星野「プロレスファンの皆様こんばんは!今回も実況は伊智アナに代わりわたくしテレビ暁・星野がお送りしています!さあ金川さん、いよいよこれからエクストリームカップ’07が開催されますけども、我々も期待と緊張がまさに極限状態にまで達してますよねー!」

PK金川「そうですねー、このエクストリームカップという大会はもともとイチヒロCEOが毎年恒例のリーグ戦という名目で始めたわけなんですけど、あのミッキー谷元オーナーがですねー、この団体の権限を持っていた時にエクストリームカップの開催を帳消しにして、その代わりにm&a’sというリーグ戦を新たに立ち上げましたよねー。ところがそのミッキー谷オーナーが退任して、イチヒロCEOが元の権力を取り戻した。そしてエクストリームカップを今年も開催に至ったわけで・・・」

星野「それでは時間が来ましたので選手紹介に移りたいと思います!今大会、他団体からはどのような面々が顔を揃えるのか、非常に楽しみですよねー。」

PK金川「(話最後まで聞いてくんないかなーテレ暁のアナ・・・。)まあ掲示板の方では前大会に出場した忍選手のアピールもありましたからねー、やはり恒例のシングルリーグ戦ということで、各団体もトップクラスの強豪をぶつけてくるんじゃないかと予想されますよねー。」










「"S"(Alice)」
オーナー:sardine氏





秋沢 美緒

ニックネーム: ブラックインパルス
必殺技: ヴァーミリオンスパロー(朱雀)
(ブラックカイザーボム)
得意技: フック
朱雀・裏
(ゆきぐにドライバーβ)
チキンウイングフェイスロック
フィッシュストレッチスリーパー





レッド・ステート

ニックネーム: 赤い悪魔
必殺技: エクセプション
(タイガースープレックス’85)
得意技: ショーンキャプチャー
(飛びつき前方回転裏膝十字固め/立ち)
ショーンキャプチャー
(飛びつき前方回転裏膝十字固め/走り)
コンプリートダスト
裏足四の字固め






ザ・ミスティ

ニックネーム: ヒールタスクマスター
必殺技:
(涅槃)
得意技: ティルトスラム
ダブルアームホイップ
振り子式ダイヤモンドカッター
チキンウィングスープレックス





Lynn Minmay

ニックネーム: No Limit!
必殺技: Xiao Pai Long
(ドラゴンスープレックス)
得意技: Melody
(スクリューハイキック/立ち)
Melody
(スクリューハイキック/走り)
0G Love
(カンクーントルネード)
"D"
(ダブルリストアームソルトホールド)






星野「"S"(Alice)からはこの4名が出場。1人目はその実力は誰でも認めるところのDarkness過激派リーダー・秋沢美緒選手。2人目は現在秋沢の軍団で共闘中のマスクウーマン、PXFリング初登場のレッド・ステート選手。続いて3人目はETWUでミス・スペンサーの名で出場し、現在はヒールとしてEne-mmieに所属しているザ・ミスティ選手。最後の4人目はこちらも初登場、AliceジュニアチャンピオンのLynn Minmay選手です。金川さん、PXFではお馴染みの選手そして初めて見る選手も同時に顔を揃えていますよねー。」

PK金川「えー、秋沢選手は既にETWで2度に渡り出場しているんですが、意外にもシングルの興行は今回が初めてになるんですよねー。どちらかというと短期決着が得意の選手なんで、試合時間がキモになるこのリーグ戦でどういった影響があるのか、注目どころになると思います。レッド・ステート選手、このリングでは初めてになるんですけども確かな実力を持っている選手ですからねー、ここで一気に知名度を上げるチャンスと見ているんじゃないですかねー。

そして3人目のミスティ選手、ETWUではレイ選手とタッグを組んで秋沢・大森組に惜しくも敗れてしまったんですが、この大会では一騎打ちが出来るということで、密かに逆襲も狙っているんじゃないかと思いますねー。最後のMinmay選手、ジュニアのチャンピオンということでですねー、他3選手とまた一味違った華麗な闘いで、風を吹かせてくれるんじゃないですかねー。」


星野「ありがとうございました。続いてFAWPの出場選手です。」










「FAWP」
オーナー:式神屋氏





美龍(メイロン)

ニックネーム: チャイニーズドラゴン
必殺技: ドラゴンスープレックス
得意技: ドラゴンスクリュー
ドラゴンスリーパー/バック組み
足四の字固め
リバースドラゴンスリーパー
(フィッシュストレッチスリーパー)






星野「FAWPからは前回、前々回などに続いてこの大会も美龍(メイロン)選手が出場に名乗りを上げましたー。美龍選手といえばですねー、先程も話に触れましたm&a’sで優勝を果たしていまして、その後のサザンクロス・セカンドにおいても予選個人ランキングでトップになっているんですよねー。ですからこういったシングルの興行に関しては相当な自信を持っているんじゃないですかー?」

PK金川「今やFAWPの顔といった存在になってますよねー。12名が1つのリーグで争うこの大会の中でですねー、美龍選手の持つレスリングスタイルが、ルールに有効に作用していくんじゃないかと、僕は見ていますねー。」

星野「では他団体選手の紹介が終わったところで、PXFの出場選手の紹介を見ていきます。今回はイチヒロCEOがVTRに登場して解説をしています。」












CEO「どうも僕です。今回も開催に伴って選手紹介ページを更新していますんで、出場選手を見る前によければご参照ください。プロローグに出てきた平成脂身軍、勢力拡大のリコンの他にもP2Pの新メンバーや、阪田の活躍に刺激を受けスタイルを一新した白越あんなども載っています。大会で披露できる保障が無いのでここで言っておきました。

では本題です。今回PXFから出場する選手は合計7名。まずはプロローグで大暴れした少数派の超・熟女怪人モウバーサンを無条件にエントリーとする。そうしないと、団体を転覆されちゃうので。残りの6名は、こちらの独断・偏見無しに、団体所属選手の大部分が参加できる32人制のトーナメントから選出する。残念ながら完全に全員を枠に入れることは出来なかったので、本職の忙しいジェニー・エースと前大会で失態を演じたデーブ・ポチャット・デブラ、最近行方不明になっている選手は除外させてもらった。

そしてそのトーナメントで準決勝まで進んだ4名が今大会出場の権利を得られる。更にベスト8まで進んだ残りの4名からも、ベスト8同士でのシングル戦を行い勝った2名が今大会出場となる。ではこの度出場を果たした7名を見てもらおう。」











トーナメント・優勝 凄井 宇座子 (すごい うざこ)

ニックネーム: 四方八方不美人
必殺技: 漬物石落とし
(地獄バックドロップ)
得意技: こんぴら山ジャーマン
(高角度ジャーマンスープレックス)
ウザガルト・クラウジョン
(エメラルド・フロウジョン)
キャプチュード
フック掌底

旧団体時代から最強熟女集団「武者逝(ブシャイク)」というユニットでトップに居座っているPXFのエース。女子プロ界屈指の破壊力のバックドロップ、ジャーマンの使い手で、合間の腰クネダンスは「ウザい」の一言。交流戦では負けが多くその度世代交代が叫ばれるが、強烈な存在感は未だ他の追随を許さない。






トーナメント・準優勝 宝条 美子 (ほうじょう みこ)

ニックネーム: 美しきお嬢
必殺技: 美人薄命
(オレンジクラッシュ)
得意技: シュバイン
マッドスプラッシュ
ダイビングヒップアタック
ジャンピングヒップアタック

麗子と同様に若返りの薬を飲んで往年の美貌を取り戻した元・美式お浄。得意のヒップアタックには躍動感が溢れ、自称・デカジリ美人コンテスト優勝も本当の事のように思えてきた。かつての姿がギミックであれどうであれ、乙女&お嬢コンビが日本人選手の活躍に明るい未来を灯す事をファンは望んでいるはず。






トーナメント・ベスト4 ヤハリ・ビールト・ジャガスキー

ニックネーム: ジュクジュクジャーマニー
必殺技: シャウエッセン・イキデキヘン
(バッファロースリーパー)
得意技: サンダーファイヤーパワーボム
クロスアームサンダーファイヤーパワーボム
雪崩式サンダーファイヤーパワーボム
(雪崩式パワーボム)
垂直落下式バックドロップ

負けん気の強さとパワーで他流戦でも抜群の成績を収める実力者。プライドが高く、待遇が気に入らなければオーナーにも宣戦布告。団体を混沌とした渦に巻き込み、遂には自らがオーナーに成り上がってみせた。その後も発言と行動を伴う活躍で団体トップの地位を確立し、リングの中心人物となっている。






トーナメント・ベスト4 紀所 伊代 (きしょ いよ)

ニックネーム: 飢えたカマキリ女
必殺技: 双風鈴(ダブルフリン)
(亡霊クラッチ)
得意技: ドラゴンスープレックスホイップ
ノーザンライトボム
トライアングルスコーピオン
ムーンサルトプレス

団体随一の空中殺法の使い手であり、多くの男をカマキリのごとく食べた経歴を持つ。しかし離婚経験は3度又は4度だとか。宇座子、肝子と行動を続けていたが、ある日突如として阿峰と自称・セクシーユニットを結成。乱入・襲撃はおろか観客へのセクハラ行為まで及び、キショさを全面に押し出している。






トーナメント・ベスト8 加成 肝子 (かなり きもこ)

ニックネーム: ブタ小屋の番人
必殺技: 人間雑巾搾り
(チョークスリーパー/バック組み)
得意技: キモキモ・ロック
(リバースバイパーホールド)
餅つきパワーボム
スーパーヘビー・ダイビングボディプレス
ベアハッグ

団体随一のパワーファイター。その豊満なボディから繰り出される規格外な力技の数々は男子レスラー顔負け。旧団体時代から変わらず最強と恐れられている宇座子とのタッグ“ウザ・キモ”はまさに敵無し。円熟味さえ漂わし、何度も牙城を崩そうと敵が現れては完勝で追い払っている。






トーナメント・ベスト8 ジョルジョリ・ノヴァ・リカーン

ニックネーム: ジュクジュクフランソワー
必殺技: メモワール・メガマワール
(マンモスバスター)
得意技: グルグール・モナムール
(ターボ・ドロップU)
クロスアームスープレックス
フェニックススプラッシュ
飛びつき前方回転エビ固め/走り

実家は床屋でバリカンで剃るのが好きなことからこの名前に。同志のジャガスキーに対し自身目立った活躍が無く嫉妬していたが、交流戦で孤立無援となったジャガスキーにチームの再結成を呼び掛けると、かつてない自信に満ち溢れたファイトを展開。現在は打倒ジャガスキーを掲げ政権交代の野望を持っている。






無条件大会出場 超・熟女怪人 モウバーサン (ちょう・じゅくじょかいじん もうばーさん)

ニックネーム: 超高齢化生命体
必殺技: スタスタ・ドン・スタスタ・ド〜ン
(ターンバックオクラホマスタンピート)
得意技: ハイアングルチョークスラム
シュタイナースクリュードライバー
垂直落下式リバースDDT
大車輪喉輪落とし

オゲレッツ達の天敵役として登場、コスチュームの不恰好さはリングで1,2位を争う。レスリング志向なオゲレッツ達とは正反対に直下式系の技を好んで使い、典型的な現代スタイルで純プロ思想を真っ向から潰そうと考えている。という設定らしい。シーク小山の軍団入り以降、名前に超が付き技のエグさを増した。











星野「金川さん、顔ぶれを見ますと割と順当にですねー、トップどころのメンバーが勝ち残った感じがしますけども。」

PK金川「えー、世代交代、新時代の波がこれだけ叫ばれる中でですよー、団体設立時からトップの座を守ってきた武者逝の2人やジャガスキーが圧倒的な存在感、格の差をここで見せ付けて勝ち残りましたよねー。優勝した宇座子、若手の台頭ですっかり存在感を消して背水の陣でこのトーナメントに臨みましたけども、予選では魔っ茶から勝利、準決勝ではジャガスキーを惨敗させるような勝ち方で決勝に進んだわけですよ。そして若手の美子を蹴散らして当然の如くの優勝。

肝子もですねー、準々決勝で宇座子に破れましたけども、負けじとベスト8の試合を勝ち残って出場を果たした。肝子と言えば、宇座子とのコンビでこれだけ実績を持ちながらもですねー、シングルの交流戦が実はこれが初めてになるわけですよー。これまではイチヒロCEOが強過ぎるという理由で敬遠して出さなかった。しかしここに来て遂に出場を認めたわけですよね。

そして紀所もですね、最近イロモノ路線に転向してかつての強さを失ったとまで言われましたけども、トーナメントでは本来持つ武者逝流の強さを発揮してかつての盟友ウザ・キモに並びましたよねー。これに団体トップのジャガスキーも続くわけですけども、準々決勝ではライバル・宇座子に攻め込まれて勝利を奪われている。このまま黙っていられませんよねー。更にそこに、新政権を目指すジョルジョリも加わった。

そんな中で只一人若手勢から出場を決めたのは宝条美子。まだ交流戦では馴染みの無い名前ですけども、トーナメントではなんとですねー、あの尾伴、慈美、ジョルジョリ、紀所を破って決勝のリングまで進むという大快挙を成し遂げたんですよ。その決勝でも宇座子を後一歩まで追い詰めた、これはもうPXFの新エース誕生と言っても過言じゃ無いわけですよね。

まあ出場の方は以前からのトップどころの選手中心となりましたけども、トーナメントの予選の方では若手勢の中で貴澄がルシィーワから金星、そしてピザァ・マンダも舞多から勝利を奪取していますからねー、やはり確実に団体には新世代の波が押し寄せていますよねー。」


星野「では最後にリーグ戦の組み合わせを見てみましょう。大会は1リーグ制ということで、抽選会は行わずそのまま出場選手12名が以下の様に配置されました。」











宇座子 美子 ジャガスキー 紀所 肝子 ジョルジョリ モウバーサン 秋沢 レッド ミスティ Minmay 美龍
凄井 宇座子 最終日 10日目 9日目 8日目 7日目 6日目 5日目 4日目 3日目 2日目 初日
宝条 美子 最終日 5日目 10日目 4日目 9日目 3日目 8日目 2日目 7日目 初日 6日目
ヤハリ・ビールト・ジャガスキー 10日目 5日目 4日目 9日目 3日目 8日目 2日目 7日目 初日 6日目 最終日
紀所 伊代 9日目 10日目 4日目 3日目 8日目 2日目 7日目 初日 6日目 最終日 5日目
加成 肝子 8日目 4日目 9日目 3日目 2日目 7日目 初日 6日目 最終日 5日目 10日目
ジョルジョリ・ノヴァ・リカーン 7日目 9日目 3日目 8日目 2日目 初日 6日目 最終日 5日目 10日目 4日目
超・熟女怪人 モウバーサン 6日目 3日目 8日目 2日目 7日目 初日 最終日 5日目 10日目 4日目 9日目
秋沢 美緒 5日目 8日目 2日目 7日目 初日 6日目 最終日 10日目 4日目 9日目 3日目
レッド・ステート 4日目 2日目 7日目 初日 6日目 最終日 5日目 10日目 9日目 3日目 8日目
ザ・ミスティ 3日目 7日目 初日 6日目 最終日 5日目 10日目 4日目 9日目 8日目 2日目
Lynn Minmay 2日目 初日 6日目 最終日 5日目 10日目 4日目 9日目 3日目 8日目 7日目
美龍(メイロン) 初日 6日目 最終日 5日目 10日目 4日目 9日目 3日目 8日目 2日目 7日目





星野「いんや〜金川さーん。リーグ表とんでもないことになってますねー。」

PK金川「選手にとって、途方も無い闘いが続くわけですよねー。最後まで気力を保ち続けるのは非常に難しいわけですけども、それが出来る選手だけが大会を制覇する資格があるわけですよ。」

星野「PXF交流戦史上最大のスケールで展開されるリーグ戦、エクストリームカップ’07。私も某メジャー団体のジュニアリーグ戦同様楽しみにしてまいりたいと思います。司会はわたくしテレビ暁・星野、解説にPK金川さんを迎えお伝えしました。開催までごきげんよう、さよならー。」