〜予選リーグ2日目・Bブロック(逆ヴィジュアル編)〜
−第1試合−
(1008pt) 凄井 宇座子 | VS | 小川 琴子 (1946pt) |
初日は不覚の負けを取った宇座子、この試合で挽回したいところですが、相手は初日で阿峰を破った強敵・琴子。間合いを調整しながら胸張り手やトーキック、アームブリーカーなどで趣向を凝らして闘魂ビンタを防ぎにいきますが、それでも防ぎきれず、数発とビンタを浴びていくうちにリバース水車落とし、足掛け延髄斬りといった中技へも繋げられます。順調に試合を進める琴子、5分台には初日での決め技ステップオーバーアームブリーカーも繰り出していき、モンゴリアンチョップに捕まるもリバース水車落とし、延髄ニールキックと繋げ、7分台にコンプリートショット。 ロープへ振ってショルダースルーで投げつけると、両手握り拳で気合いを入れ、宇座子を起き上がらせての必殺・闘魂延髄斬りMAX。ジャックナイフ固めでカバーし、早くもカウント2.9にまで追い詰めます。初日に続き劣勢状態の宇座子。モンゴリアンからチキンウイングアームロック、バックを取ってのワンハンドバックブリーカーから拷問キャメルクラッチと連繋で応戦しますが、その後に再びショルダースルーに捕らえられると、琴子が両手叩きアピールから2発目の延髄斬り。もう一度狙ったところを宇座子がキックで迎撃しようとしますが逆にカウンターでもらってしまい、更に起き上がらせた琴子が背後で招き挑発をしながら3連続での延髄斬り。4連続へ行こうとしたのは回避に間に合わせる宇座子ですが、もはやリングは琴子の独壇場。 この後の宇座子のバック取りは琴子がエルボーで返し、挑発を決めておいてこの試合5度目の延髄斬り。更に背後から6度目の延髄斬りもヒットさせると河津掛けで倒し、そのままグラウンド卍固めの体勢へ。タップアウトだけは避けたかった宇座子もこれを振り解く力などは残っておらず、あっけなくギブアップを許し、この試合もほとんど良い所なく惨敗。静かに見守るオーナーは今何を思うのか、宇座子の予選突破はほぼ絶望的となり、対する琴子は2連勝で予選突破の第一有力候補に。最終日のRVD戦で雌雄を決します。 |
×凄井 宇座子 対 小川 琴子○ (10分57秒、グラウンド卍固め) |
獲得ポイント | 累計ポイント | |
凄井 宇座子 | 1057pt | 2065pt |
小川 琴子 | 1557pt | 3503pt |
−第2試合−
(1808pt) 石腹・萌 | VS | 阿峰 海奈 (1446pt) |
スタイルの共通性もあってか、序盤からスピーディーな試合展開を見せるこの闘い。お互いがロープワークからそれぞれスピンキックを狙っていき、RVDが後頭部低空ドロップキックを2発打ち込むと阿峰がネックブリーカードロップ。これにRVDも足掛け延髄、カウンターからのスピンキックと繋げローリングサンダー(サンセットフリップ)。対する阿峰もサッカーボールキック、一回転ドロップキックで対抗、再びカウンターからスピンキックを喰らうも同じくスピンキックで返し、ランニングのニードロップ。 タイガースピンからローリングソバットを背中にヒットさせると、最初の大技・回転地獄蹴り。テンションが高まっていく中、RVDも延髄踵落としですぐに反撃し、超肉弾プレス。そしてローリングソバットラッシュを決めるとバックを取り、ミステリオ・ラナで阿峰をフォール。すぐさま阿峰がノーザンライトスープレックスに行くもDDTで切り返し、ハンマースルーから体当たりをぶちかましてのスモールパッケージホールド。阿峰が2で返すと先に立ち上がり、ニースタンプでうつ伏せ状態に変えておいての鎌固めへ。 更にロープワークからバックを取りに行くとリバースフランケンシュタイナーを敢行し、もう一度バックを取って胆石落とし。サッカーボールキックで追い打ちしますが、立ち上がったRVDが高角度前方回転エビ固めでフォールに持ち込み、返されればロープワークからスピンキック。バック取りは阿峰が取り返すと、飛びつき後方回転エビ固めで逆にフォール。これは2で間に合わせたRVD、立ち上がるとローリングエルボーで再び反撃、しかし阿峰もクアラッシュで持ち直し、再びバックを取っての胆石落とし。 |
更にロープへ振ると人工衛生ヘッドシザースホイップに捕らえ、サッカーボールキック。ラッシュは終わらず立ち上がったところを再びクアラッシュ。ここからバックを取りますが、RVDが取り返してフェイスクラッシャー。これに阿峰がロープワークから再びバックを取るも、これもRVDが取り返し、ミステリオ・ラナでフォールへ。2で返した阿峰、今度はバック取りに成功し3度目の胆石落とし。目まぐるしく入れ替わるこの攻防、最後まで目が離せません。試合開始後11分ながら、既に終盤の様相を呈したこの闘い。 この後RVDがローリングソバットラッシュで阿峰を倒すとコーナーへ登り、両手指斜め上げアピール。トペ・コン・ヒーロを投下し、ジャックナイフ固めでカバーへ。なんとか2.9で持ち堪えた阿峰、ロープへ振られるも振り返して自らのバック取り、しかしこれは読んでいたRVDが取り返し延髄ニールキック。タイガースピンもバックドロップで返してフェイスクラッシャーへ。駆け引き戦では一歩上を行くRVDが、ここからムーンサルトフォールを決めフィニッシュ体勢。決まっておかしくありませんでしたが2.9で阿峰の両肩が上がります。 スタミナが切れる前に勝負を着けたいRVD、ここから延髄踵落としで倒し両手指斜め上げ、バック取りからスクールボーイに固め、再度カバーへ。これも3カウントは惜しくもならず。すると体力は尽きたかに見えた阿峰が立ち上がり際に回転地獄蹴りを決め、バック取り。が、これもRVDが回り込みで回避、ロープへ振りますが技のタイミングを誤ったか、両者が激突しダウン。立ち上がると冷静さを取り戻したRVD、バックから延髄ニールキック。そしてもう一度ロープへ振ると今度はスピンキックを命中させ、フェイスクラッシャーからスモールパッケージホールドへ。 これで見事3カウントを奪取し、RVDが武者逝の2連戦を全勝。最終日での琴子との試合が、ほぼ事実上の予選突破決定戦となります。対する阿峰は前回同様優勢に試合を運んでいながらも終盤で失速、武者逝の初勝利はまだまだお預けとなりそうです。 |
○石腹・萌 対 阿峰 海奈× (14分17秒、スモールパッケージホールド) |
獲得ポイント | 累計ポイント | |
石腹・萌 | 2217pt | 4025pt |
阿峰 海奈 | 1417pt | 2863pt |