第2章・激化狂乱編

〜予選リーグ初日・Aブロック〜


第1試合 エム・サキッチョ VS ウナラ ヒカル

華王第2章は、パロXと琉球。氏による対決で幕を開けた。

まずはカウンターのジャイアントキックで先制したウナラ。2発目を決めたあとにはエムの後頭部へギロチンドロップも決める。


先手を取られたエム、いつものようにナックルや顔面かきむしりといったラフ技で試合を組み立てるが、やはり積極的に持ち技を繰り出しているのはウナラ。

5分を経つと、ジャイアントスイング、テキサススープレックスと繋げていき、大技ジョンスパイクからスピニングトーホールドへの連繋。新旧王道レスラーの技を次々と披露する。


やはりファイモニトップと呼ぶには頼りないか、エムが力負けしている印象。7分台、RYUスペシャル後にウナラの必殺・王道マチックが炸裂する。

バックドロップホールドを2.9で間に合わせたエム、頭突き攻撃や暴れての背面取り阻止など、がむしゃらに負けじと応戦するが、決定打を出せず、この後のドクターボムで沈んだ。

×エム・サキッチョ  対  ウナラ ヒカル○
(9分58秒、ドクターボム)

獲得ポイント:958pt 累計ポイント:958pt



第2試合 中根 美宇 VS 春日 鏡子

パロXオーナーが見守る中(?)、鏡子さんこと春日鏡子がベストバウト受賞者・中根美宇に挑む一戦。

レスリング技術では美宇が一歩上だが、鏡子も女子式ボディスラムや閂絞めなどで充分に対抗している。そしてFat?ストンピングもかましていく。


この試合、お互いがエルボーを打ち合うシーンが何度も見られる。魅せる試合への気迫の表れか。そんな中で、美宇はあらゆる所で膝十字固めに持っていき、脚に重点を絞る。

中盤は鏡子が押され気味であるが、Fat?ストンピングを連打、そしてその体からは想像つかないほどの柔らかいブリッジで、鎌固めも決めていく。




終盤、浴びせ倒しラリアットが何発も入りこのまま美宇が勝利をさらうかと思われたが、ここから鏡子が逆襲。STFを耐え凌ぎ、腕折り、Sヘビーボディプレス。

そしてマイクアピール後にデブイン(シュバイン)も敢行。四股踏み、腹太鼓のパフォーマンスも飛び出し、必殺の「自分も痛いフィギアフォー」でタップを迫る。

会場は異常な盛り上がり。それもそのはず、美宇が雪崩式フランケンシュタイナーを場外へむけて放つと、場外では入魂パワーボムが。再び壮絶な試合をやってのけた美宇。

そして両者が場内に戻ったところで、美宇が入魂パワーボムをきっちりと決めて、3カウント。鏡子の頑張り、オーナーに届いたはず!?



○中根 美宇  対  春日 鏡子×
(16分47秒、入魂パワーボム)

獲得ポイント:1647pt 累計ポイント:1647pt



第3試合 ウェルガ VS 保田 圭

開始30秒でウェルガがブレイジングチョップを放つ。じわじわと攻める保田を、短期決着で仕留めるのか。これに保田も顔面ウォッシュで手痛いお返し。

その後腕殺しコンビネーションやチキンウイングアームロックで得意の攻め方を見せる保田。


腕をやられる前にと、ウェルガが急降下バックドロップやストマッククラッシャーといった力技で体力を削る。保田も動きをよく見ている、バックドロップ2度目には行かせずブルドッキングで返す。

開始8分、サンダーファイヤーパワーボムで先にカウント2を聞かせたのは保田。その後もビクトル式腕十字などでフィニッシュへと追い込む。


ウェルガを場外に落とすと余裕のダンスも見せ、地獄バックドロップの連発、Sダイビングヘッドバットで勝利は目前の保田。

しかしフォールにはいかずギブアップを狙い続ける保田に反撃の余地を見出したウェルガ。ボロボロの腕で意地のデッド・ロード敢行。さらにファイヤーサンダーから2発目のドラゴンスープレックスホールド。

惜しくもカウント2.9。ガッツポーズから再びバックを取るが、これを待っていたかのように保田が捻り式アームロックで切り返し、一瞬にしてギブアップ勝利。高ポイントを稼ぎ出した。



×ウェルガ  対  保田 圭○
(17分05秒、捻り上げアームロック)

獲得ポイント:1705pt 累計ポイント:1705pt


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