団体史上最大のピンチ!?どうなる次回興行・・・。




(エクストリームカップ’05決勝戦終了後)

オーナー「他団体オーナー様と選手、そして会場にお越しくださった皆様のおかげで、新生パロX初めての交流戦を、無事終えることが出来ました。これからもパロジェクトXファイナルはバク進していきますので、応援よろしくお願いします!」

(その時会場に突如ジャガスキーの入場テーマが流れはじめる)























オーナー「またお前か。もうお前に出来ることは何もないだろ。」

ジャガスキー「あ〜らオーナー、分かってらっしゃらないの?ワタシは不可能を可能にする女、そして可能を不可能にする女でもあるヤハリ・ビールト・ジャガスキーよ。今日は我が団体の政権交代を宣言するためにやって来たの。」

オーナー「なぁ〜にが政権交代だ。オーナーの権限は絶対なんだ。お前の自分勝手な行動は一切認められんぞ。」

ジャガスキー「さ〜あどうかしら?前回オーナーは、いや、今日からは単なる平社員か。アンタは前回ワタシに『うちの団体全部を敵に回してる』って言ってたわよね?でも今日はアンタが全部敵に回しているから。」

オーナー「何を言ってる。こっちには社員全員を味方につけているんだ。さあ呼ぶぞ。みんなー、オラに力を分けてくれー。」




































ジャガスキー「アーハッハッハッハ!!ブザマなこと。今日からアンタは月収15万の平社員よ。現実を思い知るが良いわ。」

オーナー「いっ・・・・、いったいどうなってるんだ・・・・・・・・。何があったんだ・・・・・・・・・・。」

ジャガスキー「皆アンタの自己満足ワンマン経営にはうんざりしてたのよ。実力のある選手を大会に出さない、実力も華も無い選手をえこひいきで大会に出させる、そんな横暴な振る舞いをいつまでも続けられると思っていたの?じゃあ、選手ひとりひとりの意見を聞かせてあげるわね。」

肝子「あんまり手荒な真似はやりたくなかったんだけど・・・。いつになってもアタシの出番が無かったから、強過ぎるならしょうがないかって元の家業に戻ろうと思った時、ちょうどジャガスキーが声をかけてくれて。自分がオーナーになったら大会へ出させてあげるなんて言ってくれたもんだから、つい・・・。ごめんなさいねぇ〜アハッ。」

紀所「ワタシは自他共に認める最高にセクシーな最強の熟女よ。それをオーナーは忘れてしまってるみたいね。ジャガスキーはずっと憶えててくれたわよ。ワタシは彼女について行くことを決心したわ。久々に獲物を狩る興奮を味わえそうだからね、ウフフッ。」

柴井「オーナーには悪いけど、あたしは自分が頂点に立つためなら手段は選ばないからね。別にジャガスキーに服従するつもりはないよ。どんどん人を踏み台にして、頂点へ向かって突っ走る。ジャガスキーもマゼスもオーナーも踏み台にして、あたしがこの団体の真のエースになるんだからね。」

マゼス「ジャガスキーはこの団体に入って初めてのお友達。何でも相談に乗ってくれるし、意見を受け入れてくれる。オーナーがどんな人かはよく分からないけど、ジャガスキーなら信頼できると思った。私がこの団体に巡り合えたのが運命だとすれば、オーナーがここで身を引くのも運命なはず。柴井とは、お互い切磋琢磨しながら最高の状態で決着をつけるわ。」













オーナー「くっ・・・。お前達が俺の敵になろうと、絶対にこの団体は潰さない!」

ジャガスキー「アンタなんかに経営任せてたら1ヶ月もしないうちに団体潰れるわよ。これからはワタシがこの団体の舵を取って、強くてかっこよくて華があって、なおかつ内容も伴っている最強の女子プロ団体を創り上げるわよ。そんなにオーナーの座を奪われたくなかったら、せいぜい残りの弱小選手を掻き集めてワタシ達に挑戦しなさいよ。アッハハハハ!」

(ジャガスキー派の面々が退散)

オーナー「ちっくしょう・・・。もう俺の役目は終わったのか。思えば試合もしないオーナーがこんなにしゃしゃりでるのが間違いだったな。アナウンサーには世話かけたし。」

宇座子「オーナー、ワタシは今でもオーナーの味方よ。」

(宇座子、その他残りのメンバーがオーナーの元へ駆け寄る)













オーナー「残ったのは宇座子と地味系なお前達だけか・・・。別に嫌なら向こうへ行っていいんだぞ。ジャガスキーに好きなようにやらせりゃいいんだ。」

宇座子「何言ってんのよ。皆ジャガスキーに利用されてるんじゃない。キーちゃんやイーちゃんまで・・・。もうジャガスキーの奴、絶対許さない!ワタシ一人でも相手してやるから。」

オーナー「無茶はよせ。あの人数じゃ絶対かなう相手じゃない。」

宇座子「あのまま見過ごしてるってわけ!?そんなのオーナーらしくないじゃない!」

オーナー「いいんだよ。もう俺のやれることはやった。オーナーはやめて、普通の男の子に戻ります。」

宇座子「いくじなしーっ!!バチィーーン!!(フック掌底を当てた音)」













オーナー「いでっっっ!!」

宇座子「これまでどんなに団体がピンチになっても、オーナーは弱音を吐かず正々堂々と立ち向かってきたじゃなーい!そんな姿にワタシは心打たれたのよ。ワタシがオーナーに反抗した時だって、ワタシがジャガスキーと手を組んだ時だって、いつだってオーナーは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

(臭い言葉連発のため省略)

オーナー「ありがとう宇座子。あいつらに本当のプロレスを見せてやろう。勝ち負けとか実力じゃなく、観客を熱くさせるハートを・・・。人数的に不利な分は、マイナーリーグの選手でカバーする。じゃあ明日の興行で決戦だ。」

宇座子「そうこなくっちゃ!」











そして次の日・・・












オーナー「ジャガスキー、今日はお前とオーナー存続を賭けた決闘を申し込む。」

ジャガスキー「最後のアガキってやつー?悲劇のヒーローぶったってかっこついてないわよー。アハハッ!」

オーナー「お前にプロレスがなんたるものかを教えてやる。全敗する覚悟だって出来てる。負ければもちろん、お前にオーナーの座を渡す。今後の興行は好きなようにやって構わない。」

ジャガスキー「負けると分かってて戦いに挑むのね。いいわ、ボッコボコにしてあげる!」

オーナー「こっちには全部で7名いる。それぞれシングルで当たらせてくれ。4戦以上勝てばオーナーの権利を与える。相手はそちらが自由に選んでいい。」

ジャガスキー「あっそう。じゃあ好きに選ばせてもらうわ。」










オーナー派 ジャガスキー派
第1試合: プリティ 中島 VS レトルトーノ・ボンククレ
第2試合: プリーズ 貴澄 VS ムサック・ルシィーワ
第3試合: 大鳥 ヘップババーン VS 柴井 太呂香
第4試合: 柳 ユウ VS マゼス・ミリル
第5試合: 熟女仮面 オゲレッツ VS 紀所 伊代
第6試合: 大舞 慈美 VS 加成 肝子
第7試合: 凄井 宇座子 VS ヤハリ・ビールト・ジャガスキー





























×オーナー派 1−6 ジャガスキー派○












ジャガスキー「あーら残念だったわね。まぐれで1勝したのを除いて惨敗。同情するお客さんの声にも応えられず。もうちょっと歯ごたえあるかと思ってたんだけど、弱小軍団じゃしょうがないか。アッハッハッハ!」

オーナー「ああ、完敗だ。約束通り、お前にオーナーの座を譲る。じゃあこのへんで俺は帰る。」

(元オーナーが退場する)

ジャガスキー「意外とあっさり譲ったわね。じゃあ、改めて皆さんにご挨拶するわ。ワタシが今日、この団体の新オーナーとなった、ヤハリ・ビールト・ジャガスキーよ!女子プロ業界に革命を巻き起こすから、ワタシの手腕ぶり、とくと見ておきなさいよ!ついでに次回行う交流戦の予告だけしておくわー。元オーナーが構想してたやつなんだけど、タッグチームによる16人制トーナメント。タイトルはエキサイティングタッグウォー略して“ETW”よ!!」













ETW(エキサイティング・タッグ・ウォー)

近日開催告知予定