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〜開催告知までの軌跡〜

Act.1:王者の失墜








(前大会終了後のオフ興行でリング上に立つオバンバ政権の面々)

モウバーサン「見ている貴様らにはちょっと難しい話かもしれんが、会社というのは信用と責任を持って成り立つものなのだ。その中で社員たった1人がたった1度でも過ちを犯してしまえば、会社全てが世間からの信用を失うことになる。そして過ちを犯した人間には、その世間を納得させるだけの責任を取ってもらわねばならない。」

DEV−A&N「(いつもは無いような難しい話に首を傾げる仕草)・・・・・・・・・・・・。」

モウバーサン「すぐ話終わるから貴様らはそこで突っ立ってろ!次に指示した事、忘れてないだろうな・・・?ああ、その責任についてだが、責任を取ってもらうのは、もう諸君にはおわかりと思うが、前大会で全てのPXFファンを失望させ、団体の信用を失わせた、この女だ!」












モウバーサン「ラーグ・アンツェル!!貴様しかいない!!優勝確実と言われた中で、他団体の者に易々と優勝を渡し、更には至宝のベルトまで他団体へ流した!我輩はどぉ〜れぇだけ屈辱だったことかぁ・・・・・。毎日ファンレターを涙で滲ませながら読んでいたぞ、最後は嘘だけどな。さあ貴様には相応の責任を取ってもらうぞ、それがどういう意味か、わかるなー?」

アンツェル「・・・閣下、本当にすいませんでした。お願いですからもう一度だけ、チャンスを下さい・・・・・。」

モウバーサン「チャンスは2度も無いんだよー!貴様がそんな腐った言葉を吐いてる時点で、既に役目は終わっているのだ。」

アンツェル「お願いです・・・私にはベルトとオバンバ政権が無ければ、存在する意味が無いから・・・・・。」

モウバーサン「意味が無いー?だったら黙って消えるがいい。手下共、やれ。」






























モウバーサン「ベルトの無い貴様など価値は無いのだ。我輩自らが葬らせてやる。」

?「・・・ちょっと待ちなさーい!!」

モウバーサン「んん?」





















(コラーク、キクコ、CEOがアンツェルを救助し、DEVの2人は退散)

モウバーサン「・・・邪魔が入ったな。」

コラーク「アンタ、自分の仲間がちょっと試合に負けたからって、そんな仕打ちはないんじゃないのぉ〜?」

キクコ「だいいちさぁ〜、モウバーサンってアンツェルより順位ずっと下だったじゃん。最下位のワタシが言うのもなんだけど〜。」

CEO「結果を出せなくてもベルトを獲られても、アンツェルは団体の宝だ!モウバーサンは団体の汚点だ!好きなようにはさせん!」

モウバーサン「フフッ、3人揃って正義の味方ごっこは相変わらずだなー。コラークよ、忘れたわけじゃないだろうな、去年のちょうど今頃。貴様がアンツェルと王座を懸けて戦った後に、貴様が負けた腹いせに手下共を従えて、アンツェルをボッコボコにしたじゃないかー。我輩と全く同じことをやっておいて、よく言えるわー。」

コラーク「そっ、それはぁ・・・・・。そっ、その時ワタシ、ちょっと反抗期だったのよっ。今はもうゼッタイ、そんなことしないからぁ〜!」

モウバーサン「CEOよ、そんなにアンツェルが欲しいのならくれてやるぞ。その正義の味方軍団に入れてやればいい。ほれ。」

CEO「アンツェル、もう一度ゼロからやり直せばいいじゃないか。ベルトが無くったって、団体の現エースはお前だ。」

キクコ「現エースと次期エースのワタシ達がタッグを組むっていうのもいいんじゃないかしら〜?ねぇ〜、コラーク。」

コラーク「ワタシは、アンツェルと組む気なんか無いわ。」

キクコ「んもぉ〜コラークぅ〜!アナタも素直じゃないのね〜。」

コラーク「ワタシはねっ、アンツェルと組む立場じゃなくて、戦う立場でいたいのよ。華が無いとか勝手な事も言ったけど、ワタシが唯一認めてあげてるライバルなんだからね。早くベルトを奪い返して、ワタシの挑戦受けなさいよ!ワタシが先に獲っちゃうかもしれないけど、その時はアンタを第一挑戦者に、指名してあげるわ。」

キクコ「コラーク!やっぱりコラークはコラークなのね。ワタシを指名してくれなかったのはちょっとショックだけど。」

CEO「同じチームの中でライバル同士、切磋琢磨するのもいいことなんじゃないか?あとはアンツェルの答えを聞かせてくれ。」

アンツェル「・・・私・・・・・・で、よければ・・・・・・・一緒に・・・・・・・・・」

モウバーサン「ウォォォォォォーーーーーーー!!!!もうやめてくれ、貴様らの話でケツがムズムズするぅぅぅーーーー!!・・・話をぶった切って悪いが、これから我輩が団体経営における新パートナーを発表する。では呼ぶぞ。」


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