第4章・異風堂々編

〜予選リーグ3日目・Bブロック〜




−第1試合−
(2480pt) クリス・ジ・ERIKO VS ザ・ビーナス (3132pt)


序盤を有利に進めるビーナス。ペンデュラムバックブリーカーやDDTなどの中技を的確に繋いでいき、4分には大技のマッハパンチラッシュ。その後もリバースブレーンバスターを2発決め、カウンターのコブラクローをかわしておいてのデスバレーボム。頭部を抑えるERIKOに容赦なく後頭部への低空ドロップキックで追い打ちし、立ち上がって2度目のデスバレーボムへ。ここからもフォールせずに再び低空ドロップキックでいたぶります。

開始当初はバック取りやロープワークからのフェイスクラッシャーで充分に対抗していたERIKOもこのあたりから失速し、ビーナスがコーナーへぶつけ転倒させると尚も後頭部への低空ドロップキック。その後のハンマースローはERIKOが振り返しフェイスクラッシャーを決めるも、ビーナス2度目のマッハパンチラッシュ。その後もリバースブレーンバスター、会場を見回して再度リバースブレーンバスターへ。浴びせ蹴りもヒットさせ、攻勢が続きます。

9分にはビーナスが突き放しハイキックから必殺TCB。ギブアップはなりませんが立ち上がり際2発目の突き放しハイキック。そのままコーナーへ登り、首を掻っ切るアピールからミサイルキック。狙い続けている後頭部へ直撃させ、仕上げのラ・マヒストラルへ。これが3カウントとなり、ほぼ無傷のビーナスが圧勝です。

×クリス・ジ・ERIKO  対  ザ・ビーナス○
(10分19秒、ラ・マヒストラル)


獲得ポイント 累計ポイント
クリス・ジ・ERIKO 1019pt 3499pt
ザ・ビーナス 1519pt 4651pt




−第2試合−
(3037pt) 真鍋 静香 VS Naru (2534pt)


至近距離からぶん回すように放つラリアットアタックやバックに回っての延髄ラリアットで、半ば強引気味にペースを奪おうとする真鍋。これには延髄踵落としやショルダーネックブリーカーで冷静に対処してきたNaruですが、5分台に雄叫びを上げる真鍋からスクールボーイに持っていかれ、その後6分には真鍋の必殺・芸術品ジャーマンを浴びてしまいます。

フォールは2で返されるも、すぐに起き上がる真鍋が垂直落下式ブレーンバスターから再びフォールへ。これも3カウントはなりませんが再び立ち上がり、2度目の垂直落下式ブレーンバスターでもう1度フォール。荒削りながら攻めを持続させます。今度はノーザンライトスープレックスの体勢、これはNaruがDDTで切り返し、ハンマースローからフロントハイキック。バックを取るNaruが再びロープへ振り、2発目のフロントハイキックも決まります。

真鍋も対抗するようにハンマースローからパワースラム。さらにロープへ振って叩きつけラリアットを決め、振り上げ招きアピール。ここからのカバーはカウント2.8。勝利へ急ぐ真鍋が再びノーザンライトスープレックスの体勢、これもDDTで切り返されるも、その後組み合いから垂直落下式ブレーンバスター。これにNaruもショルダーネックブリーカーから駆け登り式ダイビング背面エルボーで反撃開始。

真鍋がもう一度ノーザンを狙うもDDTで返すNaruが膝十字固めへ。真鍋を場外に落として呼吸を整えますが、この後場内に戻った真鍋への組みはエルボーで外され、真鍋が雄叫びを上げ腕ひしぎ逆十字。ここは耐え凌いだNaru、立ち上がった隙を見計らいジャンピングネックブリーカー。その後のバック取りは失敗しますが叩きつけラリアットをかわし、逆にロープへ振ってのジャンピングフロントハイキック。

ここでカバーへ、まだ余裕を残す真鍋が2で肩を上げると、いつのまにかNaruの後ろへ回り込み、そのまま芸術品ジャーマンへ。受け手に回りながらも密かに狙っていたこの一撃にNaruも対応できず、カウント3のゴングが。駆け引きに乗らずひたすら直進的なファイトを貫いた真鍋が2勝目を挙げています。

○真鍋 静香  対  Naru×
(11分54秒、芸術品ジャーマン)


獲得ポイント 累計ポイント
真鍋 静香 1654pt 4691pt
Naru 1154pt 3688pt




−第3試合−
(2960pt) ミュ〜ナ VS 横山 さくら (2859pt)


各種チョップやフラッシングエルボーを軸に序盤を攻めるさくらに対しオーソドックスな各種プロレス技で対抗するミュ〜ナ、6分には捻り式ベリートゥーベリーから肩車フェイスバスター、そのままエビ固めでフォールします。これにさくらも叩きつけラリアットアタック2連発からSTFに入りますが、解いたミュ〜ナが再び捻り式ベリートゥーベリーを決めフォール。

さらにもう一度捻り式ベリートゥーベリーで投げつけ、走り込んでのジャンピングエルボードロップも決めていきますが直後、さくらが低空ドロップキックで脚を払い、これまで勝利を呼び込んできた必殺技・破邪拳征 桜花天翔を炸裂させます。ここからのムーンサルトフォールは2で返すも、想像以上の破壊力を持つこの技で動きが止まってしまったミュ〜ナ、その後のさくらのレッグロールクラッチを返すことができず、カウント3。獲得ポイントこそ真鍋とビーナスに劣るものの、さくらがBブロック唯一の3連勝です。

×ミュ〜ナ  対  横山 さくら○
(9分48秒、ジャパニーズレッグロールクラッチ)


獲得ポイント 累計ポイント
ミュ〜ナ 948pt 3908pt
横山 さくら 1448pt 4307pt




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