「オーナーに直撃インタビュー!」第二回

団体総巡り計画「パロジェクトX」発足後、「怪変隊」「武者逝」といった今までのネットプロレス概念を
打ち破る奇妙なキャラクターの数々を世に送り出し、新たな話題を提供しているファイモニオーナー・イチヒロ。
前回から約半年ぶりとなる今回のインタビューで、オーナーが胸中を語った。


“今の自分が得たもの・失ったもの”

―おひさしぶりです。前回お伺った時とは随分と、周りの状況が変わりましたねー。

オーナー:そうですねー。前回はまだファイモニの交流戦もしてなかったし、パロジェクトXもなかったんで。
自分のやっている事も大分変わってきた気がしますね。失ったものもあるし(笑)。


―失ったもの、といいますと?

多分、ファイモニを前から見てる方は感じていると思うんですが、最近のファイモニ、大人しいでしょ(笑)。
メンバーの皆が以前より仲良くなったっていうのもあるんですが、どうも今は「武者逝」寄りになってて。

僕も最近は他団体の試合に出場させる時、ファイモニよりも武者逝のファイトに期待してしまうんですよ。
でも、試合の内容の方では、やっぱりファイモニですね。オフラインの興行では毎回楽しませてもらってます。


―なるほどー。それでは、オンライン上での女子プロの興行は「武者逝」が中心になっていくと。

いや、ファイモニをやめてしまったら、以前から見ている方に申し訳ないんで。
もともと「武者逝」も半ば非難されてましたからね(笑)。「ブスは三日で慣れる」っていう言葉で
無理矢理慣れさせてしまったというか。でも、各オーナーの方から反響を頂いてるんで、感謝してます。


―「ファイモニが大人しくなった」と今オーナーがおっしゃっていましたが、「ファイモニアワー」では
各メディアの著名人が毎回、ゲストとしてファイモニのファイトを楽しんでくれてますよね。
そのファイトの方も、世代闘争、軍団抗争といった激しいものを見せていると思うんですが。

メインはゲストのトークで、試合は外付けみたいなもんですからね(笑)、僕にとって。
「ライブヤイヤー」のときは確かにファイモニのメンバーを中心としたものをやりましたが。

僕のやり方って一発屋なんで、一回やってもその後が続かないんですよね。
毎回違うことを、その場で思いついたことをやらないと駄目なんですよ。


―では言ってしまうと、ファイモニ・パロジェクトXは明日なくなるかも、1年間続いているかもわからない、
「一寸先は闇」の状態であると?

はい、そうです。でもまだなくなりはしないと思います。こうやってインタビューをして時間稼ぎしたりとか(笑)。


“ネット女子プロの新展開”

―インタビューといえば、今ネットプロレス界で特に男子が、インタビューを用いた選手への口撃が
話題を振りまいていますよね。オーナーもそういうことをしてみたいという気持ちはありますか?

はい、うちでもやってみたいという気持ちがありますね。でも、あんまり残酷な表現は使いたくありませんね。
明るく楽しくがモットーなんでね。それに「怪変隊」は優しい子ばかりだから(笑)。

この口撃の要素を女子プロ界にも取り入れたらいいなあと思いますね。
「武者逝」を付け狙う連中ならいっぱい出て来そうなんで(笑)。


―確かに(笑)。「武者逝」に対抗心を燃やす選手として最初に出てくるのは、
「華王」大会にも出場したFSEの渡嘉敷選手ですね。

そうですね。僕のやってるプロレスに通じるものも感じられますし。いいライバルです。
更に発展した闘いが出来たら、面白いですね。あとはこないだ紀所・慈美組と対戦した
WGの外国人コンビの動きも、注目したいですね。


そういえばLWCのどれみ選手が、「HU」の初日に武者逝についてコメントを触れていましたね。
そしてファイモニについてもコメントが及んでいましたが。

まさかファイモニにまでコメントが及ぶとは思わなかったですね。「よくも」という感情がありつつ、
ちょっと嬉しいような(笑)。今までLWCの選手とうちの選手が交えることはほとんどなかったですからね。
紀所との試合もなかなか白熱してたみたいで。新たな可能性を感じさせてくれますね。


―それでは最後になりますが、これからのネットプロレス界に望むこと、
そしてこれからネットプロレス界で挑戦したいことを、お聞かせください。

望むことは、・・・んー現状のままでずっと続いてくれたらそれでいいですね。
今のネットプロレスに満足しているんで、これからも楽しませてもらいます。

団体が次々と増えて、日進月歩でネットプロレスは進化していると思います。
その中でうちの団体はうちなりの色で存在感を出していけるように、爆進します。