星野「全国1000万のプロレスファンの皆さんこんばんは!今回も伊智アナではなくわたくしテレビ暁・星野が、選手紹介コーナーを担当してまいりたいと思います。解説はいつものPK金川さんです。さてETWV開催直前に迫りましたけどもどういった点に今大会、注目すればいいのでしょうか。」 PK金川「これまでETWという大会はトーナメント方式で行われていたんですけども今回、初のリーグ戦方式ということでですねー、これまで以上に1戦1戦、濃い内容の試合そして1組1組タッグチームの妙をより深く楽しめるんじゃないかと思いますねー。」 星野「なるほどー。さてそろそろ紹介に移りたいんですが、今大会一体どのようなチームが登場すると金川さんは予想していますかー?」 PK金川「大会前にCEOが一つのコンセプトとして語っていたんですけども、今大会は“普段目立たない選手が活躍できるチャンス”を作りたいと言っているんですよねー。ですからこれまでの大会の中で、実力がありながらも勝運に恵まれず活躍できなかった、あるいはチャンスに恵まれず登場すらできなかった、未知の強豪がですねー、続々と登場する可能性を秘めてると思われますよねー。」 星野「では紹介にまいりましょう。まずはこの団体です。」 |
「"S"(Alice)」 |
オーナー:sardine氏 |
後藤 由美子 & 長村 沙希 組 |
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マスク・ド・オレンジ & 和木坂 美穂 組 |
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アイン・シュタイン & Annie 組 |
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星野「"S"からはこの3組が登場。1組目は『Power Dream』所属の後藤・長村によるペア。後藤選手はPXF2回目の登場、長村選手はPXF前身団体で登場経験がありますが現PXFリングでは初登場です。2組目は極悪集団『The
Bad Orange』所属のオレンジ・和木坂によるペア。オレンジ選手は前々回のサザンクロス・セカンドに続いて2度目の出場、パートナーの和木坂選手は初登場です。そして3組目は『W.A.』所属の外国人コンビ、アイン・Annieによるペア。いずれもPXFリング初登場、というわけで金川さんもおっしゃった通り非常にフレッシュな顔ぶれが揃いましたねー。」 PK金川「そうですねー、これまでPXFに登場していたいわゆるトップどころとして知られる選手とはまた違う面々が揃ったわけなんですけども、いずれもトップ級の実力を持つタッグチームですよねー。まず後藤・長村組はですねー、若いチームながら団体内ではトップ選手と互角に渡り合って好成績を収めている。そしてオレンジ・和木坂組、和木坂選手が最近ヒールへ転向しまして、スタイルそのものは明るく元気なプロレスなんですがオレンジの悪の色が交わったことでどういったチームの連繋が見られるのか、注目ですね。 最後のアイン・Annie組もですねー、この2選手がこれまでとファイトスタイルを大きく変えまして、アイン選手はCEOも好きだと評判のあのVJP阪田選手を彷彿させるスタイルになっているんですね。Annie選手も少し前までBad Orangeで活動していたんですが現在は団体No.1アナウンサーとしてですねー、某米団体の日本人選手のようなキャラクターを展開しているんですよねー。」 星野「では続いての団体をご紹介しましょう。」 |
「FAWP」 |
オーナー:式神屋氏 |
メイ・ヒギンズ & 美龍(メイロン) 組 |
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星野「FAWPからはこのチームが出場です。PXFリングに久々登場のメイ選手が、今年のPXF交流戦皆勤賞の美龍選手とタッグを組んで出場。ETWUでも組まれたこのコンビ、やはり新規参戦チームが多い中でも安定したチームワークを見せつけるんじゃないでしょうかねー。」 PK金川「当然ねー、自分達はこれまでやってきた実績と実力があるんだというその存在感を見せつけていくでしょうねー。更にメイ選手はですねー、今回スタイルを一新して、ロデオクラッチという新たな技を引っ提げて出ているんですよねー。ですから気合も相当入れてるでしょうねー。そのパートナーの美龍選手も、シングルプレイヤーという印象が多いですけど他団体選手と入り混じってのタッグでは仕事ぶりを見せてますからねー、しっかりメイ選手の脇を固めてくれると思いますよー。」 星野「それはプロレス技の脇固めとは違う意味でですよね。・・・・・(シーン)他団体のチーム紹介が終わりました。続いてPXFの出場チーム紹介です。今回もイチヒロCEOがVTRで登場しています。」 |
あとの3組は、自分が以前に言っていた“目立たない選手が活躍できるチャンス”というコンセプトを基にこちらで選ばせてもらった。トーナメントで結果を出せなかった選手も、ここで期待以上の結果を出してくれることを信じている。では順に発表していく。」 |
選抜戦・優勝 威牙栗 秋子 & ダークネス・クロウ 組 |
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魔っ茶(旧・小倉)とは同期のライバル。童顔とは裏腹に相手の顔面を執拗に攻める冷酷さで、団体追放処分を受けたことも。常に反主流派としてヒールユニットを渡り歩いたが、下っ端ポジションを抜けられず。そんな時魔っ茶の呼び掛けにより、二人での天下獲りを決意。名前も天栗から威牙栗に改め再始動した。 |
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当初はヴァイオレット・クロウの名でP2Pに所属。総合でも実績を持つ選手としてスタイリッシュなファイトを見せるが、無冠の実力者に留まる。そんな不甲斐無さか、P2Pを離脱しリングネームも変更すると、魔っ茶達と共闘へ。高度な飛び技を加え、より純プロレスに適応した選手に変貌を遂げた。 |
クリスティ・ディオール & ラーグ・アンツェル 組 |
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戦う体とは思えぬ抜群のスタイルでプロモデルもこなす誇り高き貴婦人。レスラーとしての腕も一流で、リングのありとあらゆる場所を利用したトリッキーな動きで観客を魅了する。PXFリングに馴染んだ今では、高飛車な性格のマゼスと落ち着いた雰囲気のクリスティが良きコンビとなっている。 |
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クロウが抜けた穴を埋めるべくマゼスの紹介で加入した、P2P待望の新メンバー。スピード、テクニックを駆使しながら柔道技も織り交ぜるなど独自のスタイルを持つ。まだまだユニット内でのポジションははっきりしていないが、PXF久々のニューフェイスだけにファンからの注目は高い。 |
尾伴 草恵 & 真田 加代 組 |
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かつて宇座子率いる武者逝の姉貴分として活躍。大根足での鋭いキックを駆使した格闘スタイルだったが、プロレス本来の闘い方で頂点に立つことを誓い、チームOBAN立ち上げと共にそのスタイルを封印。荒々しさを残しつつ技に重みを増し、純プロ派のファンにも好評を得ている。 |
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旧団体時代から飯野とのコンビ「ダブルかよ!?」で中堅戦線を盛り上げ、チームOBAN加入後はトップレスラーの仲間入りをするためコスチュームとファイトを一新。三段腹が災いしこれまで出来なかったジャーマンのブリッジも猛特訓により修得し、試合巧者的存在でチームの脇をしっかり固めている。 |
新・熟女仮面 オゲヒィン & 白越 あん 組 |
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オゲレッツに続く熟女界のニューヒロインとしてデビューでしたが、必殺技が名前の割りにあまりに地味過ぎたため、イマイチ人気が出ずオゲレッツの脇を固めるに終始している。開き直ったように敵役・モウバーサンと組むなど好き勝手振舞っていたが、改心して今はオゲレッツを師事、レスリングも洗練されてきている。 |
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魔っ茶あんの実妹。姉とのコンビ「あんガールズ」解消後は若手勢のまとめ役として活動していたが後一歩の試合が続き、交流戦でも活躍する姉とは差が広がっていく。そんな中VJPW阪田裕次郎の活躍に刺激を受け、自らのスタイルにも強引ながら取り入れると、正義感を前面に出したファイトで株を上げている。 |
CEO「では1組ずつ解説していく。まずはトーナメントで優勝した威牙栗・クロウ組。前大会の選抜戦では栗あん同盟の選手全てが予選敗退し、人気に陰りも見え始めていたが、ここで一気に挽回してみせた。特にクロウは、決勝戦で巨漢コンビ肝子・舞多を一人で圧倒的に捻じ伏せる凄まじさを見せ、PXF入団以来初のブレイクを期待させるものだった。今大会で栄えある優勝を手にして欲しい。 2組目はP2Pのクリスティ・アンツェル組。クリスティは選抜戦で宇座子と異色のコンビを組んで、初戦のジャガスキー・ジョルジョリ組を撃破した。2戦目で負けとなったが、あの宇座子と意外なチームワークを見せた功績で今回出場とした。そのパートナーが、今回交流戦初登場となるアンツェル。選抜戦ではマゼスと組んで健闘し惜しくも初戦で敗れたが、試合内容はトップと並べるものだったので、今回クリスティのサポートを受け結果を残して欲しい。 3組目は平成脂身軍の尾伴・真田組。2人はオフ興行では常に安定したチームワークで結果を出しているのだが、選抜戦はいつも後一歩というところで落ち、しばらく交流戦の出場を逃している。旬ではないが、実力を交流戦でも発揮して欲しいという想いで出場を要請した。もし結果を出せなかったら、もう出場のチャンスは無いかもしれない。 4組目は一応正規軍という立場のオゲヒィン・白越組。これまで交流戦ではいまいちだったオゲヒィンだが、純プロ委員会加入後は自分のスタイルを確立し、地道にトップレスラーの道を歩みつつある。個人的に最も期待を寄せている選手だ。そのパートナー白越も、伸び悩んでしばらく交流戦から遠ざかっていたが、阪田キャラを取り入れて以降、強さというものが少し出てきた。まだ安定感は無いが、ここで成長を感じさせて欲しい。 ということで、開催告知の時モゴモゴ喋ってたジャガスキーと宇座子は選抜戦で結果を出せなかったため出場のチャンスを逃した。抗争の続きがしたいんならオフ興行で勝手に盛り上げてくれと、いうわけだな。解説は以上だ。大会ルールより長く喋ってしまったな。」 |
星野「というわけですが、今回CEOの選手にかける想いがじわじわ伝わってくる選出でしたねー。」 PK金川「これまで以上にねー、選手への期待と信頼、更に団体を愛する気持ち、そして大会を成功させるんだという願いがですねー、よーくこちらにも伝わってきましたよねー。これは是非とも選手達、いつも以上にねー、絶対自分が頂点に立つんだ、大会を引っ張ってやるんだという熱意を持って本番にぶつけてもらいたいですよねー。」 星野「ではリーグ戦の組み合わせの方を見てまいりましょう。まず抽選会なんですが、各ブロックの参加団体数を調整するため、各チームの代表1名が以下のグループに分かれてバトルロイヤルで対戦します。」 |
Xグループ | Yグループ |
後藤 由美子 マスク・ド・オレンジ アイン・シュタイン メイ・ヒギンズ |
威牙栗 秋子 クリスティ・ディオール 尾伴 草恵 新・熟女仮面 オゲヒィン |
星野「各グループそれぞれ最後まで残った選手のいるチームから順番にAブロック、Bブロックと交互に配置されていきます。対戦の結果とリーグ表は以下の通りです。」 |
Aブロック | オレンジ組 | アイン組 | 尾伴組 | 威牙栗組 |
オレンジ & 和木坂 組 | \ | 初日 | 2日目 | 3日目 |
アイン & Annie 組 | 初日 | \ | 3日目 | 2日目 |
尾伴 & 真田 組 | 2日目 | 3日目 | \ | 初日 |
威牙栗 & クロウ 組 | 3日目 | 2日目 | 初日 | \ |
Bブロック | 後藤組 | メイ組 | オゲヒィン組 | クリスティ組 |
後藤 & 長村 組 | \ | 初日 | 2日目 | 3日目 |
メイ & 美龍 組 | 初日 | \ | 3日目 | 2日目 |
オゲヒィン & 白越 組 | 2日目 | 3日目 | \ | 初日 |
クリスティ & アンツェル 組 | 3日目 | 2日目 | 初日 | \ |
星野「さあリーグ表が完成したわけですけども、配置を見ていかがですか?金川さーん。」 PK金川「本当にねー、各ブロックとも激戦区と見ていいんじゃないですかー?一戦一戦非常に濃い試合になると思いますねー。全チームとも一戦も負けられない試合が続くわけですからねー。」 星野「本戦が非常に楽しみになってまいりました。このエキサイティングなタッグ戦争を勝ち抜くのはどのチームなんでしょうか。司会はわたくし星野、解説に金川さんを迎えお送りしました。開幕までごきげんよう、さよなら。」 |