第2章・激化狂乱編

〜予選リーグ初日・Bブロック〜


第1試合 ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン VS ジョン ☆ ピース

フケテンネン、初めて覚えた日本語である「バカヤーロ」を叫んでカウンターの顔面張り手を狙うが、ジョンにかわされ不発。

そしてじっくり志向のパロXレスラーにハイキック、バックを取っての延髄ラリアットを容赦なく序盤から決めていくジョン。


リズムを狂わされそうになるフケテンネンだが、この後の張り手はクリーンヒット。そしてJアームブリーカーと脇固めをテンポよく決め中盤を支配する。

そして5分台でフケテンネンがXファクター。相手を意識してか、いつもより早い段階で攻め込む。しかしこの後ジョンのSCスタナーが待っていた。




そしてバック取りをピースクラッシャーで返したジョン。しかしフケテンネンこれで終わらず、アングルスラム、シザースキックと大技ラッシュ、ペースを掴む。

ジョンもリバースブレーンバスターやミリオンダラーバスターで反撃するが、フケテンネンの動きは絶好調。高角度タイガースープレックスで追い込んでの2発目のフロッグスプラッシュがカウント3を取った。



○ゴマカシ・テモーネ・フケテンネン  対  ジョン ☆ ピース×
(10分32秒、フロッグ・スプラッシュ)

獲得ポイント:1032pt 累計ポイント:1032pt



第2試合 SAORI VS アサルト・タンク

優勝候補といわれるこの二人が初戦で早くも激突。

ハンマーブローやネックハンギングツリーなどひたすら力で押しまくるアサルトに対し、SAORIはサイクロンホイップやサンセットフリップなどスピードで翻弄する。

両者互角のまま、試合は中盤、終盤へと近付いていく。

変形カベルナリア、サソリ固めでじわじわと攻めて動きを止めにいくSAORIに対してしびれを切らしたか、開始9分アサルトが頭を掴んでの強引なラリアット。首がぶっ飛んだような衝撃でSAORIの上体が反りかえる。

そして10分経ったところでアサルトの必殺ヘルズゲートが。これにSAORI失神状態となるが、カバーをカウント2で間に合わす。



瀕死状態にあるSAORIだが、目は死んでおらず。この状況下にあっても雪崩式フランケンシュタイナーを鮮やかに決める。さらにラ・マヒストラルで逆転勝ちを狙いにいく。

この後アサルトが2発目のヘルズゲートを決める。それでもまだ足りないのか、頭掴みラリアットをさらに2発。だがSAORIも必殺エメラルド・フロウジョンを決めて、両者KO状態に。

この勝負の行方は果たしてどちらか・・・。パワーとテクニックの凌ぎ合い。試合運びでわずかにSAORIが上回っていたのか、この後エクスプロイダーからバックドロップホールドに繋いで、カウント3を入れさせた。



○SAORI  対  アサルト・タンク×
(15分56秒、バックドロップホールド)

獲得ポイント:1556pt 累計ポイント:1556pt



第3試合 八頭島 瑠華 VS 斉藤 瞳

開始直後、八頭島がロープに振ってのジャンピングエルボーで先制。斉藤もダウンさせての後頭部低空ドロップキックでお返し。

Aブロックのウェルガ・保田戦と同じ団体での対決ということもあってか、同じ匂いが感じられるこの序盤戦。


有利に進めているのは斉藤か。開始2分、コーナー串刺しでのドロップキック、さらにロープ渡りも決めていった。

そして4分台にはバックドロップからの駆け登りムーンサルトプレス。八頭島も象徴技である顔面張り手を見舞っていくが、なかなかチャンスが周ってこない。


開始5分台では斉藤がオリンピックスラム、ファルコンアローも決めてフィニッシュ体勢。リバースツームストンパイルドライバー、踏み込み掌底で反撃を試みる八頭島だが、一歩及ばず。

ハイジャンプフェイスバスター→エプロンからのプランチャ、前方回転エビ固めと重ねていっての駆け登りムーンサルトプレスで、斉藤が危なげない勝利。



×八頭島 瑠華  対  斉藤 瞳○
(9分14秒、ムーンサルトプレス)

獲得ポイント:914pt 累計ポイント:914pt


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