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〜開催告知までの軌跡〜

Act.1：悪夢の引退選抜戦







（前大会終了後のオフ興行で）

コラーク「『エクストリームカップ’１０』は、予想通りサタナが優勝、ウチの役立たず共は、予想通りの敗退となったわ。最後まで優勝争いに残ったピザァやオゲレツ仮面はまあいいとして、他の者共は、一体なんのつもり？まさか出られただけで満足とでも思ってるのかしら？

前のボスはそれで許したかもしれないけど、ワタシはそんなぬるっぬるのぬるま湯に浸かってる環境が大っ嫌いだから、その甘ったれた根性を叩き直すために、こんな大会を用意してあげたわ。所属選手の中から最近実績を上げた者を除く３２人参加のトーナメント戦で、最後まで負け残った者は、現役を引退してもらうというものよ。」













コラーク「って言っても勝ち負けはじゃんけんで決めるわけじゃないから安心してちょうだい。まず３２人がトーナメントでシングルで戦ってもらうんだけど、負けた選手の方が２回戦に進出するわ。その２回戦でも負けた選手が３回戦に上がってもらう。こうして決勝、いや決負まで負け続けた愚か者が、引退よ。

それ以外にも、３回戦まで負け残った者は次回のオンライン大会の出場資格を停止、更に４回戦にまで残った者はそれに加え、所属ユニットでの活動停止又は脱退というペナルティも受けてもらうわ。じゃ、早速開催といたしましょうか。」










開催、そして決勝を終え・・・










コラーク「じゃあ、トーナメントの結果を見てもらうわ。これね。」








最後まで負け残り（引退）
　ニック・マンダ

４回戦進出者（ユニット活動停止又は脱退、及び次回大会出場無し）
　熟女原人ババゾネス、ファナ・ティーク・ライシズ、マゼス・ミリル

３回戦進出者（次回大会出場無し）
　柴井太呂香、プリーズ貴澄、五月女麗子、クリスティ・マクリーラ





コラーク「ニックはなかなか頑張ってくれてたから、これで引退は残念ねー。でもこれが厳しい現実なのよね。今後の違う道での成功を祈ってるわ。他の面々を見てみると、んーイチバン期待してたＶ．Ｋがこんなに負けちゃうなんて心外ねー。リーダーのマゼスさんが４回戦まで負け残っちゃうなんて。

これはユニット活動停止どころじゃなくって責任を考えたら解散した方がいいんじゃないのかしら。この引退選抜戦は毎年開催するから、他の者共も明日は我が身と思うことね。人間、年に１回は気を引き締めないとダメになっちゃうからね。」

？「・・・よくやっているじゃないか。さすがは我が娘、母として誇りに思うぞ。」

コラーク「この声は・・・・・・・・・ママ！？」

モウバーサン「そうだよママだよ。いつも天国から活躍を見守っているぞ。それにしても、トーナメントで覇気の無い雑魚共を引退や活動停止に追い込ませるとは、よく考えたものだ。コラークの経営手腕は、我輩を超えてるかもしれんな。

この団体が世界を制圧する日も、そう遠くないであろう。では、そろそろ控え室に、じゃなくて天の世界に帰るとしよう。」

コラーク「ありがとうママ。ずっと見守っていてね・・・・・・・・・。じゃあ雑魚共ーっ！明日の興行も手抜きすんじゃないぞー！手抜きするものならママに代わって・・・・・」


























（突如乱入したアーンとニックがコラークを襲撃）

ニック「このままおとなしく引退なんてしないぞー！」

アーン「しないぞー！チューカ・マンダースは再び武闘派に戻って団体に宣戦布告する！おいボス、次の大会あるんだったらアタシらを組んで出場させろ。結果を出せたらニックは現役続行、結果を出せなかったらアタシも引退してやる。それでどうだ。」

ニック「それでどうだ。・・・って、姉さん本当にいいの・・・？」

アーン「マンダース姉妹は一心同体だ。バラバラに離れることなんて考えられない。ピザァは家出したけど。」

ニック「姉さん・・・・・。よし、絶対結果を出してみせる！ファンの皆さん、背中を押してくださいと言いません、ついてきてくださ・・・・・あれ？
















（三女のピザァが登場）

ピザァ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ニック「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

アーン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ピザァ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ニック「・・・・・・・ピザァ、お姉ちゃん達は引き止めはしないから、自分の行きたい道を選んでいいんだよ。お姉ちゃん達はね、妹の一人立ちを嬉しく思ってるから・・・」

アーン「・・・あっ、ニック！！！」




































（ピザァは無言のまま退場）

コラーク「・・・フフッ、雑魚も雑魚なりに盛り上げてくれないとねー。姉妹愛だかなんだか知らないけど、２人ついでに引退してくれてスッキリするわ。三女だけは残す価値がまだあるみたいだけどね。じゃ、その楽しみにしてる次回の大会の発表は、この次の日にでもね。」


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