぬ顔であることを最後に我々へアピールした。
|
〜ランキング(9日目終了後・最終結果)〜
累計獲得pt | 勝 | 負 | ||
1位 | 阿峰 海奈 | 10500pt | 7 | 2 |
2位 | メイ・ヒギンズ | 9250pt | 3 | 6 |
3位 | 美龍(メイロン) | 8250pt | 2 | 7 |
− | ゲレーラ・ニンジャ | 8250pt | 2 | 7 |
4位 | 奥井 まりあ | 8000pt | 4 | 5 |
− | 凄井 宇座子 | 8000pt | 5 | 4 |
5位 | サタナ | 7750pt | 3 | 6 |
6位 | 大空 ひかり | 7500pt | 4 | 5 |
7位 | ザ・グリフォン | 6750pt | 6 | 3 |
8位 | 馬賀 優菜 | 6000pt | 7 | 2 |
− | DEV−I | 6000pt | 9 | 0 |
9位 | ブラック・ジャガー | 5000pt | 7 | 2 |
− | メチャ・ハデーメン | 5000pt | 4 | 5 |
10位 | 中嶋 蛍 | 4750pt | 3 | 6 |
11位 | デ・ブラック・肉ジャガー | 4250pt | 2 | 7 |
12位 | 尾伴 草恵 | 4000pt | 4 | 5 |
<8日目>
−第1試合− | |||||||||||
(4000pt) DEV−I | VS | ザ・グリフォン (5500pt) | |||||||||
7戦終え無敗のDEV−I、この試合もサマーソルトドロップ、トリプルムーンサルトといった空中弾で前半を優勢。劣勢のグリフォンも各種打撃をヒットさせており拷問式逆片エビを決められれば同じ技を自らも繰り出すなど負けん気の強さを発揮。その後の叩きつけラリアットはかわされDEV−Iにノーザンライトボムを喰らうが2度目はかわしバックからチョークスリーパー。ボディパンチ連打から叩きつけラリアットを今度は成功させ、スーパー・キック2発からグリフォンズクラッシュ。 一気に形勢を変えに出たが、その後のバック取りはDEV−Iが切り返しムーンサルト投下。このフォールはグリフォンが2で間に合わせが、DEV−Iが続けてムーンサルトアタック、人工衛星ヘッドシザース、ドラゴンスープレックスホイップと繋げ亡霊クラッチで再びフォールし、ここで3カウント奪取。この日も無敗を守ったDEV−Iが8連勝で大会終盤戦を迎える。
|
−第2試合− | |||||||||||
(3750pt) 中嶋 蛍 | VS | メチャ・ハデーメン (4250pt) | |||||||||
序盤は打撃技を有効に当てていく中嶋が6分ノーザンライトボムから高角度ジャーマンを炸裂。一気にスパートに出る中嶋がこの後もスーパー・キック、逆回し蹴り、延髄ニールキックを続けて繰り出すなどリードを広げ、ハデーメンもジャックナイフ固めやローリングセントーンなどスピードに乗った技で反撃に出るが差はなかなか縮まず。余裕を感じさせる中嶋がこの後場外へのミサイルキックも敢行し、13分ソバットコンビネーション、腕取り逆回し蹴り、ドラゴンスープレックスホイップと繋げてのカバーで3カウントを奪取した。
|
−第3試合− | |||||||||||
(3250pt) 尾伴 草恵 | VS | 凄井 宇座子 (7000pt) | |||||||||
武者逝初期メンバー同士の対決、マイナスポイント連発で最下位に陥落した尾伴とトップ浮上まで後一歩まで迫った宇座子。序盤は互角な攻防を繰り広げたが7分、宇座子が漬物石落とし1発目を決め一歩リード。そして9分には珍しく雪崩式の体勢に入るとこれまで見せなかったトップロープからの垂直落下式ブレーンバスターを敢行。これが決定打となり直後にランニング漬物石落としも成功、もはや戦闘意欲を失いかけた尾伴がこの後のバック取りは防いだものの2度目のバック取りから逆さ押さえ込みを決められ、あっさり3カウント献上。宇座子が10分台で勝利を収め、尾伴は前回、前々回での圧倒ぶりとは正反対の結果に終わった。
|
−第4試合− | |||||||||||
(4250pt) デ・ブラック・肉ジャガー | VS | ブラック・ジャガー (6000pt) | |||||||||
本家とパチモンのジャガー対決、大方の予想通り本家ジャガーが有利で始まり、4分でGSI、旋回式垂直落下ブレーンバスターと決めトペ・スイシーダも敢行。そのまま場外でタイガーSPホイップも決めるなどもはや完全に圧勝ムード。その後場内に戻り旋回式垂直落下Bバスター2度目も繰り出すと雪崩式は肉ジャガーがボディアタックで逃れたものの、すぐに3度目の旋回式直下Bバスターで主導権を握り返したジャガー。垂直落下式バックドロップ、サンダーファイヤージャガーボムと繋げ難なく3カウント奪取。8分台での短期決着だったが、本家がパチモンを叩き潰すに丁度良い時間だったかもしれない。
|
−第5試合− | |||||||||||
(7500pt) メイ・ヒギンズ | VS | 奥井 まりあ (6000pt) | |||||||||
初日から7日目に至るまで首位の座を守り続けているメイ、この日の結果次第で次回優勝の王手をかけることが出来る。この日は比較的早い段階から大技を仕掛けていったメイ、4分に頭突き連打、6分にマスタングギャロップを浴びせ、その後奥井から腕折り→腕固めの連繋2連発そして低空抱え式バックドロップを喰らうも必殺のメイズスパイクを炸裂。対し再び腕への攻めを徹底する奥井によりメイの腕は垂れ下がっていったが、あえて腕の力がものを言うロデオクラッチで絞め上げていき、ブルドッキングヘッドロックからジャンピングニー。 奥井も低空ドロップキックで倒せば心も折らせようとばかり再度腕固めへ。これも凌がれるが低空ドロップキック→ラ・マヒストラル、剃刀ブレーンバスター→背面式片エビ、バックに回ってのスクールボーイとフォール技を次々決め気力を奪う作戦に。しかしメイもブルドッキングで返せばアメリカンフックからロデオクラッチに持ち込み、マスタングギャロップから再度これを決め、これも決まらないとなれば3度目も試みギブアップ奪取目前。しかし耐え切る奥井も直後ラ・マヒストラル、その後ブルドッキングからのバック取りも前方回転エビ固めに切り返すなど変幻自在のフォールで翻弄。 再びメイが狙ったブルドッキングはバックドロップに返し、頭突き連打やアメリカンフックを浴びて窮地に陥ったと思われる場面でも必殺の青龍刀を炸裂、形勢逆転でカバーの体勢。ここで勝利を決めたかったが勝利への意欲では負けていないメイが2で跳ね上げ、ブルドッキングヘッドロックで再び攻めに出るとここから再三決めているロデオクラッチへ。ここで遂に奥井の気力が尽き、決着のゴング。この日も15分超えの激闘を繰り広げたメイが待ちわびた2日目以来の白星を獲得し、累計ポイント9000ptで首位を確定、9日目での優勝決定に王手をかけた。
|
−第6試合− | |||||||||||
(7500pt) 阿峰 海奈 | VS | 大空 ひかり (6000pt) | |||||||||
メイに続いてこちらも王手がかかっている阿峰、序盤は好調な動きを見せ大空とはほぼ互角の展開。その中9分コマンドエルボーからアホの逆さを投下し勝負に出ると、ブシャイクへの膝蹴りラッシュ2発、走り込んでのブシャイクへの膝蹴り2発も決めるなど更にリードへ。ここまで逆エビ、拷問キャメルクラッチなど手堅く攻めていた大空も13分にみちドラUを炸裂させ逆襲。しかしこれを返すとすぐさま阿峰もミステリオ・ラナでフォールを狙い、ならばと大空も捻り式バックドロップから高角度前方回転エビ固め。 フォール合戦を終えた後、ロープワークから突き倒して側転アピールを見せる阿峰。不気味な笑みを浮かべると嫌な予感は的中、そこから雪崩式に持ち込んで超危険技の雪崩式リバースフランケンシュタイナーを敢行。フラフラで立ち上がる大空のバックに回り込んでミステリオ・ラナに移行し、ここで3カウントを奪取。この勝利でメイに累計ポイントで並び同率首位を守った阿峰、9日目での優勝、又は優勝決定戦進出を賭けた戦いに臨む。
|
−第7試合− | |||||||||||
(6750pt) 美龍(メイロン) | VS | 馬賀 優菜 (4000pt) | |||||||||
後半戦で順位を上げまだ優勝の望みは捨てたくない美龍。この試合の序盤は美龍のドラゴンスクリュー、馬賀の一回転ドロップキックが何度も決まりお互いコンディションが万全であることをアピール。中盤からは馬賀がリードを取る形となりバカクラッチ、バッカブリーカードロップと繋げ、途中リバースドラゴンスリーパーで動きを止められるが再びバカクラッチでフォール。冷静に返す美龍はSTF、ドラスク四の字と再びグラウンドを展開するが、馬賀もフランケンホイップからミサイルキックを命中、その後ジャーマンホイップからバカクラッチに固めピンフォールに接近。これは2.9で返されたが攻めを持続し、バッカブリーカードロップからジャンピングネックブリーカー、この技の2度目も決まり最後はバックを取ってのスクールボーイで3カウントを奪取した。
|
−第8試合− | |||||||||||
(6750pt) ゲレーラ・ニンジャ | VS | サタナ (5750pt) | |||||||||
前大会でタッグパートナーとして戦っていた両者の対決。序盤サタナがパワーで押しに行ったと思えばニンジャがねちっこくグラウンドで動きを封じるなど一進一退。中盤サタナがベアハッグ、パワーボムホイップと決めていくがニンジャも手数で上回り拷問キャメルクラッチ、チンロックなどを挟んだ後ニンジャ・ラナでフォール。そして先程喰らったパワーボムホイップを自ら決めてサタナの巨体を叩きつけると、サタナも負けじとフロントスープレックスホイップでニンジャを場外に放り投げ。 場内に戻るとニンジャがラ・エスカレーラに捕らえていったがサタナがパワーボムホイップ、アトミックホイップと連続で投げつけ更にジャンピングヘッドバットを背後、正面と続けて撃ち込むなどここで完全に自分のペースへ。パワーで圧倒する展開が尚も続き、アトミックホイップからフロントスープレックスホイップで再びニンジャを場外に転落。戻ったニンジャを待ち構えていたサタナがアメリカンパンチラッシュに倒し、最後は必殺のサタナ・クラッシュからフォールで3カウントを奪取した。
|
<7日目>
−第1試合− | |||||||||||
(2500pt) DEV−I | VS | サタナ (4750pt) | |||||||||
全勝ながら最下位という結果に甘んじているDEV−I、この日は前半サタナのパワーに押され、8分サタナがベアハッグに捕らえた後雪崩式のフロントスープレックスに投げ、延髄ジャンピングヘッドバットからカバー。この後も劣勢のDEV−Iだがムーンサルトプレスを2度に渡り成功させ反撃の機会を得ると、ベアハッグを受けた後もノーザンライトボム。対してサタナが延髄ジャンピングヘッドバット、餅つきパワーボムホイップなどで再びペースを握ったかに見えたが人工衛星ヘッドシザースなどロープワークを活用した攻めでDEV−Iが再び盛り返し、ジャンピングツームストンから駆け登ってのムーンサルトプレスで3カウント奪取。今回はしっかりポイントを稼いだDEV−Iが7連勝を決めた。
|
−第2試合− | |||||||||||
(3750pt) 中嶋 蛍 | VS | 尾伴 草恵 (3750pt) | |||||||||
前半から打撃で圧倒する尾伴、ブレードキックや延髄斬りなども惜し気なく繰り出し早期決着の勢い。中嶋も隙を突いての逆回し蹴りなどなんとか突破口を見出そうとするが、再びブレードキック、延髄を受けてしまい厳しい状況。このフォールは2で粘ったものの、その後再び延髄からフォールに持ち込まれ、ここで3カウントのゴング。この日も相手のペースを一切作らせぬまま勝利を挙げた尾伴、2試合連続のマイナスポイントに終わった。
|
−第3試合− | |||||||||||
(4000pt) デ・ブラック・肉ジャガー | VS | メチャ・ハデーメン (3750pt) | |||||||||
序盤若干のリードを取っていたハデーメンが10分、雪崩式フランケンシュタイナーからエレガント・コケティッシュ・ジャーマン。これで決定的に主導権を握り、ジャンピングネックブリーカー、一回転ドロップキックとスピードに乗った攻撃で攻め立てセレブリティー・ラグジュアリー・ボムでフォールし、これが3カウントのゴング。この日動きは悪くなかった肉ジャガーだが前回同様、もうひと踏ん張りできず惨敗に終わった。
|
−第4試合− | |||||||||||
(6500pt) メイ・ヒギンズ | VS | 凄井 宇座子 (5500pt) | |||||||||
前回も首位を死守したメイだがこの日は序盤から宇座子に攻め込まれ苦しい展開。5分台で早くも宇座子が漬物石落としを炸裂させると、その後も2発目、3発目を容赦無く繰り出しフォール。これを2.9で凌いだメイだが、マイナスポイント必至の怒涛のラッシュをこの後も続ける宇座子、卍固め、ウザ・クラから再び卍、一時メイがペースを作りかけた後も場外で漬物石落としを敢行。場内に戻ればウザ・クラから卍固めに入り、ここで決める勢いで絞め上げるが、メイが根性で凌ぎまだ決着ならず。ならばとロープワークからの漬物石落としも決めていったが、メイも弓矢固めを返すなどまだ戦闘意欲は失っておらず。すると11分、マスタングギャロップで逆襲を開始し、その後ロープワークから卍に捕らえられるも振り解いてサッカーボールキック。 スパイク雄叫びを上げてのスリーパーも決め、再びマスタングギャロップ。更にもう一度決めた後ロデオクラッチに移行し、これまで受けているダメージをもろともしない驚異的な逆襲の猛ラッシュ。これを凌がれた後も2度目を決め、もはやメイに主導権を渡してしまったかに見える宇座子だったがそうはなるものかとその後、背後からガンをつけておいての卍固め。これもギブアップはならなかったがバックに回って漬物石落としで追撃。更に起き上がらせてフック掌底をぶち込むと、そのまま背後から再び卍固めに捕らえ、意地のギブアップ奪取。この勝利で前回首位のメイに差を縮めた宇座子、しかしメイも粘りに粘ってこの日も1000pt獲得、まだ首位を死守する可能性は多分に残されている。
|
−第5試合− | |||||||||||
(6500pt) 阿峰 海奈 | VS | ブラック・ジャガー (4500pt) | |||||||||
ここで1500ptを獲得すれば単独首位に立つ阿峰だが、前半ジャガーに対し劣勢。5分台にジャガーが変形ツームストン、GSIを決めTFジャガーボムは阿峰がラナに切り返したが直後変形ツームストン。阿峰も所々打撃技を中心に返しているが、ジャガーの攻めは厳しさを増し雪崩式バックドロップ、旋回式直下ブレーンバスター、タイガーSPホイップ2連発なども炸裂。ジャガー優位な状況はこの後も変わらないが、単独首位に賭けまだ勝負を諦めない阿峰、ミステリオ・ラナ、ブシャイクへの膝蹴りと繋げた後にもジャガーの技を巧みにかわしながら反撃を重ね、場内に熱い声援。一方のジャガーは大技でいたぶっては場外に投げ捨てアピールで挑発するような展開を続け、善悪の立場が逆転したような状況。 結局阿峰へ逆転のチャンスを与えた格好となり、18分阿峰がローリングソバットラッシュからコーナーに登り高速ウラカン・ラナ。これを2で返されるとすぐさまショートエルボーに倒しコーナーから必殺のアホの逆さ。逆転勝利に賭けたがまだ2で返す余力があるジャガー、再びいたぶるように場外戦に持ち込ませるが、阿峰が場外マットでハリケーンドライバーを敢行。最後の望みを胸に場内へ戻ってジャガーを待ち構えるが、ハイアングルボディスラムで自ら担ぎ落とされ、ここでジャガーが温存していたGSIに移行。20分以上に渡り死力を尽くし戦った阿峰がここでギブアップを告げ、決着のゴング。この結果、阿峰とメイがこの日も同率首位で並んだ。
|
−第6試合− | |||||||||||
(5250pt) 美龍(メイロン) | VS | 奥井 まりあ (5000pt) | |||||||||
宇座子戦での勝利の勢いを感じさせる美龍、STF、リバースドラゴンスリーパーを隙あらば繰り出しグラウンド戦でリードを許さず。一方の奥井も徹底した腕攻めは止めず、ジャパニーズレッグロールで固められた直後にも腕固め、しかしこれを抜けた美龍がすかさずバックに回ってドラゴンスープレックス。意表を突かれた奥井、これをなんとか2で返すとその後は持ち直し、走り込んでのブレイジングチョップから再び腕固めの体勢。これを耐えた後場外での休憩を挟む美龍に対し、場内復帰直後に奥井が腕取り逆回し蹴りからカバーへ。これは2で返されたがバックに回り込んでお株を奪うようなドラゴンスープレックスホイップ。 ムエタイハイキックで追撃し更にロープに振っての飛びつきジャンピングDDTと畳み掛けて再びフォール。これも2で粘った美龍、すると今度は逆さ押さえ込みで奥井をフォールし、宇座子戦再来と思われたが奥井が2で逃げ切りに成功。そして立ち上がると奥井が必殺の青龍刀を炸裂させ起き上がらせてのブレイジングチョップ。フィニッシュへもう一段階まで迫ったが、この後の組み付きを振り払った美龍、奥井のバックにつくとそのまま2度目のドラゴンスープレックスへ。完璧なブリッジで決まり、これが決着の3カウントゴング。前回の勢いを武器に2勝目を挙げた美龍、連続高ポイント獲得でトップ戦線浮上の位置に駆け上がった。
|
−第7試合− | |||||||||||
(5750pt) ゲレーラ・ニンジャ | VS | 大空 ひかり (4500pt) | |||||||||
ニンジャはグラウンド、大空は打撃を中心に互角な展開で迎えた中盤戦、12分大空がみちドラUを決め突き放しにかかるとトラースキック、ローリングエルボー、そして捻り式バックドロップの後2度目のみちドラUへ。これも2で返したニンジャだが、大空のラッシュはまだまだ続き14分にはこれまで勝利に貢献してきたトリプルジャーマンスープレックス。これも2で粘ってみせたニンジャ、ヘッドバットで倒しチンロックに絞め上げるが大空が場外に投げ落とし、助走をつけての宇宙人プランチャを敢行。 更にマットが敷かれてないところで高速ダブルアームSPを強烈に打ち付けて、場内復帰後もこの技で再び投げ倒していくとここから2度目のトリプルジャーマンスープレックス。これがこの試合もフィニッシュホールドとなり3カウント。連勝で弾みをつけた大空、大会後半戦での上位浮上に期待を抱かせる。
|
−第8試合− | |||||||||||
(5000pt) ザ・グリフォン | VS | 馬賀 優菜 (3000pt) | |||||||||
こちらも上位進出を狙うグリフォンと、対照的に戦線からすっかり離脱した感の馬賀。タイプ的にも全く異なりながら、意外にも打撃の打ち合いなどスイングした戦いを見せる両者。先に勝負に出たのはグリフォン、全速力で走り込んでの叩きつけラリアットをぶち込んだ後、顔面張り手からコーナーに登りシューティングスタープレス。しかし馬賀もカナディアンロッキーバスター2連発などで反撃、その後グリフォンから頭突き連打、グリフォンズクラッシュを決められるがバカの壁でお返し。これを凌いだグリフォンもこの後ハイキックで倒して2度目のシューティングスタープレス。このフォールを2で返す馬賀、再び逆襲を試みハイジャンプフェイスバスターからダイビングバカッチングエルボー。 そしてこの日多用しているカナディアンロッキーバスターからバカの壁でフォール。これを2で返し再び攻めに出るのはグリフォン、踵落としラッシュで倒してもう一度コーナーに登ると3度目の正直となるシューティングスタープレス。これで決まったと思われたがこれも2で返した馬賀、立ち上がればバカクラッチで逆にフォール、これも決まりは良かったが同じく2で間に合わせるグリフォン。目にも止まらぬカウント2.9の応酬が繰り広げられた後、バック取り合戦を制したグリフォンが叩きつけラリアットからグリフォンズクラッシュ。しかし両者が立ち上がったところで馬賀がすかさずバカクラッチに押さえ込み、これが決着の3カウント。馬賀が連勝からの連敗による負け癖の危機を逃れた。
|
<6日目>
−第1試合− | |||||||||||
(3000pt) DEV−I | VS | 馬賀 優菜 (3000pt) | |||||||||
開幕5連勝中のDEV−I、序盤から有利に試合を進め5分台で雪崩式のドラゴンスープレックス。ノーザンライトボムも決め、その後も鎌本乱舞やスクリューハイキックで圧倒。10分以内の決着再来か?と思わせる攻めっぷりに対し、馬賀も技を必死に返すが差は縮められず。9分DEV−Iが放ったムーンサルトプレスで決着の3カウント。結局DEV−Iが3度目となるマイナスポイント勝利に終わり、連勝記録は6に伸ばした。
|
−第2試合− | |||||||||||
(2250pt) 中嶋 蛍 | VS | メイ・ヒギンズ (5500pt) | |||||||||
首位の座を守り続けるメイに対し、中盤から蹴り技の連繋でペースを掴む中嶋、9分スクリューハイキックから高角度ジャーマン。その後も多種多様な蹴り技が冴え渡りリードするが、メイもブルドッキング、マスタングギャロップで逆襲。途中ノーザンライトボムを受けるも再びマスタングギャロップで盛り返しバックドロップからメイズスパイク。これは中嶋が2で粘ったが、場外へ走り込んでのプランチャーも決めるなど状況は一変してメイのペースへ。 マスタングギャロップやジャンピングニーからフィニッシュを何度も狙いにかかったが、中嶋もカンガルーキックでの切り返しなどで危機を脱し、ソバットコンビネーションからハイマン蹴りそして延髄ニール。メイもマスタングギャロップで一手返したがバック取りは阻止した中嶋、サッカーボールキックから2度目の高角度ジャーマンに持ち込み、決着の3カウントゴング。前回の美龍戦に続き交流戦での強豪から勝ちを収めた中嶋が勢いに乗り連勝。メイも安定した試合タイムでこの日も首位は誰にも渡さずか。
|
−第3試合− | |||||||||||
(4250pt) 尾伴 草恵 | VS | デ・ブラック・肉ジャガー (4000pt) | |||||||||
打撃技を中心に序盤からリードする尾伴がシャイニングケンカキック、監獄固めなども決め7分大根ひと刺し。喧嘩キックや監獄固めを重ね一方的に攻め続けると8分、2度目の大根ひと刺しでフォールし早くも3カウントのゴング。時間を待たずして持て余る力で押し潰した尾伴が今大会初めてのマイナスポイント決着、自らトップ戦線から一歩後退を招いてしまった。
|
−第4試合− | |||||||||||
(5000pt) 阿峰 海奈 | VS | メチャ・ハデーメン (2750pt) | |||||||||
首位浮上まで後一歩に迫っている阿峰、前半はスピード、テクニックで通じるものを持つハデーメンと全く五分の戦いを展開。中盤にさしかかり阿峰がハリケーンドライバーを決めればハデーメンも雪崩式の後方回転エビ固めでフォール。その後阿峰のジャンピングツームストンからのバック取りはハデーメンが回転エビ固めで切り返したが、阿峰もミステリオ・ラナを2度の渡り決めるなどリード。ブロンコバスターを間に挟みハリケーンドライバーでのフォールはハデーメンが2で粘ったが、続いてミステリオ・ラナで再び固め、3カウント奪取。この勝利によりポイントでメイに並び、暫定首位に躍り出た。
|
−第5試合− | |||||||||||
(3750pt) 美龍(メイロン) | VS | 凄井 宇座子 (4500pt) | |||||||||
PXF交流戦の伝統的一戦と言えるこの対決。お互い譲らずオーソドックスなレスリングを展開する中、腕への攻めが次第に厳しくなる宇座子、美龍の腕が垂れ下がってきたのを見計らい卍固めでギブアップ狙い。美龍もリバースドラゴンスリーパーを返すが、宇座子がウザガルト・クラウジョン、漬物石落としと大技を繋ぎ、美龍のスモールパッケージを返した後再び卍固め。しかし美龍もすかさずドラスク→四の字に固め、立ち上がると瞬時にバックを取りドラゴンスープレックス。風車の理論を体現するような逆襲を見せ、更に雪崩式でトップロープからのブレーンバスターから足四の字。これを宇座子が耐え凌ぐと美龍がうつ伏せに倒し、両手叩きアピールからジャパニーズレッグロールクラッチ。 これは2で返した宇座子、2度目のウザガルト・クラウジョンを決め反撃。卍固めに繋げギブアップに迫るが、まだ耐える気力が残っていた美龍。しかし宇座子が再びバックにつくと漬物石落としに投げ、フラフラで立ち上がる美龍の背後から逆さ押さえ込みに固めフォール。勝利を確信したが、美龍がギリギリのカウント2.9で脱出。そして美龍がロープに振ってカニ挟みに倒しバックに回ると2発目のドラゴンスープレックスで逆転のフォール。これも決まっておかしくなかったが宇座子が意地の2.9で逃げ切り。だが美龍が間髪入れず掴みにかかると、ここから逆さ押さえ込みでもう一度フォールに持ち込み、これが決着の3カウント。伝統の一戦と呼ぶに相応しい内容で美龍が激闘を制し、今大会初白星を獲得した。
|
−第6試合− | |||||||||||
(5500pt) ゲレーラ・ニンジャ | VS | ブラック・ジャガー (4000pt) | |||||||||
ニンジャの単独首位を賭け、今後のトップ争いに重要な意味を持つこの一戦。前半は手数でリードを取っているジャガー、重みのある打撃を打ち込み5分台に早くもサンダーファイヤージャガーボム。その後も変形ツームストンからGSIに繋ぎ、しばらくGSIでジャガーが押し進める展開となり再び10分以内決着の不安がよぎる。そして9分に2度目のTFジャガーボムでフォール。これはなんとかニンジャが2カウントで返すのに成功し、試合は10分を経過したが、ジャガーのペースは変わらないまま、11分ニンジャの高角度前方回転エビ固めを押し潰してのエビ固めで3カウントとなり決着。この結果6日目の首位はメイと阿峰が同率で並ぶことが確定した。
|
−第7試合− | |||||||||||
(4000pt) ザ・グリフォン | VS | 奥井 まりあ (4500pt) | |||||||||
重い膝蹴りなどでリードを取ったグリフォンが中盤ハイキックをクリーンヒットさせていき踵落としラッシュ、突き放しハイキックなども炸裂。更にスーパー・キックから叩きつけラリアットアタック、グリフォンズクラッシュと立て続けに決めていくが、奥井も腕取り逆回し蹴りからこの日再三決めているこだわりの腕固め。決まり具合は良かったがまだ余力が多いグリフォン、スタンディングでの戦いに戻ると奥井の組み付きを逆さ押さえ込みに切り返し、これが3カウントのゴング。快調に勝ち星を重ねているグリフォンが"S"でポイントトップだった奥井にここで追い付いた。
|
−第8試合− | |||||||||||
(3750pt) サタナ | VS | 大空 ひかり (3000pt) | |||||||||
序盤はサタナがパワーで若干押している印象だったが中盤から攻勢に出た大空、リバースパイルドライバー、ジャンピングハイ、捻り式バックドロップと連繋しその後高速バックドロップ。更に捻り式バックドロップからのトリプルジャーマンも決め怒涛のスープレックス連打。しかしサタナも直後ブラックボルトで反撃、延髄ジャンピングヘッドバットも2発当てていくが大空がローリングエルボーを返し、高速バックドロップからフォール。 これをサタナが2で返すとベアハッグに捕獲、これを逃れた大空も高速ダブルアームSPで投げ、ローリングエルボーを2発命中。ならばとサタナも再びベアハッグに絞め上げアメリカンパンチラッシュで倒していったが、コーナーを巡る攻防後大空が高速ダブルアームSP。そこからバックに取るとトリプルジャーマンスープレックスを決め、満を持してフォール。これが3カウントを数え、大空が接戦を勝利した。
|
<5日目>
−第1試合− | |||||||||||
(2000pt) DEV−I | VS | 大空 ひかり (2500pt) | |||||||||
スパイダージャーマン→旋回式ボディプレス、リバースパイルドライバーと繋げ一歩リードした大空、スープレックス系もきっちり決めランニングエルボー→ジャンピングニー→ランニングエルボーで勝利を確信しカバー。しかしDEV−Iもこれを返すとあぁんっ、プリティーだぁ〜、ノーザンライトボムなど大技を重ね逆襲。スクリューハイキックからあぁんっ、プリティーだぁ〜を決めそのまま亡霊クラッチへの必勝パターンに繋ぐと3カウントを奪取。DEV−Iが開幕5連勝を決めた。
|
−第2試合− | |||||||||||
(750pt) 中嶋 蛍 | VS | 美龍(メイロン) (2750pt) | |||||||||
5日目で初勝利を狙う両者、前半はこれまで以上にアグレッシブに蹴りを見舞う中嶋が優勢。ハイマン蹴り、腕取り逆回し蹴りなど決めていき9分には高角度ジャーマン。絞め技中心の攻めを続ける美龍に対し中嶋の攻めは一層激しくなり、スーパードロップキックや延髄ニール、ソバットコンビネーションなど次々ヒット。俄然厳しい状況となった美龍も串刺し正面飛びドロップキックから意地のドラゴンSPを決めていったが、その後のノーザンライトボム→高角度ジャーマンに倒れ、3カウント。中嶋が交流戦の先輩から初勝利を挙げた。
|
−第3試合− | |||||||||||
(3250pt) 尾伴 草恵 | VS | 阿峰 海奈 (3500pt) | |||||||||
首位浮上を視野に入れているオバンバ政権の両雄、まずは尾伴が延髄、大根ひと刺しでリードを奪ったかに見えたが直後阿峰もアホの逆さで逆襲。ならばと尾伴も監獄固めに持ち込めば阿峰も解いてすぐさまブシャイクへの膝蹴りラッシュ。この後も膝蹴り2発、ミステリオ・ラナ2発と尾伴を追い込んでいくが、場外での大根ひと刺しで尾伴も逆襲。場内に戻りブレードキックを命中させたが、阿峰がタイガースピンからポジションを整えてアホの逆さに持ち込み、3カウント奪取。阿峰が暫定首位に躍り出た。
|
−第4試合− | |||||||||||
(2500pt) デ・ブラック・肉ジャガー | VS | メイ・ヒギンズ (4500pt) | |||||||||
前半有利に進めるメイが8分にメイズスパイク。その後ロデオクラッチも決めこのまま快勝と思われたが、意外にも後半しぶとく反撃を返していく肉ジャガー。12分にデスバレーとBNボムを続けて決め、メイからブルドッキング、ジャンピングニーを喰らった直後にもBNボム。試合の行方は判らなくなり、場外戦ではメイがロデオクラッチ、場内に戻れば肉ジャガーがデスバレーから押さえカウント2.9。バック取りやコーナーを背にしての肉弾戦が繰り広げられ、メイが頭突き連打からレバーブローを2発入れた後に肉ジャガーが3度目のBNボムを炸裂させこれが3カウントのゴング。20分越えの激闘を肉ジャガーが制し、開幕当初の内容からは予想外の順位浮上。メイもポイントで阿峰を抜いた。
|
−第5試合− | |||||||||||
(4500pt) ゲレーラ・ニンジャ | VS | メチャ・ハデーメン (1250pt) | |||||||||
メイと首位を争うニンジャ、複合関節技とラフを織り交ぜるのはこれまで同様だが、ハデーメンのスタイルに呼応するようにスピーディなルチャ流の攻防も披露。8分には必殺技のドラゴンカベルナリアを決め、その後ハデーメンがペースを作り始めたがラ・エスカレーラでリズムを崩し、ウルトラ・ウラカン・ラナをかわした場面でドラゴンカベルナリア。しかしハデーメンも勝機を逃すまいとエレガント・ゴシック・ジャーマン、セレブリティ・ラグジュアリー・ボムで連続フォール。ハイスパートをかけ、途中ドラゴンカベルナリアを決められるも2度目のジャーマンを成功。これはレフェリーが激突したアクシデントで幻のピンフォールとなるが、構わず攻め続け、17分にウルトラ・ウラカン・ラナで3カウントを取った。
|
−第6試合− | |||||||||||
(2500pt) ザ・グリフォン | VS | 凄井 宇座子 (3500pt) | |||||||||
地道な腕攻めを展開する宇座子に対し打撃での爆発力を秘めるグリフォン、8分にウザ・クラを切り返しての叩きつけラリアットアタックからシューティングスタープレスを投下。踵落としラッシュで追撃し、11分にはチョークスリーパーを挟んでのグリフォンズクラッシュ。一歩リードとなる中宇座子もその後ウザ・クラを成功し、スーパー・キックを喰らった直後にも漬物石落としを2度に渡り炸裂。しかしフロントスープレックスホイップで場外に放り投げられ、戻ったところを待ち構えたグリフォンが頭突き連打から2度目のシューティングスターに繋ぎ、3カウントを奪取した。
|
−第7試合− | |||||||||||
(2750pt) サタナ | VS | ブラック・ジャガー (2500pt) | |||||||||
試合中盤から一気に大技で攻めるジャガー、GSI、垂直落下式バックドロップ、変形ツームストン、タイガーSPホイップと立て続けに決め、一旦サタナがパワーで捻じ伏せてペースを奪ったものの雪崩式バックドロップで再びジャガーのペースへ。しかし大ダメージもものともしないタフさでサタナがこの後反撃に移り、パワーボムホイップ、アトミックホイップ、サタナ・クラッシュと怒涛の力技ラッシュ。だが余力を残すジャガーがすぐさまGSIに移行させ、これを耐え抜かれるも間髪入れずTFジャガーボムでフォールに持ち込み3カウントを奪った。
|
−第8試合− | |||||||||||
(2500pt) 馬賀 優菜 | VS | 奥井 まりあ (3500pt) | |||||||||
ここまで無敗の成績の馬賀だが、この試合奥井の腕攻めに苦しめられている状況。中盤に入るとダイビングバカッチングエルボー、バカクラッチといった得意技も決めていくが、奥井もラ・マヒストラルやムエタイハイキック2連発からフォールを狙い、馬賀も負けじとバカの壁、バカクラッチで連続フォールに行くもまだ余裕をもって返す奥井。ラ・マヒストラルでフォールし返すと、ブレイジングチョップを当て13分馬賀の狙ったフランケンシュタイナーをパワーボムに切り返し3カウントで決着のゴング。馬賀の連勝は4でストップした。
|
<4日目>
−第1試合− | |||||||||||
(500pt) DEV−I | VS | 奥井 まりあ (2500pt) | |||||||||
これまで2戦マイナスptに喫した事もあってかこの日は比較的じっくりと攻めるDEV−I。中盤以降にノーザンライトボム、ムーンサルト、あぁんっ、プリティだぁ〜と繰り出し優勢に立ったが勝負はまだ決めず、その間奥井も腕攻めや腕取り逆回し蹴りで反撃。DEV−Iの有利は変わらぬものの後一歩勝ちに繋がる技が出せず15分経過。奥井のムエタイハイキックに苦しめられるDEV−Iだが、その後ノーザンライトから駆け登り式ムーンサルトアタックで押さえなんとか辛勝した。
|
−第2試合− | |||||||||||
(500pt) 中嶋 蛍 | VS | ザ・グリフォン (2000pt) | |||||||||
初勝利を決めたい中嶋、グリフォンに対し打撃で互角な戦いを繰り広げたが、後半はハイキックなどをヒットさせたグリフォンが徐々にペースを握り始め、突き放しハイキック、ハイキック、スーパー・キックと蹴りで猛スパートを仕掛けた後、踵落としラッシュからシューティングスタープレスに繋げ3カウントを奪った。
|
−第3試合− | |||||||||||
(1750pt) 尾伴 草恵 | VS | ゲレーラ・ニンジャ (3500pt) | |||||||||
このところ高ポイント獲得を続け好調のニンジャ、尾伴とはタイプがだいぶ異なりながら不思議と噛み合った試合を展開。ニンジャのグラウンドに対し大根ひと刺し、延髄斬りなど大技でリードを狙う尾伴だが、ニンジャもヌド・インベルティダ、ドラゴンカベルナリアで譲らず。これには監獄固めで対抗していく尾伴、15分経過後に延髄斬りからフォールに押さえ込んで3カウントを奪取した。
|
−第4試合− | |||||||||||
(1000pt) デ・ブラック・肉ジャガー | VS | 美龍(メイロン) (1750pt) | |||||||||
大会初勝利に賭ける両者の対決、肉ジャガーがリバースパイルドライバー、デスバレー、投げっ放しジャーマンなど大技でリードに出たが、美龍もドラスク、四の字など脚攻めを随所で繰り出し流れを渡さず。この後も大技は幾度と出ているものの勝利になかなか持ち込めない肉ジャガー、美龍のドラゴンスリーパーに苦しむ場面もあったがデスバレーからのバッファロースリーパーで仕留め、初勝利を獲得した。
|
−第5試合− | |||||||||||
(4000pt) メイ・ヒギンズ | VS | 阿峰 海奈 (2500pt) | |||||||||
トップを走るメイに対し、序盤打撃技を中心に繋げリードを取る阿峰、危険技の雪崩式リバースフランケンからブシャイクへの膝蹴りを撃ち込みその後もこの技で更に攻勢。堅実に攻めるメイもロデオクラッチを決めていくが、阿峰のハリケーンドライバーにピンフォールを許し決着。この結果メイとニンジャが同率首位に並んだ。
|
−第6試合− | |||||||||||
(2500pt) サタナ | VS | メチャ・ハデーメン (750pt) | |||||||||
前半若干のリードを取っていたハデーメンが派手投げからウルトラ・ウラカン・ラナでフォール。対しサタナも餅つき式パワーボムホイップを返し、ハデーメンがジャパニーズレッグロールクラッチで再びフォールを狙えばサタナも豪快な雪崩式フロントスープレックスを成功。その後ハデーメンが狙った雪崩式もパワーボムに切り返していったが、一回転ドロップキックでペースを作るハデーメンが派手投げからエレガント・コケティッシュ・ジャーマンに持ち込みピンフォールを奪った。
|
−第7試合− | |||||||||||
(1500pt) 馬賀 優菜 | VS | 凄井 宇座子 (3000pt) | |||||||||
開幕から連勝中の馬賀に対し、先輩・宇座子がウザガルト・クラウジョンや漬物石落としを決め一歩リード。しかしバカヤロー!と声を張り上げてのアピールからバカクラッチ、バッカブリーカードロップなどを決め逆襲に出た馬賀、手数で後半を互角に展開し宇座子の逆さ押さえ込みを2カウントで粘ると、フェイスクラッシャーからバカの壁に持ち込んで3カウント奪取。先輩からの金星で4連勝を決めた。
|
−第8試合− | |||||||||||
(1500pt) 大空 ひかり | VS | ブラック・ジャガー (2000pt) | |||||||||
ここまで意外にも勝利の出ていない大空だが、この日は本来の持ち味を発揮し、ジャガーが旋回式垂直落下ブレーンバスターを決めればみちドラUでお返し。対してジャガーも即座にTFジャガーボムを決めれば大空も高速ダブルアームSP。以降ジャガーがGSI、大空がトリプルジャーマンなど繰り出していくが決着つかず、ジャガー2度目のTFジャガーボムも2カウント。その後のGSIも大空が粘り切ると、ローリングエルボー、高速バックドロップ、そしてこの日3度目のトリプルジャーマンに持ち込み3カウント奪取。かつての幾多の強豪との名勝負を思い起こさせるファイトを展開した大空が初勝利した。
|
<3日目>
−第1試合− | |||||||||||
(1000pt) DEV−I | VS | ブラック・ジャガー (2000pt) | |||||||||
開始5分で早くもあぁんっ、プリティーだぁ〜を炸裂させ、その後も雪崩式ドラゴンSPから亡霊クラッチなど勝ち急ぐDEV−I。自ら犠牲になりジャガーのポイント獲得を阻止する作戦だったのか、結局一方的な展開で8分にムーンサルトを落としてピンフォール勝利。初日に続き2度目のマイナスポイントとなった。
|
−第2試合− | |||||||||||
(500pt) 中嶋 蛍 | VS | 馬賀 優菜 (2000pt) | |||||||||
初日から波に乗っている馬賀、この日も快調にペースを握りバッカブリーカー、バカッチングエルボー、バカの壁と次々得意技を披露。しかしあまりにペースが速過ぎたか、相手の技を受けることも忘れ8分ジャストでバカの壁で3カウントを奪ってしまい、第1試合よりも更に早い決着タイムでマイナスポイントに終わった。
|
−第3試合− | |||||||||||
(1500pt) 尾伴 草恵 | VS | サタナ (2000pt) | |||||||||
豪快なフロントスープレックスホイップの連打でリードしたサタナが7分に必殺のサタナ・クラッシュを炸裂。しかし尾伴もこの後ブレードキック、延髄、大根ひと刺しなどで反撃し、サタナは餅つきパワーボムホイップ、ブラックボルトも決めるなど激しい肉弾戦。尾伴のヘッドバットで出血するサタナであったが臆せず重いパンチの連打を叩き込み、12分尾伴が延髄を狙おうとしたところをアメリカンフックでカウンターヒットさせ、すかさずフォールに固め3カウントを奪取した。
|
−第4試合− | |||||||||||
(750pt) デ・ブラック・肉ジャガー | VS | ザ・グリフォン (1500pt) | |||||||||
前回の敗戦の屈辱を全てぶつけるとばかり、暴れ馬のようにありとあらゆる打撃技をぶち込むグリフォン。顔面ニーリフトやスーパー・キック、グリフォンズクラッシュなど投げも挟み圧倒。肉ジャガーも打撃を合わせていくが反撃とまではいかず、雪崩式グリフォンズクラッシュも浴び最後はBNボムに担いだところをウラカン・ラナに切り返され3カウントを取られた。
|
−第5試合− | |||||||||||
(3000pt) メイ・ヒギンズ | VS | ゲレーラ・ニンジャ (2000pt) | |||||||||
前回に続いて同門対決を迎える両者。慎重に寝技で伺いつつ中盤のパワーボムホイップ、毒霧で攻めに出るニンジャ。12分にドラゴンカベルナリア、ラ・エスカレーラなども決め、対するメイもマスタングギャロップ、ロデオクラッチを途中で繰り出したが単発に留まり思ったように技を繋げられず。寝技とラフで独特なペースに誘い込んだニンジャが最後はドラゴンカベルナリアでギブアップを奪い、2日目に続く高ポイント勝利を決めた。
|
−第6試合− | |||||||||||
(2000pt) 阿峰 海奈 | VS | 美龍(メイロン) (1500pt) | |||||||||
スピードに乗った攻めで徐々にペースをものにした阿峰、ブシャイクへの膝蹴り、ローリングソバットラッシュなど打撃を中心に重ねダイビング高速ウラカン・ラナでフォール。途中美龍のドラスク、四の字も決められていたが脚を壊される前に勝負へ持ち込み、最後は必殺のアホの逆さを投下しピンフォールを決めた。
|
−第7試合− | |||||||||||
(1250pt) 大空 ひかり | VS | メチャ・ハデーメン (250pt) | |||||||||
これまで動きはいまいちだった印象のハデーメンだが、この試合は序盤から積極的に攻めていき7分にセレブリティ・ラグジュアリー・ボム、エレガント・コケティッシュ・ジャーマンを連続で決めるラッシュ。その後セントーン・アトミコなども決め更にリード、大空も基本に忠実なレスリング、ランニングエルボーで試合を作っていったが2発目のエレガント・コケティッシュ・ジャーマンに倒れ決着となった。
|
−第8試合− | |||||||||||
(1500pt) 奥井 まりあ | VS | 凄井 宇座子 (1500pt) | |||||||||
腕攻めと卍固めで前半流れに乗る宇座子だが、奥井も腕攻めには腕攻め、卍固めも挟んで揺さぶりをかけ、途中宇座子が漬物石落とし、シャイニングウザードを炸裂させれば奥井も青龍刀を返し、ニースタンプを挟んでラ・マヒストラル。まだ余力があるのは宇座子だが腕は垂れ下がっておりこの後技を思うように繰り出せず。ショルダーアームブリーカーを奥井が胴絞めスリーパーに切り返すと、これを解いた宇座子が強引にフォールに持ち込み苦し紛れに3カウントを奪取した。
|
<2日目>
−第1試合− | |||||||||||
(−500pt) DEV−I | VS | 凄井 宇座子 (500pt) | |||||||||
前半の宇座子の徹底した腕攻めで戦闘意欲を奪われかけるDEV−I。シャイウザ、卍固めなどで追い込まれたが機動力で持ち直しあぁんっ、プリティだぁ〜で反撃。途中ランニング漬物石落としなどを喰らうもムーンサルトを返し、2度目のあぁんっ、プリティだぁ〜から亡霊クラッチに繋げるとここで逆転の3カウント奪取。マイナスポイントから脱出に成功した。
|
−第2試合− | |||||||||||
(250pt) 中嶋 蛍 | VS | 奥井 まりあ (1000pt) | |||||||||
“S”の同門対決、中盤から徐々にペースをものにしていった奥井が青龍刀を2発撃ち込み更にリード。その後中嶋も必殺の高角度ジャーマンで逆襲を狙ったが、これを返せば奥井の激しいラッシュが続き、河津掛けフェイスバスター→ラ・マヒストラルの連繋を2連続で決め3カウント奪取。貫録勝ちを決めた。
|
−第3試合− | |||||||||||
(1000pt) 尾伴 草恵 | VS | 大空 ひかり (1000pt) | |||||||||
打撃で押しにかかる尾伴が喧嘩キック、ブレードキックなどで倒しての監獄固めでじわじわと追い込み、途中大空も伸びのある各種スープレックスで手を返すがリードを譲らない尾伴。大技を喰うことなく喧嘩キック2連発からフォールに押さえて3カウントを奪った。
|
−第4試合− | |||||||||||
(500pt) デ・ブラック・肉ジャガー | VS | 馬賀 優菜 (1500pt) | |||||||||
この日も躍動感溢れる動きでペースを掴む馬賀、バッカブリーカー、ダイビングバカッチングエルボー、更にはジャンピングネックブリーカーを5連発で成功させるなど絶好調。途中肉ジャガーに雪崩式ジャーマンを浴びるものの難なく持ち直し、最後はバカッチングエルボーからバカの壁に繋いで3カウントを決めた。
|
−第5試合− | |||||||||||
(1500pt) メイ・ヒギンズ | VS | サタナ (1000pt) | |||||||||
お互いパワーを駆使しつつ手堅くグラウンドで攻め、ブルドッキングを連打で決めたメイが優位に立ったと思えばサタナが餅つきパワーボムホイップで五分に。場外ではメイがプランチャー、サタナがパワーボムホイップ。戻った場内でサタナのベアハッグにマスタングギャロップ、ロデオクラッチで返したメイがメイズスパイクを今大会初炸裂で3カウント。2試合続けて高ポイントを獲得した。
|
−第6試合− | |||||||||||
(1000pt) 阿峰 海奈 | VS | ザ・グリフォン (1000pt) | |||||||||
スピードに乗った攻めで前半をリードした阿峰、ブシャイクへの膝蹴りやハリケーンドライバーでダメージを重ね、終盤でも膝蹴りをこれでもかとヒット。苦しい状況のグリフォンも粘りを見せ、スーパー・キックからグリフォンズクラッシュを決めたが落ち着いて立て直した阿峰がミステリオ・ラナに固め3カウントを奪取した。
|
−第7試合− | |||||||||||
(500pt) 美龍(メイロン) | VS | ゲレーラ・ニンジャ (500pt) | |||||||||
FAWP同門対決2戦目、確かな技術から繰り出されるグラウンドの攻防が続き、美龍は四の字、リバースドラゴンスリーパー、ニンジャはヌド・インベルティダ、チョーク攻撃を織り交ぜ派手な大技が出されることなく15分経過。ここで美龍が均衡を破るドラゴンSPを放ったが、その後2発目も返したニンジャがラ・エスカレーラなどで逆にリード。毒霧で目を眩ませた後ニンジャ・ラナに固めると3カウントを奪取し、20分越えのテクニカルな攻防を意外な形で締めた。
|
−第8試合− | |||||||||||
(1500pt) ブラック・ジャガー | VS | メチャ・ハデーメン (0pt) | |||||||||
解放軍の助っ人同士による対決は前半互角だったが、ジャガーがTFジャガーボムをきっかけに変形ツームストン、雪崩式バックドロップ、タイガーSPホイップなど大技を次々に繰り出し猛ラッシュ。結局ハデーメンは反撃の一打を決められぬまま2度目のジャガーボムに倒れ3カウントのゴング。10分台で決着となった。
|
<初日>
−第1試合− | |||||||||||
DEV−I | VS | メチャ・ハデーメン | |||||||||
初陣となる解放軍vsオバンバ政権はスピーディな両者による戦い。終始攻め手を握っていたDEV−Iが最後はあぁんっ、プリティだぁ〜→亡霊クラッチの必勝パターンで圧勝。しかし10分未満で仕留めたため獲得ポイントはマイナスに終わった。
|
−第2試合− | |||||||||||
中嶋 蛍 | VS | 凄井 宇座子 | |||||||||
注目のNEW宇座子、快調な出だしの後に漬物石落とし、卍、シャイウザと必殺フルコースで中嶋を圧倒。しかし驚異的な粘りで3カウントを凌ぐ中嶋もノーザンライトボム、ハイマン蹴りなどで逆襲。その後宇座子が再三の漬物石落としでなんとか沈め、白星スタートを切った。
|
−第3試合− | |||||||||||
尾伴 草恵 | VS | ブラック・ジャガー | |||||||||
垂直落下式バックドロップ、GSIで先陣を切るジャガーがそのまま勝利に持ち込むと思われたが尾伴も意地の猛反撃。延髄、ブレードキック、喧嘩キックなどで五分にし迎えた15分。ラリアット、タイガーSPホイップ、TFジャガーボムと3連打で決めたジャガーが勝利をもぎ獲った。
|
−第4試合− | |||||||||||
デ・ブラック・肉ジャガー | VS | 奥井 まりあ | |||||||||
奥井の落ち着いた腕攻めに対しデスバレー、BNボム、リバースパイルドライバーと突如大技ラッシュを仕掛けた肉ジャガー。しかし終盤はベテランのテクニックでしなやかに丸め込みを繰り出して猛攻を押さえた奥井。最後はブレイジングチョップを勢い良くぶち当ててピンフォールを決めた。
|
−第5試合− | |||||||||||
メイ・ヒギンズ | VS | 大空 ひかり | |||||||||
交流戦経験豊富な両者、これぞ王道というレスリングを展開しメイがブルドッキングを皮切りにやや優勢。しかし大空もトリプルジャーマンなどで反撃しわからなくなると、場外でもお互い激しくやり合いロングマッチの様相。大空のみちドラU、メイのロデオクラッチ連打でも決まらない中19分、メイがブルドッキングから執念のロデオクラッチで激闘を制した。
|
−第6試合− | |||||||||||
阿峰 海奈 | VS | 馬賀 優菜 | |||||||||
元コンビ対決はハツラツとした動きで馬賀が先手を取りバカクラッチ、バカの壁など積極的にフォール。阿峰も後半ブシャイクへの膝蹴り、ハリケーンドライバーで反撃したが、アピール全開で声援を味方につける馬賀が上を行き、駆け登り背面エルボー連打などで攻め込んでのバカの壁で見事3カウント奪取。成長ぶりを見せ付けた。
|
−第7試合− | |||||||||||
美龍(メイロン) | VS | サタナ | |||||||||
FAWPの同門対決、柔vs剛がピッタリ当てはまるこの試合は、美龍のドラスク、四の字連打そしてドラゴンSPで一歩リードを取ったのに対し、サタナがすぐさま餅つきパワーボムホイップで逆襲。後半この技で何度とマットに叩き付けパワーで押し切って、延髄ジャンピングヘッドバットからの片エビでピンフォールを取った。
|
−第8試合− | |||||||||||
ゲレーラ・ニンジャ | VS | ザ・グリフォン | |||||||||
“S”vsFAWP対決第2ラウンドは、序盤から厳しい打撃を浴びせるグリフォンがリード。ニンジャをサンドバック状態にしてニールキック、ハイキックなど次々と撃ち込み、グリフォンズクラッシュは2度に渡り決めるがフォールは行かず。時間が満ちたところでニンジャの拷問キャメルクラッチを振り解きすかさずフォールの体勢に入り、3カウントを奪取した。
|