最新情報
(第1回〜第5回)

当団体の最新ニュースを面白おかしくお届け!?

第 5回 11月 2日付 「次回興行の開催、正式決定!?」
第 4回 10月17日付 「ファイモニvs武者逝、結果速報!!」
第 3回 10月12日付 「宇座子に対しオーナーが一言!」
第 2回 10月 7日付 「華王第4章を終えアノ人物が一言!」
第 1回  9月12日付 「サイト始まって以来の大事件!?」

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第5回 11月2日付 「次回興行の開催、正式決定!?」
次回興行でどの選手を出場させるか参考にするため、これまでオフライン上でひっそりと繰り広げられていたファイモニ&武者逝両団体によるタッグリーグ戦。本日全ての試合が終了したということで、まずはそれぞれのリーグ戦の勝敗表を見て頂くこととする。ちなみに各リーグ戦には「合計ポイントが120pt以下の選手と95pt以下の選手でタッグを組む」という条件があり、このルールは次回興行に予定されているタッグトーナメントでも使われるとのこと。


〜ファイモニ編〜
A 得点
安倍姉&安倍妹 × ×
石川&高橋 × × ×
吉澤&小川 × ×
松浦&藤本 × ×
新垣&田中 × × × × ×
あさみ&里田 × ×
AKINA&HIKARI × × × × ×

7チーム中4チームが同率1位という大混戦になったファイモニ編。優勝候補とされた安倍姉妹と松浦&藤本組が予想どおりの好成績を収めたのに加え、お笑いコンビ吉澤&小川組とカン娘。本隊あさみ&里田組が期待以上の頑張りを見せた。なお、以前にオフ興行で行われたファイモニタッグトーナメントで優勝した実績を持ち、今回の最有力候補であった石川&高橋組は惜しくも1位圏内を逃している。


〜武者逝編〜
得点
柴井&柳 × × ×
小倉&井ノ上 ×
真田&飯野 × ×
お富&お浄 × × ×
ルシィーワ&レトルトーノ ×

武者逝編は、井ノ上の好戦も手伝って開幕3連勝を遂げた小倉組と、2戦目からの破竹の3連勝で小倉組に同率で食い込んだルシィーワ組が1位という結果。リーグの最有力候補、そして柳の更なる飛躍が期待された柴井組は思ったより振るわず、最下位に終わっている。


この2つのリーグ戦が次回興行の前振りになると以前、こっそり語っていたオーナー・イチヒロ氏。今回は我々取材陣が、次回興行がどんなものになるかを早速本人に聞いてみた。

オーナー「見て頂いてわかるとおり、次回の興行はうちでは珍しくタッグによる興行で、トーナメント戦を計画しています。うーん・・・、でもやっぱり今僕自身がテンション低い状態なんで、これからやるぞーとまでは言い切れない状態なんですよね。うーんどうしようか・・・。」

タッグトーナメントの開催が決まったかと思いきや、後半そうは言い切れないという自信のないコメントが。武者逝の野望を阻止し、思う存分に次回の興行をプロデュース出来るかに見えたオーナーであったが、肝心なテンションはいま一つだという。そんな中、前回野望を果たせなかった武者逝・宇座子がインタビュー中にいきなりの乱入!

宇座子「オーナー、なんでワタシをこないだのリーグ戦に出してくれなかったのー?ルール上、肝子と組めなかったことはわかるにしろ、他の小娘と組むことならできたじゃない!こんな現場におじゃまして、また迷惑かけるのは悪いけど、今のオーナーには覇気が足んないのよ!」

オーナー「そんなこと言ってもさあ、だって、んー・・・。」

宇座子「だったらさあ、今度の興行ワタシにやらしてよ。こないだやらしてあげてもいいって言ってたんだし。タッグでもなんでも、ワタシが全部取りまとめてあげるから。元気がないんなら休んでていいわ。」

オーナー「いやー、休むってわけにも・・・うにゃぁ・・・。」

宇座子「というわけで、今回もワタシがお世話させてもらいます。これを見てる子娘達、遠慮なくワタシのところへかかってきなさい!以上、現場から宇座子がお伝えしました。」

オーナー「そんなこと言うんならやっぱ俺がやるよ。いつになるかわかんないけど・・・。」

結局どうなっちゃうんだか、次回興行の行方は再びわからぬまま・・・。


第4回 10月17日付 「ファイモニvs武者逝、結果速報!!」
次回興行プロデュース争奪戦という、史上稀にみる重要な意味を持ったオフライン興行が昨日のさっき、遂に開催された。開催前は誰もが武者逝の圧勝と予想。「これもオーナーが宇座子にプロデュースさせないために仕組んだ罠なのでは」といった説が絶えなかったが、ファイモニも団体を代表する若手・ベテラントップ選手が勢揃いしただけに、惨敗で終わらせるわけにはいかない。ではどんな結果となったのか、その内容を1試合毎に簡単に紹介する。



まず第1試合は人気・実力ともにトップの座を守り続け、現在ファイモニ内で最強と謳われるリカッチと、武者逝で若手No.1の実力を誇り、宇座子が低迷している時代は団体内でも最強と言われた柴井太呂香による、両団体若手エース対決。加えてリカッチは「華王第1章」で準優勝、そして柴井は「X−1グランプリ’2002・オリジナル編」で優勝に輝くなど、交流戦で実績を残した者同士による対決でもある。

この試合、意外にも試合を優位に進めていたのはリカッチだった。序盤から速い連繋攻撃を仕掛け柴井にペースを渡さぬまま、フルネルソンバスター、ドラゴンスープレックス、リカスプロイダーといった得意技が次々に飛び出し圧勝ムードに。結局柴井はこの後も全くいい動きが見られず中技どまり。最後はリカッチが必殺チャーミー・リカスプロイダーからフラッシングエルボーで追い打ち、そのまま背面式片エビで押さえ込み3カウントを奪った。


―第1試合―
○リカッチ 対 柴井 太呂香×
(11分05秒、背面式片エビ固め)



続いて第2試合は各団体No.1テクニシャン対決「ゴッツァンvs紀所伊代」。見事リカッチが番狂わせを起こし、この勢いのまま突っ走りたいゴッツァンであったが、第1試合とは正反対にペースを握るのは武者逝・紀所。ノーザンライトボム、バイアグラドライバー、マヤ式ジャーマンスープレックスなど持てる大技を出し惜しみなく決めていきゴッツァンが窮地。

終盤にようやくゴッツァンが得意のデスバレーボムを決めるなど反撃を見出したが、紀所の蟷螂乱舞→トライアングルスコーピオンという連繋で動きが止まってしまい、最後は顔面張り手一発でダウンしたところを鬼童クラッチに捕らえられ、3カウントを許した。


―第2試合―
×ゴッツァン 対 紀所 伊代○
(11分29秒、鬼童クラッチ)



五分で迎えた第3試合は「ヤグッツァンvs加成肝子」。減塩化を図った肝子が相手とはいえ、その力の差は歴然と思われるヤグッツァン。しかしそんな大方の予想は覆し、序盤にショルダーネックブリーカーを豪快に決め、その後もセントーンを的確なタイミングで決めていくなど互角以上の闘いを見せる。肝子のヒップドロップに何度も苦しめられたが、ヤグッツァンの勢いは衰えず、普段は珍しい場外技のトペ・スイシーダまで敢行する。

これに肝子もすかさずベアハッグやキモキモ・ロックで対抗。チョークスラムやダイビングボディプレスなど一発の重さで対抗していくが、マリッペスパイクやアバランシュプレスなどの大技を連続で決めていくヤグッツァン、手数で一歩上回る。ガッツポーズも飛び出し大金星まで後一歩に迫ったヤグッツァン、が、この後ダイビングセントーンのタイミングを誤ってしまい、自爆。これを見逃さなかった肝子がヒップドロップで全体重を乗せてフォールすると、これをヤグッツァンが返せず無念の3カウントのゴング。惜しくも勝利を逃してしまった。


―第3試合―
×ヤグッツァン 対 加成 肝子○
(13分46秒、ヒップドロップ)



第4試合は両団体のリーダー対決「JOHNSONvs尾伴草恵」。格闘色を弱め減塩化したものの、もはや勝利して当然と言える武者逝・尾伴。Wハイキックコンビネーション、オバハン蹴りなどの各種蹴り技を順序よく決めていき、その差をどんどん広げていく。しかしJOHNSONもリーダーの意地を見せ、場外戦でハイアングルチョークスラム、延髄斬りを決める猛反撃。

場内に移ればデスバレーボムも敢行、逆転勝利への期待を寄せる。しかしこの後、自ら場外戦に再び誘い込んだことが失敗を招いてしまい、逆に反撃技を次々と浴びせられる展開に。場内に移っても尾伴の猛攻は続き、最後はレッグラリアートからの片エビ固めで3カウントを取った。


―第4試合―
×JOHNSON 対 尾伴 草恵○
(11分51秒、稲妻レッグラリアート→片エビ固め)



トリを務める第5試合は、今回最も重要な意味合いを持つ二人の対決、「ナッチvs凄井宇座子」。華王第4章の結果に苦言を吐いただけに、この試合で恥をかくわけにはいかない宇座子だが、華王での成果によって自信がみなぎっているのか、非常に元気な動きを見せるナッチにランニングエルボー、顔面張り手、ジャンピングバックドロップなどで押され劣勢状態。

剃刀ブレーンバスターやチキンウイングアームロックでなんとか流れを引き寄せようと画策を練るものの、ジャンピングDDTやナッチ・クラッチ、更にはジャーマンスープレックスホイップを2連発で浴びるなど厳しい状況。「どうせ勝てる」と練習をサボったツケが回ったか、第1試合の柴井同様に反撃らしい反撃を決められぬまま、スモールパッケージホールドで3カウントとなった。


―第5試合―
○ナッチ 対 凄井 宇座子×
(8分33秒、スモールパッケージホールド)



総合的に勝敗を見れば軍配が上がったのは武者逝チームであるが、5試合中2試合はファイモニチームに惨敗という結果を残してしまっただけに、宇座子の野望は達成したのか否か、判断に難しいところである。オーナーはこの結果に果たしてどんな裁定を下すのか、早速興行終了後に本人へ聞いてみた。

オーナー「うーん、どうなんでしょう・・・。僕から見てもなかなか判断に苦しむところですね。武者逝チームが全員勝つんだったら分かり易かったんですけど、2試合ファイモニの選手が圧勝していますから、どっちがいい結果を残したとは、言い辛いですね。まあ、武者逝がいい結果を出したとは言えないんで、ちょっと今回は宇座子にプロデュースの座を譲ることは出来ないかなーと。ほんと中途半端で面白みのない結果に終わってしまって申し訳ないです(汗)・・・。」

―では次回の興行はこれまで通り、イチヒロオーナーのプロデュースであると。

オーナー「はい、ちょっと前からやりたい興行を練っていたんで、近いうちに発表します。まあ宇座子はまた次の機会にでも、ちょっとやらせてみてもいいかなーと思ったりもしてるんでね。これに懲りずどんどん挑戦してきて欲しいです。でもこのままやっていったら某ど真ん中団体とカブっていくんじゃないかと心配だなー、なんて(笑)。それだけは勘弁して欲しいですね。」

武者逝の活躍は予想を覆す中途半端ぶりだったということで、宇座子の野望は果たせずに終わったが、オーナー自身は彼女がプロデュースする興行をいずれ考えてもいいとしている。では宇座子本人は今回の結果をどう思っているのか、同日聞いてみた。

宇座子「ワタシはいつでもオーナーに忠実だから、今回のカードに不満は持たなかったし、下した裁定にも納得はしてる。わざとオーナーがワタシ達に圧勝させるように仕組んだんじゃないかなんて言われてるけど、これはワタシの未熟さを気付かせるために与えた試練なのよね。自分の不甲斐なさに怒りをぶつけたいぐらいだわ。

今考えると、なんでワタシはクダらないことに不満漏らして自分がプロデュースするだなんてワガママなこと言ってたのかなーって、反省の気持ちでいっぱいなの。もう一度初心に戻って考えてみるわ。なんかこんなこと喋ってるの、ワタシらしくないわよね。じゃあ最後にこう言っておくわ、ワタシの野望はこれで終わったわけじゃない、次の次の興行は必ずワタシがプロデュースする、じゃない、させてもらう!」


最後は宇座子が反省して締め括るという、わけのわからない結末を迎えた今回のオフライン興行。次回の交流戦はこれまで通りオーナープロデュースとなるが、宇座子は更なる怒りを増して、再び我々の前に姿を現すに違いない、いや、そうとは言いきれない・・・。


第3回 10月12日付 「宇座子に対しオーナーが一言!」
前回、次のパロX交流戦は自らがプロデュースすると言い放った武者逝・宇座子。インタービューを終えたその日の夜、他の武者逝の面々はこれについてどう思っているのか聞いたところ、

肝子「随分ウーチャンも大胆なこと言ったわねー。あたしもいずれそうゆうのやりたいと思ってたのよー。」紀所「いいじゃない。武者逝の中で最も私がセクシーで色気のある女だってことを改めて証明する、いい機会よ。」柴井「まっ、先輩達も最近踏ん張ってるみたいだし、こっちもウカウカしてられないから。またX−1グランプリの時みたいに先輩が恥かいて自分が頂点になるっていうのも、悪くないかもね。」とそれぞれ武者逝の単独興行には賛成の意見。

だが前回も言っていたとおりパロXオーナーであるイチヒロは、これを素直に受け入れるのか否か・・・。事務所のソファーでひとり寝そべっていたところをむりやり叩き起こし、直撃インタビューを試みた。

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オーナー「無理に起こさなくたっていいじゃない!何で今聞く必要があるのー?」

―これはオーナー御本人に今すぐ聞かなければならない、大事なことなんですよ。

オーナー「えー大事なことー?もうストーカーに対しては万全に警備を整えてるし、シェコムも取り付けたから、熱愛騒動がどうとか聞く心配はないはずだよー?」

―は、はい(笑)。今回はちょっと事情が違うんです・・・。実はこないだ武者逝の宇座子さんに華王第4章の感想を聞かせてもらったところ、“武者逝あっての交流戦なんだ、次は自分が大会をプロデュースするんだ”と言い放ったんですよ。それに対してオーナーは、どう思います?

オーナー「へぇー、そっかー・・・。うーん、なんだかな。」

―え・・・、この発言を受け入れたという解釈で、いいんですか?

オーナー「うーん、どうしよっかなー・・・。まあ人数的に武者逝だけで興行やることは充分可能なんだけども、ヴィジュアル的にアレだから、どうしようかなーと・・・。やっぱり綺麗どころは抑えておかないと・・・。それだったら今度のオフ興行でファイモニと武者逝を闘わせて、勝ち負け関係なしに武者逝が納得のいく内容を見せたら、考えてあげようかと。そのかわり武者逝が全戦圧勝なんていうことになったなら、次回の交流戦もこれまで通り、ファイモニの選手と武者逝の選手を両方出した形でやります。」

―なるほどー。で、そのファイモニと武者逝の対戦方法は?

オーナー「そうですね、トップ選手同士によるシングルマッチを5本やろうかなと。誰が出るかはこちらからすぐ発表するんで。」

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団体全ての責任を負うオーナーだけに、宇座子の発言をそのまま受け入れるには至らなかったが、今度のオフ興行でもし納得のいく結果を残せれば、考えてもいいとしている。果たして今度の交流戦は、宇座子ら武者逝が手中に収めるのか、オーナーの送り込んだファイモニがそれを阻止するのか。インタビューを試みた翌日に早速団体側から試合の組み合わせが発表されたので、ここに掲載する。


「オーナー(ファイモニ)」VS「宇座子(武者逝)」
〜次回興行プロデュース争奪・シングル5本勝負〜

―第1試合―
リカッチ 対 柴井 太呂香

―第2試合―
ゴッツァン 対 紀所 伊代

―第3試合―
ヤグッツァン 対 加成 肝子

―第4試合―
JOHNSON 対 尾伴 草恵

―第5試合―
ナッチ 対 凄井 宇座子


なおオフ興行ということで、試合展開の簡単な説明と結果のみをここで掲載するものとする。


第2回 10月7日付 「華王第4章を終えアノ人物が一言!」
団体の最新情報を面白おかしく伝えようというのがこのコーナーの主旨であったが、そう言った前回からすでに1ヶ月近くが経過。「企画倒れか」との声も囁かれる中、ようやくこの度第2回をお届けすることとなった。その内容はもちろん、パロX交流戦の恒例リーグ第4弾、「華王〜愛の激情〜第4章・異風堂々編」についてである。

ポイントシステムの大幅な見直しを図るなど、ひとつの転換期を迎えた今回の華王。いつもの武者逝の出場を蹴って今回、パロX唯一の出場となったナッチが全敗ながらも決勝トーナメントへ進出するなど、その内容はこれまでの華王以上に変則的かつコンセプトに忠実な内容となった。この結果にパロXオーナー・イチヒロは、先日のベストバウト発表式で満足げな笑みを浮かべて成功を喜んでいたが、出場を蹴られた武者逝側は、これをどう思っているのか。

昨日行われたイベント、武者逝写真集・第2弾「OVER SUN(オーバーサン)」の発売記念サイン会に顔を出していた凄井宇座子へ直撃インタビューを試みたところ、「ナッチの頑張りを多くの方に見てもらえたわけだし、他団体の選手もそれぞれ見せ場を作れたわけだから、いい大会だったんじゃない?でもね、ワタシらがいないことにはパロX交流戦ははじまらないのよ!」と予想通りの強気な言葉が返ってきた。その後のインタビューの内容は以下の通りである。

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宇座子「オーナーはこの結果に満足してるそうけど、ワタシじゃそうはいかない。同志がボコボコにされているのを見てるだけでねえ、ワタシが満足してるわけないでしょ。武者逝があっての交流戦でしょう?オーナーはワタシがSAORIと再戦したいこと、忘れてたの?こうなったら今度の大会はね、ワタシらだけが出る大会にさせてもらうわよ。ファイモニ抜きの。」

―ということは爆進党も抜きの?

宇座子「いまさらなに過去の遺物のこと言ってるのよ!」

―い、遺物とはひどい(笑)!しかし、大会出場の権限はオーナーにあるわけで、独断でそういった興行をやろうというのは難しいのでは。

宇座子「そこなのよねえ・・・。」

―(さっきまで強気だったじゃねーか!)

宇座子「オーナーはもう、ワタシのことなんてどうでもいいのかなあ・・・。いや、そんなことはないわ。今度の興行はワタシがプロデュースさせてもらう。させてもらうんだから、いいわね。」

―私に言われても・・・。

宇座子「じゃ、ここに売れ残ってる写真集、アンタ達で買って分けて。サイン書いてあげるわ。」

―あ、はい・・・。

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自らが次回の興行をプロデュースするという大胆発言をした武者逝・宇座子。果たしてパロXオーナー・イチヒロは、この言葉を受け入れるのか。結局取材班は全員、写真集を買わされる羽目に至った・・・。


第1回 2003年9月12日付 「サイト始まって以来の大事件!?」
ありそうでなかった当サイト待望の最新情報コーナーは、こんな衝撃的な題目で幕を開けることとなった。だがそんなに言うほど大袈裟なことじゃないらしい。いや、オーナーにとってはこれまでにないほど大変な事だったそうなのである。

パロジェクトXオーナー・イチヒロは所属選手のリングネーム、技名を全て自らが作成している。だが、その中のある選手のある必殺技名に重大なミスを生じていたことが、昨日事務所へ電話を入れた人物の発言により明らかとされた。それは武者逝所属のイタリア出身レスラー、ゴマカシ・テモーネ・フケテンネンの必殺技『マルシェ・イタイデッシェ』。なんと“マルシェ”とはイタリア語ではなくフランス語だったのである。

これを聞くなりオーナーは、顔を赤らめて事務所中を激走。「こんなことに気付かなかったなんて、団体を立ち上げて以来、最高の恥をかきましたよ。たしかにマルシェってフランス語っぽい響きだなーと思ってはいたんですが、技名の由来となった某カレーのCMでは『イタリアの味』みたいなこと言ってたような気がするんですよね〜・・・。ヨーロッパの味としか言ってなかったっけ。」と、本人からは頼りないコメント。

オーナーは早速これまでサイトに掲載されていたもの全てを新しい技名『マジィーデ・イタイッテーノ』に変えておくよう、サイト管理部へ指示。現在は全て修正を完了し、配信サービスに使われているデータも早いうちに修正しておきたいとしている。



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