〜予選リーグ2日目・Cブロック(U−95pt編)〜




−第1試合−

(1818pt) キルビル・ゴーストバーグ VS 藤原樹 (1619pt)


開始30秒近くというところで、ロープワークからの引き倒しラリアットで奇襲をかけた樹。これにキルビルも対抗し同じくロープに振るとスピアーを狙いますが、樹が寸前で回避します。その後DDTから馬乗りナックル、ショルダーネックブリーカーから再度馬乗りナックルに捕らえるなど優勢に進める樹。更にショルダーネックブリーカー、テキサスジャブ、アッパーと連続で技が決まり、背後を取るとしてやったりの両手中指立て。そのまま高角度抱え式バックドロップで投げつけます。

中段蹴りなど打撃戦では一歩も譲らなかったキルビルも、数分の間でこれだけの猛攻を浴びるとさすがに厳しい状況。樹が場外に落としXポーズ、自らも場外へ移りマシンガンストマックニーリフトを打ち込みます。これにキルビルもストマッククラッシャーで応戦し、先に場内へ戻ると帰って来た樹にニーリフトで迎撃しますが、立ち上がった直後、樹が必殺キィ・トラッパーを炸裂。Xポーズでフィニッシュ宣言、そのままカバーに行きます。あわや開始6分というところで決着がつくかと思われましたが、キルビルがなんとか2で脱出。

このまま負けてなるものかと、キルビルがエルボースタンプから至近距離のスピアー、ハンマーブローと反撃しますが、ストマックニーで倒され、背後からアメリカンフック、正面からアッパーと立て続けに打撃を浴びせられ、ペースを掴めません。いつでもフィニッシュへ行ける体勢を整えた樹、起き上がれないキルビルに再びXポーズを決めストンピングの乱打。大いにいたぶったところで2発目のキィ・トラッパー炸裂、万全の体勢でフォールに行きますが、リング下部だったためこれもキルビルが2.9で間に合わせます。

この僅かなチャンスに賭けに出たキルビル、組みはスレッジハンマーで倒され再びストンピングの乱打を浴びせられるものの、ヘッドロックパンチはバックドロップで切り返し、バックからコマンドエルボーを打ちつけます。ここからもう一度組みつきに行ったところは再びスレッジハンマーで倒され、ストンピングの乱打に遭いますが、起き上がり際にスモールパッケージホールド。カウント1で返されますが、勝負への執着を見せつけます。

そんなのはお構いなしに、再びキルビルをいたぶり続ける樹。フロントヘッドロックからのエルボーでリング中央に寄せ、Xポーズからストンピング乱打、ニーリフトから背後でのアッパーカット、そして振り抜きストレート。アメリカンフック、高角度抱え式バックドロップと更に攻め手を重ねますが、直後蘇生したキルビルがディスカッションパンチ。背後からのマシンガンニーリフトも決め、正面からトーキックで間合いを詰めての振り子式ダイヤモンドカッター。逆転勝利に賭けカバーに入ります。

これはまだ余力を残している樹、カウント2で間に合わせるとヘッドロックパンチで倒し、いたぶりを再開。Xポーズを挟みバックからスレッジハンマー。ポジションを整えると、ここから3度目の正直、3度目のキィ・トラッパー。すかさずカバーに入り、文句無しの3カウントを奪取。この試合も相変わらずの強さと悪ガキぶりを見せつけた樹が2連勝です。敗れたキルビルも初日での高ポイントが功を奏し、樹とは101ptの僅差に着いています。

×キルビル・ゴーストバーグ  対  藤原樹○
(11分54秒、キィ・トラッパー→背面式片エビ固め)


獲得ポイント 累計ポイント
キルビル・ゴーストバーグ 1154pt 2972pt
藤原樹 1454pt 3073pt




−第2試合−

(2118pt) 長村 沙希 VS 杉原 貴美 (1319pt)


オーソドックスなレスリング技にこだわる者同士の対決。初日でのうっぷんを晴らすかのように飛びつき逆十字、カウンターの水車落とし、フロントスープレックスなどを次々と勢い良く決める杉原。対する長村も顔面張り手、エルボーバットなど打撃では互角にぶつかり合い、気合いは負けていませんが、レスリングの技術ではさすがに分があるか、初日の試合の疲労もあいまって劣勢気味の状態が続きます。

それでもなんとか杉原のレスリングに対抗しようとダブルリストアームソルトを仕掛けていきますが、DDTで返され、アキレス健固め、胴絞めフロントネックロックとグラウンドで攻め込まれます。更に2度目を仕掛けようとするものの再びDDTに返され、バック取りも杉原がエルボーで阻止、ガッツポーズを見せると今度は杉原がバック取り、これを長村が暴れるで返したものの、その後杉原が必殺の「五輪予選スラム(オリンピックスラム)」を炸裂。ネックロックに捕らえ開始5分台というところでギブアップ勝ちを狙います。

その後もアレビンズ・リフトから胴絞めスリーパーで再度ギブアップに迫り、決まらなければフロントスープレックスからのジャーマンスープレックスでフォール。2で長村が間に合ったものの、冷静さを保つ杉原が即座に一本背負いからアキレス健固めへ。緩急整った試合運びでリードを取り続け、再度一本背負いで投げるとバックからの胴絞めスリーパー。

根性で耐え凌ぐ長村、この後ロープへ振りフライングボディアタックで逆にフォールを狙いましたが、返されれば胴絞めネックロックに持ち込まれ、これを振り解いて大外狩りから飛びつき前方回転エビ固めに行ったものの直後に背面式片エビでフォールを取り返され、ピンチを招きます。ひたすら自分の闘い方を貫く杉原、この後ロープワークからスピアーを決めておいてのネックロック。これもギブアップはなりませんでしたが立ち上がる長村を胸張り手一発で倒し、貫禄を見せつけるガッツポーズ。これに長村が再び立ち上がってエルボーバットを見舞っていくも、胸張り手に再度ダウン。

力尽きたことを確信し、杉原が筋肉アピールを見せての片エビ固めでフォール。気力で2カウントに間に合わせた長村が直後に逆エビで捕らえたものの、振り解く杉原がストマッククラッシャーで打ちつけ、ここから再度フォールに行き3カウントを奪取。杉原が1勝1敗の五分に持ち込ませることに成功しています。対する長村もこの試合で勝利は落としたものの、ポイントでは堂々の首位を守り、最終日での樹戦で予選突破を賭けます。

×長村 沙希  対  杉原 貴美○
(10分56秒、ストマッククラッシャー→背面式片エビ固め)


獲得ポイント 累計ポイント
長村 沙希 1056pt 3174pt
杉原 貴美 1356pt 2675pt




→予選リーグ2日目・Dブロック(無差別編)へ



戻る