第2章・激化狂乱編

〜予選リーグ2日目・Aブロック〜


第1試合 エム・サキッチョ VS 中根 美宇

前回負けた悔しさを晴らすように、エムが開始直後ナックルアローを3連発。

勢いにまかせて突っ掛かるエムに対し、美宇は首へのエルボースタンプや膝十字固めで冷静に対処。


この試合、やはり気迫が違うエム。開始1分というところでアメリカンパンチラッシュが。序盤から勢いが止まらず、優勢のまま開始6分で、えげつない角度から落とす元祖パワーボムを決める。

エムのラフ殺法に捕まっている美宇、この後も串刺しDDT、喧嘩キックを浴びせられピンチが続く。


8分台に捻り式ベリートゥベリーで美宇も必死に反撃を狙うが、それ以降大技が思い通りに決まらず。

フォールにはいかず、大技を各所で決め続け時間を稼ぐエム。10分台に必殺のシークレット・フェースを炸裂させ、数秒後にようやくフォールの体制に入って3カウントを取った。

○エム・サキッチョ  対  中根 美宇×
(10分51秒、両手押さえフォール)

獲得ポイント:1051pt 累計ポイント:1051pt



第2試合 ウナラ ヒカル VS ウェルガ

先ほどのエムと同様、序盤から突っ走っているウェルガ。初戦で敗れた悔しさをバネに、この試合快調な攻めを見せている。

ボディスラムで何度も腰を叩きつけ、フェイスカットで追い打ちをかけるウェルガ。3分台で急降下バックドロップを決める。


そしてリバースツームストンを何度も狙いに行くが、ウナラの体がなかなか持ち上がらない。この間ウナラにチャンスが回っていたのか、6分台にジャンピングハイキックを命中させ、逆襲に出る。

さらに7分台にドクターボム。カウンターのジャイアントキック、ジョンスパイク、ぶっこ抜きバックドロップと次々に大技が決まり、ウェルガが逆に追われる立場となる。




9分台、ウナラがとどめの入魂パワーボム。しかし「今日は負けられない」と、2.9で肩を上げたウェルガ、カウンターでのデッド・ロード、COOLダンスを見せてから垂直落下式リバースDDT→ドラゴンスリーパーと猛烈なラッシュ。

ウナラのRYUスペシャルも耐え凌ぎ、必殺のデッド・ロード、そして侍パワーボムでフォール。劇的な逆転勝利と誰もが信じたが、なんとこれも2カウントでウナラが返す。

ここでチャンスを使い切ってしまったか、この後ウナラにウエスタンラリアットからバックドロップホールドへ繋がれ、3カウントを許した。



○ウナラ ヒカル 対  ウェルガ×
(13分56秒、バックドロップホールド)

獲得ポイント:1356pt 累計ポイント:2314pt



第3試合 春日 鏡子 VS 保田 圭

初日の試合、長期戦を繰り広げた両者。まず先手を放っていったのは鏡子。片足を掴んでおいての顔面張り手を2連発。前回同様女子式ボディスラム、閂絞めといった技で序盤を攻める。

保田も戦法は変わらない。序盤から徹底的に腕へと照準を絞る。


中盤になると保田のペースが続く。ベリートゥベリー、腕殺しコンビネーション、一本背負いと繋げていき、5分台で必殺・Kロックを敢行。

鏡子もFat?ストンピングで応戦しているが、なにか反撃の糸口となる大技が欲しいところだ。初日戦での疲労もなんとなく感じられる。


このまま保田が順調にフィニッシュへと持ち込む。ビクトル式、カウンター式、前転式など数々のパターンで飛びつき逆十字に入り、鏡子の腕を壊していく。そして7分台にサンダーファイヤーパワーボム。

鏡子もオーナーへ頑張りを見せるため、ベストバウト賞を狙うためにタップを拒み、隙を見せればFat?ストンピングで仕返し。そして会場もいつのまにか、一回ストンピングする度「Fat?」コールが。

その後バック取りをアームロックで返すという意外な攻めも見せたが、ペースを崩せず。ローリングエルボーからのフォールで3カウントとなった。


×春日 鏡子  対  保田 圭○
(11分55秒、ローリングエルボー→背面式片エビ固め)

獲得ポイント:1155pt 累計ポイント:2860pt


→予選リーグ2日目・Bブロックへ



戻る