(会場VIPルーム内で) CEO「ミッキー君、チーム選びは公平に、ジャンケンで勝った方から選ぼうじゃないか。」 ミッキー谷「それはいい発想ですけど、こちらにはもう3組お金で手配してあるんですよ。」 CEO「なにぃ?」 ミッキー谷「CEOが潰したいって言ってた宇座子さんと肝子さんのコンビもね、高級グルメを食べさせてあげたら簡単にこっちの話聞き入れてくれましたよ。」 CEO「あの野郎ぉ〜。まいい、あいつらにはジャガスキーか誰かに倒してもらう。じゃあ他の2チームもまとめて紹介してくれ。」 ミッキー谷「わかりました。この3組なら、CEOがどんなチームを用意しようとも負けない自信がありますよ。」 |
「PXF」 |
(ミッキー谷オーナー派) |
“ウザ・キモ” 凄井 宇座子 & 加成 肝子 組 |
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旧団体時代から最強熟女集団「武者逝(ブシャイク)」というユニットでトップに居座っているPXFのエース。女子プロ界屈指の破壊力のバックドロップ、ジャーマンの使い手で、合間の腰クネダンスは「ウザい」の一言。交流戦では負けが多くその度世代交代が叫ばれるが、強烈な存在感は未だ他の追随を許さない。 |
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団体随一のパワーファイター。その豊満なボディから繰り出される規格外な力技の数々は男子レスラー顔負け。旧団体時代から変わらず最強と恐れられている宇座子とのタッグ“ウザ・キモ”はまさに敵無し。円熟味さえ漂わし、何度も牙城を崩そうと敵が現れては完勝で追い払っている。 |
魔っ茶 あん & 威牙栗 秋子 組 |
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“小倉あん”の名で宇座子・肝子に憧れ入団。度胸溢れるファイトで若手の筆頭だったが、妹・白越とお笑い路線に進むうち次第に前座要員に。前線へ舞い戻るべく、自分に足りないものを探すため因縁のライバル・威牙栗(旧・天栗)と手を組むのを決意。これまで無かった攻撃性、ダークな一面を披露している。 |
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魔っ茶(旧・小倉)とは同期のライバル。童顔とは裏腹に相手の顔面を執拗に攻める冷酷さで、団体追放処分を受けたことも。常に反主流派としてヒールユニットを渡り歩いたが、下っ端ポジションを抜けられず。そんな時魔っ茶の呼び掛けにより、二人での天下獲りを決意。名前も天栗から威牙栗に改め再始動した。 |
新・熟女仮面 オゲヒィン & 熟女怪人 モウバーサン 組 |
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オゲレッツに続く熟女界のニューヒロインとしてデビュー。英国風のレスリングを使いこなすが、必殺技が名前の割りにあまりに地味過ぎたため、イマイチ人気が出ずオゲレッツの脇を固めるに終始している。今後の躍進は果たしてあるのか。 |
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オゲレッツ、オゲヒィンの天敵役として登場し、コスチュームの不恰好さではリングで1,2位を争う。レスリング志向なオゲレッツ達とは正反対に直下式系の技を好んで使い、典型的な現代スタイルで純プロ思想を真っ向から潰そうと考えている。という設定らしい。 |
CEO「魔っ茶・威牙栗はともかく、正義のヒロインと悪役にタッグ組ますってどうゆうことだよ!」 ミッキー谷「いやー彼女達結構、普段仲良いんですよー。二人ともお金には目が無いって言ってましたから。」 CEO「プロレスのギミックってものを考えろよー!じゃあ今度はこっちからチームを発表する。えーとそうだなー、こっちとこっちを入れて・・・・・」 ?「だったらワタシ達にやらせてよー!!」 |
(話を聞きつけ尾伴、オゲレッツ、白越の3人が登場) 尾伴「宇座子と肝子倒せるのはアタシしかいないでしょー!姉貴分として身の回りの世話やってあげてんだから。準備は万端よ、パートナーはうちの真田だから。」 オゲレッツ「正義たるもの、オゲヒィンの裏切り行為を見過ごすわけにはいきません!ワタシも出場させてください!パートナーは大鳥ヘップババーン。」 白越「お姉さんと闘って、お姉さんの選んだ道が本当に正しかったのか確かめたいんです。お願いします。パートナーは馬賀優菜ちゃんです。」 CEO「そうかそうか。よし出場を考えよう。しかしこっちも出したいチームいくつかあるんだよなー・・・。じゃあ8チーム集めてトーナメントやって、優勝と準優勝と3位入賞のチームに出場の資格を与えよう。いいな。」 |
CEO「・・・なんだ、結局あの3人のチームは全員初戦敗退じゃないか。オゲレッツのチームは頑張ってたから出してあげようかどうしようか迷ったけど、勝った相手に失礼だから無しで。次の機会に頑張ってくれ。じゃあ出場チーム3組を紹介しよう。ちなみに3位決定戦では麗子・美子組がフケテンネン・クリスティ組を破っている。」 |
「PXF」 |
(イチヒロCEO派) |
ジョルジョリ・ノヴァ・リカーン & ムサック・ルシィーワ 組 |
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実家は床屋でバリカンで剃るのが好きだったことからこの名前に。元同志のジャガスキーに対して自身目立った活躍が無く嫉妬していたが、交流戦で孤立無援となっていたジャガスキーにチームの再結成を呼び掛けると、かつてない自信に満ち溢れたファイトを展開。一躍注目を浴びる選手となった。 |
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ムサ苦しい全身タイツに包まれた長身と驚異的な握力を持つ、元デスマッチ系団体出身レスラー。タッグではジャガスキーの片腕的存在で活躍していたが、柴井との共闘を機にトップ獲りの野望に目覚めチームOBANへ加入。いきいきとしたファイトを見せ、その後再び外国人チームの一員として飛躍を狙っている。 |
レトルトーノ・ボンククレ & 柳 ユウ 組 |
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インドから泳いで日本に渡って来たという野人。そのキャラもありファイトは荒削りさが目立っていたが、最近になってから試合運びが上達し、新技を加えつつサソリ固めも説得力を増した。未知の潜在能力を解き放ちつつある。 |
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入団テストで不合格となったその晩、白装束に藁人形を持って道場に侵入したという恐ろしい逸話を持つ。不気味ながらテクニックで勝負できる若手として期待されたが、舞多とのチーム結成後は本格的に怪奇派の道へ。もはや幽霊キャラは完全なものとなっている。 |
五月女 麗子 & 宝条 美子 組 |
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珍しく容姿端麗な日本人選手が登場と思いきや、元の姿は老婆レスラー・麗式お富。ある日飲んだ若返りの薬『ミキタニンD』で今の姿になれたらしく、これまで使ってた技も見違えるようにスピード感、シャープさを増した。素直に応援しづらい部分はあるものの、今後PXFリングを華やかに彩る存在として注目される。 |
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麗子と同様に若返りの薬を飲んで往年の美貌を取り戻した元・美式お浄。得意のヒップアタックには躍動感が溢れ、自称・デカジリ美人コンテスト優勝も本当の事のように思えてきた。かつての姿がギミックであれどうであれ、乙女&お嬢コンビが日本人選手の活躍に明るい未来を灯す事をファンは望んでいるはず。 |
伊智「これで全てのチームの紹介が終わりましたー。いやーそれにしてもボリュームたっぷり。トーナメントも贅沢な試合が並びそうですねー。」 CEO「ですねー。なんかうち外国人ばっかしになっちゃったな。まあこれも時代の流れということで。とりあえずミッキー谷オーナーに勝つ自信はそれなりにありますよ。」 ジャガスキー「アンタの味方になるつもりは無いけどね、ウザ・キモだったらワタシが倒しとくから。後の残ったチームの片付けはそっちに任せたわよ。」 伊智「さあそしてトーナメントの組み合わせの発表なんですが。」 CEO「前回のETWとほぼ一緒なんですが、まずは各チームのパートナー同士がシングルで闘ってもらいます。勝った方の選手が組み合わせを決めるバトルロイヤルへ出場できます。結果はこちら。」 |
CEO「勝った選手16名の中で、決着時間の短い選手から順番にXチーム、Yチーム、Xチーム、Yチームと交互に分けていき、各チーム8名ずつでバトルロイヤルを行います。チームの内容と結果がこちら。」 |
Xチーム | Yチーム |
ジェニー・エース ムサック・ルシィーワ 大舞 慈美 柳 ユウ 長谷川 秋乃 大森 モトコ 威牙栗 秋子 カミカゼ・レイ |
デキシー・クロレッツ misono 凄井 宇座子 スピーリ・SC 宝条 美子 ロサ・マリア・マルティネス メイ・ヒギンズ 熟女怪人 モウバーサン |
元オーナー「Xチームの8位、Yチームの8位、Xチームの7位といった順番に、トーナメント表へ出場チームを配置していきます。」 伊智「そして、気になるトーナメントの組み合わせは以下の通りとなりましたー。」 |
伊智「前回の覇者・BPGはスピーリ・チアガールズと対戦、ウザ・キモは宿敵ミーシャチームと対戦です。そしてジャガスキーチームはIC決勝で当たった長谷川選手とタッグで再び対戦です。」 ジャガスキー「いいじゃなーい。選ばれるべくして選ばれたって感じで。今度も勝つのはワタシよ。ウザ・キモは、ミーシャ達が始末してくれるのね。後は秋沢・大森と決勝のリングでぶつかるだけだわ。うちのブロックはうちの中堅ばかりで助かったわよ。」 CEO「いいや中堅も油断ならないぞ。レトルトーノ・柳組と麗子・美子組は、既にトップどころのチームに勝っている。とはいえ、ジャガスキーのパートナーはロサ選手だから、優勝は堅いと見ていいだろう。長谷川選手チームとの闘いは、白熱したものになるだろうね。」 伊智「というわけで今回も豪華な顔ぶれとなりました、『ETWU〜エキサイティング・タッグ・ウォーU〜』。司会はわたくし伊智宏武、解説にイチヒロCEO、七冠王者のヤハリ・ビールト・ジャガスキー選手をお招きしてお伝えしました。本戦開幕までごきげんよう、さよならー。」 |