<決勝トーナメント>
−第1試合− | ||
ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン | VS | メイ・ヒギンズ |
リーグ戦を首位で終えた者同士による準決勝戦。前半はメイが押し、フロントスープレックスホイップを効果的に使い相手を場外に落としての呼吸回復もこまめに行いつつ、ローリングクレイドルやロデオクラッチも繋げて更にリード。対し久々の大舞台ということでの緊張からか、この試合動きが硬くあまり有効打が出ていないフケテンネン。バック取りは回り込んだものの、そこをメイが再びバックに回り込んでメイズスパイク炸裂。これはフケテンネンが必死に2で間に合わせたが、その後ロデオクラッチの連打に追い込まれ、ローリングクレイドルによるフォールを返せず無念の3カウント。PXF勢がここで全て沈み、決勝は他団体同士による対戦となった。
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−第2試合− | ||
ザ・ビーナス | VS | レイコ・コブラ |
準決勝第2試合は"S"(Alice)の同門対決。試合前半、ビーナスは高速ドラスク、低空ドロップキックといった脚への攻めを集中させ、コブラは各種打撃やDDTを重ね、ハイマン蹴りから足掛け式スイクルデスをヒット。その後ビーナスがダークネス・バスターを狙った場面でも回避してハイマン蹴りを放ち、フックで倒してデスサイズへ。更に串刺し式シャイニングウィザードを2連発で当てドラゴンスープレックスでフォール。ビーナスもこれを2で返した直後ダークネス・バスターを成功させ、2度目のデスサイズを解いた後もすかさずバックへ回っての青龍。必殺には必殺で返し、この後もジャンピングネックブリーカーからの背面式片エビ、ラ・マヒストラルと連続でフォールを狙い形勢逆転。かと思いきや、先に起き上がったコブラが裏拳をぶち込んでいき、両手挑発アピールから走り込んでフラッシングエルボー。即座にそのまま踏みつけてフォールすると、先程の攻め疲れもあるのかビーナスが返すタイミングを取れず、3カウントのゴング。コブラが同門対決を制し、決勝でメイとの再戦に臨むこととなった。
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−決勝戦− | ||
第1試合の勝者 | VS | 第2試合の勝者 |
決勝戦はBブロックを1位、2位で通過した2人による再戦。メイへの借りをコブラが返すことができるか。ブルドッキングを2連発で決め中盤からリードを取りつつあるメイ、コブラを場外に落としてのプランチャも敢行し、場内へ戻った後にメイズスパイクを成功。2連発目を狙ったところはコブラが投げで切り返したが、メイがフロントスープレックスホイップから再度試みるとこれは成功。窮地に立たされたコブラ、これは2で凌ぎフックを当て、途中ブルドッキングなどを喰らうもダイビングニードロップ、串刺し式シャイニングウィザードと繋げて逆襲。しかしメイのパンチに倒れロデオクラッチに持ち込まれて再びピンチとなり、これは意地で耐えるもブレーンバスターは失敗。ここからメイがバックを取ると、スレッジハンマーを間に挟んでこの日3発目のメイズスパイク。ここまで粘ったコブラに駄目押しの一撃を与え、大会優勝を告げる3カウントのゴング。最終戦での両者の試合と同じフィニッシュ、ほぼ同じ決着タイムでメイが再戦も勝利し、念願の交流戦初優勝を成し遂げた。
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−3位決定戦− | ||
第1試合の敗者 | VS | 第2試合の敗者 |
古くからの交流戦経験を持つ2人が再び激突。この日前半から優勢なのはビーナス、フックをスタンディング、ロープカウンターで数発当てていき会場全体を見回すアピールからムーンサルトプレスを投下。その後もダークネス・バスター、TCB、ブラックライトと得意技を惜しみなく繰り出し2度目のムーンサルトプレス。勝負が決まってもおかしくない状況の中、これを2で返しその後のダークネス・バスターからのフォールも2.9で粘ったフケテンネンだが、もはや燃え尽きてしまっているのかここまで張り手や寝技を返すのが精一杯。攻め疲れを見せることなくビーナスがトペ・スイシーダなど魅せ技も披露し、高速ブレーンバスター→後頭部低空ドロップキック→ラ・マヒストラルと流れるようなコンビネーションでフォールに持ち込んで余裕の3カウント奪取。ビーナスが前回の借りを返し、大会3位入賞を果たした。
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<最終日・Aブロック>
−第1試合− | |||||||||||
(7000pt) ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン | VS | クリスティ・ディオール (6100pt) | |||||||||
クリスティの決勝進出条件は累計ポイントでフケテンネンに次ぐ2位になること。序盤から早いペースで技を仕掛けリードを狙うが、中盤から攻勢に出てきたフケテンネン、最初に大技オリンピックスラムを決めた後高角度タイガースープレックス、ラックボトムなども繋げ一気にラッシュ。これを凌ぐとクリスティもワインレッド・セレナーデを今大会初めて成功させ人工衛星ヘッドシザースを連打。流れが傾くも、フケテンネンが張り手で倒してのフロッグ・スプラッシュを飛距離充分で決めていき、これが3カウント。フケテンネンがきっちり最終戦を勝利で終え、ポイントも満足のいく内容でアドバンテージを得た。
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−第2試合− | |||||||||||
(5700pt) 威牙栗 秋子 | VS | 美龍(メイロン) (6300pt) | |||||||||
両者の決勝進出条件はまずここで累計ポイントを8000pt以上にし、後のビーナス、森田を上回ること。しかし相手を潰すことにしか興味が無いのか、威牙栗が序盤から顔面への厳しい攻めを展開。美龍もSTF、ドラスク→四の字といった持ち前のグラウンドテクニックを見せるも、場外戦で沈めちゃいました!!、抜いちゃいました!!を立て続けに喰らい大きなピンチ。その後再びドラスク→四の字を決めていくも、威牙栗がリバースフェイスバスター2連発などで有利な展開を保ち、剥いじゃいました!!に持ち込みギブアップを奪取。決着タイムが早かったため両者決勝進出には届かず、威牙栗が美龍の進出権利まで剥いだ形となった。
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−第3試合− | |||||||||||
(7000pt) ザ・ビーナス | VS | 森田 あかり (5900pt) | |||||||||
ビーナスの決勝進出はほぼ確定的となったが、3日目、4日目の勝利から勢いが止まらない森田、激しい攻めを序盤から見せていき10分経過までにエクスプロイダーと高速ジャーマン2発を成功。意地を見せるビーナスもこの後ダークネス・バスター、ブラックライトなど得意技できっちり反撃するが、森田もすぐさまエクスプロイダーのノーマル式&リストクラッチ式と腕ひしぎで捕らえていきリードを許さず。大技がぶつかり合う激しい肉弾戦を演じた後、森田がビーナスの腹部に強烈なミドルキックを打ち込み倒れたところでフォールに向かい、3カウント獲得。決勝進出はビーナスに譲ったが、Aブロックの最後で強いインパクトを残した森田、最終順位を3位の好成績で締めた。
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<最終日・Bブロック>
−第1試合− | |||||||||||
(5900pt) 小倉 あん | VS | ジョルジョリ・ノヴァ・リカーン (5600pt) | |||||||||
決勝進出争いは混迷を極めるBブロック。全選手ともとにかく最終戦は内容を残し高ポイントを稼ぎたいところ。ここまで無敗ながら早期決着戦が多く順位で下回ったジョルジョリ、反省のコメントはありながら内容に結びつかず、この日もハイペースな攻めでリードを奪う展開。飛びつき前方回転エビ固めやシャイニングウィザード2連発、ムーンサルトフットスタンプと繋げ小倉を全く寄せ付けず。クロスアームスープレックスで後一歩に追い込み、その後のスクールボーイであっけなく3カウント。何かの策略かと思ってしまうくらいこの日の小倉は全く良いところが無く、ジョルジョリの決着タイムは大会最短の7分35秒。これにより両者の決勝進出はこの時点で消滅となった。
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−第2試合− | |||||||||||
(6000pt) レイコ・コブラ | VS | メイ・ヒギンズ (6300pt) | |||||||||
小倉、ジョルジョリの共倒れ状態に伴い、決勝進出有力候補となったコブラとメイが対決。中盤からペースを握っていくのはメイ、ブルドッキングやロデオクラッチ、ローリングクレイドルを有効に繋げていき投げっ放しジャーマンで場外に放り投げ。後半も変わらぬペースで攻め込みトーキックで倒してのロデオクラッチを連続で決め追い込み体勢。コブラもお株を奪うような極楽固めや踏み付け式フォールなど精神的ダメージを狙っていくも、投げっ放しジャーマンやダイビングエルボードロップを喰らい失速。最後はメイがメイズスパイクでピンフォールを取り、Bブロックの第一有力候補に名乗りを上げた。
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−第3試合− | |||||||||||
(5000pt) Dango | VS | LUNA (5500pt) | |||||||||
この試合Dangoは18分以上、LUNAは13分以上のタイムで勝利すれば進出権利を得ることができる。重量級と軽量級、タイプは対照的ながら噛み合った攻防を見せ、Dangoがダイビングセントーンを落とせばLUNAもダイビングエルボードロップ、Dangoが御堂筋スタナーを決めた後LUNAがクレセントクロスを返し、ならばとDangoも裏投げから叩きつけラリアットアタック。更に垂直落下式ブレーンバスター、2度目の裏投げ、ドラゴンスープレックスホイップと立て続けに炸裂させ流れは完全に傾いたと思われるが、LUNAもその後ミサイルキックを命中させ串刺し攻撃をかわしてのシューティングスタープレス。土壇場でのプロ根性を発揮したが、再びリードを奪うDangoが叩きつけラリアットタックからフォール、これは2で粘られるもすぐさま必殺のラストライドを決めてカバーし、3カウントを獲得。ポイントは決勝進出に及ばなかったが充実の内容で最終戦を終えたDango。LUNAも白星獲得はならなかったが強豪相手に好勝負を連発し、しっかり収穫を得る内容であった。
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Aブロック決勝トーナメント進出者: ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン、ザ・ビーナス
Bブロック決勝トーナメント進出者: メイ・ヒギンズ、レイコ・コブラ 〜決勝トーナメントの試合カード〜 第1試合:『ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン(Aブロック1位) 対 メイ・ヒギンズ(Bブロック1位)』 第2試合:『ザ・ビーナス(Aブロック2位) 対 レイコ・コブラ(Bブロック2位)』 |
<4日目・Aブロック>
−第1試合− | |||||||||||
(6000pt) ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン | VS | 威牙栗 あん (4200pt) | |||||||||
ここまで絶好調のフケテンネンだが、この試合は中盤から劣勢が目立ち暗雲が立ち込める。顔面をまんべんなく潰しにかかる威牙栗がペディグリー、コンプリートショット2連発と次第に大技を仕掛け剥いじゃいました!!。この後も各種得意技の連打で追い詰めていき、フケテンネンは顔張り手など単発で返すのに留まり10分経過直後、剥いじゃいました!!に力無くギブアップを告げ連勝が3でストップした。
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−第2試合− | |||||||||||
(4500pt) クリスティ・ディオール | VS | ザ・ビーナス (4900pt) | |||||||||
序盤は堅実に攻めていったクリスティが先に大技のローリングジャーマンを炸裂。しかしビーナスもその後ダークネス・バスター、ブラックライトと得意技を繋げ反撃し、更にダイビングニールキックや2発目のダークネス・バスターと一気にリード。クリスティのマヤ式スープレックスを喰らった後にも3発目のダークネス・バスターやTCBを決めて追い込み続け、クリスティも技を切り返してのローリングジャーマンを2度に渡り決めていくも、逆転とならず。最後はビーナスが4発目のダークネス・バスター、高速ブレーンバスターと繋いでのTCBでギブアップを奪い、ポイントで現時点首位のフケテンネンに並んだ。
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−第3試合− | |||||||||||
(4400pt) 森田 あかり | VS | 美龍(メイロン) (5300pt) | |||||||||
開始早々、森田が放ったナックルパートで流血するアクシデントに見舞われた美龍、これに気にすることなく各種投げやドラスク、四の字といった技で攻めていくも中盤戦からは受ける展開が目立ち、前回の勝利で勢いに乗る森田が腕ひしぎ、リストクラッチエクスプロイダーの連打で優位に。美龍も追い込まれながら雪崩式トップロープブレーンバスター、ドラゴンスリーパーを決めるなど必死に逆転への一打を狙っているものの、即座に相手の得意技で返されるという苦しい展開から逃れられず、最後は森田が串刺しニールキックからの高速ジャーマンでピンフォールを取った。
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<4日目・Bブロック>
−第1試合− | |||||||||||
(4400pt) 小倉 あん | VS | レイコ・コブラ (4000pt) | |||||||||
中盤、頭突き技を連続でヒットさせた小倉がアンころボム・特盛を決めまずは先制。しかしコブラもその後デスサイズを2連続で決めて封じにかかり、凌げば小倉もアンぱにっしゅドライバーへ。得意技の出し合いが続き、コブラがランニングエルボー、裏拳と繋いでのドラゴンスープレックス。小倉のダイビングヘッドバットを喰らった後に足掛け式スイクルデスからデスサイズを決めていくと、小倉もすぐさま対抗するように肩掴み延髄からアンくるっとホールド。その後、小倉がロープに振るも両者激突でダウン。2人が同時に立ち上がったところで今度はコブラがロープに振ってのエルボーをヒットさせ、そのまま背後を取ってのドラゴンスープレックスをリング中央で決めフォール。これが3カウントとなり、この日も本来の実力を存分に発揮したコブラが連勝を決めた。
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−第2試合− | |||||||||||
(4600pt) ジョルジョリ・ノヴァ・リカーン | VS | Dango (4000pt) | |||||||||
ほぼポイント横並び状態のBブロックで首位に立っているジョルジョリ、極力時間を意識して勝利に望みたいが、この日序盤からハイペースで攻めていき7分にメモワール・メガマワール。パワーで押し潰すファイトスタイルのDangoもこの日はスピードで圧倒される展開が続き、得意技に持ち込めず。クロスアームスープレックスは2で粘るもその後のハンマースローからの前方回転エビ固めに3カウントを許し決着。やはり時間を稼ぐ試合運びが苦手なのか、ジョルジョリが4連勝を果たすも10分しないうちに勝負をつけてしまったため、ポイントで小倉、コブラに抜かれ首位から転落した。
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−第3試合− | |||||||||||
(4000pt) LUNA | VS | メイ・ヒギンズ (4300pt) | |||||||||
両者が軽快な技の繋ぎでテンポ良く攻める中、得意のブルドッキングを決めたメイがLUNAを場外に連れ出しまさかのハンマー持ち出し。殴打は回避されるも場外マットでブルドッキング、場内に戻ればローリングクレイドルも決め再び場外に落とすと、今度は走り込んでのプランチャ。今大会で初めてテキサスジャブも決め、その後一旦試合は落ち着きを見せるもまたも場外戦を展開しブルドッキング。しかしLUNAも場外マットでのジャーマンでお返しし、場内でシューティングスタープレス成功。デジャブ、クレセントクロスも繋ぎ逆襲するも、メイが投げっ放しジャーマンで場外に放り投げ。場内復帰後LUNAが再びクレセントクロスを決めるが、耐え凌いだメイがテキサスジャブで殴り倒してロデオクラッチに持ち込み、LUNAからギブアップ奪取。メイがこの勝利により、ポイントで首位に躍り出た。
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<3日目・Aブロック>
−第1試合− | |||||||||||
(3900pt) ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン | VS | ザ・ビーナス (3300pt) | |||||||||
連勝で勢いに乗るフケテンネン、この試合も高角度タイガースープレックスなど大技で先制。対するビーナスも負けじとダークネス・バスター、TCBなどでその後反撃し両者が得意技の応酬。フケテンネンのマジィーデ・イタイッテーノ、フロッグ・スプラッシュは2で粘るビーナス、何度もバックを狙われるも冷静に切り返し必殺の青龍を炸裂。コーナー串刺しを巡る激しい攻防が続いた後、フケテンネンがシザースキックから再三狙った高角度タイガーSPを成功させ3カウント奪取。フケテンネンがAブロック唯一無敗の3連勝を果たした。
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−第2試合− | |||||||||||
(2500pt) クリスティ・ディオール | VS | 美龍(メイロン) (3800pt) | |||||||||
派手な大技が舞った第1試合と対照的に、オーソドックスな寝技を中心にじっくりとした攻防を展開する両者。徐々に体力が削られているのを見計らい、美龍が雪崩式トップロープブレーンバスター、四の字固めなども披露。対するクリスティもスパートをかけスイングDDTからローリングジャーマン、フランケンシュタイナーでフォール。更に人工衛星ヘッドシザースなどロープワークを駆使して攻め込むと、ジャンピングバックドロップから2度目のローリングジャーマンをリング中央で決め、ここで3カウントを取った。
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−第3試合− | |||||||||||
(2600pt) 威牙栗 秋子 | VS | 森田 あかり (2300pt) | |||||||||
ここで白星を付けたい森田、勝利への執念が感じられるファイトを展開し腕ひしぎを決めた後高速ジャーマンを炸裂。その後2発目も決まるが、威牙栗も沈めちゃいました!!、剥いじゃいました!!を決めて反撃。その後は威牙栗が各大技から剥いじゃいました!!へ繋ぐ展開が長く続くも、決して心が折れない森田。リストクラッチエクスプロイダーなどからバックを何度も狙い、一発逆転に賭けるとロープに振ってのフロントスープレックスから3発目の高速ジャーマン成功。これが3度目の正直となって見事初白星を獲得した。
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<3日目・Bブロック>
−第1試合− | |||||||||||
(3400pt) 小倉 あん | VS | Dango (3000pt) | |||||||||
Dangoが若干のリードを取って前半戦を進める最中、静寂を断ち切るラストライドを早い段階で炸裂。その後2発目、3発目も連続で決め大きく突き放しにかかり、思わぬ劣勢に焦る小倉も一本足頭突き連打、逆エビなど間を空けず技を繋げ反撃していくも、Dangoのハンマースルーからのキチンシンク、アピールを挟んでのラリアットアタックに沈んで無念の3カウント。Dangoが小倉の3連勝を封じた。
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−第2試合− | |||||||||||
(2900pt) ジョルジョリ・ノヴァ・リカーン | VS | メイ・ヒギンズ (3100pt) | |||||||||
中盤戦からリードを取りに行くジョルジョリがジャンピングツームストン、飛びつき前方回転エビ固めなどを仕掛けてメモワール・メガマワールを今大会で初披露。大きなダメージとなったメイもその後ブルドッキングを返し、途中クロスアームスープレックスを喰らうもメイズスパイクで起死回生の一打。しかしジョルジョリがこれを2で返すと張り手からすぐさま2発目のメモワール・メガマワールに持ち込んで3カウントを奪取。ジョルジョリがAブロックのフケテンネンに並ぶBブロック唯一の3連勝を決めた。
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−第3試合− | |||||||||||
(2100pt) レイコ・コブラ | VS | LUNA (2600pt) | |||||||||
ここで本調子といきたいコブラ、LUNAの軽快な動きにフックは空を切るも、足掛け式スイクルデスからハイマン蹴りをヒットさせドラゴンスープレックスへ。2発目も決まるも、LUNAが逆襲しアピールからシューティングスタープレスを初披露。クレセントクロスへも繋ぎ流れを変えたと思いきや、コブラが3発目のドラゴンSP。対するLUNAもデジャブやスワンダイブミサイルキックなど再びラッシュを仕掛け勝負が分からなくなる中、コブラがこの日4度目のドラゴンSP。LUNAに2.9で粘られるもコブラが攻撃を止めず、デスフォーリング、足掛け式スイクルデスと繋いで必殺のデスサイズに持ち込み、ギブアップを奪取。コブラが初白星を獲得し軌道に乗り始めた。
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<2日目・Aブロック>
−第1試合− | |||||||||||
(2100pt) ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン | VS | 森田 あかり (1000pt) | |||||||||
張り手を何発もヒットさせるなどこの日も好調な滑り出しを見せるフケテンネン、フロッグ・スプラッシュなども決め更にリードを突き放しに行き、場外へのダイビングラリアットも2度に渡り命中。しかし森田も後半から腕ひしぎにこだわった攻めで逆襲し、エクスプロイダーから腕ひしぎ、更に高速ジャーマンを成功。勝負の行方が分からなくなる中、この後の腕ひしぎも耐え抜いたフケテンネンが高角度タイガーSPに持ち込んで3カウント奪取、連勝を挙げた。
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−第2試合− | |||||||||||
(1500pt) クリスティ・ディオール | VS | 威牙栗 あん (1100pt) | |||||||||
前回敗れた怒りの八つ当たりか、威牙栗が前半から大暴走し、早い段階で沈めちゃいました!!から剥いじゃいました!!、その後もペディグリー、抜いちゃいました!!など得意技をこれでもかと決める猛ラッシュ。クリスティも技こそ決めているものの耐えるのが精一杯、10分台での剥いじゃいました!!に成す術無くギブアップを許した。
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−第3試合− | |||||||||||
(1600pt) ザ・ビーナス | VS | 美龍(メイロン) (1600pt) | |||||||||
お互いが脚へ的を絞った攻撃を続けた後、ビーナスが必殺・青龍を決めTCB、ブラックライト、ダークネス・バスターと得意技のラッシュ。対する美龍もドラスク→四の字や各種丸め込みで対抗、15分経過後も両者折れることなく激しい消耗戦。場外へのトペを敢行したビーナスがその後TCBでギブアップに迫るが、これも耐えた美龍がドロップキックを当て1度は失敗したドラゴンスープレックスをここで成功。これはビーナスが気力で2.9で返したものの、美龍がすかさず逆さ押さえ込みに移行して3カウントを奪取。17分に渡る死闘を制した。
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<2日目・Bブロック>
−第1試合− | |||||||||||
(1700pt) 小倉 あん | VS | LUNA (1400pt) | |||||||||
中盤からリードを広げた小倉がこの日もアンくるっとホールドの連打で攻め、ジャーあんスープレックス、アンぱにっしゅドライバーも炸裂。まだ余力を残し反撃を狙うLUNAもピースクラッシャーを成功させるがアンころボム・特盛を決められ絶体絶命の危機。これを2で粘るもその後に2発目を浴びて3カウントのゴング。小倉が連勝を決めた。
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−第2試合− | |||||||||||
(1900pt) ジョルジョリ・ノヴァ・リカーン | VS | レイコ・コブラ (1100pt) | |||||||||
序盤から優勢のジョルジョリ、飛びつき前方回転エビ固め、雪崩式サイドスープレックスなども決めていきその後クロスアームスープレックス、フェニックススプラッシュとピンフォール狙いの大技ラッシュ。防戦が続くコブラ、フック、ハイマン蹴りなどは当てているもののまだ本調子とはいかないのか逆襲に至らず、最後は2度目のクロスアームSPに3カウントを許した。勝ちに急ぎ過ぎた感のあるジョルジョリ、決着タイムは10分を超えなかったため1000ptの獲得に終わった。
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−第3試合− | |||||||||||
(1600pt) Dango | VS | メイ・ヒギンズ (1200pt) | |||||||||
パワー殺法と確かなレスリング技術を併せ持つ両者、Dangoが直下式ブレーンバスターを見舞えばメイもブルドッキングで返し譲らず。その後Dangoがラストライドを炸裂させラリアットの連打で主導権を握ったかと思えばメイもブルドッキングやロデオクラッチで逆襲。対してDangoが戦法を変えコーナー逆さ吊りのキック連打やピースクラッシャー、大阪御堂筋スタナーと繋いでいくがメイもブルドッキング、投げっ放しジャーマンで反撃。ロデオクラッチはギブアップならなかったものの、リング中央に持ち込んで必殺のメイズスパイクを成功し、3カウント奪取。接戦を見事制した。
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<初日・Aブロック>
−第1試合− | |||||||||||
ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン | VS | 美龍(メイロン) | |||||||||
中盤戦に至るまでグラウンドを中心とした攻防を展開した両者、終盤はフロッグ・スプラッシュなど大技を仕掛けてきたフケテンネンに対し、美龍はドラスク→四の字などこの後もグラウンドにこだわった攻め。フケテンネンの高角度タイガースープレックスを2で返した美龍がドラゴンスリーパーに捕らえたが、更にフケテンネンがマジィーデ・イタイッテーノ、フロッグ・スプラッシュと畳み掛け、3カウントを奪取した。
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−第2試合− | |||||||||||
クリスティ・ディオール | VS | 森田 あかり | |||||||||
投げ技を中心に繋げていき前半リードを取ったクリスティ、その後も安定した動きで森田を攻め込んでいきフランケンシュタイナー、飛びつきスイングDDTなども成功。劣勢が続く森田、脇固めなど腕へ的を絞るも思ったように反撃が出来ず、最後はローリングジャーマンを浴びて3カウントを許した。
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−第3試合− | |||||||||||
威牙栗 秋子 | VS | ザ・ビーナス | |||||||||
高速ドラスク、一回転ドロップキックが何発も決まるなどスピーディな攻めでペースを握るザ・ビーナス、その勢いのままダークネス・バスター2連発、TCBも繋いでいき圧倒。対して威牙栗は鬼童クラッチでのフォールを幾度と狙うなど勝負に焦っている印象、ペディグリーを決めたものの直後ビーナスにラ・マヒストラルで押さえ込まれ、ピンフォール負けを喫した。
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<初日・Bブロック>
−第1試合− | |||||||||||
小倉 あん | VS | メイ・ヒギンズ | |||||||||
序盤から攻勢に出た小倉が早い段階で肩掴み延髄→アンくるっとホールドの連繋に持ち込んでいき、メイがブルドッキングで返すも更に小倉が先程と同じ連繋を2連発。その後もひたすらアンくるっとホールドの連打を仕掛け、メイが根性で耐え凌ぎなんとか逆襲の一打を探ろうとするも、小倉のアンころボム・特盛を喰らってしまい、これは肩を上げられず3カウントのゴングとなった。
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−第2試合− | |||||||||||
ジョルジョリ・ノヴァ・リカーン | VS | LUNA | |||||||||
持ち前の脚攻めで相手の空中殺法を封じに行くジョルジョリ、しかしLUNAも屈することなくフランケンホイップ、スイングDDTなどバネを活かした攻撃を披露し互角な戦い。ジョルジョリにグルグール・モナムールを2発浴びた後もピースクラッシャー→ジャーマン、クレセントクロスなど得意技ラッシュで後一歩まで追い込むLUNA。場内がヒートアップする中14分、ロープワークからの両者激突ダウン後ジョルジョリが、走り込んでの前方回転エビ固めを決めて3カウント奪取、接戦を制した。
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−第3試合− | |||||||||||
レイコ・コブラ | VS | Dango | |||||||||
前評判通りのパワーに加え、カウンターからのフロントスープレックスなど鮮やかな投げ技も使いこなすDangoが優勢。コブラも重みのある打撃技を何度と入れているもののDangoの攻めは更に激しくなり、大阪御堂筋スタナー、フロッグ・スプラッシュを成功。そこからのラストライドはコブラがフランケンで間一髪逃れたものの、Dangoがもう一度狙うと今度は完璧な体勢で決まり、そのままカバーに入って3カウントのゴング。注目の必殺技が初日で惜しみなくお披露目となった。
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