ミッキー谷政権拡大か、次もテーマは株!? (10月8日付)



(ETWU終了後のオフ興行で)

ミッキー谷「皆さん既にご存知の通り、前回の交流戦・ETWUでは私達オーナーチームがCEOチームを戦績で上回りましたので、今後とも私が団体オーナーとして経営の権利を、そして犬神パウンド氏が現場責任監督としての役目を、務めていく運びとなりました。我が社は更に上を目指し、世界一のプロレス団体を目指していきたいと思います。」

犬神「ありがとうございますー。しかしあのウザ・キモも、侮れませんなーハハハ。これまでミッキーさんは“プロレス知らない人間が経営なんて出来るのか”と、散々批判もされてきましたけど、今じゃ随分プロレスの知識を身に付けたそうで。」

ミッキー谷「えぇ、すっかりプロレスの事は詳しくなりましたよ。最近じゃハリケーン力丸って選手がGJという団体を旗揚げしましたからね。」

犬神「えぇーGJってまだありましたっけ・・・・・?」

ミッキー谷「あとバイオレンス河野選手の奥さんはドイツ人ですから。それと、ストレッチプラムと春樹スペシャルは、指の角度が違うんですよ。」

犬神「なんかミッキーさんがえらい遠くへ行ってしまわれたような・・・。ところでミッキーさん、あのCEOが最近おとなしいようですけど、こないだ負けたのがそんなショックだったんですかなー?」

ミッキー谷「いやー負けたぐらいでショックになる人じゃないですよ。なんか前回の興行、試合数少なかったせいか燃え尽きなかったそうで、今度の興行の企画も2週間考え抜いて未だ進行ゼロだそうですよ。で、このまま待ってたら自社の株も下がる一方ですから、仕方なく僕らが次の興行をプロデュースすることにしたんですよ。」

犬神「そういうことだったんですかー、アハッ。で、その次の興行私も企画に参加させてもらいますけど、私はねー、プロ野球のペナントレースみたいに総当りのリーグ戦がしたいんですよー。セリーグとパリーグみたいに2つに分かれたのをねー。」

ミッキー谷「あはは、まだプロ野球への未練捨ててないんですかー。やっぱりねー、僕も交流戦はリーグ式が一番適してると思いますよ。こないだのトーナメント式のはねー、まあCEOのプロデュースでしたけど、興行的にちょっと物足りなかったですから。せっかく他団体から来てくださった選手が1回戦敗退でもうおしまいってねー、気の毒でしたよ。」

犬神「確かにそうでしたねー。今度はもう僕らが好きにやれますから、リーグ戦とするならばミッキーさんには株とか買収とかマネーゲームの要素をルールの中にドンドン採り入れて頂いて。」

ミッキー谷「えぇ、ドンドン採り入れますよ。もう興行のタイトルも考えてあるんですよ。選手達の闘いを敵対的買収に例えて『m&a’s』というのを。」

?「勝手に決めるんじゃねぇ〜〜!!」























(CEOとジャガスキーがリングに上がる)

CEO「確かになー、俺も交流戦はやっぱリーグ戦が良いと思った、前回は他団体の選手に申し訳無いという気持ちもあった。次はどんな興行にしようかずっと考えて、2週間経って結局案はまとまらなかった。ア○ック25を真似た興行ずっとやりたいと思ってたけどパネルの取り合いが物理的に不可能とわかって結局白紙に戻った。そして一から練り直そうとしてる時に、なんだ勝手に興行のタイトルまでそっちで決めちゃって。」

ジャガスキー「そうよ、こないだの闘いで勝ったからって、早速調子に乗って。ワタシは勝負に勝とうが負けようがねー、アンタらに団体仕切らせる気なんか全く無いから。」

ミッキー谷「あーCEO、会場来てたんですか。」

CEO「俺はどこの地方会場だろうと必ず見に来てるんだよ!」

ミッキー谷「ところで現場監督候補と言ってたコージ・カッサー氏はどうなったんですか。」

CEO「彼は前回の興行の最中、勝手に帰ったよ。またキックベースチームの監督やってるらしい。」

ミッキー谷「それじゃあ日本に来た意味無いじゃないですか。あ、ジャガスキーさん、王者陥落残念でしたね。」


ジャガスキー「えー残念だったわよ。嫌味ったらしいわねーっ、たくっ。」

CEO「ジャガスキーは王者は陥落したが、最後までよくやってくれた。今も団体のトップであることに変わりは無い。」

ジャガスキー「いくらドイツ人でも、ジャーマン6発はさすがにキツかったわ。そこからみちドラでしょ?今回だけは完敗を認めるわよ。でも、ワタシは永久にこの団体のトップよ!ベルトは必ず取り戻す。今度アンタ達が企画してる大会、ワタシが団体の代表として出させてもらうから。今はタイトルが欲しくてしょうがないのよ。」

犬神「ジャガスキーさん、こないだうちでやったトーナメント一回戦敗退で、他団体の興行でも王座陥落って、株価メチャメチャ下がってる真っ只中じゃないですかー。並の頭してる経営者だったら、絶対アナタみたいな人興行に出しませんよー。ミッキーさんもそう思うでしょー?」

ミッキー谷「えぇ、もうジャガスキー選手は下降の一途を辿るのみと思われますよ。僕が見てきた株式でも、このパターンから這い上がったケースっていうのは全く無かったですから。」

ジャガスキー「だまらっしゃい!!アンタらは何でも株に例えなきゃ気が済まないのー?プロレスラーの凄さってのを、全く理解してないじゃないの!」

CEO「まあ言わせときゃいい。オーナー、経営の権利は確かに譲る。だが株の大量取得や敵対的買収なんて行為は一切このCEOが認めないからなー。」

ミッキー谷「経営の権利を譲ると言いながらそれはおかしいじゃないですかー。私はこの会社をもっと大きくしたいんですよ。そのための策が大量取得だったり買収だったりするんじゃないですかー。」

犬神「そうですよ、儲けて儲けて何が悪いんですかー。パウンドの如く徹底的に叩き潰す姿勢が企業には必要なんですよー。」

CEO「そうかそうか。じゃあ、こっちも策には策で行くからな。ゲストを呼ぼう。ジャガスキーは次の試合の準備があるから、ここで退散だ。」

(ジャガスキーが退散、会場が暗転し何者かが入場)























CEO「経営者には経営者で対抗だ。こちらは現在、国内で最も稼いでると言われている経営者の、“ジャスティス・マゴ”氏だ。」

ミッキー谷「マゴさん、こんなとこで何してるんですかー。今は携帯産業でこれ以上ないくらいご多忙されてるじゃないですかー。」

マゴ「CEOからうちの団体が危機に瀕してると聞いてね、是非あなたの力を借りたいと言われて私もマゴマゴしてられませんでしたよー。あ、今のシャレです。」

犬神「想定外だ・・・。」

ミッキー谷「CEOとオーナーと現場監督がいて、マゴさんは何を担当されるというのですか。」

マゴ「アルバイトです。」

犬神「もっと想定外だ・・・。」

CEO「アルバイトという勤務体系ではあるが、PXFをあらぬ方向に行かせぬよう、総合的な視点で監修をしてもらうことになる。」

ミッキー谷「それじゃ私があらぬ方向へ行かせてるみたいじゃないですか。」

マゴ「プロレス団体というのは、ただ多種多様なコンテンツでユーザーの住み分けをさせるのではなく、誰でも馴染み易く、飽きのこないものを提供し、なおかつスマートな経営体制を作る必要があると考えています。携帯業界は今、薄型でスマートなデザインの需要が高まっていますが、プロレス団体も同様に、シンプルに機能を絞った薄型携帯の様であって欲しいのです。」

犬神「なーんかやたら薄型薄型ってこだわってますけど、それはあなたの頭髪が薄型だから、親しみ感じるんじゃないですかあ?」

マゴ「AHOOOOOOOOO!!!!・・・・・・・・ジャパン。」

CEO「言っちまったな。次の興行、君らどうなってるかわからんぞ。」

犬神「私らを舐めたらあきまへんよ。次にどうなってるかわからないのは、CEOの方ですから。私とミッキーさんがタッグ組んだら怖い者知らずですよ・・・・・ってミッキーさん?顔うつむけてどうしたんですか?具合悪いんですか?・・・・・一体どうしたんですか!?」

ミッキー谷「・・・・・・・・・・・・アハッ、アハハハハッ、薄型で頭髪薄型、アッハッハッハッ!頭髪が薄型なの、アッハッハッハッハー!腹がよじれる、犬神さん最高アッハッハッハッハーーーーー!!」

CEO&犬神&マゴ「すごい想定外だ・・・・・。」













m&a’s

近日開催告知予定