伊智「プロデューサーのファイプロD続行宣言後、初興行となります『3×3 CROSS(サザンクロス)』。さあ今回も私、伊智宏武と解説のイチヒロプロデューサーでお伝えしていきます。イチヒロさん、大会前から各方面で夢のドリームチーム結成など話題が鳴り止みません。顔ぶれの豪華さは過去最大級と噂されていますが?」 プロデューサー「うん噂通りだね。すごいよ。あの選手やあの選手まで出てきちゃうんだから。感謝でいっぱいですよ。ファイプロやってて良かった。」 伊智「ほーお。そこまでおっしゃられるとは、こちらも相当期待してていいんですね。」 プロデューサー「うん。今回無駄なトークしないことにした。顔ぶれ見るだけでお腹いっぱいになるんで。なんか総統キャラやるのめんどくさくなっちゃったし。じゃあ早速行っちゃってください。」 伊智「もう行っちゃうんですね。ではまずnWQからの参戦チームです。今回参戦する3チーム、いずれも我が団体PXFとの混成チームなんですね。古きに渡り交流戦を共にしてきた両団体の親交が見て取れます。」 プロデューサー「ああ。今大会のPXFは、nWQの全面バックアップを受けている。喜びを分かち合い、悲しみを分け合う。実に素晴らしいことだ。2ヶ月繰り越せて分け合えるのは、カシコモだけ。」 伊智「最後はいらなかったですね。では1チーム目のご紹介です。まずは大将、“ウエッディ ゲレロ”選手から登場です!」 |
ウエッディ「Orale , ViVa La RaZa〜! 今夜もノリノリだっての。エルパソだっての。 最高の大会に参加できて、すげー光栄だっての! ……でも、ひとつだけマジメな話をさせてくれ。 つい先だっての事だ。 オイラが尊敬するあるラテン系選手が、偉大な生を終えて天に召されたんだっての。 観客を熱狂させる事にかけては天才的な才能を持っていたそのルチャドールは、 世界中にファンを持っていた。 何を隠そう、オイラもそのひとりだっての。 だから……オイラが今大会に参加する事にはためらいを感じてたんだっての。 故人を茶化すつもりは無いが、 出場するとなれば不快を感じる観客や選手がいるかもしれないっての。 でも、よくよく考えて決断したんだっての。 むしろここで参戦するのは、最期までリングを愛していた故人への供物になるっての。 いま天国のラティーノ・ヒートに捧げるべきは、おとなしく自粛することなんかじゃない。 その業績が間違いなくオイラ達のハートや記憶に残されていると、 どんな形であっても見せて証明する事だっての! 今から、その考えに同調してくれた仲間たちを紹介するっての!」 伊智「ラテンの熱き魂は我々ファンの心の中に、永遠に生き続けます。ウエッディ選手がその遺志を受け継ぎ、スプラッシュNo.1よ、天まで届け!では2人目のメンバー、中堅担当の“栗山 ベノワ”選手登場です!」 |
ウエッディ「こいつはオイラの生涯で最良の友人、最高の相棒だっての。」 栗山「アタシの目的はウエッディと同じだ。 勝敗はどちらに転ぼうとも、試合では最高の戦いを見せてやる。 それがアタシなりに考えた最高のトリビュートだからだ。」 ウエッディ「苦楽を共にしてきたこいつが参加してくれれば、オイラも心強いっての。 ……さて、次の仲間は……複雑だが、この選手だっての!」 伊智「3人目、先鋒を担当するのは我がPXFの選手なんですが、一体誰なんでしょう・・・。おっと何やら歌が流れ始めました。このテーマ曲は・・・!?」 |
♪熟女仮面のおばちゃんは 中年の味方よ よい人よ ♪たるんだお腹で空飛んで 腰を痛めて去ってゆく ♪熟女仮面は誰でしょう 正体なんてどうでもいい |
ウエッディ「最強のライバルは最良の友だっての!」 伊智「なんと!3人目は前大会でウエッディ選手が敵視していた熟女仮面オゲレッツです!」 オゲレッツ「ハーハッハッハッハ!悩める中年の救世主・オゲレッツ、只今参上!正義はどんな憎い人とも友情を作れるのさ!さあウエッディ、栗山。正々堂々、由緒正しき純プロレスリングの世界を大観衆のファンに見せつけ合おうじゃないか。でも、人の物盗むのは駄目だぞー。」 ウエッディ「実力でジャガスキー選手や大森選手とやりあおうなんて思ってないっての。 巧さで美龍選手やキートン選手と競いあえるとも考えてないっての。 だけど、試合の中身をそっくり盗んで、 勝利の美酒を味わうことができるのはオイラ達だけだっての! We Lie , We Cheat , We Steal ! Orale , ViVa La RaZa〜!」 伊智「会場割れんばかりの大歓声!ウエッディ選手が参戦チーム紹介のオープニングを大盛り上がりで飾ってくれました!」 プロデューサー「あぁ〜まぶたに込み上げてくるものが・・・!」 |
「nWQ & PXF 混成チーム・1」 |
ウエッディ ゲレロ & 栗山 ベノワ & 熟女仮面 オゲレッツ 組 |
<先鋒> 熟女仮面 オゲレッツ |
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更年期に悩む中年女性を助けるため突如現れたスーパーヒロイン。名前は下劣だがファイトスタイルは至ってオーソドックス。仮面を被らなければ明らかに慈美より地味だっただろう。 |
<中堅> 栗山 ベノワ |
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<大将> ウエッディ ゲレロ |
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伊智「nWQとPXF両団体を代表するテクニシャン3人の競演であります。これから様々なチームが紹介されるわけですけど、その中でも通好みなチームと見ていいんじゃないですか?」 プロデューサー「だね。nWQさんには日頃オゲレッツを可愛がってもらってるんで、こういった形で一緒のチームでやれるのは光栄です。2人3脚で濃厚なレスリングというものを皆さんにお見せできればと思いますね。」 伊智「では2組目のチームをご紹介しましょう。前大会で友情を生んだ山田U選手とチームOBAN・柴井太呂香がこの度混成チームを結成。3人目のメンバーは、前大会で両選手ともタッグを組んでいたこの選手に決まりました。」 |
「nWQ & PXF 混成チーム・2」 |
山田 U & 柴井 太呂香 & ムサック・ルシィーワ 組 |
<先鋒> ムサック・ルシィーワ |
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元デスマッチ系団体出身のハードコアファイター。ムサ苦しい全身タイツに包まれた長身と驚異的な握力は存在感を放ち、特にタッグマッチでのピンフォール率が高いためジャガスキーに重宝されている。 |
<中堅> 柴井 太呂香 |
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掌底でしばきあげることを信条とする相撲出身レスラー。人と群れることを好まず裸一貫での勝負を求める。先輩の宇座子達を踏み台にし団体のエースになることを目論んでいる。 |
<大将> 山田 U |
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伊智「前大会では柴井とのコンビで好連繋を見せるなど絆を深め、一部ではチームOBAN入りの噂もされているルシィーワ。柴井のラブコールに応える形で3人目のメンバーに加わりました。」 プロデューサー「この2人はね、共にクロー技をフィニッシュに使ったりとかタイプが合ってるんですよ。3人とも前回タッグ組んでますし、シングル戦ではあるけどもいい流れを作るんじゃないですか?」 伊智「そうですねー。では3チーム目のご紹介。ジャガスキーの盟友・ミーシャ・フォーリー選手の呼びかけにより、ジャガスキーの部下である天栗がnWQのハードコア選手2人を率いて登場です。」 |
「nWQ & PXF 混成チーム・3」 |
天栗 秋子 & スニツキ 千夏 & リキシン・オブ・ジョイトイ 組 |
<先鋒> リキシン・オブ・ジョイトイ |
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<中堅> スニツキ 千夏 |
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<大将> 天栗 秋子 |
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小倉とは同期のライバル。童顔なルックスとは裏腹に相手の顔面を執拗に攻めるその冷酷さは恐怖の的。一時期団体追放処分を受けたこともある。現在はジャガスキーの配下にあるが、内なる野望を胸に秘めている・・・? |
伊智「nWQの真骨頂・ハードコアファイトを武器とする2人とPXFの問題児・天栗による大会随一の過激派ユニットが誕生しました。最近はジャガスキーの陰に隠れがちだった天栗が大将の抜擢を受け、ブレイクを果たせるか。」 プロデューサー「僕もそこを期待してるんですよ。ファイトは荒々しいけど試合運びは巧い方なんで。そして率いる2人がまたどちらも面白い選手ですねー。ワカツキ選手のニックネームはずばり“バカ”。リキシン選手はある意味最も旬な技の“空中もとやチョップ”の使い手ですからねー。」 伊智「どちらの選手もどんな試合を見せるのか、非常に楽しみであります。では続いて“S”所属選手で構成されたチームのご紹介に入ります。まず1組目はジャガスキーのライバル・大森選手を大将としたチームです。」 |
「“S” & PXF 混成チーム」 |
大森 モトコ & 砂田 綾子 & 飯野 佳容 組 |
<先鋒> 飯野 佳容 |
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お姉さんと慕う真田と共に、自らもトップ戦線へ立つべくファイトスタイルを改良。空手仕込みの内股キックは封印し、純粋なレスリングを追及。ブリッジの極端な低さが特徴的なジャーマンも高さを増した。(見た目変わらないようだが・・・) |
<中堅> 砂田 綾子 |
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今回、チームの基調がミドリということで大森の要請により急遽参戦。 スタイルとしてはルチャをベースにしながらもボム系の技も得意とする。 そのため、そのスタイルの幅広さから「no fidelity = 決め事のない」と呼ばれる。 |
<大将> 大森 モトコ |
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大柄な体型にあったパワー殺法で相手の顔面を叩きつける技が特徴的だが、 基本はヨーロピアンスタイルを得意としている。 ETWから続くジャガスキーとの因縁に終止符が打たれるか? |
伊智「今大会でジャガスキーとの決着を望む大森選手。中堅に砂田選手、先鋒に自ら指名したPXFの飯野佳容を従えて登場です。さあ、3大会にも渡って繰り広げられている大森選手とジャガスキーの抗争、今回遂に決着が付くのでしょうか。」 プロデューサー「恐らく初戦でジャガスキーチームと当たりますからね。無制限一本勝負・シングルマッチということで、これで白黒はっきり付けられるでしょう。」 伊智「一体どちらが闘いを制するのでしょうか。俄然、注目です。では2組目のご紹介。“S”の社長・副社長・エースという豪華メンバーで構成されたチームです。」 |
「“S”(Alice)社長・副社長・エーストリオ」 |
吉田 龍子 & サンド & 宇働 光 組 |
<先鋒> 宇働 光 |
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PXFの前団体で対外戦デビューを果たした“レッドサプライズ”。 負けん気は人一倍でストロングスタイルを志向し、 打撃、関節、投げ技、飛び技をそつなくこなす。 今大会でもライトニングタイガーで1.2.3と勝利が奪えるか? |
<中堅> サンド |
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仮面の聖女といわれる、ルチャマスター。各種の丸め込み技で相手を翻弄する。 |
<大将> 吉田 龍子 |
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問答無用のパワー殺法とゴツゴツした打撃技を得意とする。 必殺技「プラズマサンダーボム」は破壊力壮絶! |
伊智「話題が先行していたのは大森選手のチームですが、こちらは団体のフロントトップ3、まさに総力を結集したチームであります。文字通り団体の看板を背負って臨むわけですから、勝負へのこだわりは尋常じゃないはずです。」 プロデューサー「いや〜豪華なメンバーですねー。社長業でお忙しいところをよくぞいらして下さいました。宇働選手は既に交流戦で素晴らしい実績を持っていますし、社長・副社長がうちのリングに上がるのはこれが初めてなので、じっくり試合を見たいですね。」 伊智「“S”からの参戦チーム2組をご紹介しました。続いては同じく“S”所属の大空選手とFAWP所属・美龍選手、そしてネオ・アライアンス所属・キートン選手で構成された、今大会注目のドリームチーム、いよいよご紹介です。ポジション争奪オーバーザロープバトルロイヤルの試合結果画面に続いてご覧頂きます。」 |
伊智「バトルロイヤルを制したのは美龍選手!3人が意地をぶつけ合う中7分、美龍とキートンの合体ブレーンバスターで大空がリング外へ転落。その後は美龍がバックドロップ、リバースドラゴンスリーパーなどでキートンを押していき、一時コーナーへ詰め寄られるも勢いに乗せたぶっこ抜きブレーンバスターでキートンを場外へ投げ落とし、見事大将の座を獲得しました。」 |
「FAWP & ネオアライアンス & “S”混成チーム」 |
美龍(メイロン) & パンピー・キートン & 大空 ひかり 組 |
<先鋒> 大空 ひかり |
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"S"(Alice)随一のテクニシャンが満を持してPXFに登場。 ルチャとスープレックスを得意とし、こだわりの「みちどらU」を必殺技とする。 また「わね〜。」というのんきそうな言葉と裏腹に試合ではガムシャラな面もみせる。 |
<中堅> パンピー・キートン |
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<大将> 美龍(メイロン) |
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伊智「“業界で最も巧い選手”と称される3人が団体の垣根を越え、夢のトリオ結成!開催前から大いに話題を集めました。どのチームとの対戦も非常に楽しみなカードとなりそうです。イチヒロさん、改めてこの面子ご覧になっていかがですか?」 プロデューサー「素晴らしい。この3選手を一度に見られるなんて、贅沢だー。こちらもテクニシャンにはテクニシャンで是非対決がしたいね。この面子に沿えられる選手がいないのが問題なんだけど。」 伊智「いえいえ我が団体の実力を示す大きなチャンスですよ。では最後にネオアライアンスからの参戦チーム2組をご紹介いたしますが、その前にこちらをご覧下さい。ネオアライアンスにて行われました『サザンクロス壮行試合特別興行 ムーンラグランジュ』の模様です。」 『サザンクロス壮行試合特別興行 ムーンラグランジュ』のページへジャンプ |
「チーム パペラピ」 |
ガマくん & 猛牛くん & パペット・ラピッド 組 |
<先鋒> パペット・ラピッド |
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<中堅> 猛牛くん |
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<大将> ガマくん |
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「闘神三戦姫」 |
M&M エスカレーション & 霧原 瑞穂 & 端本 久美子 組 |
<先鋒> M&M エスカレーション |
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<中堅> 霧原 瑞穂 |
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<大将> 端本 久美子 |
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伊智「もの凄いことになってまいりました!かつての交流戦ブームを彩った伝説の選手達が揃い踏みです!1組目はお笑い系だと侮るなかれの超実力者チーム、鏡子さん率いる“チーム パペラピ”。2組目はイワン・シャビコフ氏率いるレジェンド・アスリーテスメモリアルチーム、“闘神三戦姫”。歴史を知るファンにとって感涙もののドリームチームであります!」 プロデューサー「これにはほんと驚かされました。自分のリングで再び彼女達の戦いが見られるとは。いや〜、ほんと今大会は豪華な興行になりました。皆さん本当にありがとうございます。」 伊智「すっかりイチヒロさんも素のキャラに戻りましたね。」 プロデューサー「な〜にを言っている!私は団体の総合プロデューサーだぞ。うちの選手達も負けてない。名前で負けても内容で負け・・・ないようにしたいな〜なんて。じゃあ次行ってくれ。」 伊智「はい・・・。では次ページから我が団体PXFの出場チームを紹介します。」 |