−第1試合−

×小倉 パティシエ カーゴ vs 美龍 デブラ○ オゲレッツ

(24分15秒、桃尻ドンブラコ) 

この戦いで魅軍が2勝またはシングル戦で勝利すれば魅軍の優勝、彩軍がシングル戦を含む3勝を取れば華軍の優勝となる。まずはこの試合、チームワークで上を行くのは彩軍。小倉がダイビングヘッドバットなどで美龍を攻め込み、代わったデブラをカーゴとのWブレーンバスターで場外に落とす。追ったパティシエが竹刀を持ち出しデブラを殴打、リング内ではカーゴが美龍へムーンサルトを投下。対する魅軍もその後カーゴを場外戦に誘い、お返しとばかりに美龍が場外マットでジャンピングパイルドライバー。カーゴにアイボンスラムで痛い反撃を喰らうもデブラがネックハンギングボムでアシストする。

その後しばらく大きな動きはなく小倉vsデブラの局面へ。21分小倉がアンころボムで叩きつけフォール。カウントは2、更にダイビングヘッドバットで追い打ちするが張り手で倒され場外に落下。デブラはリングで待機していたがリングに入ったパティシエがデブラを場外へ投げ落とす。場外ではデブラが小倉をネックハンギングツリー、その間リングではカーゴが美龍を椅子で殴打、誇らしげにガッツポーズを見せる。試合権利のある小倉とデブラがリングに戻った後も美龍を拷問逆片エビで絞め上げるカーゴ、その間小倉はデブラをアンぱにっしゅボムでフォール。フィニッシュに賭けたがポジションが悪くカウント3はならず。

混戦終了際、パティシエとの合体技を狙ったがデブラが阻止、パティシエに気をとられている隙を突いて小倉がバックを取りに行くがバックプレスに潰されダウン。するとここでデブラが走り込んで必殺・桃尻ドンブラコを敢行。ポジショニングが良く即座にレフェリーのカウントがスタート、これに一歩出遅れてしまった彩軍・パティシエ、カーゴがカットに間に合わずそのまま3カウントのゴングが鳴った。デブラが小倉を2度に渡って必殺で料理、魅軍が早々と優勝へ王手を決めた。



−第2試合−

肝子 ×宇座子 vs ロサ 飯野○

(28分15秒、高角度前方回転エビ固め)

前回惨敗を喫したウザコ・キモコだったが、この試合では序盤から合体技も次々成功し快調なスタート。遊楽園の戦いでロサから勝利を奪っている肝子、ベアハッグ、キモキモ・ロックといった絞め技でロサをじわじわと攻め込みギブアップを狙いに行く。ここは飯野のカットなどで逃げ切りロサが交代、宇座子と飯野の局面に変わる。これまでのペースに乗り、宇座子が大技・こんぴら山ジャーマンを炸裂、ロサがカットに入り肝子もリングイン。混戦の中ロサが肝子へリバースフランケンシュタイナー、このアシストを受け飯野が宇座子へ必殺・砂山ジャーマンを決め逆襲。しかしロープへ逃げると宇座子がキャプチュードですぐに反撃、フォールへ行き再びリング上は混戦へ。

肝子がロサへ餅つきパワーボム、混戦終了直後に宇座子が逆さ押さえ込みで再びフォール。ロサがカットすると飯野が肝子へ対して砂山ジャーマンを決めていったが、宇座子の攻撃を許し漬物石落としを浴びせられる。ここで代わったロサ、宇座子からフック掌底連打を喰らうもスイングDDTで反撃、逆さ押さえ込みも2で返し肝子へ対しリバースフランケンを決めれば宇座子へは必殺・デスヌカドーラ敢行、遂に五分の状態へ持ち込んだ。宇座子のペースも崩れることなくこの後キャプチュード、こんぴら山ジャーマンを喰らわせられるもラ・マヒストラルで自らもフォールを狙い、カウント2.9まで追い詰める。

しかし手数では宇座子がこの後も圧倒、漬物石落とし→キャプチュードで満を持してフォール、これは飯野にカットされるも再度キャプチュードを決めてフォール。これも魅軍コーナー付近のためカットされるものの構うことなく更にフック掌底3連発、漬物石落としの猛ラッシュ。3度同じ手は喰わぬかと、今度は自軍コーナー付近でキャプチュードを決め万全の体勢でフォールへ。肝子もカットを防ぎに行き決まったかと思われたが、飯野が肝子の体をかいくぐり奇跡的にカット成功。これを受けてロサが宇座子へリバースフランケンシュタイナー、場外へ転がすと飯野のカニ歩きポーズに続いての尻叩きアピール。致命傷ともいえるダメージを負ってながらも勝機を掴んだロサ、この後ランニングのウラカン・ラナで起死回生のフォールへ。

これは肝子がカット、今度は宇座子がフォールを狙ったが肝子を迎撃していた飯野がこれに気付きカットに間に合う。そしてロサが高角度前方回転エビでフォール、これはロープに救われた宇座子、逆さ押さえ込みで再びフォール。魅軍コーナーから遠い距離だったが肝子がリングインしてなかったのが幸いし、飯野がギリギリでカットに間に合わせる。するとロサが飯野と同時にアピールを見せて再び走り込んでウラカン・ラナ、執念で固めるが惜しくも肝子にカットされる。その後肝子へ気を取られるロサに対し宇座子が漬物石落とし。更にバックを取ったがこれはロサがエルボーで返し飯野へ交代する。

思わずレポートが5段落目に突入してしまうほど密度の濃い内容となったこの試合は、いよいよ最終局面へ。ジャンピングDDT、ダブルニープレスで飯野が先制したが宇座子が先輩の意地を見せるようにパイルドライバー、漬物石落としでお返し。フィニッシュへ持ち込もうとする宇座子、しかしポジション的に有利なのは飯野、腕を捻られた直後に体を反転させると、瞬時に高角度前方回転エビに持ち込んでフォールへ。ロサもリングインし、フォール位置は肝子がカットするには遥か遠く。長時間リングで闘っていた宇座子もこれを返す余力が無く、3カウントのゴングが鳴った。これにより魅軍が優勝確定。ウザ・キモはまたしても自団体の後輩に敗れる結果に終わった。



−第3試合−

×鏡子 紀所 vs キートン○ 大森

(15分17秒、ジャックナイフ固め)

既に魅軍に優勝を決められたのもあってか、この試合いつもの元気がない鏡子と紀所。6分台というところで紀所が大森に奈落喉輪落としを決められ、その後鏡子へタッチを乞うも大森に捕まり、スーパードロップキック、肩車フェイスバスターと更なる大技での追い打ちを浴びる。大森がキートンへ交代した後でようやく鏡子にタッチが成立する。同門であることに気兼ねすることなく、優勝の美酒に酔いしれるかのように串刺しDDT、PKOと立て続けに大技を決めるキートン。

ここからのフォールをカウント2で返した鏡子であったがこの後も反撃になるような技を一切出せず、キートンがおちょくるようにトーキックで何度も倒しながら観客へのアピールを決める。その後2度に渡ってPKOを喰らった鏡子だがタッチする様子は無く、紀所もこれといったコンビネーションを見せることなく。エルボースマッシュが鏡子最後の攻撃となり、キートンがジャックナイフ固めに押さえ込んで余裕の3カウントを奪取した。



−第4試合−

○メイ・ヒギンズ vs 大舞 慈美×

(13分45秒、テキサスバックブリーカー)

これまで勝ち星に恵まれなかったメイ、最後は必ず勝利で終わらせるんだという気迫を胸に慈美を打撃やスリーパーで攻め込んでいく。7分、アメリカンパンチラッシュから走り込んでジャンピングネックブリーカー。更にコーナーへ寄せてカーフブランディング、そのまま背後を取りジャーマンスープレックスでフォール。その後のバック取りは慈美が回転エビで返し、一旦グラウンドで静かな攻防に戻したが9分にメイが直下式ブレーンバスターで再び火をつけ、そこから必殺・メイズスパイクへ。2で返されたがシュミット式バックブリーカーから再度フォールへ、これも3はならなかったが勝利に万全の体勢へ持ち込んだ。

その後には2度目のカーフブランディングも敢行、これまでグラウンドにこだわっていた慈美もここからダブルアームスープレックスホールド2発、ジャックナイフ固めと積極的にフォールを狙い逆襲したが、スレッジハンマーで倒されるとテキサスバックブリーカーに持ち込まれ、攻め疲れも相まって耐えることが出来ずここでギブアップ。メイが最後で本来の実力を存分に見せつけ念願の勝利をゲット。長きに渡る3軍の争いはこうして幕を閉じた。




彩軍:300pt(累計1700pt)  魅軍:400pt(累計2400pt)



〜第3ステージ終了後の各軍累計武勲〜

魅軍:2400pt  華軍:2200pt  彩軍:1700pt





天下統一















−第1試合−

山田 ×後藤 マゼス vs 小倉 パティシエ○ カーゴ

(18分18秒、スクールボーイ) 

各軍とも全勝を狙わなければ優勝は難しくなる厳しい戦い。まずはこの試合、前半一気にラッシュをかける彩軍・カーゴ、後藤に対し大回転ジャーマン、アイボンスラムと立て続けに投げ場外へ落とす。その後交代し一旦難を逃れた感のある華軍だが、カットに入る場面も幾度とあり依然劣勢の状態。ペースを渡さない彩軍、小倉がマゼスにアンくるっとホールド、ダイビングヘッドバットなどを決めていき勝利へじわじわと詰め寄る。

ここは交代を受けた後藤がランニングの二段蹴りで反撃、代わったパティシエに対しても爆殺ミドルキック、延髄ニール、串刺しニールと蹴りの集中砲火を浴びせ、華軍の形勢逆転に挑んだが、この後のバック取りは失敗しパティシエの重い掌底とパンチに倒れる。余力がわずかになったのを見定めてパティシエがフォールへ。これは味方のカットに助けられた後藤だったが、この後スクールボーイに取られ惜しくも3カウントを奪われた。



−第2試合−

ルシィーワ ○柴井 vs 肝子× 宇座子

(19分04秒、ダブルジャーマンスープレックス)

PXFの世代交代を賭けた一戦。まず最初に大技を決めたのは華軍・ルシィーワ、7分台に肝子へジャックハマー。宇座子へ交代したのにも構わずジャイアントチョークスラム、アイアンクローと繰り出していく。予想に反し劣勢でスタートとなったウザ・キモだが、この後宇座子が逆さ押さえ込み2連発、キャプチュード、更に逆さ押さえ込みに固めるなど反撃を開始。しかし代わった柴井にハラハラもみもみで押さえられ、エプロン際の肝子がルシィーワに奈落パワーボムを決めている間も宇座子は柴井からカウンター掌底を喰らい、再度ハラハラもみもみへ持ち込まれる。

更に圧倒してみせる柴井、高角度喉輪落としから3度目のハラハラもみもみ。カットに来た肝子も掌底で迎撃し、宇座子へダイビングセントーン。その後2度に渡って逆さ押さえ込みに捕らえられるも有効打は決めさせず、掌底ともみもみで再び流れを戻し、肝子へ交代させる。その肝子がこの流れを断ち切るべく超肉弾プレス、ベアハッグなど力技で押してかかるものの再三狙う雑巾絞りはエルボーで防がれ、最後に行われた激しいバック取りも制した柴井がダブルジャーマンで押さえ込んで3カウントを取った。団体内無敵タッグと言われたウザ・キモ、柴井の勢いには成す術無く世代交代を譲る結果となった。



−第3試合−

ウエッディ ○ジャガスキー vs 鏡子× 紀所

(22分35秒、シャウエッセン・イキデキヘン)

本来敵対関係と言えるジェネレーション・鏡子と武者逝・紀所による異色タッグ。予想通り両者の合体攻撃、連繋も見られることがなく、華軍チームにペースを譲られる展開。8分、ウエッディが紀所へリバーススイングDDTからエルパソ・ラッソ。この後もエルパソ・ラッソ、スプラッシュNo.1を決められるなど紀所にピンチが続いていくが、鏡子はカットに行かず。その後仕方なしに鏡子へ交代する。するとここから鏡子が袈裟斬りラッシュから鎌固めで逆襲、紀所がリングインした際にはデブイン→紀所がコーナーへ登るも先に鏡子が相手を起こし、譲るように降参アピール→紀所がポストを降りバックから高角度前方回転エビ→鏡子の必殺・自分も痛いフィギアフォーという、不思議な連繋(?)も飛び出す。

ここから吹っ切れたように積極果敢に攻める鏡子、交代を受けたジャガスキーとも打撃で渡り合うが、旋回式直下ブレーンバスター、直下式バックドロップ2連発、更に旋回式BBを喰らうなど投げで大ダメージを浴びる。しかしこのまま屈することなく袈裟斬りラッシュからドレミFat?ストンピングとも言うべき3段階で踏みつけるFat?ストンピングやモンゴリアンチョップで応戦する鏡子、更にバックを取ると想像を絶するブリッジの高角度タイガースープレックス。この頑張りを認め、紀所も積極的にウエッディを分断し、鏡子が場外で直下式バックドロップを決められれば救助へ向かう。

これを受け鏡子もパイプ椅子を持ち出しジャガスキーを殴打。リング内においても椅子で殴打する鏡子であったが、ジャガスキーの怒りに触れ、パンチラッシュからダイビングラリアットを浴びる。動揺することなく四股踏みからフィギアフォーを決める余裕を見せるがロープに逃げられ直下式バックドロップ、延髄斬りを喰らい、スクラップバスターからのシャウエッセン・イキデキヘンでたまらずタップアウト。敗れはしたものの紀所との意外な好連繋を見せた鏡子、これも策略通りなのか。



−第4試合−

○ザ・ビーナス vs メイ・ヒギンズ×

(13分41秒、青龍)

両軍の運命を決する一戦。どちらもこの試合で勝つことが優勝の絶対条件となる。まずは3分、メイが得意技の一つであるブルドッキングヘッドロック。対するビーナスはDDT、四の字を随所で出し2度目のブルドッキングを切り返すと6分ライトニングコンビネーション。更に2発目を決めてのリバースDDT、ハイキックで倒してのTCBと繋ぎ一気にリードを広げる。そして3発目のライトニングコンビを決めるとラ・マヒストラルでフォールへ。負けが許されない闘いだけに油断を見せずして攻め込むビーナス、カウント2.9にまで追い詰める。

負けられないのはメイも同様、このまま屈することなくコーナーへ押さえつけカーフブランディングを敢行し、場外へ投げ落とせばポストへ登ってのスレッジハンマーを投下。一旦はビーナスが場内に引き戻すが、メイがパンチのラッシュから再びビーナスを場外へ誘い、狙い済ましてのプランチャー。これが痛恨の誤爆となってしまうが、気にすることなく鉄柵へ激突させエルボーの連打。先に場内へ戻り手招きで挑発する。しかしこの後の場内戦ではバック取りを失敗し、浴びせ蹴り、ジャンピングネックブリーカーを決められるなどビーナスにペースを渡す展開に。

顔面の出血も見られ、背後から雪崩式に持ち込まれて超大技の危機に。これを浴びせ倒しでこらえ九死に一生を得たメイであったが、直後ビーナスがバックへ回り込み温存していた必殺・青龍へ。まさにリングのど真ん中という絶好のポジションで決まり、そのまま完璧な3カウント奪取。ビーナスの勝利により華軍が優勝のチャンスを残し、最終戦の魅軍vs彩軍に結果が委ねられた。




華軍:600pt(累計2200pt)  彩軍:100pt(累計1400pt)













−第1試合−

美龍 ×デブラ オゲレッツ vs 山田○ 後藤 マゼス

(31分34秒、背面式片エビ固め) 

美龍が魅軍の攻めの要となり、3ステージ連続でタッグを組むデブラと初めて組むオゲレッツも息を合わす。そのまま前半をリードしていくが、華軍も後半になればマゼスのEGD、後藤のユミコ・ラッシュが決まるなど互角な展開に持ち込み、途中場外戦で後藤が美龍からプランチャー、ドラゴンスープレックスを喰らうものの、場内戦では代わったマゼスが必殺・ラナ・ラプソディーを決め勝利のチャンス。ここは魅軍がカットに入り、6人入り乱れての混戦に。

するとこの間、美龍はエプロンへ戻ろうとした後藤の足を掴み断崖ドラゴンスクリュー→足四の字固め。場内ではオゲレッツがマゼスへ同じく四の字固めを決める。その後混戦が終わり、美龍がスモールパッケージ、ドラゴンSPと畳み掛けるがカットとロープに阻まれる。その後も混戦が再開され、山田がF優、オゲレッツが四の字を決めるものの勝負はつかず30分超の長丁場へ。デブラと山田の形振り構わぬ闘いが続く中、最後は山田がテキサスジャブ、ストンピングから渾身の力で押さえ込んで3カウントを奪った。



−第2試合−

×ロサ 飯野 vs ルシィーワ○ 柴井

(20分23秒、アイアンクロー)

ルシィーワがパワーで押した後、交代した柴井が長い時間に渡って魅軍チームを攻め込む。特に前回シングルでロサに敗れてることもあり、はらいせとばかりアッパー掌底を連打、交代した飯野に構わずハラハラもみもみを決める。魅軍2人が場外戦に誘い込むも両者喉輪落としで迎撃、その後の場内戦では走り込んでの掌底連打で飯野を苦しめ、ロサとルシィーワの戦局へ代わる。まずはルシィーワがジャックハマーで先制するが、ロサもヒップアタックやインソリタで反撃、混戦では柴井が掌底でロサに突っかかり、隙を見たルシィーワが飯野・ロサへ連続の毒霧。しかしロサもジャンピングネックブリーカーで立て直し走りこんでのウラカン・ラナ。

柴井がカットすると再びルシィーワが猛攻を開始、ジャックハマーでフォールするが飯野がカットに間に合う。そしてロサがお返しとばかり柴井へリバースフランケンを見舞い、華軍の両者を場外へ落としたが、場外ではルシィーワが飯野へジャックハマー、ジャイアントチョークスラム、場内では柴井がロサへハラハラもみもみを喰らわし形勢逆転。直後ルシィーワがロサを場外に落とし、柴井が追って掌底アッパー。戻ったロサがマヒストラルでルシィーワを押さえ込むがカットされ、ルシィーワがフィニッシュ宣言をしてる最中柴井がダイビングセントーン、そのままルシィーワがアイアンクローへ繋げギブアップを取った。



−第3試合−

○キートン 大森 vs ウエッディ× ジャガスキー

(22分31秒、PKO→片エビ固め)

これも宿命か、大森vsジャガスキーの闘いがタッグマッチで3度目の実現。以前に組んだこともありウエッディ・ジャガスキー組がスムーズに試合を運び、12分ウエッディが必殺・スプラッシュ No.1で大森をフォール。しかしその後大森も同じく必殺の玄武で逆襲、元祖STOからストレッチプラムも決めていく。対するウエッディも旋回式直下ブレーンバスターで返しジャガスキーへ交代。そのままリングに残るウエッディが高速バックドロップ、スパイラルボムも浴びせジャガスキーを後押しするが、大森は無理をせず交代。

そしてキートンがアメリカンパンチラッシュでジャガスキーを迎撃。ウエッディがカットに入ればジャガスキーもシャウエッセン・イキデキヘンでギブアップを迫り、ウエッディのアシストを受け再度イキデキヘンに持ち込む。混戦になると、今度は大森のアシストを受けたキートンが脇固めでジャガスキーを絞め上げ、3度目のイキデキヘンに持ち込まれれば再び大森がアシスト、これを受けキートンが必殺・PKOを2連続で炸裂させる。

場外に落とすと待ってたとばかり大森が踏み込み掌底、ストレッチプラムでジャガスキーをいたぶり、流れを掴んだキートンがジャガスキーを追撃、ウエッディへ交代させる。その後も優勢のキートンがウエッディへPKOを成功させ、ジャガスキーの迎撃に遭うもペースは乱さず、再び決めたPKOで3カウントを奪った。大森がジャガスキーに1勝を返した形だが、これまでの試合全て直接勝利は無いため決着はならず。両者の闘いはまだまだ続くと予想される。



−第4試合−

○大舞 慈美 vs ザ・ビーナス×

(15分03秒、ジャパニーズレッグロールクラッチ)

前半ペースを掴む慈美が6分のスモールパッケージに始まりダブルアームSPホールド、再度スモールパッケージと連続でフォールに行く。バックフリップで場外に落とせばコーナーに登りミサイルキックを投下。この後も普段のねちっこい攻めとは対照的に積極果敢に攻め込むが、ビーナスもスピードに乗った連繋で反撃し、9分大技ダークネス・バスター。四の字に固めると、その後再度ダークネス・バスターを決めておいてのTCB。解かれれば3度目のダークネス・バスターを炸裂させ、短時間で展開を五分にまで持ち込ませる。

そして突き放しハイキックからのフォールはカウント2.9。直後ミサイルキックを喰らうも再びハイキックからフォールし、これも後一歩の2.9。対する慈美はフォールを狙わずあえて足掛け腕固めによるギブアップ狙い。これをビーナスが凌ぐとダークネス・バスターからジャーマンホイップ、更に元祖フランケンシュタイナーからバックを取るが、待ち構えてたかのように慈美が前方回転エビで切り返し。一発逆転を狙ったがビーナスがカウント2で逃げ延び、TCBの体勢へ。

ギブは奪えなかったが即座にバックへ回り込んでのジャーマンホイップ、沸き上がる会場全体を見渡しフィニッシュへと取り掛かる。しかしバック取りをレッグスピンで切り替えした慈美、即座にジャパニーズレッグロールで再度の丸め込みへ。先程に続き意表を突かれた格好となったビーナス、これは返せず3カウントのゴング。ポイントで差をつけていた魅軍がこの試合の勝利により、更に優勝へ一歩近い存在となった。




魅軍:450pt(累計2000pt)  華軍:250pt(累計1600pt)













−第1試合−

カーゴ 鏡子 ×メイ vs キートン 飯野○ 慈美

(16分33秒、砂山ジャーマン) 

中盤、彩軍・鏡子が捕まり気味の状態。9分、同門のキートンが串刺しDDTから逆さ押さえ込み。ここは味方のカットに助けられ鏡子がメイに交代する。ここでWドロップキックを決めるなど息の合う鏡子とメイだが、場外戦に引きずり込まれペースを乱される。この間キートンは以前の鏡子同様に有刺鉄線バットを持ち出しカーゴを殴打。場外戦が終わったと思えば飯野が再びメイを場外に落とし、追ったキートンが串刺しDDTを決める。

場内では飯野が鏡子、カーゴを蹴散らし敵軍それぞれにダメージを追わせ、場内戦へ戻ればクルックヘッドシザース、ダイビングギロチンなどでメイを追い詰めていく。フィニッシュを狙うブリザードスープレックスは鏡子がカットに間に合ったが、直後に飯野の決めた必殺・砂山ジャーマンではカットに行く余裕なく、そのまま3カウントが入った。



−第2試合−

×小倉 宇座子 vs 美龍 デブラ○

(21分46秒、桃尻ドンブラコ)

前半有利に進めるのは同門タッグである彩軍チーム。13分、宇座子が美龍に対しキャプチュード、フック掌底を当てデブラへ交代させる。そのデブラもネックハンギングツリー、アバランシュプレスで宇座子へ反撃、4人での混戦が幾度と行われる。その後は小倉vsデブラの攻防が続き、デブラが袈裟斬りの連打を放てば小倉がジャンピングエルボーで対抗、バックを取るがデブラに防がれダイビングボディプレスを浴びる。デブラが自軍付近なのを見計らい肩車すると、美龍のスカイハイミサイルキック炸裂。

一歩リードを取った間のある魅軍チームだが、すぐさま小倉がアンぱにっしゅボムで返し、混戦では宇座子がデブラへ漬物石落とし、小倉が美龍へアンころボムを決め形勢逆転。着々とフィニッシュへ持ち込む小倉だが、一瞬のスキがあったか、その後デブラがカウンターの袈裟斬りチョップから走り込んでの必殺・桃尻ドンブラコへ。リング中央のためカットは充分届く距離だったがここで必殺を出されるとは思わなかったか、宇座子がカットに出遅れ3カウントを献上してしまった。



−第3試合−

×パティシエ 紀所 vs 大森○ オゲレッツ

(21分47秒、ストレッチプラム)

中盤、近距離での踏み込み掌底やフェイスバスターなどで流れを掴む大森が12分、紀所へカナディアンバックブリーカードロップ。交代を受けたオゲレッツも得意の四の字へ持ち込み、2人がかりの襲撃を受ければ無理をせず早い段階で大森に交代する。前回の反省からか、オゲレッツが大森と息の合ったチームワークを見せ、Wブレーンバスターで紀所を落とすとポストから場外へのダイビングボディアタック敢行。流れに乗り、代わったパティシエに対し大森が肩車フェイスバスターを決めていくが、パティシエも必殺・ベイクドパンケーキで反撃。

五分の状態となるがその後に大技を成功させたのは大森、2発目の肩車フェイスバスターからフォールを狙う。これは2で返されるが場外に落とし、オゲレッツとのWバックドロップ、Wブレーンバスターと連続のツープラトンで効率的にダメージを重ねると、場内戦でオゲレッツがパティシエにカミカゼボム。これに対抗すべくパティシエがロープ越しにオゲレッツをブレーンバスターで投げたが、死角を突いた大森が元祖STOで倒し、そのままストレッチプラムへ。これにパティシエがタップを告げ、魅軍が破竹の勢いで3連勝を決めた。



−第4試合−

○加成 肝子 vs ロサ・マリア・マルティネス×

(12分11秒、キモキモ・ロック)

この試合でも勝利を収めれば最終ステージを断然有利に進められる魅軍だが、そうはさせまいと彩軍・肝子がパワーでロサを押していき、5分台で早くも人間雑巾絞りを決める。更にパワーボムホイップ、リバーススプラッシュと技を重ねる肝子だが、ロサも随所でヒップアタックや正面飛びドロップキックを当てるなど充分に対抗しており、先程のフォールを返せばインソリタ、メキシカンストレッチに持ち込ませる。チョークスラムをサイクロンホイップに切り返しバックを狙うがこれは肝子が防ぎ、キモキモ・ロックへ。

ロサが耐え凌ぐとスイングDDTで再び流れを引き戻しに行ったが直後のバック取りは失敗、逆に2度目の人間雑巾絞りからヒップアタックでフォールに持ち込まれ厳しい状態に。しかしこれを2で返せばジャンピングネックブリーカーで再び反撃、インソリタで巨体を豪快に絞め上げていく。これを凌いだ肝子も超肉弾プレスからキモキモ・ロック、更に雑巾絞り、チョークスラム、セイバーアタックと立て続けに決め反撃を抑えると、ロサが逆転に賭けたバック取りも阻止。放り投げリストアップスラム、リストホイップと力を誇示する投げ2連発から3度目のキモキモ・ロックに持ち込み、堪らずロサがタップアウト。彩軍が最後で白星を返し全敗を免れた。




彩軍:300pt(累計1300pt)  魅軍:400pt(累計1550pt)



〜第2ステージ終了後の各軍累計武勲〜

魅軍:1550pt  華軍:1350pt  彩軍:1300pt













−第1試合−

ルシィーワ ○マゼス ウエッディ vs カーゴ 鏡子× メイ

(17分28秒、逆さ押さえ込み) 

チームワークでは上回っている感のある華軍、10分台にルシィーワがアイアンクローでメイを絞め上げる。対する彩軍も3人がかりでの太鼓乱れ打ちや、鏡子の低空ドロップキック→鎌固めなど工夫を凝らした攻めに転じるが、ウエッディに必殺スプラッシュ No.1でフォールされピンチの状態。ここは鏡子が2で耐え、カウンターのジャイアントキックで反撃もするが、攻め手である華軍・ウエッディが無理をせずマゼスへ交代。この判断が効を奏す結果となり、この後マゼスがアピールを交えつつ上段後ろ回し蹴りと一回転ドロップキックを連打でヒットさせ逆さ押さえ込みへ。彩軍の2人がカットに来たものの後一歩届かず華軍の面々に塞がれ、カウント3のゴングが鳴った。



−第2試合−

ビーナス ×山田 vs 小倉 宇座子○

(25分58秒、逆さ押さえ込み)

前回勝利したこともあってかビーナスが宇座子を標的に猛攻を展開。小倉への交代も構わずライトニングコンビネーションを2度に渡って決める。対抗意識を燃やす小倉もアンころボムと走り込んでのジャンピングエルボー2連発で仕返し。山田への交代も気にせずアンぱにっしゅボムを炸裂する。これに対して山田もフライングショルダーや火の玉ボムを放っていったがダイブ技の自爆を誘った小倉が必殺・アンくるっとホールドへ。これを凌いだ山田が餅つきパワーボムUでやり返すと、局面はビーナスvs宇座子に。まずはビーナスがライトニングコンビで先制し、小倉へも突き放しハイキック。山田のサポートを受けてTCBでギブアップに迫る。

劣勢が続いた宇座子だがこの後フック掌底と漬物石落としで逆襲、こんぴら山ジャーマンでフィニッシュを狙うが山田が絶妙のタイミングでカットに間に合う。ここでビーナスが交代。これに腰クネダンスで余裕を見せる宇座子だが、代わった山田に必殺・F優を喰らい一瞬にして大ピンチ。2で返したがフライングショルダーで追い打ちされるなど危機的状況。しかしその後にはキャプチュードで反撃し流れを戻しにかかると、逆さ押さえ込みでフォールの体勢。ビーナスのカットは小倉が防ぎ、3カウントのゴングを奪った。汚名返上を賭けた宇座子、辛うじて勝利を掴んだ。



−第3試合−

×後藤 ジャガスキー vs パティシエ○ 紀所

(27分23秒、逆エビ反り固め)

若干押している感のある華軍、13分にジャガスキーの大技・直下式バックドロップが決まる。ここから雪崩式パワーボムを狙いにかかるがパティシエが阻止し紀所へ交代。するとここから紀所が蟷螂乱舞、殺気身取り、トライアングルスコーピオンと立て続けに大技を繋げ猛反撃。これに交代した後藤も爆殺ミドル、飛び膝蹴りラッシュ、ダイビングフロントハイで対抗し流れを引き戻すが、ならばと紀所も北斗ボム、マヤ式ジャーマンで逆襲し五分の展開となる。そして交代したパティシエが必殺・ベイクドパンケーキを2連発。まけじと後藤もキックを繰り出すが、ワイルドボムホイップからフォールに押さえ込まれ危機に立たされる。

瀕死状態と思われる後藤だがこれを凌げば再びキックのラッシュが火を吹き、不屈の闘志を燃やす。スタンディングの踵落とし、ランニングの二段蹴り、カウンターの後ろ回し蹴りと尽きることなく多彩なバリエーションでキックを振り下ろし、怒りを買ったパティシエにコーナーで馬乗りナックルを浴びせられてもなお膝蹴り連打を叩き込んでいく。だが長時間リングにいるだけにスタミナの消耗は隠しきれなかったか、この後パティシエが自軍付近へ引きずり込むと首を掻っ切るアピールから豪快なギロチンドロップを落とし、えぐい角度での逆エビ反り固め。これにはたまらず後藤がタップし、彩軍が死闘を制した。



−第4試合−

○柴井 太呂香 vs 加成 肝子×

(12分56秒、ジャーマンスープレックス)

前回思うように攻め切れなかった柴井がこの試合、積極的に各種掌底を仕掛け先制する。6分にはカウンターの踏み込み掌底からハラハラもみもみ。勝利に飢えているのか、この後には腕ひしぎやスモールパッケージなど普段あまり用いないフィニッシュも狙いに行く。攻め込まれる肝子も必殺・人間雑巾絞りからヒップドロップでフォール、元祖・武者逝の意地を見せるがジャーマンで再びフォールを狙われる。ここは2で返すとベアハッグ、パワーボムホイップで反撃するがこの後バックを取り返した柴井が再びジャーマンスープレックス。

これも2で返す肝子にワンハンドチョークスラム、低空抱え式バックドロップ、人間雑巾絞りを一連で繰り出されるなど更なる反撃を許したものの、柴井の勢いは止まらず、高角度喉輪落としからのハラハラもみもみでやり返す。その後の胸張り手合戦でダウンを奪った柴井が片腕入魂アピールから掌底へ行くかと思いきや、3度目のジャーマンスープレックスでフォールへ。これが3度目の正直となったか、肝子に返す余力は無くそのまま3カウントのゴングが鳴った。




華軍:400pt(累計1350pt)  彩軍:300pt(累計1000pt)













−第1試合−

×キートン 飯野 慈美 vs ルシィーワ マゼス○ ウエッディ

(20分57秒、ラナ・ラプソディー) 

前半リードを進めるのは華軍。ウエッディが攻めの中心となり魅軍・キートンにダメージが蓄積される。劣勢の魅軍も後半になると飯野がブリザードスープレックス、クルックヘッドシザースでルシィーワを追い込み五分の展開に立て直す。すると華軍もルシィーワのチョークスラム、交代を受けたウエッディのニールキックなどで反撃、簡単には勝利を渡さない。

そしてキートンとウエッディの局面へ。前半のダメージが心配されるキートンだが、カウンターのカニ挟みから必殺・PKOを炸裂させ勝利のチャンスへ。ここはカットされたもののペースを掴み、交代を受けたマゼスへもPKOを決める。試合の主役へ躍り出たキートンだったが直後、マゼスがスピンキックからコーナーへ登り、必殺のラナ・ラプソディー敢行。ロープ付近だったが丸め込まれているため手を伸ばせないキートン、ここで惜しくも3カウントを許した。



−第2試合−

○美龍 デブラ vs ビーナス× 山田

(23分49秒、リバースドラゴンスリーパー)

バックへ回ってのニークラッシャーやカニ挟みなどテクニカルな攻めでペースを握るのは魅軍・美龍。全くスタイルの違うデブラとも息が合い、バックドロップ+ネックブリーカーの合体技も飛び出す。華軍チームもこれに対抗するがごとく合体パワーボムを決め、更にデブラを羽交い絞めにしてビーナスがハイキック。場外戦後に美龍が山田へドラゴンスープレックス、直後ビーナスがデブラへダークネス・バスターを放つなど、対抗心剥き出しの戦いに。

ビーナスが美龍の得意パターンでもあるドラスク→足四の字を決めれば美龍もスモールパッケージ2連発。そしてドラゴンスープレックスを敢行すればロープに逃れたビーナスも突き放しハイキックからTCBへ。技と技のぶつかり合いは尚も続き、美龍が場外へプランチャー。戻った直後、ビーナスが必殺・青龍。これはデブラがカットに成功、サポートを受けラストスパートへ向かう美龍がこの後、串刺し正面飛びドロップキックからリバースドラゴンスリーパーに持ち込むと、ビーナスがタップアウト。1対1の激しい接戦に終止符を打った。



−第3試合−

大森 ×オゲレッツ vs 後藤 ジャガスキー○

(27分25秒、シャウエッセン・イキデキヘン)

大森vsジャガスキーが再び実現。9分、大森がWブレーンバスターでジャガスキーを場外に落とすとジャガスキーも投げっ放しジャーマンで大森を場外へ。追う後藤が飛び膝蹴りラッシュ、爆殺マシンガンキックを撃ち込み大森がオゲレッツへ交代。この後カットに来た大森をコーナーへの激突で迎撃するジャガスキーだが、旋回式ボディプレス、カミカゼボムなどでオゲレッツに反撃され後藤へ交代。その後藤へもカミカゼボムを決め勢いに乗るオゲレッツ、ユミコ・ラッシュを浴びるもののジャーマンで持ち直し、場外へ落とすと大森が場外で玄武敢行。

その後に再び場外へ落とせばまたしても大森が玄武を決め、あえてジャガスキーの視線を反らす。致命傷ともいえるダメージを負った後藤だが屈することなく各種蹴りのコンビネーションやダイビングフロントハイを決めていき交代に成功。依然、攻め手を緩めないオゲレッツだが長時間リングにいる疲れもありこの後肩車フェイスバスターを連続で浴び、一旦は四の字に捕らえたもののツイスター、直下式バックドロップなどあらゆる大技を立て続けに喰らい危険な状態。

しかし大森からの勝利を望むジャガスキーを逆手に取りタッチはせず。これには業を煮やしたか、この後ジャガスキーがシャウエッセン・イキデキヘンで絞め落として勝利を奪う。結局今回も大森からの勝利はならなかった。



−第4試合−

○ロサ・マリア・マルティネス vs 柴井 太呂香×

(8分48秒、メキシカンストレッチ)

ラ・マヒストラル、前方回転エビ固めなどこの試合丸め込みも積極的に狙っていくロサが前半をリード。4分にはマヤ式ジャーマンで固め、バックブリーカーからコーナーへ登ってのトペ・コン・ヒーロを2度に渡って成功させる。更に必殺・デスヌカドーラからトルニージョプレスでカバー。これは2カウントで返されたが、鮮やかな連繋技の数々で観客を魅了する。一方の柴井も掌底を絡めつつ堅実に技を仕掛けていたものの今一つ乗り切れておらず、この後掌底アッパーのラッシュで倒したところを即座にメキシカンストレッチで押さえ込まれ、これの決まりが深く逃れられなかった柴井が早くもタップを告げる。ルチャが持つ空中殺法の華麗さと、一瞬で間接を極める恐さを見せつけたロサが完璧な形で勝利を掴んだ。




魅軍:450pt(累計1150pt)  華軍:250pt(累計950pt)













−第1試合−

鏡子 ×小倉 カーゴ vs 美龍○ キートン デブラ

(21分20秒、ドラゴンスープレックス) 

前回の憂さ晴らしか、開幕直後に鏡子が美龍を徹底的に攻め超肉弾プレスでカウント2を入れる。その後もバットを振り回すなど大暴れ、彩軍ペースの試合が続く。10分台、6人全員が場外戦に参加。カーゴが鏡子と共にキートンをいたぶりリングアウト勝ちを狙う。カウント18でキートンがリングに戻ったが、カーゴが必殺・アイボンスラムでまたも場外に落とし、再び6人がリング外へ。竹刀、パイプ椅子も飛び出す荒々しい空気となる。

これに怒りを覚えた魅軍もこの後同じく場外へ誘い、キートンがゴールデンレフトでカーゴを悶絶。逆にリングアウトの危機を迎えたカーゴだが19でなんとか戻る。しかし魅軍のペースは続き、小倉がデブラのパワーに捕まる。打破すべくまたしてもリングアウト作戦に出た彩軍だったがデブラがカーゴ・鏡子を蹴散らして阻止、交代した美龍が雪崩式トップブレーンバスターから伝家の宝刀・ドラゴンSPを鮮やかに決め3を奪った。



−第2試合−

パティシエ ×宇座子 vs 慈美○ ロサ

(26分11秒、前方回転エビ固め)

13分、宇座子が慈美へキャプチュードからこんぴら山ジャーマン。その後もキャプチュード3発から再びジャーマンを決めるなど圧倒的にリードする。危険な状況の慈美だったがロサに交代成功。するとここからロサがやられた分を取り返すべく奮闘、ジャンピングネックブリーカーから駆け登りボディアタック。交代したパティシエから頭掴みラリアットを喰らうもののすぐに持ち直しトルニージョプレス。宇座子に対してもこの技を決めるなど、前半の劣勢を見事に取り返す活躍ぶりを見せる。

しかし宇座子もこんぴら山ジャーマンで逆襲。パティシエがワイルドボムホイップでアシストし、宇座子がバックの取り合いから漬物石落とし。交代した慈美へもフック掌底の連打から卍固め、再びリードを取り戻したかに見えたがバックを取った瞬間、慈美が起死回生の前方回転エビ固め。パティシエがリングにいたもののこれに気付かず自軍へ、そのまま3カウントが入った。



−第3試合−

×肝子 メイ vs 飯野 大森○

(15分31秒、玄武→体固め)

飯野が先輩・肝子にひるむことなく正面から応戦、代わった大森も各種投げ、寝技を的確に決め試合をリード。この試合肝子が不調、パートナーのメイはテキサスバックブリーカーを2度に渡って決めるなど動きは悪くなかったが、12分に大森から元祖STOを浴びせられ、交代を受けた肝子も元祖STOからストレッチプラムを決められる。

敵軍2人が束になろうとも全く寄せ付けない大森、この後にはエプロンへ放り投げての奈落喉輪落としも敢行、15分台に必殺・玄武からカバーへ行く。ロープ付近であったが失神状態の肝子がロープを掴めず、ダメージの大きいメイもカットに行くことができずここで3カウントが入った。



−第4試合−

○紀所 伊代 vs 熟女仮面 オゲレッツ×

(11分30秒、小包固め)

3連勝の勢いに乗り、オゲレッツが前半をリード。7分、紀所にノーザンライトボムを喰らうもカミカゼボムでやり返す。が、直後に紀所から殺気身取り→トライアングルスコーピオンという連繋を浴び、不穏な空気が漂い始める。更に大技ラッシュを仕掛ける紀所、ジャンピングツームストンからミステリオ・ラナでフォール、踊る余裕も見せておいてムーンサルトプレス。

これでも終わらずココナッツクラッシュからムーンサルトアタック、北斗ボムからトライアングルスコーピオンと、練習台にしているかのように次々持ち技を披露する紀所。もはやオゲレッツ勝機を失ってしまったか、グラウンドへ持ち込んだ後カミカゼボムを狙うものの小包固めに切り返されて、3カウントを取られた。これで第1ステージ全ての試合が終了、全軍同点という結果で次ステージへ突入する。




彩軍:300pt(累計700pt)  魅軍:400pt(累計700pt)



〜第1ステージ終了後の各軍累計武勲〜

魅軍:700pt  華軍:700pt  彩軍:700pt













−第1試合−

ルシィーワ ×柴井 山田 vs 鏡子○ 小倉 カーゴ

(24分12秒、モンゴリアンチョップ→両手押さえフォール) 

開幕直後、ルシィーワがターゲットと見た鏡子へ猛スパートで攻め込み交代させる。これ以後華軍チームのペースが続くが、鏡子が受けたダメージを補うべく小倉とカーゴも奮闘。そしてその間回復した鏡子、エプロンから突如有刺鉄線バットを持ち出し殴打。バットを下に置いてのデブインも決める。ここから流れが変わり、終盤は鏡子のFat?ストンピングと柴井のしばき掌底による打ち合い。フォールを積極的に狙ったのは柴井であったがポジショニングが悪く相手パートナーの襲撃を浴びる形となり、動揺を誘った鏡子がモンゴリアンから押さえ込むと3カウントを奪った。



−第2試合−

後藤 ○ビーナス vs パティシエ 宇座子×

(21分36秒、背面式片エビ固め)

11分、ジャンピングボムでまず最初に大技を決めたパティシエ。喰らったビーナスはここで無理をせず後藤へ交代。するとその後、カットに入ったビーナスがお返しとばかりにダークネス・バスター。ここから波に乗る後藤も飛び膝蹴りラッシュ→ダイビングフロントハイキック。一気に終盤戦の様相を呈し、宇座子がキャプチュードとフック掌底を連打、バック取りは後藤がオーバーヘッドで防ぎビーナスへ交代。宇座子を倒すと、ここで二人が同時にアピールを披露。負けじとこの後パティシエ・宇座子も同時アピールするも、後藤が二人をハイキックで一蹴。

続いてビーナスが必殺・青龍でフォール。これはパティシエがカットすると、宇座子も必殺・漬物石落とし。フック掌底連打から剃刀ブレーンバスターでカバーしたが、敵軍に近く後藤がカット、パティシエを分断してる間ビーナスが余力を振り絞る執念の背面式片エビ固めへ。するとこれを宇座子が返せず、“S”タッグがこの試合も勝利を決めた。



−第3試合−

○ウエッディ ジャガスキー vs 肝子 メイ×

(21分45秒、スパイラルボム)

パワーファイターが並ぶ中唯一飛び技を使いこなすウエッディが7分、肝子へシャイニングケンカキック。ギロチンピースクラッシャーなどを繋いで雪崩式へ持ち込むと、危険度Aクラスの雪崩式リバースフランケン敢行。思わぬ大ダメージを負った肝子が倒れ込むようにメイへ交代する。この後はジャガスキーがペースを握り、肝子へ直下式バックドロップを決めた直後メイへクロスアームサンダーファイヤー。容赦なく大技を浴びせ続けていきこの後もシャウエッセン・イキデキヘン、投げっ放しジャーマン→ウエッディの高速バックドロップという非情な連繋。

耐え続けるメイも勝利を諦めず、テキサスバックブリーカーや直下式ブレーンバスターを決めていくが差は縮まらず、華軍の2人がもて遊ぶように小憎たらしい連繋や場外戦を織り交ぜていく。それでも必死に食らいつくメイ、肝子のサポートを受けつつ決めた必殺・メイズスパイクで逆転勝利に賭けたが3はならず、ウエッディのスパイラルボムに沈んだ。



−第4試合−

×マゼス・ミリル vs 紀所 伊代○

(15分06秒、高角度前方回転エビ固め)

前大会でタッグを組んだ者同士による対決。予想通り空中戦が繰り広げられ、マゼスがローリングギロチンを投下すれば紀所がサマーソルトドロップ。この後紀所が北斗ボムを何度も狙うがマゼスが全てかわし、バックへ回って前方回転エビ固め。これを2で返した紀所がすぐさま駆け登りムーンサルト。この後は蟷螂乱舞、ムーンサルトアタック、トライアングルスコーピオンと大技を惜しみなく出す紀所と、バックを取っての回転エビにこだわるマゼスの攻防が続き、スイングDDTから再びマゼスがバックへ。

しかし紀所が切り返し自らバックを取り、オゲレッツに続いてお株を奪う回転エビ固め。これは2で凌いだマゼスだが、踵落としから再び回転エビに持ち込まれると、ここで非情の3カウントゴング。またしてもマゼスが自らの得意技で敗れ去った。




華軍:300pt(累計700pt)  彩軍:400pt(累計400pt)













−第1試合−

美龍 ×キートン デブラ vs ルシィーワ○ 柴井 山田

(26分10秒、アイアンクロー) 

今回6人の中で最も存在感を見せていたのは華軍・山田。技と技との絶妙な間で各種派手なアピールを決め声援を集める。柴井とのコンビネーションもぴったり合い、優勢なペースで終盤戦へ。この後劣勢を変えるべく魅軍・キートンがリバースツームストン、ゴールデンレフトなどの技を仕掛けつつ自軍付近での闘いを保持しその差を埋めにいく。五分になりつつあったが華軍が冷静にタッチワークで繋いで危機を作らず、キートンのスタミナ消耗を誘うと、最後はルシィーワがアイアンクローを決めてギブアップ勝利。華軍が先手を取った。



−第2試合−

慈美 ×ロサ vs 後藤 ビーナス○

(28分55秒、TCB)

先に大技を仕掛けていったのは華軍・ビーナス。突き放しハイキックからミサイルキックへ繋ぎ、すぐさま肩車で担ぎ上げてのスカイハイ・フロントハイキック。同門タッグということもあり2人の息がぴったり合う。更にダークネス・バスターも決め一気にリードし、その後にはビーナスの必殺・青龍、後藤の必殺・ユミコ・ラッシュも炸裂。尚も多彩なバリエーションの後藤の蹴りが猛威を振るう。

いつフィニッシュしてもおかしくない状況だが、魅軍の2人もそれぞれ切り返しや丸め込みを駆使して阻止、粘りに粘る。そしてロサが走り込んでのウラカン・ラナで逆転勝ちを狙うが3は入らず、その後再び後藤の蹴りが襲い、最後はビーナスがTCBに絞め上げてギブアップを取った。



−第3試合−

×飯野 大森 vs ウエッディ○ ジャガスキー

(22分33秒、フランケンシュタイナー)

互いに希望していた大森とジャガスキーの対決がここで実現。11分大森が必殺・玄武から肩車フェイスバスターという顔面潰しラッシュをウエッディに決めリードを取る。交代したジャガスキーへも玄武、ストレッチプラムと繋ぎ更に優位に立つが、ウエッディの好アシストを受けてここから反撃に出るジャガスキー。シャイニングケンカキック&垂直落下式バックドロップの競演からシャウエッセン・イキデキヘン。

その後砂山ジャーマンからフォールを決められるが交代して危機を逃れると再び華軍ペース。ウエッディがファイナルカット、スパイラルボムなどスピードに乗った技で攻め込み、最後はリバースフランケンからのフランケンで飯野から3カウント。華軍が3連勝を決めた。



−第4試合−

○熟女仮面 オゲレッツ vs マゼス・ミリル×

(19分06秒、高角度前方回転エビ固め)

これといって派手な技を見ることなく迎えた終盤戦。オゲレッツが何度も足四の字固めに持ち込んでじわりじわりと相手のギブアップを待つ。このペースを断ち切るべくマゼスも、延髄斬りなどをスピーディに当てEGD(エレガント・ゴシック・ドライバー)、高角度前方回転エビ固めといった得意技でピンフォールを狙いに行く。しかし受けにも余裕が感じられるオゲレッツ、四の字を続けるかと思われたところであえて相手の得意技である前方回転エビ固めに捕らえ屈辱的な3カウントを取った。魅軍が最後で1勝を返し、大幅な得点差を防いだ。




魅軍:300pt(累計300pt)  華軍:400pt(累計400pt)