〜予選リーグ初日・Aブロック(ヴィジュアル編)〜
伊智「初日の模様をお伝えする前に・・・、ちょっとオーナーからファンの前に 言いたいことがあるようです。パロXのメインテーマが流れ終わり、会場が暗転。 そしてー?なにやらフラメンコ調の音楽が流れ出しました。おっと〜?」 |
伊智「イチヒロオーナーがリングのマットの真ん中からぬきぬきっと出てまいりました。 いつのまにこんな仕掛けを作ったのでありましょうか。 そして、マイクを持ち歌を歌うようです。この曲は、この曲はもしや〜?」 |
オーナー: 「♪お茶〜〜なぁんだけどぉ〜〜〜〜〜♪(チャチャチャ!)キャベツ アスパラぁ〜〜〜♪」 |
伊智「・・・まさか、これをやりたいがためにわざわざリングまで上がってきたというのでしょうか。 いやー、オーナーの考えることです。それも充分考えられるでしょう。」 |
オーナー: 「この度はお忙しい中、パロX交流戦・エックソシスト ディレクターズカップを 見に来てくださいまして、まことにありがとうございます。 さて今回は、皆様にお知らせしたいことがあります。それは、nWQさん主催の ハッスルマニアでも宇座子が言っていた、“勧善懲悪運動”の実施です。 今、あらゆる団体のリングで悪がはびこっていることは、皆様もお気付きに なられていると思います。それはもちろん、うちのリングでも言えることです。 その悪の根源は・・・、そう、ヤハリ・ビールト・ジャガスキーです。 ファンの皆様、そして彼女と当たる他団体の選手の皆さん、どうぞ彼女を ギッタギッタのゴッタゴッタに叩き潰しちゃってください。以上です。 |
伊智「ハッスルマニアでの宇座子の宣言に続き、パロXリングでもオーナー自らが 勧善懲悪運動の実施を宣言いたしました!」 |
伊智「・・・おっと!?今そのジャガスキーが花道からやってまいりました! パイプ椅子を手に取って、オーナーへ向かっていった! ハッスルマニアで宇座子を襲撃したのに続き、オーナーまでも餌食に してしまおうというのか。」 |
伊智「椅子攻撃をかわした!そしてSTI(スモール・トルネード・イチヒロ)ーー!! 同じ手は喰いませんでした。さあそして、ジャガスキーを起き上がらせた。」 |
伊智「ジャガスキーがパンチを狙う、しかしオーナーが腕を取って・・・・・・・・、」 |
伊智「トライアングルランサーーーー!!なんでZの技がDで出来るんだあ!! 更にまだ手を加えていく。」 |
伊智「背面式ネックブリーカードロップ。」 |
伊智「担ぎ上げて、F5!更に、」 |
伊智「タイガースープ・・・いや、アンプリティアーだー!」 |
伊智「ジャガスキーを踏みつけて、ふてぶてしい表情だー。 これに満足したオーナー、先にリングを降ります。 では、初日Aブロック第1試合の模様をお伝えいたします。 下らないアングルでページを割いてしまってすいません。」 |
アングル提供:自分
−第1試合−
(0pt) 瀬川おんぷ | VS | AYANO (0pt) |
お互い打撃戦は極力避け、組みからの投げ技を中心に慎重な攻めが続く前半戦。しかし4分台に入ると静寂を断ち切るかのように、おんぷが得意の小悪魔ビンタを3連発(掌底アッパー)を決め、そこからチョーク攻撃へ。スタンディングから前方回転エビ固めでフォールも狙います。そして5分台になると再び小悪魔ビンタの3連発からチョーク攻撃。 先手を取られたAYANOもこれに追いつくべく、ロープワークからフライングラリアットを狙いますがスルリと抜けられ、高速ブレーンバスターを決めた直後にも小悪魔ビンタ3連発と背後からの小悪魔ビンタも喰らってしまいます。ペースは依然、おんぷに変わりませんが、ヘッドロックはバックドロップで切り返すなど必死に反撃の機会を狙うAYANO、フック式のビンタで倒されるもダイビングニードロップはかわし、ギロチンドロップ。 |
その後ダイヤモンドカッターを決められるもローリングソバットを命中。しかしまだまだ体力差は埋まらないか、すぐさまおんぷが小悪魔ビンタで倒し、起き上がれないAYANOを尻目に降参ポーズ。これが相手の降参を意味するフィニッシュ宣言なのか、その後チンクラッシャーからドルフィンポーズを見せてのジャンピングネックブリーカードロップ、再びチンクラッシャーを決めると今度は振り向きアピールを見せ、ロープワークからのジャンピングネックブリーカーは読まれるも、再びロープへ振り今度は成功させます。 そしてバックを取ってのスクールボーイへ。カウント3は入りませんが、既にフィニッシュの準備を整えた感のあるおんぷ。3連発の小悪魔ビンタを決めた後にAYANOが低空ドロップキック、カチ上げエルボーで応戦しますが、決定打が出せず。おんぷのスモールパッケージホールドがカウント2.9を数えると、対角線コーナーへ振り雪崩式狙い。AYANOがカチ上げエルボーで脱出しますが、その後放った一回転ドロップキックは失敗。 再び雪崩式に行くおんぷがAYANOをコーナー最上段へ乗せ、そこから雪崩式のダイヤモンドカッター。フィニッシュの準備を万全に整えたおんぷが、これまで温め続けていた伝家の宝刀・必殺「チャイドル・ロック・フォルテッシモ(腕極めフェイスロック)」を解禁。先程の雪崩式で顔面に大きなダメージを受けたAYANO、これにはたまらずタップアウトを告げ、おんぷが理想的な攻めで初戦を勝利で飾りました。 |
○瀬川おんぷ 対 AYANO× (12分50秒、チャイドル・ロック・フォルテッシモ) |
獲得ポイント | 累計ポイント | |
瀬川おんぷ | 1550pt | 1550pt |
AYANO | 1250pt | 1250pt |
−第2試合−
(0pt) C・W・サユダーソン | VS | 綾瀬 愛 (0pt) |
オーソドックスなレスリングを展開するサユダーソンと、キック、メキシカンストレッチなどでトリッキーに攻める綾瀬の闘い。若干手数で上回るのはサユダーソンか、4分台に抱え式バックドロップを決めると6分台に串刺しDDT。アメリカンフックも打ち込み積極的に前へ出るサユダーソン、綾瀬に腕殺しコンビネーションを2連発で決められるもアメリカンパンチラッシュで倒していき、起き上がらせると首振りポーズで“効いてないぞ”とアピール。 そこから2発目の抱え式バックドロップも決め、ペースを掴みます。意外にも押され気味でスタートとなった綾瀬もスピンキックからサンセットフリップへ繋ぎますが、起き上がり際にスーパー・キックを命中させたサユダーソンが最初のカバーへ。 |
2で返した綾瀬、延髄ニールキックからロメロ・スペシャル、バナナスプレッドと連続でサビミッションに捕らえるも、アメリカンパンチラッシュで再び自らがダウン。トラースキックから四の字へ繋ぎ、今度はサユダーソンがギブアップを狙いに行きます。開始時間はまだ9分を切ったところながら、既に勝利も意識しているサユダーソン。ここからロープへ振ると、必殺の捻り式スパインバスターを敢行。 更なる仕上げへ向かうサユダーソン、綾瀬をフラフラの状態で起き上がらせると自らロープへ走り、クローズラインを打ち込んで万全のカバー。レフェリーが近い位置に居たためカウントが早めに入り、このタイミングに綾瀬が合わせられず痛恨の3カウント。Aブロックの優勝候補との呼び声も高い綾瀬がこの試合で本領を出せず、無念の黒星スタート。対するサユダーソンは強豪の一人目を難なく撃破し、この後の闘いでも互角以上のファイトを見せるのか、注目です。 |
○C・W・サユダーソン 対 綾瀬 愛× (10分21秒、クローズライン→体固め) |
獲得ポイント | 累計ポイント | |
C・W・サユダーソン | 1521pt | 1521pt |
綾瀬 愛 | 1021pt | 1021pt |